Dell 14S 2026年モデル(DS14260)をお借りしたのでレビューします。
Dell 14S 2026年モデル(DS14260)のスペック
| Dell 14S 2026年モデル(DS14260) | |
|---|---|
| モニター | 14型(1920×1200ドット)非光沢OLED |
| CPU | Core Ultra 5 325 |
| iGPU | Intel Graphics |
| メモリ | 16GB(LPDDR5x 7467MT/s) |
| SSD | 512GB(NVMe) |
| サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約313.70mm×奥行き約224mm×高さ約15.30mm |
| 無線通信規格 | WIFI7 |
| バッテリー | 70Whr |
| 充電タイプ | 65W ACアダプター |
| 重量 | 約1.47kg |
| 保証 | 1年間のベーシック オンサイト サービス – ハードウェア サポート |
特徴:非光沢OLEDと長時間駆動を両立したビジネスノートPC
Dell 14Sは、FHD+解像度の非光沢OLEDディスプレイを搭載した14型ビジネスノートPCです。
OLEDならではの高いコントラストと鮮やかな色表現を備えながら、画面への映り込みを抑えた非光沢パネルを採用しています。資料作成などの事務作業はもちろん、写真や動画の表示、映像コンテンツの視聴まで快適に行えます。
ディスプレイは約180度まで開閉できるため、対面で画面を共有したり、会議中に資料を見せたりする際にも便利です。プレゼンテーションや商談など、ビジネスシーンで使いやすい設計となっています。
バッテリー容量は70Whと大きく、省電力性能に優れたCore Ultra 5 325を搭載しています。外出先で長時間使用する場合でも、1日を通して使えるほどのバッテリー駆動時間が期待できます。
筐体のデザインにも高級感があり、性能や携帯性だけでなく、見た目にもこだわりたい人に適しています。非光沢OLEDによる見やすい画面と長時間駆動を重視する人におすすめの、上質なビジネスモバイルノートPCです。
デザイン

Dell 14Sは、質感に優れたアルミシャーシを採用しています。
本体カラーは「フロストブルー」で、爽やかな青みを感じられるカラーリングです。鮮やかすぎない落ち着いた色合いのため、カジュアルになりすぎず、ビジネスシーンにも自然になじみます。

また、光の当たり方によってはシルバーに近い色にも見えるため、見る角度や使用する環境によって印象が変わります。天板中央にはDellのロゴが配置されており、全体的にシンプルで洗練されたデザインです。
爽やかさと高級感を両立した外観となっているため、仕事用として使いやすいだけでなく、デザインにもこだわりたい人に適しています。
特に天板は無駄のないミニマルなデザインで、中央のXPSロゴも主張しすぎません。全体として非常に洗練されており、ビジネスシーンでも使いやすいデザインです。

正面側から見た場合も、アルミシャーシならではの上質な金属感が伝わってきます。
パームレスト部分は手前側に向かって薄くなるテーパー加工が施されており、実際の厚さ以上にすっきりとした印象です。側面のラインもシャープに見えるため、全体として洗練されたデザインに仕上がっています。
フロストブルーの落ち着いたカラーリングと金属素材の質感がよく合っており、一般的な事務用ノートPCよりも高級感があります。仕事道具としての実用性だけでなく、見た目にもこだわりたい人に適したデザインです。

底面側もフロストブルーで統一されており、外から見えにくい部分まで丁寧に仕上げられています。
ゴム足は本体のデザインを邪魔しない形状と配置になっており、底面全体がすっきりとした印象です。中央上部には横長の吸気口が設けられているため、冷却性能にも配慮されています。
音響面では、Cirrus Logic SmartAmpsに対応したステレオスピーカーを搭載しています。出力は2W×2の合計4Wです。
一般的なモバイルノートPCとしては十分な出力を確保しており、オンライン会議や動画視聴、音楽再生などを本体スピーカーで楽しみたい場合にも使いやすい構成となっています。


実測重量は約1,484gでした。14型モバイルノートPCとしてはやや重めですが、本製品は70Whの大容量バッテリーとアルミシャーシを採用しているため、長時間駆動や筐体品質を重視した設計となっています。
毎日持ち運ぶことは可能な重量ですが、1kg前後の軽量モデルと比較すると、バッグに入れた際の重さは感じやすいでしょう。携帯性を最優先する人よりも、外出先でのバッテリー駆動時間や堅牢性、高級感を重視する人に適しています。
付属するACアダプターとケーブルの実測重量は約326gです。本体と一緒に持ち運ぶ場合の合計重量は約1.81kgとなるため、長時間の外出ではUSB Type-C対応の軽量充電器を別途用意するのも選択肢です。
モニター

ディスプレイには、14型のFHD+解像度を採用したOLEDパネルを搭載しています。
OLEDならではの高いコントラストと鮮やかな色表現が特徴で、写真や動画を色鮮やかに表示できます。黒色を引き締めて表現できるため、映像コンテンツの視聴にも適しています。
また、画面表面にはノングレア加工が施されており、照明や周囲の景色が映り込みにくい設計です。一般的な光沢OLEDと比べて画面への反射が気になりにくく、文書作成やWeb閲覧などの長時間作業でも使いやすいと感じました。
OLEDの美しい表示と、非光沢パネルの実用性を両立している点は、Dell 14Sの大きな強みです。事務作業だけでなく、プレゼンテーションや動画視聴まで幅広く活用できます。

ディスプレイの色域を測定したところ、DCI-P3カバー率は100%でした。
一般的な事務用ノートPCよりも表示できる色の範囲が広く、写真や動画を鮮やかに表示できます。OLEDならではの高いコントラストと組み合わせることで、暗部から明部までメリハリのある映像を楽しめる点も魅力です。
Web閲覧や資料作成だけでなく、動画視聴やプレゼンテーション、写真の確認などにも適したディスプレイです。色域の広さを生かして、軽めの写真編集や動画編集にも活用できます。

ディスプレイの最大輝度を測定したところ、約301nitでした。メーカー公称値の300nitとほぼ同等の結果です。
室内での文書作成やWeb閲覧、動画視聴には十分な明るさを確保しています。非光沢加工によって照明や周囲の景色も映り込みにくいため、一般的なオフィスや自宅では画面を見やすく感じます。
一方で、直射日光が当たる屋外や非常に明るい場所では、やや暗く感じる可能性があります。屋内でのビジネス利用を中心に考えれば、実用上問題のない輝度です。
キーボード

キーボードは、英字配列をベースに日本語入力向けへ調整された日本語配列です。
Enterキーは縦方向に大きく設計されているため、一般的な日本語配列キーボードから乗り換えた場合でも違和感を覚えにくいと思います。
キーボード面の剛性も高く、強めにタイピングしても中央部分のたわみはほとんど感じられません。キーを押した際の感触も明確で、長文入力でも心地よくタイピングできるキーボードです。
タッチパッド:滑らかに操作できるガラス製
タッチパッドには、指の滑りがよいガラス製のタッチパッドを採用しています。
表面が滑らかなため、カーソル移動や複数指を使ったジェスチャー操作も快適です。クリック時には適度な反発と明確なフィードバックがあり、押した感覚をつかみやすくなっています。
タッチパッドの面積も十分に確保されており、マウスを使えない外出先でも操作しやすいと感じました。
インターフェース

左側

右側
Dell 14Sは、薄型の14型ノートPCながら実用的なインターフェースを備えています。
右側には、3.5mmヘッドセット端子とUSB 3.2 Gen 1 Type-Aを搭載。左側には、HDMI 2.1、USB 3.2 Gen 1 Type-A、Thunderbolt 4対応のUSB Type-Cを2基備えています。
Thunderbolt 4端子は、USB Power Deliveryによる充電とDisplayPort 2.1による映像出力に対応しています。対応するドッキングステーションやUSB Type-Cモニターと組み合わせれば、ケーブル1本で充電、映像出力、周辺機器との接続をまとめられます。
また、フルサイズのHDMI端子とUSB Type-A端子を左右に1基ずつ搭載しているため、変換アダプターを使わずに外部モニターやマウス、USBメモリーなどを接続できます。プレゼンテーションやデスクでのマルチモニター環境を構築しやすい点は、ビジネスノートPCとして大きな強みです。
一方で、SDカードスロットや有線LAN端子は搭載していません。写真データを頻繁に取り込む人や、有線LANを使用する場合は、USB接続のカードリーダーや変換アダプターを用意する必要があります。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。


Cinebench R23のスコアは、マルチコアが6,551pts、シングルコアが1,794ptsでした。
シングルコア性能は比較的高く、Web閲覧やOfficeソフト、オンライン会議など、一般的なビジネス用途では軽快な操作感を期待できます。複数のアプリを切り替えながら作業する用途にも十分対応できる性能です。
一方、マルチコア性能は、コア数の多い高性能CPUと比べると控えめです。長時間の動画エンコードや3DCGレンダリングなど、CPUへ継続的に高い負荷をかける用途よりも、省電力性やバッテリー駆動時間を重視した性能調整だと考えられます。
Dell 14Sは、処理性能を極端に高めたクリエイター向けPCではなく、日常的な事務作業を快適にこなしながら、発熱や消費電力を抑えることを重視したビジネスノートPCです。
バッテリーの連続動作時間

UL ProcyonのVideo Playback Battery Lifeテストを実施したところ、連続動作時間は28時間16分でした。分換算では1,696分となり、今回比較したノートPCの中で最も長い結果です。

テストはバッテリー残量100%から開始し、3%まで動画を連続再生しています。70Whの大容量バッテリーと、省電力性を重視したCore Ultra 5 322の組み合わせにより、非常に優れたバッテリー駆動時間を実現しています。
実際の使用時間は画面の明るさや通信状況、使用するアプリによって変動しますが、文書作成やWeb閲覧を中心とした使い方であれば、外出先で1日使用しても余裕を残せる性能です。
本体重量は約1.48kgとやや重めですが、充電器を持ち歩かずに済む場面が増えることを考えると、長時間駆動を重視するビジネスユーザーにとって大きなメリットがあります。
SSDの読み書き


レビュー機には、SanDisk製の512GB NVMe SSD「PC SN5100S」が搭載されていました。接続規格はPCIe 4.0×4で、NVMe 2.0に対応しています。
CrystalDiskMarkで計測したところ、シーケンシャルリードは約6,684MB/s、シーケンシャルライトは約5,271MB/sでした。ビジネスノートPCとしては十分に高速で、Windowsの起動やアプリの立ち上げ、大容量ファイルのコピーなども快適に行えます。
ランダムアクセス性能も一般的な事務作業には十分です。複数のアプリを起動しながら作業する場合でも、SSDが原因で動作の遅さを感じる場面は少ないでしょう。
ベンチマーク実行中の温度は42℃で、発熱も適切に抑えられていました。長時間のデータ転送やアプリのインストールでも、安定した動作を期待できます。
なお、SSDのメーカーや型番は購入時期や構成によって変更される可能性があります。また、掲載されたCrystalDiskMarkの画面はテスト実行途中のため、記事へ載せる際は完了後の最終スコアを使用するのが確実です。
PCの温度とファンの動作音
Cinebench R23の10minuteテストでCPU温度と動作周波数を確認してみました。

Cinebench R23を10分間連続で実行し、高負荷時のCPU温度と動作クロックを確認しました。
テスト中のCPU温度はおおむね80~84℃前後で推移しており、極端な温度上昇は確認できませんでした。動作クロックも約3.5GHz前後を維持しており、温度に合わせて適切に制御されています。
グラフ上では一時的にクロックと温度が低下する場面がありますが、その後はすぐに元の水準へ戻っています。テスト全体を通して大幅な性能低下は見られず、長時間CPUへ負荷をかけた場合でも安定した動作を維持できています。
薄型の14型ノートPCとしては、発熱を抑えながら性能を安定して引き出せる冷却設計です。動画エンコードなどの高負荷作業を主目的としたモデルではありませんが、一般的なビジネス用途では十分な安定性を備えています。
表面の温度

Cinebench R23を10分間動作させた直後に、キーボード面の表面温度を測定しました。
キーボード中央付近は約36.3℃で、人肌程度の温度に抑えられています。ヒンジ付近の排気口周辺は約38.7℃まで上昇しましたが、手が触れるパームレスト部分の温度は低く保たれていました。
CPUへ継続的に高い負荷をかけた状態でも、タイピング時に不快な熱さを感じにくい設計です。長時間の文書作成やオンライン会議などでも、快適に作業しやすいと思います。
ファンの回転音の大きさ

Cinebench R23を10分間動作させた状態でファンノイズを測定したところ、約40.6dBAでした。
ファンが回転している音は確認できますが、耳障りな高音ではなく、一般的なオフィスや自宅で使用する分には気になりにくい水準です。高負荷時でもファンノイズを抑えられているため、オンライン会議中や周囲に人がいる環境でも使いやすいと思います。
通常のWeb閲覧や文書作成では、さらに静かに動作するため、静音性を重視する人にも適しています。
まとめ:長時間駆動のビジネス特化PCが欲しい人におすすめ
Dell 14Sは、長時間駆動が可能な大容量バッテリーと、発色に優れた非光沢OLEDディスプレイを搭載した14型ビジネスノートPCです。
CPU性能は、動画編集などの高負荷作業を重視するというよりも、文書作成やWeb閲覧、オンライン会議などの事務作業を快適に行える水準に調整されています。そのため、性能の高さを追い求める人よりも、外出先へ持ち運び、充電を気にせず長時間作業したい人に適しています。
ディスプレイはDCI-P3カバー率100%の広色域OLEDを採用しており、写真や動画を色鮮やかに表示できます。さらに、一般的なOLEDでは珍しい非光沢パネルのため、照明の映り込みを抑えながら作業できる点も魅力です。
本体重量は約1.48kgと、14型モバイルノートPCとしてはやや重めですが、70Whの大容量バッテリー、アルミシャーシ、Thunderbolt 4を2基搭載するなど、ビジネス用途で求められる機能は充実しています。
充電器を持ち歩かずに1日を通して使える、品質の高いビジネスモバイルノートPCが欲しい人におすすめのモデルです。
