昨年iPhone SEの新型が発売されないことに愛想をつかした僕は、Googleが販売する廉価型のスマートフォンPixel 3aに乗り換えたのですが、この端末が予想以上に使い勝手が良くて、昨年のベストバイスマートフォンに選ばせもらった
また、Pixel 3aを購入する以前は3年ほど旧iPhone SEを利用していた。Twitter上やYouTube上でApple製品下げ~のコメントをすることはあれど、実は僕Apple製品好きなんです。
2020年4月にiPhone SEの新型が発売されるとのことで、この記事では僕の欲しい理由と気になる点だけに抑えました。
新型iPhone SE(2020)の特徴
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僕が欲しい理由と気になる点・デメリットを動画で語りました。チャンネル登録もお待ちしております。
買いました。
名称はiPhone SE
「第2世代iPhoneSE」「iPhone SE(2020)」 など新型いろいろな呼び方で呼ばれる新型のiPhone SEですがApple公式ページで紹介されているのは『iPhone SE』、旧iPhone SEは完全に姿をなくして久しいですが、新しい筐体となったiPhone SEはいったい何がどう違うんだい?
iPhone 8で使われていた筐体を流用することでコストカット
新型のiPhone SEはiPhone 8で使われていた4.7インチの筐体にAppleの最新チップセットA13Bionicチップをぶち込んだ形。
旧型のiPhone SEがiPhone 5Sの筐体を流用して販売することで開発コストを抑え、当時圧倒的なコストパフォーマンスを誇る端末を販売をした流れがそのまま踏襲されることとなりました。
これにより、最新のSoC(CPU)を搭載しているのにもかかわらず、44,800円~という低価格を実現。新型iPhoneSEの価格は旧型のiPhone SEが販売された当時の価格よりも低価格です。
iPhone SE(2020)の価格 | ||
---|---|---|
64GB | 128GB | 256GB |
44,800円 | 49,800 | 60,800円 |
iPhone SE(2020)の強み、気になる点
eSIM対応、4K60P撮影可能、されどライトニングケーブル必須
スマートフォンの性能や通信技術がSoCによって決まるため、A13Bionicチップの良い点をそのまま引き継ぐことになると思うのですが、反面、既存の筐体の古さやライトニングケーブルといった点がAndroidユーザーには懸念点となります。
eSIMでデュアルSIM対応
SoC(System-on-a-chip)はCPUも含めたシステムを動かすために必要な部品の集まり、なので、CPUやGPUだけでなく、LTEモジュールなども該当する。
要するにiPhone SE(2020)は単純なタスクを処理する演算性能以外の通信技術も最新のiPhone 11Proと同等クラスの快適性を提供してくれるということ。
eSIMとは、物理的なSIMカードを刺さずに端末に埋め込まれたSIMカードでプログラムを書き換えればどの通信会社のSIMも使えるという技術です。
eSIMの利点は月額ランニングコストを削減しやすくなる
国外に出たときのSIMの入替の手間をなくす、SIM発行の手続きの簡略化など、いまだ一部のガジェット好きしか使っていないeSIMですが、これまでフルプライスのiPhoneでしか使えなかった機能が廉価モデルで使えるのは衝撃でした。
例えば、2020年4月にMNOとしてサービスインする楽天モバイルもeSIMに対応。そのうえで1年間無料といった太っ腹なサービスを開始しているため、とりあえずMNPしてiPhone SEでeSIM運用というのもありかもしれない。
そのうえでもう一枚nanoSIMをさせるので、低価格なSIMサービスを使ってランニングコストを下げつつも不便のない通信環境を手に入れられる。
iPhone SE(2020)は44,800円という低価格ながら、eSIMに対応するのでしっかりと契約するサービスを吟味すれば、端末の購入費用だけでなく、月々のランニングコストを跳ね返る部分が大きい。
Andoroidでも一部のスマートフォンでしかデュアルSIMに対応することはありましたが、低価格の高性能iPhoneでも使えるようになると、Androidからの買い替えユーザーも多くなると思われます。
YouTube用撮影機材として最高
iPhone SE (2020)のリアカメラはiPhone 8同様フルHD撮影時、スローモーションビデオ(1080P時、120fpsおよび240fps)に対応した高性能ビデオカメラです。
また、4K解像度のビデオ撮影において、シネマ動画に使われる24fpsや1/2スローモーション撮影するための60fpsに対応。
単純なカメラ性能では、Pixel 3aや各社のフラッグシップスマートフォンにかなうとは思えませんが、動画撮影用のカメラとして必要にして十分な性能に仕上がっていると思うので、新品で4万円台で買えるスマートフォンのビデオ撮影機能として非常に贅沢。
iPhoneのカメラは動画性能に優れているため、iPhone SE(2020)とスタビライザーを買えばすぐにVlogを撮影可能。
昨今、Pocketに収まるカメラがバカ売れすることを考えると、Appleがそのカメラと同等の価格帯でiPhone SE(2020)を販売するのは驚異です。
バッテリー容量は引き続きネックとなるか。
旧SEユーザーの悩みといえば、バッテリーの連続駆動時間が極端に短いことだと思う。
iPhoneのバッテリー容量は、日本国内では公表されていませんが、中国では、政府の認可を取るためにAppleが中国政府に提出した情報が公開されています。
iPhoneのバッテリー容量 | ||
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機種 | iPhone XR | iPhone 8 |
バッテリー容量 | 2942mAh | 1821mAh |
上記データは下記記事で記載した内容をそのまま抜粋しているのですが、iPhone 8と同じ筐体となると、バッテリーの容量が改善されていたとしても昨今売れ筋といわれるのスマートフォンの2/3程度に収まるでしょう。
「1年で劣化に気が付く、2年目であきらめる。」といった感想をもつ程度にはバッテリー容量が小さい点が気になる。
筐体そのものを大きくできないということは当然バッテリーにも期待できないでしょう。買いかえるならばAppleCareは必須か。
しかしライトニングケーブルはそのまま
既存のiPhoneで使われるライトニングケーブルは、ガジェット好きからすると、わざわざUSB-C対応端末を持っているのにライトニングケーブルを自分の持ち運ぶ(あるいは机の充電ケーブルの一つに加える)、というのが耐えられない人もいるでしょう。
僕もそろそろ飽きてきた。
とはいえ、旧型のiPhone SEユーザーは自身の環境を買えずにそのまま端末を購入できるわけだから買い替えない理由はないと思う。
iPhone SE(2020)は買替するのにふさわしい端末だと思う
ライトニングケーブル問題はいったん机の端っこにでもおいといて、費用対効果が素晴らしいデバイスだと思う。
あえて、強みでは触れませんでしたが、A13Bionicチップは現状スマホ市場のトップクラスの性能を誇るプロセッサです。バッテリーの問題やケーブルの問題は目を瞑ってもいいと思えるほどにコストパフォーマンスが高いと思う。
だから、僕は欲しい。
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