ASUSが販売するROG Phoneシリーズは搭載可能な最高峰のSoCを搭載し、ベンチマークスコアで最高点数を叩き出せるフラグシップモデルだ。

今回メーカーより、16GB RAMを搭載した ROG Phone 5s 512GB SIMフリーモデルを検証用に提供いただいたので使い勝手やパフォーマンスをレビューしていく。

スペック

ROG Phone 5s 16GBモデル
モニター
  • 6.78型(2448×1080ドット)
CPU(SoC)
  • Qualcomm Snapdragon™ 888 Plus 5G
メモリ
  • 16GB
ストレージ
  • 512GB
サイズ(幅×奥行×厚さ)高さ173mm×幅77mm×奥行き9.9mm
バッテリー持続時間
  • Wi-Fi通信時 ※14:約13.8時間
  • モバイル通信時 ※15:約15.9時間 (LTE)/約12.5時間 (5G)
  • 連続通話時間 ※16:約2,202分 (3G)/約1,938分 (VoLTE)
  • 連続待受時間 ※16:約355時間 (3G)/約440時間 (VoLTE)/約440時間 (5G)
充電タイプUSB-C
重量約234g
保証12か月間の国内保証

 

特徴

現行最高クラスのSoC Snpadragon 888 Plus搭載

ROG Phone 5sはクアルコムのSnapdragon 888 Plusを搭載。2022年1月現在では最高クラスのパフォーマンスが発揮できるSoCでウェブのブラウジングやスマートフォン用のゲームを快適にプレイできる性能がある。

ROG Phone 5sはベンチマーク実行時にも温度上昇が抑えられており常にパフォーマンスが発揮できるような熱設計で作られているため、長時間の利用も安心して行える。

Snapdragon 888 Plusはスマートフォン用のゲームを60fps以上のフレームレートでプレイ可能で、搭載されているディスプレイのリフレッシュレートの性能を活かせるほど高性能。

ゲーミングノートPCなどでは主流ではあるが、リフレッシュレートは高くなればなるほど競技性の高いゲームにおいて優位性が上がるというデータもあるとおり、ROG Phone 5sでも同様にゲームを有利に進められる。

最大144Hzのリフレッシュレートに対応、ゲームとウェブのブラウジングがサクサクに

ROG Phone 5sはディスプレイのリフレッシュレートを最大144Hzに設定できる。リフレッシュレートは1秒間のディスプレイの更新回数を表す数値で、この数値が高ければ高いほどディスプレイの応答速度が速くなり、視聴体験はヌルヌルサクサクといった感じを得られる。

その有効性をユーザーが確認できるようになっているため、市場で販売されるほとんどのスマートフォンが高いリフレッシュレートに対応し始めており、中でも144Hzは高い数値だ。

具体的な効果はゲームのプレイ時やスクロール時、ディスプレイ内の表示しているものが動いているときに、スワイプしている手に吸い付くような感覚が得られるため、一般的な60Hzのディスプレイとは明確に違うというのがはっきりとわかる。

また、リフレッシュレートを高く設定しても描画されているデータがしっかりと画面内に反映されるのは前述のSnapdragon 888 Plusの性能が発揮できているから、ともいえ非常に高性能なスマートフォンということがわかる。

6,000mAhの大容量バッテリー搭載、ハイスペックを丸1日楽しめる

ROG Phone 5sに搭載されているバッテリーは6,000mAhの比較的大容量なバッテリーを搭載している。

写真はPCMark for Androidのバッテリーの連続動作時間を検証したもの。満充電時からバッテリー残量が20%になるまで8時間ほどの時間を要することがわかった。おそらく0%になるまでには10時間ほどだ。

仮に通信が必要なゲームをぶっ通しでプレイしたとしても、概ね5時間程度は動作してくれると予想している。

余談だが筆者の場合、1日のスマートフォンの利用時間は直近1ヶ月の間で最大で5時間ほどの日が1日あった程度なので、一般的な利用用途であればROG Phone 5sをフルに使うことができる。

ROG Phone 5sは置くだけ充電のQi充電など、利便性が高いとされている機能には対応していないものの、最大65W出力のUSB-Cによる急速充電に対応するので、機能性をパワーでカバーしていくマッチョなスマートフォンだと言える。

価格はASUS公式直販サイトで税込124,800円とハイエンドスマートフォンらしい価格設計でスマホ好き以外からは敬遠されそうではあるが、スマホの評価を力でねじ伏せたい人におすすめだ。

 

価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

デザインについて

ROG Phone 5sは挟額縁なベゼルを採用してはいるものの、エッジ to エッジではなく、かすかにフチを確認できる設計だ。

左側面にはSIMスロットが内蔵されている。

また、中央にあるカバーはROG Phone専用のAero Active Coolerを装着するためのポートが装着されており、フル装備で揃えると写真のような形で利用可能だ。(写真はROG Phone 5のもの)

背面は光沢感のある仕上げでLEDが埋め込まれたROGのロゴが非常に印象的だ。

カメラは広角と超広角の2眼体制。カメラの配置やライトまで背面のデザイン、世界観をを崩さぬよう設計されていると感じた。

標準で付属してくるケースを装着した場合は写真のようにSIMスロットのアクセントカラーがなくなる代わりに全体的にグレーのカラーで、背面そのものを際立たせるようなデザインだ。

アーマーの役割を果たさない部分あるものの、基本的にスマートフォンは4隅に衝撃を受けた際に画面が割れやすいので、削れるところまで削ってこのデザインにしましたって感じが潔くて良い。

下部にはUSB-Cとイヤフォンジャックが搭載されている。

ROG Phone 5sはハイレゾ音源の再生に対応している。プリインストールアプリ「NePLYERfor ASUS」で課金することでハイレゾ音源を再生できるようになる。

ハイレゾ音源を普段からPCで聞いている人、ウォークマンを持ち運んでいるけれど、スマートフォンに統合したい人の選択肢としてもROG Phone 5sは有力なのだ。

性能について

定番のAntutu Benchについては冒頭で紹介した通り82万点。室内の温度や、オプション品をつけることでパフォーマンスは改善するだろうが、この水準だと体感性能が変わることはない。

3DMark Wild Life Extreme Stress Test

2分ほど行われる3Dゲームのベンチマークテストを20周させてパフォーマンスの低下を計測する。

サーマルスロットリングによる大幅なパフォーマンスの低下は見られなかった。が、5周目くらいから徐々にパフォーマンスが低下していることがわかる。

スコアとしては5%程度。実際に使用している間で起きたとしても差はほとんどわからないだろう。

カメラについて

広角カメラのオート撮影。従来までの不自然な彩度といった印象はなく自然な色を表現しているように感じた。ただし、暗所のノイズ補正については最新のPixel 6シリーズのような精度ではなく、背景のノイズが目立つ。

相対的に比較すると最新のスマホカメラと比較するとアラのように感じてしまうかもしれないが、日々の記録用としては必要にして十分。ASUSのスマートフォンに搭載されているカメラUIはわかりやすくまとまっているため、仕事用のメモように使うのもアリだと考えている。

スマートフォンの温度、バッテリー充電速度

ストレステスト中のスマートフォンの背面温度を計測したところ、最大で39.4°ほどだった。付属のアーマーをつけると最も熱を持つ箇所に触れることはほとんどないため、低温やけどの心配はないし、ユーザーの不快感も軽減されるだろう。

パフォーマンスとユーザー満足度のギリギリを狙った設計になっている。

バッテリーの充電速度について

付属のACから充電した際の出力はおおむね50Wほどでスマートフォン本体に給電されているのが確認できた。

バッテリー残量が9%から100%まで1時間ほどで充電できる。

ROG Phone 5s のバッテリー容量が6,000mAhと考えると非常に短い時間で充電できることがわかる。

ROG Phone 5sは置くだけ充電機能は搭載されてはいないが、それをカバーできるほど高速で高出力な充電が可能で、むしろROG Phone 5sのように早く充電を終えられる方がいいと考える人もいるだろう。

ROG Phone 5sの評価とまとめ

良い点

  • 業界最高クラスのパフォーマンス
  • ハイレゾ再生可能で専用アプリ標準搭載、メディアプレイヤーとしても優秀
  • 144Hzのリフレッシュレートでウェブの閲覧やゲームが快適に行える
  • 搭載スピーカーが高音質で動画や音楽を機器接続なしで楽しめる
  • 画面内指紋認証、顔認証両方に対応
  • バッテリーの連続動作時間、満充電までの時間が短くて済む

気になる点

  • スマホの機能が少ない
  • 本体サイズが大きい

高性能メディアプレイヤーとしても使えるASUSのフラグシップゲーミングスマートフォン

ROG Phone 5sは圧倒的なパフォーマンスを持ちつつ、長時間楽しめるバッテリー持ちでパワフルなスマートフォンという印象が先行するが、SIMカードを2枚させるDSDSに対応しつつ、ハイレゾ音源にも対応している。

ストレージが256GB、512GBを選択できるのはこうした理由もあるからだが、使い方によっては、カメラ、デジタルオーディオプレイヤー、タブレットデバイスをROG Phone 5s一つに集約できるほどのポテンシャルを秘めている。

一方で、昨今のスマートフォンに搭載されているワイヤレス充電やeSIMには非対応なので急速充電や持ち前の連続動作時間でなんとか使うといった感じのスマホなので、言い方を変えればズボラな人の方が合っているかもしれないが、どうしても気になるポイントに上げざるを得ない。

個人的なROG Phone 5sをおすすめできる人は冒頭で紹介した通り、パワーでねじ伏せる使い方ができる人、あるいは、普段からウォークマンなどのDAPとスマホ持ってる人が1台にまとめるために買うというのでもいいと思う。

 

価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

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