2021年も終わるので、年初からレビューしてきたPCの中でおすすめを決める。
今回は、ノートPCを購入するユーザーの3割が用途としてあげる「動画編集用ノートPC」です。
おすすめPCの選考基準
今回「おすすめ」として紹介するのはよくいう、クリエイターノートPCジャンルの製品です。
今、ノートPCを買う人の3割は動画編集用
2021年に実施した、日本HPの口コミ調査でノートPCを買うユーザーの3割ほどが動画編集を目的とし、また、2割ほどは写真の補正やイラスト制作に利用していることがわかりました。
そして、YouTubeに動画投稿をするクリエイターはマルチワークになりがちなので、これらをしっかりとカバーできるノートPCを3台選びました。
各メーカーの口コミは下記から確認できます。
- 日本HPのPCを実際に購入して使っている人の口コミをYouTubeで集めてみた
- デルのPCを実際に購入して使っている人の口コミをYouTubeで集めてみた
- マウスコンピューターを実際に購入して使っている人の口コミをYouTubeで集めてみた
動画で見る
コストパフォーマンスで選ぶならDELL Inspiron 15 Plus
Inspiron 15 Plusはデルが販売するInspironシリーズの15.6型で専用GPUを搭載したモデル。
価格が10万円前後からと購入しやすい点からユーザーの注目度が高い製品。また、性能、デザインにおいても20万円オーバーのモデルと比較してぱっと見の差が分かりづらく、お値段以上を体感できるマシンでもあります。
個人的にはキーボードやタッチパッド、搭載SSDなど、細かいポイントで気になる点はあるが、「10万円前後でYouTubeの動画編集をするのにおすすめありますか?」という問いに対してはInspiron 15 PlusのCore i5モデルで返答していきたいと思ってます。レビュー機はCore i7 11800Hプロセッサ搭載機。
性能と静粛性で選ぶなら日本HPの HP ENVY 15
日本HPが販売するHP ENVY 15シリーズは大容量の電源を必要とする代わりに、優れたデザイン性とパフォーマンスを両立するWindows PC。2020年におすすめしたい動画編集ノートPCとしても紹介しましたが、2021年で最新のCPU、GPU、SSDを搭載しさらにパフォーマンスが向上しました。
XPS 15とHP ENVY 15でパフォーマンスを比較した場合、CPU性能、GPU性能においてHP ENVY 15が有利、かつENVYに関して言えばBTOメーカー並みの性能を発揮していることがわかりました。
デザインと性能を高い次元で併せ持つ Windows PCが欲しいなら HP ENVY 15がおすすめです。
ソフトウェアが対応しているならMacBook Pro 14(M1 Pro)
Appleが販売するM1Proを搭載したMacBook Pro 14型はプロセッサの優位性をしっかりと体感できるクリエイターノートPCに仕上がっています。Windows機とベンチマークテストで比較した際の結果ではエントリーモデルからHP ENVY 15と互角以上の性能を発揮できます。
また、動画編集時はメモリやGPUをワンチップに統合したAppleシリコンの強さを体感できます。
現状、僕の動画編集機(Adobe専用機)のメインマシンとして使っているためレビューというレビューができていません。ハードウェアの性能についてはライブ配信を参考にしてもらえると助かります。「Windowsでしか動作しないソフトも使わなければならない」という理由がなければM1 Pro以上のMacを選んでおくのが最適な気がします。
番外編10万円以下なら?
よく、「10万円以下でおすすめの動画編集用ノートPCありますか?」と聞かれるのでYouTubeショートで解答しているのですが、DELL G15の専用グラフィックスを搭載したモデルが8万円台で買えるので、金額的にそちらをおすすめしています。が、後々のことを考えると僕はもう少し頑張ってInspiron 15 Plusを検討して欲しいなと思います。