AMD Ryzen 3 2300U搭載で安いのに高性能なタブレットノートPC 2018年発売のHP ENVY13 x360をレビュー

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高性能なSurfaceシリーズや、HP Spectreが欲しいけれど価格が10万円以上してとても買えないと思ってる方にピッタリのノートPCが2018年に発売されたHP ENVY X360シリーズです。

搭載CPUをAMD社のRyzenシリーズにすることで低価格+ハイパフォーマンスを両立できます。

HPから実機をお借りしてレビューいたします。

2018年発売のHP ENVY13 x360の特徴

動画で確認

特徴やおすすめポイントなどを5分程度にまとめました。

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Ryzen 3 2300U搭載!痒い所に手が届くちょうどよい性能

人によってちょうど良い性能は異なりますが、2018年発売のHP ENVY x360は僕に感動を与えるノートPCでした。先ほど記載した通り、タブレットタイプのノートPCが欲しいと思っていても手ごろな廉価モデルでは性能面には不安が残るし、かといって上位モデルのSpectreシリーズには手がのばしにくい。そんな悩みを抱えるユーザーにとっての落としどころともいえるノートPCです。

CINEBENCH R15のベンチマークスコア※
Core i7 8565U(HP Spectre x360)
570
Core i7 8550U(B507H)
504
Ryzen 3 2300U(レビューモデル)
457
Core i5 8250U(Pavilion cs0000)
422
Celeron N4100(m-Book E410)
244
Celeron 3865U(S320)
137

※当ブログで計測したデータによる比較です。パソコンごとの生データなので個体によるズレもありえるため参考までにしてください。

上記のように、Ryzen 3 2300Uはノートパソコン用のCore i5 8250Uをしのぐパターンも十分にあり得るため、ベンチマーク結果を妄信するのはよくありませんが、Ryzen 3 2300Uはコストパフォーマンスが高いCPUだと思います。

13.3インチの液晶ディスプレイ搭載マシンの中ではコンパクト

同時期にレンタルしていたマウスコンピュータ―の売れ筋モデルと比較した画像です。

13.3インチの液晶ディスプレイを搭載したノートPCのなかでも一回り小さいです。

理由として、ナローベゼルデザインを採用しているため、本体は小さく、液晶パネルをぎりぎりに収めることにより、コンパクトなノートPCに仕上げています。

高性能なのに安い

画像は、お年玉キャンペーン時のものです。ベースのベーシックモデルはメモリ4GBと心もとないものの、8GBにアップグレードすればかなりお得に高性能タブレットPCを手に入れることができます。

ただ、Spectreなどに標準で付属しているSpectreペンは非搭載であるため、別途購入する必要があります。

なお、2018年発売のHP ENVY x360にはRyzen 5 2500Uモデルもラインナップされており、より安定した性能を求めるのであればRyzen 5 2500U搭載モデルを選ぶと良いでしょう。

2018年発売のHP ENVY13 x360ラインナップとスペック

2018年発売のHP ENVY13 x360にはRyzen 3 2300Uを搭載するベーシックモデルと、Ryzen 5 2500Uを搭載するスタンダードモデルの2種類となっています。

ベーシックモデル

スタンダードモデル

OS Windows 10 Home (64bit)
CPU AMD Ryzen™ 3 2300U AMD Ryzen™ 5 2500U
カラー ダークアッシュブラック
ディスプレイ 13.3インチ・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080 / 最大1677万色)
メモリ 4GB / 8GB 8GB
グラフィックス Radeon™ Vega 6 Graphics Radeon™ Vega 8 Graphics
ストレージ 256GB SSD (PCIe NVMe M.2)
キーボード バックライトキーボード (日本語配列)
オーディオ Audio by Bang & Olufsen クアッドスピーカー
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
セキュリティ Windows Hello 対応(顔認証)
サイズ / 質量 306×215×15.0(最薄部)- 16.0(最厚部)mm / 1.31kg
バッテリ
駆動時間
約 11 時間
インターフェイス USB Type-C™ 3.1 Gen2×1(電源オフUSBチャージ機能対応)、USB3.1 Gen1×2(うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1

2018年モデルのHP ENVY13 x360

  • コスパの高いRyzen 2300U搭載
  • ナローベゼルでコンパクトな設計
  • 10万円以下でリーズナブル
公式サイトで確認

外観・デザイン詳細

ダークアッシュブラウンカラーを採用するボディ本体はアルミ合金。

アルミ削りだしでありつつも、同様の既存モデルとは違い1.3kgに抑えている点が素直に驚きました。

また、10万円以下としつつもプレミアムモデル感を演出してくれる”hpロゴ”は、”ENVYロゴ”は高級感を演出してくれます。低価格でもデザインにこだわりたいなら2018年発売のHP ENVY13 x360一択といったかんじですね。

A4クリアファイルとの比較。普段であれば、クリアファイルを上に乗せるのですがクリアファイルよりも小さいサイズなので逆にしました。

持ち運びにかさばらないサイズ感で女性にとって非常にありがたいのではないでしょうか。

一番薄い部分で15.0mmと洗練されたデザイン。

極薄だけど拡張性は高い

HP ENVY x12やSpectre Folioとの違いは、拡張性の高さです。上位モデルはUSB Type-Cに集約しているのに対し、通常のUSB(Aタイプ)を装備することで別途変換アダプターを購入する必要がない点が良いと思います。

そのほかmicroSDカードも標準でサポートするなど、薄型、コンパクトといったコンセプトで設計されたモデルとしては拡張性の高さがオススメポイントとなります。

液晶ディスプレイについて

液晶ディスプレイはグレアパネルを採用しており、テカテカと反射が気になる方もいるかもしれません。IPSパネルなので視野角は広いです。

冒頭で紹介した通り、極薄ベゼルを採用しています。

発色

キャリブレーションツールを用い、ガンマ補正曲線は再現。多少の幅はありますが自然な発色だと思います。

色域をsRGBと比較

Macのカラーシンクユーティリティを使って、sRGB(白枠と)2018年発売のHP ENVY13 x360の持つ色域と比較してみました。やや尖っていますが広い色域を持つディスプレイだと思います。

キーボード、タッチパッド

本体が厚い分、キーストロークは稼げていませんが筐体がしっかりしているのでバコバコ押し込んでもたわむことなく、心地よい打鍵感でした。

HP社のノートPCはタッチパッドが横長に設計されています。個人的にはかなり使いやすいと思いました。クリック感や滑りも良好。

ベンチマーク結果

CPU MARKのベンチマークスコア※
Core i7 8565U(HP Spectre x360)
9714
Core i7 8550U(B507H)
8518
Ryzen 3 2300U(レビューモデル)
6307
Core i5 8250U(Pavilion cs0000)
6160

冒頭では、CINEBENCH R15で掲載しましたが、CPU MARKでも計測してみました。※過去レビューしたモデルで個体差があります。

やはりRyzen 3 2300UのパフォーマンスはCore i5 8250級の性能がありそうです。とはいえこれはベンチマークテストの結果ですので後述する実性能値をみてから検討してください。

Sky Diver

  Time Spy

Radeon Vega6 Graphicsの性能について

Fire Strike

Fire Strikeのベンチマークスコア※
GeForce MX150(R500)
3002
Ryzen 3 2300U(レビューモデル)
1419

グラフィックス性能が大幅に向上したVega Graphics(CPU内蔵グラフィック)ですが、GeForceのモバイル用GPUの半分程度のスコアでした。Vega6のみでFHD画質の3Dゲームを快適にプレイするのは厳しめです。(専用のグラフィックと比べているためインテルグラフィックよりも性能は高いです。)

PCMARK10

一方総合的なPCの処理能力を計測するPCMARK10では3000以上のスコアをマークしており画像編集、イラスト制作においては困らない程度の性能は備えています。

PC MARKのベンチマークスコア※
Ryzen 3 2300U(レビューモデル)
3208
Celeron N4100(B507E)
1672

Radeon Vega6はインテルの低価格CPU Celeron N4100の倍のコアをたたき出していることからも、持ち運びでAdobeソフトウェア、Photoshopやlightroomの利用を考えている人は、Ryzen 3 2300Uを選択肢と加えるのはありかもしれない。

SSDの読込速度

LITEONのSSDが搭載されていました。省電力タイプのSSDですので2500mb/sです。

バッテリーもち

高輝度状態で連続的に負荷のある作業をさせ続けた場合のバッテリーもちは4時間程度です。

PCMARK8のベンチマーク結果ですのであくまで参考程度に考えてください。

実性能・動画の書き出し(レンダリング)、Adobe lightroom ClassicによるRAW現像

プロ用編集ソフトで動画をYouTube用に書き出し

プロ用動画編集ソフト『Vegas Pro15』を用いて実際にYouTubeにアップロードした元データを使ってレンダリング=書き出しを行い、その速度を検証します。

動画に用いられたデータは5分程度のFHDファイルと、テロップ、アニメーション有り、『Vegas Pro インターネットHD1080p59fps』フォーマットに変換

CPU単体処理

 

ハードウェア CPU単体 QSV
Core i7 8565U(Spectre x360 13) 30分31秒 12分58秒
Core i7 8550U(B400H)※ 32分46秒 15分41秒
Core i5 8250U(Pavilion cs0000) 30分07秒 13分55秒
Ryzen 3 2300U(レビューモデル) 51分54秒
Celeron N4100(B507E 1時間4分分52秒 27分39秒

VegasにはAMD系に対応するハードウェアエンコードがないためQSVを記載してません。

実際の動画のレンダリングにおいては、Celeon N4100よりも10分短い時間でしたが、Core i5よりも20分程度遅いという結果になりました。

RAW現像

Adobe Lightroom Classicにて、α7Ⅱで撮影したRAWファイル(1枚あたり24Mb)を100枚JPEGに書き出しするスピードを計測したところ5分38秒でした。

スペック 書き出しにかかった時間
Core i7 8565U メモリ16GB(Spectre x360 13) 2分41秒
Core i7 8550U,メモリ8GB(B400H) 4分17秒
Core i5 8250Uメモリ8GB(Pavilion cs) 4分52秒
Ryzen 3 2300U 4GBメモリ(レビュー機) 5分38秒
Celeron N4100,メモリ4GB(B507E) 12分49秒

RAW現像は搭載メモリ(検証機は4GB)にも左右されるため、一概には言えませんが、Core i5クラスの性能を持っていると考えてよいかもしれません。Ryzen 3 2300Uは画像処理系のソフトウェアを使う人にとって非常にコスパの良いCPUです。

作業時のパソコンの温度・CPU温度

動画書き出し中のPCの表面温度をサーモグラフィで計測しました。

キーボード部は30℃前後で安定していました。

最も熱い部分で42.8℃です。

評価とまとめ:デザイン、性能、価格、全て良し

Ryzen 3 2300Uが異常なコスパを発揮する10万円以下最強クラスのノートPC

とにかく驚いたのがRyzen 3 2300Uの性能の高さです。

動画の変換などではソフトウェアが最適化されていないとなかなかインテルのCore iシリーズに勝つのが難しいのですが、画像処理に重点を置けば不満はそんなに出ないでしょう。

デルやレノボを探せば10万円以下でCore i5搭載のノートPCはあるでしょうが、“デザイン”はHPが圧勝しているため(個人の感想です)10万円以下最強のノートPCだと思います。

2018年モデルのHP ENVY13 x360

  • コスパの高いRyzen 2300U搭載
  • ナローベゼルでコンパクトな設計
  • 10万円以下でリーズナブル
公式サイトで確認

なお、価格や仕様は変更となるおそれがあるため必ず公式ページで確認してください

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