日本HPが販売するHP ENVY x360 13-bfを発売前にメーカーからレンタルできたので使い勝手やベンチマーク結果を掲載。

スペック

HP ENVY x360 13-bf
モニター
  • 13.3型(2880×1800ドット)
CPU
  • Core i7 1250U
iGPU
  • Intel Xe Graphics
メモリ
  • 16GB
SSD
  • 1TB
サイズ(幅×奥行×厚さ)
バッテリー最大約15時間
無線通信規格Wi-Fi6E/Bluetooth V5.3対応
充電タイプUSB-C
重量約1.33kg
保証1年間引き取り修理サービス・パーツ保証

 

特徴

ナチュラルシルバー採用の2-in-1コンバーチブルノートPC

新しいHP ENVY x360 13-efは「ナチュラルシルバー」をカラーに採用。クリエイターモデルのENVYシリーズで採用されてきたカラーリングで高級感があり、所有欲を満たせるデザインに。

左側のインターフェースはカバーのかかったUSB 2.0とmicro SDカードスロット、オーディオジャックが確認できるが、薄くつくられておりスマートなデザイン。

ヒンジ部も高級感のある作りで、おしゃれな2-in-1PCが欲しい人にお勧めだ。

高解像度有機EL搭載

HP ENVY x360 13-bfはスタンダードプラスモデルから有機ELを搭載している。

HDR認定などは取得していないが、HDRの使用は可能で映像を楽しむことができる。

HP ENVY x360 13-bfの色域
sRGBカバー率100%
DCI-P3カバー率99.9%
Adobe RGBカバー率95.4%

色域は非常に広く、クリエイティブワークに適したパネル。

500万画素のIRカメラ搭載

HP ENVY x360 13-bfに搭載されているウェブカメラは500万画素で画質が高い。ノートPCの中ではトップクラスの高画質で専用のウェブカメラを購入する必要はない。

HP ENV x360 13-bfはテレワークからクリエイティブまでこなせる守備範囲の広いノートPCでコンバーチブルPCとしてタブレットPCのようにも使える点が魅力的。

持ち運び用のメインノートPCを検討している人にチェックして欲しい製品。

HP ENVY x360 13-bf

公式サイトで確認

価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

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デザイン

HP ENVY x360 13-bfは13.3型のノートPCで16:10のアスペクト比を採用しているため、小型な本体ながら表示領域の広いモニターを有している。

PC本体はリサイクルアルミニウムを本体の主要素材として採用したメタルボディデザイン。

このカラーはHP ENVY 14HP ENVY 15で採用されていたナチュラルシルバーで非常に高級感がある。

底面も同様のカラーでまとめられているため統一感がある。

ネジはT5のトルクスドライバーを利用すれば裏蓋を外すことができる。

重量

HP ENVY x360 13-bfの重量
本体1.33kg
充電器0.29kg

 

モニター

搭載されているパネルは有機ELで最大400nitの明るさ。色域は下記。

色域

HP ENVY x360 13-bfの色域
sRGBカバー率100%
DCI-P3カバー率99.9%
Adobe RGBカバー率95.4%

キーボード・タッチパッド

HP  ENVY x360 13-bfはフルサイズスケールのキーボードを採用。指紋認証は非搭載なのでオーソドックスなJIS配列キーボードだ。

ENVYシリーズでこれまで言われていたエンターキー右側のキーは無くなっており、日本人好みの使いやすいキー配列になっている。

キーの沈み込みは浅めではあるものの、しっかりと打鍵できる作りでアルミシャーシが丈夫でたわみもなく打ちやすいと感じた。

タッチパッドはガラス製で操作性が高いため、マウスが使えないシーンでも安心できる。

カメラシャッターは無点灯がカメラオン、押すとオレンジ色に光、無効にできる

インターフェース

左側

  • オーディオジャック
  • Micro SDカードスロット
  • USB-A

カバーを使うことによってボディ本体を薄型化しつつUSB-Aポートを搭載している。

またものモデルはUSB-Cからの充電するのでDCジャックがない点が素晴らしい。

右側

  • USB-A
  • USB-C
  • USB-C

搭載されているUSB-CはThunderbolt 4を搭載している。

性能について

Cinebench R23

Cinebench R23はCPUのパフォーマンスのみでコンピューターグラフィックを生成し、CPUの性能を測定するベンチマークソフト。点数が高ければ高いほど高性能とされているが、実際のソフトウェアを動作させた際の実性能と差が開く可能性があるが結果下記の通り

 

Cinebench R23の総合スコア

Core i7 12700H
16525pts
Core i7 12700H
16052pts
Core i7 12700H
15241pts
Core i9 12900H
14884pts
Ryzen 7 6800HS
14496pts
Core i7 11800H
14111pts
Ryzen 9 5900HX
13894pts
Core i7 12700H
13180pts
Ryzen 7 5800H
12651pts
Ryzen 9 5900HS
12058pts
Ryzen 7 5800H
11670pts
Ryzen 76800U
11306pts
Core i7 11800H
11250pts
Ryzen 7 5800H
11224pts
Core i7 1260P
10686pts
Ryzen 5 5600H
8815pts
Core i7 1250Uレビュー機
7987pts
Ryzen 7 5800U
7889pts
Ryzen 5 5625U
7838pts
M1
7372pts
Core i7 11370H
7135pts 

最新のCinebench R23(Minimum Test Duration OFF)では7987pts

マルチスコア性能はそこまで高くはないが、シングルコア性能ともにまずまずといったところ。

PCMark 10

Microsoft Office互換ソフトや画像編集ソフトのバッチファイルを動作させてスコアを算出するPCMark10ではスコアが4496でMicrosoft Officeは非常に快適なレベル。

バッテリーの連続動作時間

PCMark 10のバッテリーテストにて計測。途中でエラーが起きてしまったが、Windowsのバッテリー使用状況で残り38%のところで6時間30分以上駆動していた。

おそらく実働10時間以上は行える程度。

SSDの読み書き

クリスタルディスクマークの結果。搭載されていたSSDはSamsung製。PCIe Gen 4に対応し、大容量データの読み書きでも速度落ちがほとんどない。

Adobe Premiere Pro CC動画の書き出し速度検証

過去YouTubeにアップロード用に作成したプロジェクトの書き出し時間を測定しました。α7R4で撮影したフルHD動画をH264 YouTube1080Pプリセットで書き出し、その時間を検証するというもの。

Premiere ProCCは2022年9月3日時点の最新バージョンに更新、ハードウェアエンコーディングで実施しました。

  • XAVC S FHD24P(50Mbps)
  • 動画の長さ15分11秒
  • テロップ/カット編集/画像挿入あり
  • シーケンス設定は24fps
  • YouTube 1080P、ハードウェアエンコーディングで書出
機種24fpsの書出し時間
Yoga 770(AMD)4分46秒
M1MacBook Air4分42秒
HP Spcetre x360 14-ef5分12秒
HP ENVY x360 13-bf5分33秒

HP Spectre x360 14-efは動画の書き出しに関しては最新のRyzen 7 6800UやM1チップと比較すると不利。

UL Procyon Photo Editing ベンチマーク

UL Solutionsが提供する「UL Procyon Photo Edting ベンチマーク」はいわゆる写真編集のベンチマーク。Adobeの「Photoshop」「Lightroom Classic CC」を使用し、実際の写真編集のワークフローに沿ったバッチファイルを実行。

処理にかかった時間をスコア化することで相対的に評価が可能だ。

 

Photo Editing ベンチマーク

Ryzen 7 6800HS/RTX3070Ti
8444pts
Ryzen 7 6800U
6923pts
Core i7 1260P
6713pts
Core i7 1165G7
6018pts
Core i7 1255U
5540pts
Core i7 1250U
5385pts

 

HP ENVY x360 13-bf
Adobe Lightroom Classic CCのワークフロー
読み込み3.537秒
プレビュー0.931秒
プリセット適用0.488秒
エディットイメージ2.680秒
スマートプレビュー8.135秒
書き出し35.763秒
エンハンスディテール8.189秒
フェイスディテクト4.022秒
バッチプロセッシングスコア6070
Adobe Photoshop CCのワークフロー
画像読み込み0.519秒
フィルター適用1.607秒
画像結合1.511秒
データ保存59.915秒
画像書き出し6.011秒
GPUフィルター19.397秒
イメージレタッチスコア4778

 

写真編集のワークフローでは、インテル第11世代CPU搭載モデルと同等のパフォーマンス。

UL Procyon Video Editing ベンチマーク

同じくUL Solutionsが提供する「UL Procyon Video Edting ベンチマーク」はAdobe Premiere Proを利用し、H264/H265でそれぞれファイルを書き出しし、処理にかかった時間をスコア化するというもの。

素材データは用意されたものでプロジェクトファイルの全体の長さは1分程度のものだ。素材データは4Kで1080P/4Kにエンコードを行い処理時間からスコアを算出できる。相対的に評価しやすいベンチマークソフトだ。

video-editing-benchmark

 

HP ENVY x360 13-bfYoga 770
YouTube 1080P (1/2)979秒1046秒
YouTube 1080P(2/2)155秒144秒
4K UHD(1/2)3514秒4127秒
4K UHD(2/2)299秒243秒
Video Editing Score24722507

エンコードタイムをAMD内蔵グラフィックスのみを搭載したYoga 770と比較してみた。

動画の書出に関してはベンチマーク上でもRyzen 7 6800Uと同等クラス。

Lightroom Classic CCにてRAW現像時間を検証

Adobe Lightroom Classic CCにてα7Ⅱで撮影した24MPのRAWファイル100枚を一斉に書出し、その速度を検証しました。

LightroomClassic CC初期プリセットで画質を100に設定し、デスクトップへ書出し。結果は下記のとおり。

機種書出し時間
Lenovo Yoga 770(AMD)1分09秒
HP Spectre x360 14-ef1分12秒
HP ENVY x360 13-bf1分25秒
M1 MacBook Air1分29秒

インテル第12世代CPUのシングルコア性能が高くRyzen 7 6800Uと同等クラスの性能。

PCの温度とファンの動作音について

ピーク時のCPU温度について

Cinebench R23の10minuteテスト実行時の挙動をHWInfoで計測した。

システムステータス上はサーマルスロットリング的な挙動もなくパフォーマンスが発揮できていた。

動作周波数も落ちていないため非常に安定度が高い。おそらくメーカー側でパフォーマンスとファンコントロールの調整が厳密に行われているのだろう。

PCの表面温度

Cinebench R23 10minuteテスト時のPCの表面温度を計測。

最も熱い箇所で40.9℃ほど。低温火傷の心配はなさそうだが、最近のモデルにしてはやや熱い。

ファンの動作音

パフォーマンスモード時で40.4dbほど。パフォーマンスを控えめにしている代わりに静粛性が高く、ファンノイズが少ないのはユーザーによっては非常にありがたい。

HP ENVY x360 13-bfの評価とまとめ

良い点

  • ナチュラルシルバーのカラーがグッド
  • 500万画素のウェブカメラの画質はノートPCの中でもトップクラス
  • 有機ELパネル選択可能でクリエイティブワークもできる
  • キーボードがJIS配列で使いやすい
  • ファンの動作音が静か

気になる点

  • 最新のCPUを搭載したモデルと比較する性能がマイルド

完成度を高めたプレミアムノートPC

HP ENVY x360 13-bfはインテル第12世代プロセッサを搭載することでパフォーマンスが高くなっている上、ファンの動作音が抑えられているためユーザーのストレスが少なくなっている。

またDCジャックがなく、USB-C充電になっているため全体的なデザインもSpectreシリーズに近付いた。

個人的にはクリエイターモデルで高い評価を受けていた「ナチュラルシルバー」を筐体に採用している点を高く評価していて、パフォーマンス・デザイン・静粛性全てが進化しているため、既存モデルからの買い替えもおすすめできる。

スタイラスペンは別売りなので別途購入する必要はあるのだが、Spectreよりも価格が安く抑えられているので、高級感のあるノートPCをコスパよく手に入れるならこっちのモデルもあり。

HP ENVY x360 13-bf

公式サイトで確認

価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

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