動画編集や写真編集を行いたいけど持ち運びもしたいなら、今後ASUSが発売するZenBook 14 UX434がおすすめ。(2019年第3四半期発売予定)
ZenBookシリーズはASUSのなかの売れ筋商品で、非常にこだわった作りでユーザーからの支持も厚いです。
ビジネスシーンにピッタリ合うZenBook 14 UX434をCOMPUTEX2019にて触れてきたので展示機のレビューを掲載します。
実機を借りられたら正式なレビューとして追記いたします。
ZenBook 14 UX434の特徴
正しい色を表示できる綺麗な液晶ディスプレイを搭載
ZenBook 14 UX434の強みは、”正しい色を表示できる綺麗な液晶モニター”を搭載している点です。
過去、ZenBook UX391をレビューした際のデータでは、下記の通り
光の測定器を使って液晶ディスプレイのトーンカーブを再現したところR・G・Bが一本の線になっていました。ここまで自然な色を再現できるノートPCはめったにありません。
ウェブコンテンツの基準となるAdobe sRGBと比較したところ、カバー率は91.7%、対比では98.3%を再現できます。
実測値では、sRGB比で98.3%ですが、ノートPCとしてはかなり広い色域をもつ品質の高い液晶モニターです。写真編集や、動画編集、あるいはウェブコンテンツの作成に向いています。
ScreenPad対応でクリエイティブな作業が捗る
ASUSが開発したScreenPadは簡易的なアプリケーションの利用が可能です。
上記動画はグローバル版ですが、ScreenPadの使い方のイメージがわきやすいと思うので是非ご視聴ください。
GPUにGeForceMX250を搭載
Nvidiaのモバイル向けGPU MX250を搭載しています、編集した動画の書き出しやPhotoshopのフィルター利用時に役立ちます。
ちなみに、既存のMX150でもゲームのプレイは可能で、格闘ゲームや比較的軽めのゲームなら動作しますので、ビジネス、クリエイティブ、ゲームとマルチなシーンで活躍できます。
MX250はスペックアップしているといっても低消費電力で駆動するGPUなのでMX150よりも幾ばくかの性能アップはしていると考えられますが、実機検証をしてみないと何とも言えません。
下記記事にMX150の検証を行っていますので確認してみてください。
ZenBook 14 UX434のスペック(暫定)
モニター | 14インチ(1920×1080ドット) |
---|---|
CPU | Core i7 8565U |
メモリ | 8GB-16GB |
ストレージ | 256GB SSD(PCIe)-1TB |
サイズ | 319 × 199 × 16.9mm |
重量 | 約1.26kg |
開発段階のため、仕様は変更となる恐れがあります。
なお、現在の使用はUSのASUS公式ページで確認することができます。
ZenBook 14 UX434の外観をチェック
専用グラフィックスを搭載しているのにもかかわらず、わずか1.26kgしかないので、片手でつまんで持てます。
天板
綺麗に光を反射させるスピン加工はASUSのお家芸でZenBook の特徴の一つです。
アルミ削り出しボディで1枚のアルミから細かい調整をかけてこのスピンを再現しています。
本体カラーはロイヤルブルー。ASUSのカラーリングは常に流行を先取りしているため、”おそらく今冬流行する”カラーがロイヤルブルーなのでしょう。
下記に、ASUS本社にてスピン加工工程やASUSのカラーリングについてASUSの本社見学した際のことを記載していますので興味のある方はご覧ください。
モニター
画面の92%が液晶モニターで構成されるナローベゼルデザインを採用しています。
ナローベゼルデザインは、デザインがオシャレになることのほかに小型化できるというメリットがあります。
上記は、15.6インチを例にしてますが、具体的にはZenBook 14 UX434は14インチだけど既存の13インチ並みの大きさしかないということ。
ナローベゼルによって1インチ分稼いでるので、持ち運びしやすくて見やすい画面を手に入れられるというわけです。
ZenBook 15UX534との比較
いずれも国内で発売されるかは未定ですが、ZenBook 15 UX534はGPUにGTX1650 with Max-Qを採用しており、性能を重視したい人はこちらもおすすめ。
しかし、14インチのコンパクトさが目立つ。持ち運びなら14インチかな~。
底面
底面もしっかりロイヤルブルーです。
スピーカーは米国大手のHarman Kardon(ハーマンカードン)。
実際に聞いてみるとノートPCの限界まで攻め込んでいる感があって音質はノートPCの中では上位。
エルゴリフトヒンジにより、スピーカーと地面の設置を防ぐことで音を潰すことなく再生できます。
キーボード
1.4mmのキーストロークは先述のエルゴリフトヒンジによりとても快適なタイピングポジションを得られるので驚くほど打ちやすいです。
タッチパッド
タッチパッドは、というよりもScreenPadが大きめに取られているから本体に対してやや大きめ。
滑りや、クリック感も非常に心地よく操作しやすい。
あまり、ScreenPadを使わないという方は、下位モデルのZenBookを検討してもよいと思います。
インターフェース
右側面
- オーディオジャック
- USB 2.0
- microSDカードスロット
- DC-in
- HDMI
- USB 3.1(Gen 2)
- USB 3.1 Type-C Gen 2
最近では外付けのM.2SSDを外部ストレージとして利用するのが流行っています。
理由としてはUSB3.1Gen 2になり、USBで行るデータの読み込みや書き込みが高速化したことや、SSDそのものが安くなっているから。
だから、ZenBook 14 UX434は256GBモデルを選んで+外付けのM.2SSDを自分で用意するのはありです。
ZenBook 14 UX434評価とまとめ
クリエイティブ作業にも使えるハイスペックモバイルノートPCだと思います。
個人的にはMX250がどれほどクリエイティブな作業に有効的なのか非常に興味があり、実機を借りられる機会があればこのあたりを重点的に検証したいと考えています。
というのも、今回COMPUTEX2019、つまり海外出張する際、軽量+ハイパワーのノートPCは非常にありがたいと感じたからです。
特に、現在僕が利用しているMacbookAirも広い色域を持つモニターでブログにアップする写真の編集作業もこなせる程度のスペックは絶対に必要。加えて最近は動画編集なんかもしているので、既存のモバイルノートPCだとパワー不足なんですよね。
国内メーカーでは富士通などの超軽量モデルが選択肢として挙げられますが、やや高い印象でどうにかならないものかと考えていました。
僕と同じ悩みを持つ方はZenBook 14 UX434はありだと思います。