マウスコンピューターからNEXTGEAR J6-A7G50WT-A(ホワイト)をレンタルできたのでレビューします。「機材貸出 株式会社マウスコンピューター」
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NEXTGEAR J6-A7G50WT-Aのスペック
NEXTGEAR J6-A7G50WT-A | |
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モニター | 16型(1920×1200ドット)16:10非光沢165Hz |
CPU | Ryzen 7 7435HS |
GPU | RTX4050(140W) |
メモリ | 16GB |
SSD | 500(NVMe) |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約358mm×奥行き約268mm×高さ約26.3mm |
無線通信規格 | WIFI6E(802.11ax)、Bluetooth 5 |
バッテリー | 46Whr |
充電タイプ | 230W ACアダプター |
重量 | 約2.29kg |
保証 | 3年間のメーカー保証24時間365日電話サポート |
特徴
NEXTGEAR J6-A7G50WT-Aは、新たにホワイトカラーを採用した、コストパフォーマンス重視のゲーミングノートPCです。
CPUにはRyzen 7 7435HSを高出力設定で搭載し、GPUもGraphics Power 140Wに対応。これにより、ミドルクラスながらも十分なゲーミング性能を確保しています。
従来の上位モデルに近いスペックを持ちながら、価格はスタンダードノートPC並み。性能と価格のバランスを重視するライトゲーマーや、初めてゲーミングPCを購入するユーザーにとって、非常に魅力的なエントリーモデルです。
インフレに逆らう低価格設定

NEXTGEAR J6-A7G50WT-Aは、旧世代のRyzen 7 7435HSとRTX 4050 Laptop GPUを高出力設定で搭載することで、最新ミドルクラスモデルと同等、あるいはそれ以上の性能を実現したゲーミングノートPCです。
価格は13万9800円(税込)と、外資系メーカーと比較しても非常にリーズナブル。スタンダードノートPC並みの価格帯でありながら、本格的なゲームプレイも快適に楽しめる性能を備えています。
「とにかくコスパ重視でゲーミングノートを選びたい」「でも性能には妥協したくない」という方に、今まさにおすすめしたいモデルです。

NEXT GEAR
公式サイトでみるデザイン

ディスプレイ側は比較的スリムなベゼルを採用しており、現代的な見た目に仕上がっています。一方で、厚みや奥行きはしっかりしており、“ゲーミングノートらしさ”を残したシルエットです。

また背面にはインターフェース類が集中して配置されており、デスクに据え置いて使うユーザーにとってはケーブルマネジメントがしやすい構造になっているのもポイントです。

NEXTGEAR J6-A7G50WT-Aは、ゲーミングノートPCとしては珍しいホワイトカラーを採用しています。筐体は**樹脂素材(プラスチック)**ながら、表面はさらりとしたマット仕上げになっており、安っぽさはあまり感じません。
全体的に見ると、低価格帯のモデルながら「ホワイトゲーミングノート」という個性を持ちつつ、実用性も意識したバランスの良いデザインだと感じました。

NEXTGEAR J6-A7G50WT-Aの底面は大型の吸気スリットを広く確保しており、ゲーミングノートとして必要なエアフローをしっかりと意識した設計になっています。
特にヒートシンクが配置されていると思われるエリアは斜め方向にスリットを切るデザインとなっており、冷却ファンの吸気効率を高める意図が見て取れます。左右に配置されたスピーカーの開口部もそれぞれ確保されていて、音抜けにも配慮されています。
モニター

NEXTGEAR J6-A7G50WT-Aには、解像度1920×1200ドットのフルHD+液晶が搭載されています。アスペクト比16:10で縦方向に少し広く、ウェブブラウジングや文書作業の際に情報量が多く表示される点が特徴です。

またリフレッシュレートは165Hzに対応しており、FPSやアクションゲームなどで滑らかな映像表示が可能。ゲーミング用途に十分応えるスペックとなっています。
色域

加えて、sRGBカバー率は約97.4%と実測され、発色も比較的良好です。プロ向けの色再現とまではいきませんが、ゲームや動画視聴用途としては十分な品質と言えるでしょう。パネルはノングレア仕様で反射も抑えられています。
キーボード

NEXTGEAR J6-A7G50WT-Aのキーボードは、テンキー付きJIS配列を採用しています。テンキーは3列構成で、矢印キーがテンキー内に食い込む配置は、マウスコンピューターの旧モデルでも採用されていたおなじみのスタイルです。
これはマウスコンピューターが海外製ベアボーンキットを採用し、国内で組み立てる方式をとっているため、コストパフォーマンスを優先した構造と考えられます。最新のゲーミングノートPCとしてはやや時代遅れ感はあるものの、割り切った設計とも言えるでしょう。
打鍵感はやや柔らかめで、ストロークが深くしっかりと押し込める感触があり、長文入力でもそれほど疲れにくい印象です。
タッチパッドはごく一般的な樹脂製パッドで、ジェスチャー操作には対応していますが、感度やなめらかさは価格相応といったところ。とはいえ、ブラウジングやちょっとした操作には支障なく使えるレベルです。
インターフェース

左側
- USB-A (3.2 Gen 1)
- マイクジャック
- ヘッドセットジャック

右側
- SDカードスロット
- USB-A (3.2 Gen 1)
- USB A(3.2 Gen 1)

奥側
- Mini DP
- USB-C (Thunderbolt 4)
- HDMI
- 有線LAN
- DCジャック
映像出力系にMini DPを搭載しているため、マルチモニター環境が構築しやすいです。
性能
Cinebench R23
NEXTGEAR J6-A7G50WT-Aに搭載されているRyzen 7 7435HSは、ZEN3+世代の8コア16スレッドCPUです。シングルコア性能は控えめな一方で、マルチコア性能は非常に高く、スコアは以下の通りでした。

シングルコア:1,448 pts
マルチコア:13,457 pts

Core i7-13700HやRyzen 7 7840HSといった上位CPUには一歩及びませんが、価格を抑えつつ高性能なCPUを求めるユーザーにはベストな選択肢のひとつといえるでしょう。
3D Mark Time Spy
重量級のゲームタイトルを想定したベンチマークソフト「3DMark Time Spy」の結果です。

NEXTGEAR J6-A7G50WT-Aの3DMark Time Spyスコアは【9,018】で、グラフィックススコアは【8,891】、CPUスコアは【9,815】となっています。
このスコアは、推奨スペックとして挙げられるRTX 2070やRTX 3060 Laptop GPU搭載モデルをわずかに上回っており、最新ゲームタイトルの推奨スペックを満たしつつある性能を実現しています。
これにより、重量級タイトルでもグラフィック設定を調整することで快適なプレイが可能であり、「スタンダードノートの価格帯で、しっかり遊べるゲーミング性能が欲しい」ユーザーにとって最適な選択肢のひとつと言えます。
重量級ゲームタイトルの快適性

モンスターハンターワイルズのベンチマーク結果では、NEXTGEAR J6-A7G50WT-Aは「高」設定・1920×1200ドットで【平均52.03 FPS】、スコア【8,928】という結果となり、「設定変更を推奨します」という評価が出ています。
この結果はプレイ不可という意味ではなく、設定を中~高程度に調整すれば60fps以上を狙える性能があることを示しています。
RTX 4050 Laptop GPU(140W)+Ryzen 7 7435HSという構成は、重量級タイトルをしっかり遊びたい人にとって、コストパフォーマンス重視の選択肢として非常に魅力的です。
動画編集の書き出し速度の比較

NEXTGEAR J6-A7G50WT-Aでは、DaVinci Resolveを用いたH.264形式でのYouTubeプリセットの動画書き出しテストを行いました。結果は145秒で、同等クラスのPCと比べても非常に健闘しています。

グラフィックスに搭載された**GeForce RTX 4050 Laptop GPU(140W)**は、専用GPUとしての性能を活かし、エンコード処理を短時間で完了。ミドルレンジのゲーミングノートとしては、動画編集用途にも十分対応できる実力を持っているといえます。
特にYouTube用の動画を頻繁に書き出すユーザーにとっては、価格を抑えつつもしっかりとした処理能力を求める場合の候補として有力です。
SSDの読み書き


NEXTGEAR J6-A7G50WT-Aに標準搭載されているSSDは、PCIe 4.0接続ながら実質的にはSATA並の性能となっており、読み込み速度は約1586MB/s、書き込み速度はわずか92MB/s程度でした。
この数値は、Windowsや一般的なソフトの起動には問題ない一方で、動画編集やRAW画像の現像、大容量ファイルの読み書きを頻繁に行うクリエイターにはやや力不足といえます。
SSDの発熱もやや高めで50℃前後を記録しており、長時間の高負荷作業ではパフォーマンス低下の可能性も考慮すべきです。
クリエイティブ用途やマルチメディア編集をメインに考えている方は、購入時のSSDカスタマイズ(より高速なモデルへの変更)を強くおすすめします。
PCの温度とファンの動作音

NEXTGEAR J6-A7G50WT-Aは、**Ryzen 7 7435HS+GeForce RTX 4050(140W)**という高出力構成にもかかわらず、冷却性能は比較的安定しています。
下記は、モンスターハンターワイルズを中画質・1920×1200で30分プレイした際のCPU挙動ログです。
- コアクロックはおおむね3800~4100MHz付近を維持
- CPU温度は80℃前後で安定推移
- サーマルスロットリングの兆候は見られず
大きなクロックの落ち込みもなく、高負荷時でもパフォーマンスを維持できる冷却設計がされていることがわかります。
この価格帯のゲーミングノートにしては冷却設計が優れており、長時間のゲームプレイにも安心感があります。

モンスターハンターワイルズを1920×1200/中画質/30分連続動作させた際の、GPU温度とフレームレートのログがこちらです。
- GPU温度はおおむね**68〜72℃**で安定しており、発熱は適切にコントロールされています。
- フレームレートは最大で140fps程度まで出る瞬間もあり、平均すると100fpsをうろうろと上下する傾向です。
表面の温度

モンスターハンターワイルズを中画質で30分プレイしたあとのサーモグラフィー結果がこちらです。
- キーボード中央付近の温度は35.8℃
- 最も熱くなる上部の排気付近では40.6℃
パームレストやタッチパッド部分には熱が伝わりにくく、手のひらが触れる部分は冷たいままです。
ゲーミングノートPCとしては非常に優秀な温度制御といえるでしょう。夏場でも不快になりにくいのは大きなメリットです。
ファンの回転音の大きさ

モンスターハンターワイルズなどの重量級タイトルをプレイしている際のファンの騒音レベルは最大49.0dBAでした。
これは体感としては「はっきり聞こえるレベル」で、無音の部屋で作業していると気になるかもしれません。
ただし、この出力は冷却性能を保つために必要なものであり、温度制御の安定性とトレードオフと考えれば十分納得の範囲内でしょう。
なお、ファンの回転数は高負荷時に一定で安定しており、不快なランダム変動などはありませんでした。
まとめ 性能と価格を重視したい人におすすめのゲーミングノートPC
NEXTGEAR J6-A7G50WT-Aは、旧世代のRyzen 7 7435HSと**RTX 4050 Laptop GPU(TGP 140W)**を採用しつつ、価格を抑えた高コストパフォーマンスなゲーミングノートPCです。
ミドルレンジ帯ながら、165Hz駆動のフルHD+液晶とsRGBカバー率100%の発色性能を備えているため、ゲーム用途はもちろん、動画編集や画像制作といったクリエイティブワークにも対応可能。
ゲーミングノートとしての性能を押さえつつ、日常使いや仕事にも使える**“多用途で高バランス”な一台**を探している方におすすめです。
