【いつ買うの?】パソコン、PCパーツが安く買える時期を為替と仮想通貨の価格から考えてみる

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と、こんなことを考えていたのですが、今パソコンのパーツ(特にグラボ)の値段って本当に高いですよね。

僕もブログ記事でたびたびグラボは高騰している!ちょっとまて!みたいな俗にいう「今は買うな!時期が悪いオジサン」になっているのですが、その理由も含めて「じゃあいつ買うのがお得に買えるのよ?」ってことを考えてみたいと思います。

ただし、巷で言われる、新商品の入替時に旧モデルを安く購入しよう!的なことは特に記載しません。

輸入製品であるCPUやグラフィックボードなどのPCパーツやそれらが構成されたパソコンは為替の影響をダイレクトに受けること、ビットコインなどの仮想通貨のマイニングで高騰してしまったグラフィックボードの価格から今後グラフィックボードは値下がりするのかを考えてみたいと思います。

CPUやグラフィックボードのPCパーツは世界共通

アメリカで買っても日本で買っても同じ性能だよ

スマートフォンなどでは海外仕様、国内仕様などはありますが、パソコンのパーツは日本で買おうがアメリカで買おうが取り扱い説明書の言語が違うだけで製品そのものは同じはずです。

パソコンのパーツはまさに輸入製品のため、為替の影響をダイレクトに受けます。

為替が実際にパソコンのパーツに与える影響を確認しよう

ちなみに現在のドル円相場は105円半ば

インテルCPU Core i7 8700Kを日米Amazonで比較すると1ドル=122円で計算されている。

例えば、アメリカのAmazon.comで発売されているインテルCPU Core i7 8700Kの価格を比較してみましょう

アメリカAmazon intel Core i7 8700K$349
日本Amazon intel Core i7 8700K¥42810円

アメリカのAmazon.comと日本のAmazon.jpを比較するのはナンセンスかもしれませんが、上記のように、同じintel Core i7 8700Kでもこれだけの差があります。

一概に為替差を受けてこの金額になっているとは言えないことではあるのですが、349ドルを現在のドル円相場に置き換えてみますと、2018年3月16日現在の価格は105円.64銭~106円程度ですから、実際にアメリカのAmazonで輸入した場合、36645円で購入することができます(厳密には為替のレートの計算はクレジットカード会社によって異なります。)

日本で販売されているCPUの価格は42810円÷349ドル=で1ドルあたり122円で計算されていることになります。

チェック!
  • 日本で購入する場合、アメリカのAmazonで販売されている価格を比較すると1ドル122円程度で計算されている
  • 仮に105円で計算されると36000円程度で購入でき、5000円以上安くなる計算

はたして、これはCPUにのみ適用されていることなのでしょうか。

グラフィックボードも確認してみた。

これは計算しなくてもわかりますね、日本の方がグラフィックボードの価格が安く設定されています。

が、これは1例でそのほかの製品ではCPU同様、アメリカの方が安い製品も有、何とも言えない状況。

パソコン関連の製品が為替相場影響を受けるのは3カ月(四半期)程度かかります。

一番わかりやすいのはAppleですかね。新製品の発表ごとに1ドルあたりの金額を各メディアが算出してくれてます。

Engadgetさんの記事で紹介させていただくと、iPhoneやMacを取り扱うAppleはアプリのダウンロードができるApp Storeの価格改定を過去行っております。

詳しくはこちらの記事→アップル、日本のApp Storeでまもなく値上げ実施。『為替の変動』理由

値上げの理由についてAppleは「為替の変動」としています。

現在のアプリの最低価格は 0.99ドル=100円。本日4月2日の為替レートは1ドル=119円で、かなり割安です。Appleは為替の変動に合わせて過去に何度もApp Storeの価格を改定しており、例えば2011年には円高によりアプリの最低価格をそれまでの115円から85円に改定していました。

またMacbookの値下げの記事もありました。→アップルがMac既存機種を大幅値下げ、12インチMacBookやiMacは2万円前後安価に。米国での価格と逆転

今回は現行MacBookシリーズとiMac、Mac miniが対象。今回発表された新MacBook Proはおよそ1ドル=99円換算と、従来に比べドル円レートがかなりお得なのが隠れた特徴です。今回の改定では、各モデルともこれに近いレートが適用されたことから、結果的に大幅な値下げとなっています。
例えば12インチMacBookは、税別で12万8800円から(従来より2万円安、米国では1299ドル)になりました。

CPUやグラフィックボードも発売時期に合わせて日本円で発売される価格が決まります。大企業は為替予約や仕入れ時期が異なるために、一概にいつ為替の影響で安くなるのかはわかりづらいです。

日本のパソコンメーカーなどは新製品を四半期ごとに市場に投入しているため、販売価格の決定を行う際に為替の影響を製品に組み込むといわれています。

チェック!
  • 為替の影響でパソコン本体を安く購入したい場合は新製品投入タイミングということですね。

CPU単体の価格もそのうち改定されると思うのですが、それまで円高でいてくれるのかが重要ですね。

SSDや液晶ディスプレイは軒並み値下がり、単体パーツは為替の影響が最速で反映される

グラフィックボードは一旦おいて、半導体単体のモニターやSSDはそろそろ購入してもよさそうです。

液晶ディスプレイiiyamaモニターの場合

というのも、単体での購入が多いHDDやSSD液晶モニターなどは単価も安く、流通量も多いため、為替価格がすぐに反映されます。

例えば、僕が前回レビューしたiiyamaモニターiiyama ProLiteXUB2390HS-B3ですが、平均価格も下落しており、購入しやすい金額です。

[amazonjs asin=”B0747SZJPT” locale=”JP” title=”iiyama モニター ディスプレイ XU2390HS-B3 (23インチ/フルHD/AH-IPS/HDMI,D-sub,DVI-D/3年保証)”] レビュー記事を見る

SSD:[crucial]MX500 CT500MX500の場合

同様にして、SSDも価格が下落しています。人気商品のクルーシャルのSSD、MX500も軒並み下落、SSDやHDD、液晶ディスプレイは購入タイミングといえるでしょう。

ただ、DDR4メモリは今だ高く推移しているため、単体での購入がベストだと思われます。

[amazonjs asin=”B077PPN5NN” locale=”JP” title=”Crucial SSD 500GB MX500 内蔵2.5インチ 7mm (9.5mmアダプター付) CT500MX500SSD1/JP”]
チェック!
  • 為替レートが素早く反映されるPCパーツは既に購入を視野に入れても良いと思われます。

グラフィックボードも夏ごろから下落?仮想通貨民が裸足で逃げ出す相場

僕クラスのASUSERになるとこのソケット部のカバーでさえも、ご褒美なのだ。
[amazonjs asin=”B01M2C5OQT” locale=”JP” title=”ASUS R.O.G. STRIXシリーズ NVIDIA GeForce GTX1060搭載ビデオカード オーバークロック メモリ6GB STRIX-GTX1060-DC2O6G”]

現在僕が利用しているグラフィックボードはASUSのGTX1060 6GBモデルです。

購入した当初は32000円程度でAmazonで購入。現在の価格を見ると4万円越え、1万円以上値上がりしています。

価格.comの価格推移グラフ

価格.comの同グラフィックボードの価格推移です。2017年1月ごろから平均価格は上昇し続けています。

これは仮想通貨で知られるビットコインの値上がりが原因とされています。

こちらが、みんなの仮想通貨のビットコイン/日本円の価格グラフです。

グラフィックボードの価格の上昇と同じように2017年5月頃から上昇トレンドを形成、2018年3月現在では下落トレンドに突入しています。

ビットコインなど仮想通貨の価格が上がるとそれを入手するための手段であるマイニング需要が増加しグラフィックボードの価格が上がるといった背景がありますのでビットコインのマイニングをみんながしなくなる=グラフィックボードの価格が下がる。と考えられます。

本当に仮想通貨の価格は下がるのか?という疑問。ここからはむしろ不要な知識かもしれませんが一応紹介しておきます。

コインチェックのNEM流出事件が最近話題になりましたが、そのもっと前にマウントゴックス社という当時世界最大のビットコイン取引所で大量にビットコインが盗まれるという事件がありました。

マウントゴックス社は破産申請法を適用し、残ったビットコインを破産管財人経由で市場に売却しているという情報が流れました。

それが上記ツイートになるのですが、ビットコインが大幅な下落をしているとき、マウントゴックス社のビットコインが売られた。ということです。そしてこれから売られそうなビットコインはこの半年で作った下落を作った分の6倍、日本円にして1500億円ほどのビットコインといわれています。

相場の話になりますが、マイナスな要素=市場から1500億円分のビットコインがお金に替えられてしまうといった市場心理の悪化を招き、下落している状態です。

この流れはしばらく続くでしょうし、もしかしたら本当にそのまま価値が0になってしまうかもしれません(僕は0になるとはおもってませんが。)そうなればグラフィックボードの価格は円高+マイニング需要の低下により購入しやすい金額になると思います。

PCパーツはどこで購入するのが最も安く買うことができるのか。Amazon、パソコン工房、ドスパラで比較。

なお、参考パーツは以下の通りです。(税込み表記

  • CPU:Intel CPU Core i7-8700 3.2GHz 12Mキャッシュ 6コア/12スレッド LGA1151
  • メモリ:CORSAIR DDR4-2666MHz デスクトップPC用 メモリモジュール VENGEANCE LPX Series 8GB×2枚キット
  • マザーボード:ASUS Intel B360搭載 マザーボード LGA1151対応 TUF B360M-E GAMING
  • グラフィックボード:玄人志向 ビデオカード GEFORCE GTX 1060搭載 GF-GTX1060-E6GB/OC2/DF
Core i7 8700DDR4メモリB360GTX1060合計
Amazon34,187円21,70710,32734,978101,199
パソコン工房34,187円22,91710,32233,435100,861
ドスパラ35,800円22,4101282029,980101,010

もちろん組み合わせ次第で金額は変わるのでしょうが、パソコン工房が最も安いという結果に。
さらに、パソコン工房では、パーツをセット価格で安く購入できるキャンペーンも行っているため、これよりもさらに1000円ほど安く買うことできる。(しかもポイント付)

ドスパラにもセット購入はあるのですが、i7 8700『K』つきのため、オーバークロックモデルを必要としない人には高くついてしまう可能性があります。

以上のことからAmazonよりも、BTOメーカーの卸売りパーツを購入するのが最も安いということになります。

パソコン工房公式サイトの選べるパーツセットの詳細

まとめ:パソコンを買うなら新製品投入タイミング5~7月あたり、グラフィックボードもそれに合わせて価格が安くなるはず

しがないガジェットブロガーであり投機家の僕が予測する意味もない価格下落予想ですが、たぶんこうなるんじゃないかな~?といった感じですね。

もし、パソコンを購入を検討していてそこまで緊急でない場合はもう少しまってると安く買えるかもしれませんよ?

また、グラフィックボードが喉から手が出る程欲しい人はGTX 20xxシリーズの発表も控えてますし、もう少しの辛抱だと思います。

反対に、SSDや液晶ディスプレイ、HDDなどのPCパーツの購入を検討されてる人はそろそろ購入しても大丈夫です。(たぶん)

この記事書かれている金額は僕が独自に調べたものであり、変更となる可能性がありますのでご注意ください。

2018年9月30日追記、パーツ価格変動によるBTOメーカーと自作PCのメリットとデメリットをまとめた記事を記載しました。

4 コメント

  1. 丁度お金を貯め買い換えようと思ってる頃に限って高騰_:( _ ́ω`):_どうか夏までには安くなりますように(*-人-)

  2. 地球の貴金属と原油と(人によってはあるレベル以上の宝石)を全部買っても
    余る仮想通貨は、地球を何十回も破壊できる核兵器と同じで
    「持っているほど、お金持ち(持っているほど、国際発言力が上がる)」と
    同じ馬鹿な理屈だと思いますね。
    持っている同士が「引くに引けなくなって」(なぜなら、それに何の意味も無いと
    認めてしまうと、自分の無能や文無しを認めてしまう事になるから)
    同じルールで納得しているだけでしょう。
    一番頭が良いのは、自分が満足できるだけの残高になったら
    それで売り抜けてもう止めてしまった人だと思います
    これから先は単なるチキンレースだと思うな。

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