マウスコンピューターからDAIV N6-I7G7TBK-C(NVIDIA Studio 認定PC)をレンタルできたのでレビューします。「機材貸出 株式会社マウスコンピューター」
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DAIV N6-I7G7TBK-C(NVIDIA Studio 認定PC)のスペック
| DAIV N6-I7G7TBK-C(NVIDIA Studio 認定PC) | |
|---|---|
| モニター | 16型(2560×1600ドット)16:10 180Hz |
| CPU | Core Ultra 7 255HX |
| GPU | NVIDIA RTX5070Ti |
| メモリ | 32GB |
| SSD | 1TB(NVMe) |
| サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約356mm×奥行き約271mm×高さ約19.9mm |
| 無線通信規格 | WIFI7(802.11ax)、Bluetooth 5 |
| バッテリー | 78Whr |
| 充電タイプ | 230W ACアダプター |
| 重量 | 約2.23kg |
| 保証 | 3年間のメーカー保証 |
特徴
本モデルは 「NVIDIA Studio」 の認定を受けており、クリエイターワークフローにおける安定性とパフォーマンスが検証済みです。
3DCGのモデリングやレンダリング、動画編集など、プロクオリティの制作作業をスムーズに行える環境を構築できます。
また、最新のCore Ultra 7 255HXプロセッサを採用し、薄型筐体ながら高いパフォーマンスを発揮します。
高性能と携帯性を両立したスマートなノートPCで、デスクをすっきり整えたいクリエイターにおすすめの一台です。

DAIV N6 2025モデル
公式サイトでみるデザイン

DAIV N6は黒を基調としたシンプルで落ち着いたデザインです。
天板には金属素材が採用されており、表面はマット仕上げ。中央に配置された**「DAIV」ロゴ**が控えめながら存在感を放ちます。
筐体全体は剛性が高く、押し込んでもたわみを感じにくい構造です。高負荷作業を想定した設計ながら、見た目はすっきりとしており、ビジネスシーンにも馴染むデザイン性を持っています。

ディスプレイは16型の大画面×狭額縁設計で、作業スペースが広く、映像編集や3DCG制作でも快適に使用できます。映像の発色も鮮やかで、写真・動画編集など色再現が求められる用途にも適しています。
また、キーボード側にはアクセスランプを搭載しており、ストレージ動作中の状態を一目で確認可能。細部まで作業効率を意識した設計が特徴です。

底面はゲーミングノートPCのような大きな吸気口を備えた冷却設計となっており、内部の熱を効率的に排出可能。高負荷なレンダリング作業や動画編集時でも安定したパフォーマンスを期待できます。

付属のACアダプターは230W出力の高出力タイプです。
RTX 5070Tiを搭載するノートPCとしては標準的な容量ながら、本体サイズは比較的コンパクトにまとめられており、持ち運び時も扱いやすい印象です。
発熱の大きいクリエイターワークやGPU負荷の高い作業でも、電力面での不安を感じることはなく、安定したパフォーマンスを維持できます。
モニター

DAIV N6のディスプレイは16型・2560×1600ドット(WQXGA)解像度の高精細パネルを採用しています。縦方向に広い16:10比率で、映像編集や写真レタッチなどの作業領域をしっかり確保できます。
色域


実測した色域は sRGBカバー率99.5% と非常に広く、色再現性に優れています。
また最大輝度は約450nitと高く、屋内の明るい環境下でも十分な視認性を確保。
写真や動画編集など、正確な色表現を求めるクリエイターにも安心しておすすめできる品質です。
さらに、工場出荷時にキャリブレーションが施されており、初期状態でも自然な発色で作業を始められます。NVIDIA Studio認定モデルらしく、色精度・輝度ともにハイレベルなディスプレイを搭載しています。
キーボード

DAIV N6はテンキー付きのフルサイズキーボードを搭載しています。
3列テンキー構成のため、キー配列全体のポジションがやや中央寄りになりますが、テンキー入力を多用する事務作業やExcel業務などでは非常に使いやすい配置です。
筐体自体がしっかりとした剛性を備えているため、打鍵時のたわみがほとんどなく、安定した打ち心地を実現しています。
キーのストロークは標準的で、軽すぎず重すぎないバランス。長時間のタイピングでも疲れにくい印象です。
タッチパッドは広めに設計されており、クリック時には「カチカチッ」と明確なクリック音が鳴るタイプ。
細かな操作もスムーズに行え、ポインタの追従性も良好です。
インターフェース

左側
- USB 3.0(Type-A) ×1
- ヘッドセット端子(CTIA準拠) ×1

右側
- カードリーダー(MicroSD対応)
- USB 3.0(Type-A) ×1
- Thunderbolt 4 ×2
- セキュリティスロット

奥側
- HDMI端子
- 電源端子
- 有線LANポート(RJ-45)
性能
Cinebench R23

DAIV N6に搭載されているCore Ultra 7 255HXは、Intelの最新世代「Meteor Lake-HX」シリーズの高性能CPUです。
Cinebench R23のスコアは以下の通りでした。
- マルチコア:32,547 pts
- シングルコア:2,169 pts

16型クラスのノートPCとしては非常に高いスコアで、上位のCore Ultra 9 275HX搭載機に迫る性能を発揮しています。
20コア構成のHXプロセッサを採用しているため、動画編集や3Dレンダリングなどマルチスレッドを活かす作業でもデスクトップ級の処理能力を実現しています。
実際の使用感でも、4K動画編集やRAW現像といった負荷の高いタスクをスムーズに処理可能。
発熱やクロック制御も安定しており、長時間の作業でも性能が落ちにくい点が印象的です。
3DMark Time Spy

DAIV N6はNVIDIA GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUを搭載しています。
3DMark Time Spyの結果は以下の通りです。
CPUスコア:16,090
総合スコア:14,950
グラフィックスコア:14,766

RTX 5070 Tiはラップトップ向けとしては上位クラスのGPUであり、WQXGA解像度(2560×1600)での3D制作や4K動画編集も十分こなせる性能を備えています。
他機種との比較でも、RTX 4070搭載モデルを上回る結果となっており、クリエイティブ用途に加えて3Dゲームやリアルタイムプレビューを伴う作業でも快適に動作します。
NVIDIA Studioドライバーとの組み合わせにより、Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveなど主要アプリケーションでの安定性も高く、GPUレンダリング時の効率も良好です。
動画のエンコード


DaVinci Resolveで**YouTubeプリセット(H.264)**によるプロジェクトをエンコードした結果、書き出し時間は約120秒でした(13分のFHD動画を出力)。
同条件での比較では、デスクトップクラスのRTX 4070 TiやRTX 4080を搭載するモデルに次ぐスピードで、ノートPCとしては上位クラスの処理性能を発揮しています。
RTX 5070 TiとCore Ultra 7 255HXの組み合わせにより、プレビュー再生中のカクつきも少なく、4K編集でも快適に作業可能。
NVIDIA Studioドライバーによる最適化効果も高く、Premiere ProやResolveで安定したパフォーマンスを実感できます。
動画編集を中心に、写真現像、グラフィック制作などマルチなクリエイティブ用途で頼れる性能を備えた一台です。
Blenderの画像生成

Blenderを使用して、Cyclesレンダー(GPUモード)でサンプルシーンを出力したところ、レンダリング完了までの時間は約1分22秒でした。
RTX 5070 Ti Laptop GPUの性能をしっかり発揮できており、複雑な反射や陰影の多いシーンでもスムーズに描画が進行。
ノートPCとしては非常に高速な結果で、デスクトップ向けRTX 4070クラスに近い描画スピードを確認できました。
NVIDIA Studio認定モデルということもあり、CUDA / OptiX / Tensorコアによる高速処理が最適化されており、3DCG制作やリアルタイムプレビューでも安定した動作を実現します。
ストレステストの結果

3DMarkのSteel Nomad Stress Testを実施したところ、
20ループの負荷テストで**フレームレート安定性97.4%**という結果でした。
このスコアは高い安定性を示しており、長時間のGPU負荷テストでもクロックの大きな変動は見られません。
CPU温度・GPU温度ともに安定しており、冷却システムが十分に機能していることが確認できました。
底面に大きく設けられた吸気口と背面の排気構造により、高負荷時でもパフォーマンスを維持。
筐体全体で熱をうまく逃がす設計になっており、クリエイティブ用途やゲームプレイなど長時間の連続作業でも安心して使えます。
SSDの読み書きについて


搭載されているストレージは、**PCIe 4.0 x4対応のNVMe SSD(1TB)**です。
CrystalDiskMarkの計測結果は以下の通りでした。
- 読み込み速度:3,359 MB/s
- 書き込み速度:36 MB/s
大容量のデータを書き込んだ際に書き込み速度の低下の可能性があるため、クリエイティブタスクで利用する際には、上位のSSDを利用したほうが良いと思います。
PCの温度とファンの動作音

「モンスターハンターワイルズ(WQHD・高画質設定)」をループ実行してCPU温度とクロックを測定しました。
結果として、CPU温度は平均約80℃前後で推移し、長時間の高負荷状態でも安定した動作を維持しています。
CPUクロックはおおむね3.3〜3.6GHz付近をキープしており、温度制御による大きなクロック低下は見られませんでした。

モンスターハンターワイルズ(WQHD・高画質設定)をループ実行した際のフレームレート計測結果では、全体を通して100〜150fps前後で安定して動作していました。
一部シーン切り替え時にフレームドロップが発生していますが、これはロード処理に起因する一時的なもので、ゲームプレイ中の体感は非常に滑らか。
GPUクロック・温度の推移とも連動しており、冷却性能と電力制御のバランスが良好であることがわかります。
この安定性により、長時間の作業や3Dアプリケーションでもパフォーマンスを維持でき、プロ用途・ゲーミング用途どちらにも対応できる安定した挙動が確認できました。
表面の温度

上記テスト中における表面温度をサーモグラフィで確認したところ、
**キーボード中央付近で約40〜41℃、上部の排気口付近で最大46℃**となっていました。
温度上昇は主に排熱が集中する上部に見られますが、パームレストやタッチパッド周辺は30℃前後と低温を維持しており、
実際の使用時でも不快な熱さを感じることはありません。
冷却設計がしっかりしており、長時間のレンダリングや編集作業でも安定したパフォーマンスを維持。
高性能CPU+GPUを搭載しながらも、表面温度が適切にコントロールされた優れた設計といえます。
ファンの回転音の大きさ

高負荷テスト時のファンノイズを測定したところ、最大で約48.4dBに達しました。
この数値は一般的なゲーミングノートPC並みで、かなり目立つレベルです。
ファンの音質は高めの風切り音で、負荷がかかるとすぐに回転数が上昇する傾向があります。
まとめ:万能な高性能クリエイターノートPC
DAIV N6は、ゲーム・クリエイティブワークの両方に対応できる高い総合性能を備えたノートPCです。
Core Ultra 7 255HXとRTX 5070 Tiの組み合わせにより、動画編集や3DCGレンダリング、AI生成といった重い処理でも安定して動作します。
高負荷時でもキーボード周辺の温度は適切にコントロールされており、長時間のビジネスワークにも十分対応可能です。
一方で、標準搭載のSSDは書き込み速度がやや低めで、大容量データを扱う場合はより高速なSSDに換装することでエンコード速度の向上が期待できます。
総じて、安定性・冷却性能・拡張性のバランスに優れた、プロ用途にも安心して使えるクリエイターノートPCです。

