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OMEN MAX 16 インテル レビュー 高性能とスタイリッシュを両立させたゲーミングノートPC

OMEN MAX 16 インテルをレンタルしたのでレビューします。

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OMEN MAX 16 インテルのスペック

OMEN MAX 16インテルのスペック
モニター16型IPS(2560×1600ドット)16:10非光沢 240Hz
CPUCore Ultra 9 275HX
GPURTX5080
メモリ32GB(SODIMM)
SSD1TB(NVMe)
サイズ(幅×奥行×厚さ)幅約356mm×奥行き約269mm×高さ約24.8mm
無線通信規格WIFI7(802.11ax)、Bluetooth 5.4
バッテリー83Whr
充電タイプ330W ACアダプター
重量約2.49kg
保証1 年間のハードウェア保証

仕様、詳細はHP製品ページで確認できます。

特徴

OMEN MAX 16(インテル)は、最高クラスのCPUとGPUを搭載可能なハイエンドゲーミングノート
240Hz駆動のIPSディスプレイや有線LAN・Thunderbolt 4ポートを備え、ゲームからクリエイティブ作業まで幅広くこなせる万能機です。
据え置きメインで“1台完結”を狙うユーザーに最適なモデルといえます。

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価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

OMEN MAX 16 インテル

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デザイン

OMEN MAX 16は、ブラックを基調とした落ち着いた筐体を採用しています。ゲーミングノートでありながら無駄な装飾を抑えており、スリムでシャープな印象を与えます。

底面には大きなメッシュ加工の吸気口があり、冷却性能を重視した設計になっています。ヒンジや排気口まわりの造りは堅牢で、見た目のスリムさに反してタフさを感じさせます。キーボードはRGBライティングを搭載しており、光らせれば一気にゲーミングPCらしい華やかさが引き立つデザインです。

つまり、普段は落ち着いたノートとして仕事に使い、ゲームをするときはゲーミングらしい演出も楽しめる、使い分けが効く外観に仕上がっています。

OMEN MAX 16(インテル)には、330WのACアダプターが付属しています。ゲーミングノートらしくサイズも重量もかなりしっかりしており、RTX 4080クラスまで搭載できるマシンを安定駆動させるための仕様です。

持ち運びにはやや負担がありますが、その分フルパワーでCPUとGPUを動かせる安心感があります。長時間のゲームやクリエイティブ作業を据え置きで行うユーザーにとっては、この大容量アダプターが信頼性を支える要素といえます。

モニター

OMEN MAX 16(インテル)のディスプレイは、16型/2560×1600ドット(16:10比率)のIPSパネルを採用しています。

■ 実測輝度と色域カバー率

実測ではsRGBカバー率ほぼ100%と色再現性が高く、ゲームはもちろん、写真・動画編集といったクリエイティブ用途にも安心して使える水準です。さらにリフレッシュレートは最大240Hzに対応しており、動きの速いFPSやアクションゲームで残像感の少ない描写が可能です。

明るさも実測で約480nitを記録。室内利用ではもちろん、外光の入る環境でも十分視認性を確保できます。

キーボード・タッチパッド

OMEN MAX 16のキーボードはテンキー付きのJIS配列で、ゲーミングだけでなく事務作業にも配慮されています。
デザインはラティスレス(キー間の枠がない)タイプを採用しており、見た目がすっきりしているのも特徴です。

実際に入力してみると、クリック感のある打鍵感でキーの反応も良好。WASDキーを多用するゲームプレイから、Excelなどの事務用途までストレスなく使えます。
一点気になったのは左下のCtrlキーが小さいこと。ショートカットを多用するユーザーにとっては慣れが必要かもしれません。

タッチパッドはサイズ・感度ともに十分で、カーソル操作やジェスチャーも快適。マウスを使わない場面でも作業しやすい印象でした。

インターフェース

左側

  • Thunderbolt 4(USB4、40Gbps、PD/DP 2.1対応)×2
  • ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート

右側

  • SuperSpeed USB Type-A(10Gbps)×1
  • SuperSpeed USB Type-A(10Gbps)×1
  • HDMI 2.1 出力端子
  • 有線LAN(RJ45)
  • 電源コネクタ

性能

Cinebench R23

Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。

レビュー機に搭載されていたのは、最新世代のIntel Core Ultra 9 275HX(24コア/32スレッド)。HXシリーズらしくデスクトップ級のパワーを備えており、Cinebench R23では以下のスコアを記録しました。

  • シングルコア:2,165 ptsできます。
  • マルチコア:30,563 pts

同じCore Ultra 9 HX系の中では上位機種(G-Tune H6、Legion Pro 7i Gen 10など)にやや及ばないものの、それでも3万点を超える結果は圧倒的。一般的なゲーミングノートやクリエイター向けノートを大きく引き離す性能です。

グラフからも分かる通り、Core i9-13900HXやCore Ultra 7シリーズを搭載した機種よりも大きく上回っており、最新ゲームの処理や動画編集・3DCGレンダリングなど重量級の作業も余裕でこなせるレベルです。

シングル性能も2,100点超と高く、ゲームにおけるフレームレートの安定性やアプリの軽快さにも直結します。

3D Mark Time Spy

レビュー機のOMEN MAX 16にはGeForce RTX 5080 Laptop GPUが搭載されており、3DMark Time Spyでは以下のスコアを記録しました。

  • 総合スコア:21,212
  • グラフィックスコア:22,552
  • CPUスコア:15,870

グラフで比較すると、RTX 4070〜4080クラスのノートPCを大きく上回り、デスクトップ用のRadeon RX 7800XTに迫るパフォーマンスを発揮しています。まさに“ラップトップGPUのハイエンド”に位置する水準です。

実際のゲーム性能としても、Battlefield V(1440p Ultra設定)で200fps超が予測されており、AAAタイトルの高画質プレイやeスポーツタイトルの高リフレッシュレート運用に余裕で対応可能です。

Speed Way

最新のDirectX 12 Ultimate対応テスト「3DMark Speed Way」でも、OMEN MAX 16は5,897スコアを記録しました。平均値を大きく上回っており、「極めて良好」と評価されています。

  • スコア:5,897(平均 5,641)
  • グラフィックテスト平均:58.97 FPS

Speed Wayはレイトレーシングを多用した重いベンチマークですが、それでも約60FPS前後を安定して出せている点は、RTX 5080 Laptopの実力を示しています。

モンスターハンターワイルズベンチマークテスト

実際に最新タイトルの**『モンスターハンターワイルズ』**を、解像度2560×1600ドット・グラフィック設定「ウルトラ」でベンチマークしたところ、以下の結果を記録しました。

  • スコア:24,163
  • 平均FPS:141.82

フレーム生成機能(DLSS 3のFrame Generation)を有効化した状態ですが、それでも非常に安定したフレームレートを示しており、高解像度・高画質設定で100FPSを大きく超える動作が可能です。

大規模なエフェクトやシーン切り替えでもフレームが大きく落ち込むことはなく、240Hzパネルのリフレッシュレートを活かせる余裕のある描画力を発揮しています。

動画のエンコード

DaVinci ResolveでYouTubeプリセット(H.264コーデック)を用いた動画エンコードを実施したところ、約13分のプロジェクトを2分30秒で完了しました。

比較グラフでは、同クラスのハイエンドノートとほぼ同等の結果で、デスクトップ機に迫る処理速度を発揮しています。

  • エンコード時間:150秒(約2分30秒)
  • 他機種と比較してもトップクラスの速度
  • 大容量の動画編集・書き出しを短時間で処理可能

ゲーム配信や動画編集を並行して行うユーザーにとっても安心できる性能であり、RTX 5080のハードウェアエンコード機能+Core Ultra 9の処理力が合わさることで、快適に作業できる環境を提供してくれます。

■ Blenderでのモデリング・レンダリング性能は“基本的な用途まで対応”

OMEN MAX 16(インテル)に搭載されたCore Ultra 9 275HX+RTX 5080 Laptop GPUの組み合わせは、動画編集だけでなく3DCG制作でも強力です。

Blender(Cyclesレンダリング)で定番のBMWシーンをテストしたところ、約1分11秒で完了しました。
ノートPCとしては非常に速く、デスクトップ級GPUを積んだマシンに迫る速度です。

RTX 5080のCUDA/OptiXアクセラレーションを活かせるため、複雑なシーンでもプレビューが滑らかに動作し、制作フロー全体の効率化につながります。

  • レンダリング時間:約1分11秒
  • RTX 40シリーズ上位の実力で、プロジェクト規模が大きくても安心
  • ゲーム実況配信だけでなく、3DCG制作やAI処理などの重作業も快適

■ KIOXIA製 Gen4 SSD搭載。読み書きともに良好な実力

レビュー機のOMEN MAX 16には、**SK hynix製 1TB NVMe SSD(PCIe 5.0 x4)**が搭載されていました。
CrystalDiskInfoの結果では健康状態は「正常 100%」、温度は高負荷時でも49℃前後と安定しています。

CrystalDiskMarkの実測では以下のような驚異的な数値を記録しました。

  • シーケンシャルリード:11,434 MB/s
  • シーケンシャルライト:8,147 MB/s
  • ランダム4Kリード:579 MB/s
  • ランダム4Kライト:490 MB/s

PCIe Gen5 SSDらしい圧倒的な転送速度で、OSやアプリの起動はもちろん、数十GB規模のプロジェクトファイルや最新ゲームのロードも一瞬です。
特にライト性能が8GB/s超と非常に高いため、動画編集時の書き出しや大容量ファイルのコピーでも待ち時間を大幅に削減できます。

ストレステスト

3DMarkのSteel Nomad Stress Testを20ループ実行し、長時間負荷における安定性を確認しました。

  • フレームレート安定性:96.8%(合格基準97%にわずかに届かず)
  • 最高スコア:5,136
  • 最低スコア:4,973

基準値を僅かに下回ったため「不合格」判定ではあるものの、実際の挙動を見る限り大きな性能落ちはなく、スコア差も小さいことからほぼ安定した状態といえます。

計測中もフレームレートやクロックは大きく乱れず、CPU・GPU温度も安定推移。わずかな揺らぎが検出されたため不合格となったものの、実用的なゲームプレイやクリエイティブ作業では問題のない範囲です。

OMEN MAX 16(インテル)の内蔵SSD(SK hynix製 1TB NVMe/PCIe 5.0対応)は、3DMarkのStorage Benchmarkでスコア 2,284を記録しました。
このスコアは平均値(2,273)とほぼ同等で、ゲーム用途として十分に優秀な結果です。

テストの詳細結果を見ると:

  • Battlefield V 読み込み:388 MB/s
  • Call of Duty: BO4 読み込み:852 MB/s
  • Overwatch 読み込み:634 MB/s
  • ゲーム録画:404 MB/s
  • ゲームインストール:143 MB/s
  • ゲーム保存:171 MB/s
  • ゲーム移動:1639 MB/s

ゲームのロードに直結するシーケンシャル系の処理は高速で、特に**ゲーム移動(1639 MB/s)**の数値は非常に優秀。インストールや保存の処理はNVMe SSDとしては標準的ですが、実用上ストレスになることはありません。

アクセス時間も平均78μsと十分に低く、ゲームプレイ時のロードやシーン切り替えを快適にしてくれます。

PCの温度とファンの動作音

Cinebench R23の10minuteテストでCPU使用率を100%にし、PCの温度を確認します。

「モンスターハンターワイルズ」をベンチマーク実行中に、CPUクロックと温度の推移を10分間計測しました。

  • 動作周波数(青線)
    3.0〜3.8GHz前後で変動しつつも高クロックを安定的に維持。ゲームプレイ中に処理落ちを感じさせない挙動です。
  • 温度(オレンジ線)
    平均で80℃前後に収まり、突発的に上がっても90℃未満で制御。サーマルスロットリングによる大幅な性能低下は見られませんでした。

CPUとGPUを同時に高負荷にかけるゲーム環境でも、冷却設計がしっかり効いており、長時間のプレイでも安定したパフォーマンスを発揮できる点が確認できました。

「モンスターハンターワイルズ」を解像度2560×1600・ウルトラ設定でプレイ中のGPU挙動を計測しました。

  • GPU温度(青線)
    平均で77〜79℃前後に収まり、最大でも80℃程度。冷却性能はしっかりしており、長時間プレイでも温度が右肩上がりになることはありませんでした。
  • フレームレート(オレンジ線)
    多くの場面で120〜160FPS前後を維持。シーン切り替えやロード時に一時的な落ち込みは見られるものの、全体を通して安定感が高い結果となりました。

GPUの温度が70℃台後半に張り付く環境でも、パフォーマンスの揺らぎは小さく、ハイエンドゲーミングノートとして期待通りの動作安定性を示しています。

表面の温度

「モンスターハンターワイルズ」実行時におけるキーボード面の表面温度をサーモグラフィで確認しました。

  • キーボード中央(WASD付近):約33.9℃
  • ヒンジ付近(最も高温部):約43.3℃

手が触れる主要キー周辺は30℃台前半に収まり、長時間のプレイでも不快感は少ない温度に抑えられています。
一方で排熱が集中するヒンジ周辺は40℃超まで上昇しますが、直接触れる部分ではないため操作性に大きな影響はありません。0

ファンの回転音の大きさ

「モンスターハンターワイルズ」実行時にファンノイズを計測したところ、約52.1dBAという結果でした。

これはゲーミングノートとしては標準的な数値で、負荷がかかった際には明確にファン音が聞こえるものの、音質は低めで耳障りな高周波成分は控えめ。ゲーム中はBGMや効果音にマスクされるため、気になりにくいレベルです。

  • アイドル時/軽作業:ほぼ無音に近い静かさ
  • ゲームプレイ時:50dBA前後で安定、音質は低音寄り
  • 長時間負荷でも一定で、急激な騒音の変化はなし

まとめ :ゲームも制作も1台で完結できる万能ノート

OMEN MAX 16(インテル)は、最新のCore Ultra 9 275HXとRTX 5080 Laptop GPUを搭載し、ゲーミングとクリエイティブの両方を本格的にこなせるハイエンドノートです。
Cinebenchで3万点超を記録する圧倒的なCPU性能、AAAタイトルをQHDで100fps超えで動かすGPU性能、さらにBlenderや動画エンコードでもデスクトップ並みの処理力を発揮しました。

加えて、240Hz駆動の16型ディスプレイは発色・輝度ともに優秀で、作業効率と映像美を両立。PCIe Gen5 SSDによる超高速ストレージや豊富なポート類もあり、「ゲーム用」と「仕事用」を分けなくてもこの1台で十分」という完成度に仕上がっています。

もちろん重量や330Wアダプターなど、モバイル利用には向かない面もありますが、据え置き前提なら大きな弱点にはなりません。

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OMEN MAX 16 インテル

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ウチヤマチカラ
ウチヤマチカラhttps://usshi-na-life.com
静岡県出身。2014年にブログ「うっしーならいふ」を開設。 元家電量販店スタッの経験を活かし、PCのわかりやすい製品紹介記事を多数執筆。 2017年に「ウチヤマチカラ/うっしーならいふ」チャンネルとしてYouTubeでの活動も開始し、2022年11月現在でチャンネル登録者数は2万人を越える。
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