ゲーミング用のパソコンってめっちゃ高いじゃないですか。それもう少し安くならんの?
と思っているライトユーザーは多いと思います。僕もそう。
この記事では『GeForceキラー』の異名を持つAMD社が発売するRyzen3 2200G Ryzen5 2400Gの比較検証記事となっています。
僕の独断と偏見でどういう人がintel+nVidiaではなくRyzen単体を選ぶべきなのかも記載していきますので是非最後までご覧ください。
Ryzen3 2200GとRyzen5 2400Gのスペックを確認しておきましょう。
CPU | Ryzen3 2200G | Ryzen5 2400G |
内蔵GPU | RX Vega8 | RX Vega11 |
ソケット | AM4 | |
コードネーム | Raven Ridge | |
TDP消費電力 | 65W | |
定格クロック周波数 | 3.5 Ghz | 3.6 Ghz |
最大クロック周波数 | 3.7 Ghz | 3.9 Ghz |
L2キャッシュ | 2MB | |
L3キャッシュ | 4MB |
ですので、自分が行いたい作業によってどちらを選ぶべきなのか変わるのかなと思います。
Ryzen3 2200GとRyzen5 2400G CPUパフォーマンスを各種ベンチマークで確認
TDP65Wでこのスコアやべぇ|僕の使っている i7 4770と比較
僕が自作PCで利用している第4世代のHaswellはTDP84Wです。
これでRyzenの方がパフォーマンスが高ければワットパフォーマンスが高いことになります。
ワットパフォーマンスが高いと搭載される電源を小さくできたり、排熱のためのファンを小型化することもできますので今回パソコン工房さんに借りたモデルのように、microATXタイプの小型マザーに搭載するのが本当に相性が良いはず。
CINEBENCH R15でノートパソコン用のCore i7と比較してみよう|Ryzen3 2200G 5 2400G
CPU | CINEBENCHR15マルチコア |
Core i5 8400 | |
Core i3 8100 | |
Ryzen 3 2200G | |
Ryzen 5 2400G |
性能をそこまで必要としていない人はノートパソコンで十分ちゃう?といった印象を持つことは容易に想像できます。
が、Ryzenにすれば半額程度で手に入れることができるのでやっぱりコスパたけぇ!!
- Ryzen3 2200G Ryzen5 2400Gの違いはマルチコアを利用したピークパワー時
- 最新のハイエンドノート用CPU以上のパフォーマンス
x264 FHD Benchmarkで比較|動画をエンコードのスピードを検証してみよう
CPU | Ryzen3 2200G | Ryzen5 2400G |
デュレーション(変換時間) | 2分 | 1分30秒 |
フルHD用のh264にエンコードするためのベンチマークテストの結果です。今回は『x264FHD BENCHMARK』を利用しました。
Ryzen 3が20.8fps Ryzen5 が27.78fpsという結果ですね。
先ほどノートパソコン用のCPUと比較しましたが、Ryzen5に至ってはやはり、第4世代CPUHaswellの最上位に肉薄する結果。(掲載はしていませんが)
動画の編集作業、エンコード作業。写真の編集などに十分利用可能なスペックだと思います。
これ以上を求めるのはプロ(専門分野を仕事にする人)じゃないかな?と思いますね。
- 動画編集、変換も楽々こなせる処理能力
- 動画編集を多用する人はRyzen5がおすすめ
CPUパワーまとめRyzen3 2200GとRyzen5 2400Gは第4世代のi7クラスの性能
Ryzen3 2200G Ryzen5 2400Gのパフォーマンスは第4世代のIntel Core i7と同等以上のパフォーマンスをそれよりも低い消費電力で発揮できるAPUとなっています。
また、シングルスレッド当たりの周波数はどちらも3.5Ghzを超えており、動画のエンコードなども楽々こなすことができます。
iGPU RX Vega8 RX Vega11のパフォーマンスを確認してみよう
FINALFANTASY14紅蓮のリベレーター,FINALFANTASY15で比較
なぜかVega11(Ryzen5)よりもVega8(Ryzen3)の方がFF14のスコアが高くなってしまった。なぜなんだろう??
一番上のGeForce MX150はノートパソコン用のローエンドグラフィックボードの最新版です。
MX150はゲーマーからすると「くっそしょぼいGPU」ですが、僕のように「ゲーム?とりあえずプレイできればなんでもええで!」の人にはもってこいのGPUです。
つまり、オンボードのチップセットであるVega8、Vega11はnVidiaのローエンドGPU並みの処理能力を備えているということになります。
- GeForceの最新ローエンドGPU以上の性能
- ほとんどのゲームをプレイ可能
- 快適性を求める場合はグラボを買いましょう
iGPUパワーまとめ RX Vega8 RX Vega11
なぜ僕がFF14とFF15のベンチマークのみかというと、めんどうだというのもあるんですが、MX150と同程度の性能ということを考えると、ほとんどのパソコンゲームが遊べる(快適とはいっていない)レベルであることは確認できたから。
ちなみにMX150は鉄拳7も余裕でプレイできることを確認しているため、安価に鉄拳7ができるパソコンが欲しい人はRyzen3 5を選択すれば間違いないと思います。
Ryzen Raven Ridgeシリーズはどんな人にオススメ?|省スペース、低コストを目指す人
ここまででコストパフォーマンスが高いことは確かにわかりました。
僕が独断と偏見で考えるRyzenシリーズを購入した方がいい人を考えてみます。
- 10万円クラスのノートパソコンを検討している人
- 低予算でゲームをプレイしたい人
- 低予算でFX,仮想通貨のトレードをしたい人
10万円クラスのノートパソコンを検討している人
Ryzenのパフォーマンスはグラフィックボード搭載の10万円以上するノートパソコン以上のパフォーマンスを発揮します。
ノートパソコンを選ぶ人にとって大切なのは省スペースであることだと思いますが、Ryzen搭載パソコンを選べばそこも解決するでしょう。今回の検証機では下の記事に詳細レビューを記載しているので良ければ参考にしてください。
低予算でゲーミングパソコンを検討している人|まずはRyzenから話はそれから
また、低予算でゲーミングPCが欲しい人も候補に挙げてほしいと思います。
グラフィックボード非搭載でPUBG、FF14、鉄拳7など普通にプレイできるRyzen。もちろんパワー不足を感じれば、あとからグラフィックボードを付け加えることも可能です。
予算が少ない人はまずは、Ryzenで組むあるいはBTOで購入し、あとからグラフィックボードを購入しましょう(2018年中盤からグラボの値段は結構落ちると思います。)
トレード用のパソコンを検討している人にもオススメ
トレード用のパソコンを求めている人は複数画面出力とインジケーターの表示がメインになると思います。
上記ノートパソコンで記載した通り、10万円以上するノートパソコン以上の性能かつ、グラフィックボードの性能が高いため、複数画面出力(マルチモニター)しながら重たいインジケーターを動かしてもサクサク動くでしょう。
intel製で考えた場合、CPU+ローエンドGPUの構成をしなければならないため、グラフィックボード代が余分にかかります。
Ryzenを選びましょう。
最後に検証機の紹介です。
検証機の紹介|LEVEL-M0B3-R3G-VHS、LEVEL-M0B3-R5G-VHS
モデル名 | LEVEL-M0B3-R3G-VHS | LEVEL-M0B3-R5G-VHS |
OS | Windows 10 64bit(DSP版) | |
マザーボード | AMD B350(ASUS)PRIME B350 M-A | |
CPU | Ryzen 3 2200G | Ryzen 5 2400G |
iGPU | Radeon Vega 8 Graphics | Radeon Vega 8 Graphics |
メモリ | 8GB(4×2で空き2)DDR4-2400 DIMM (PC4-19200) | |
SSD | Sandisk SD SSDA-240G | |
電源 | 350W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
同社が発売するパソコンにつく『LEVEL』は性能の高いモデルで主にゲーミングパソコンにこの『LEVEL』が使用されます。(一般むけでは『STYLE』)
Ryzen 3 2200G Ryzen 5 2400Gともにコストパフォーマンスの高いCPUであることが検証した結果わかりました。
まとめ|コスパ高すぎモンスターAPU『Ryzen』これからパソコンを購入する人は選択肢に絶対入れるべき
CPUパワー、グラフィックパワーが優れており、価格が安いことで話題になったAMDのRYZENですが僕もここまで処理能力が高いとは思っていませんでした。
BTOメーカーのパソコンを購入するか、自作するかはこの際置いときましょう。
とりあえず、intelとAMDどっちにすればいいのかわからない。
と考えている方は自分の『予算』と相談するのが良いと思います。
がっつり予算かけてガンガンゲームするのであればCore i7 8700KとGTX 1080Tiみたいな選択をとった方がいいと思います。
低価格帯5~8万円程度でパソコンが欲しい方はRyzenを選びましょう。
また、パーツでみてもintelで安く抑えるべく『Core i3+ロープロファイルのGTX1050』を購入するのであればRyzen3を単体で動作させた方がコスパは高い
Ryzen 3 2200G、RYZEN 5 2400Gを搭載したオススメのBTOパソコン
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