ASUSが2020年9月に発表したROG Zephyrus M15 GU502LW (GU502LW-I7R2070)をレビューします。

ROG Zepyhrusシリーズには、G15、M15,S15がありますが、同様の筐体を採用されているため、比較検討されている方の参考にもなるはずです。(天板は違います)

スペック

今回検証機としてお借りしたのは下記モデルです。

ROG Zephyrus M15 GU502LW
CPU
  • Core i7 10750H
dGPUGeForce RTX2070Max-Q
メモリ
  • 16GB
SSD
  • 1TB(RAID0)
サイズ(幅×奥行×厚さ)360×252×18.9(~19.9)mm
バッテリー持続時間
充電タイプDCジャック
重量2.0kg
保証メーカー保証1年

インターフェース規格など仕様詳細はmsi公式ページの『製品スペック』よりご確認いただけます。

ベースはメモリ16GB×SSD1TBといった構成で、自らメモリやSSDを増設する場合メーカー保証対象外になるので注意が必要です。

G15/M15/S15の違いについて

ROG Zephyrusには、インテルCPUを搭載したモデルとAMD CPUを搭載したモデルでグレードが分かれます。コストパフォーマンスはAMD+NvidiaのG15が最も優れていると個人的には感じますが、フレームレートを追求するのであればM15がよいと思います。

ROG Zephyrus G15

  • モニター 15.6型(144hz)
  • CPU AMD Ryzen 7 4800H
  • GPU GTX1660Ti~RTX2060
  • メモリ 16GB
  • SSD 512GB

ROG Zephyrus M15

  • モニター 15.6型 FHD(240hz)or 4KUHD
  • CPU Intel Core i7 10750H
  • GPU GTXRTX2060~RTX2070Max-Q
  • メモリ 16GB
  • SSD 512GB-1TB

ROG Zephyrus S15

  • モニター 15.6型(300hz)
  • CPU Intel Core i7 10875H
  • GPU GTX1660Ti~RTX2060
  • メモリ 32GB
  • SSD 1TB

ROG Zephyrus M15の特徴とデザインについて

  • ハイリフレッシュレートor4K UHDが選べてクリエイター/ゲーマー向け
  • RTX2070Max-Q搭載で薄型
  • 日本語配列キーボード採用で操作しやすい

動画でも紹介していますので是非参考にしてください

15.6型高精細4Kかハイリフレッシュレートか

ROG Zephyrus M15はモニターのパネルを4KUHD(3840×2160ドット)、もしくは240hzのハイリフレッシュレートタイプから選択可能。ゲーミングモニターを選ぶかクリエイティブモニターを選ぶかといったところ。

4Kモデルを選んだ場合Adobe RGB 100%をうたい、Pantornカラー認証の要件に満たしたパネルを採用、キャリブレーションを行っているため、昨今のクリエイター需要をしっかりとキャッチアップしたラインアップとなっています。

ROG Zephyrus M15の色域
Adobe RGBカバー率96.8%
sRGBカバー率100%

ゲームプレイ専用機であれば、240hzモニターを選択したほうがよいのですが、Adobe RGB100%モニターのほうがどちらかといえば高価ですし、ノートでは珍しいのでゲーミングモニターを別売りで購入するといった方法を選択できるのは非常にありがたいことなのかもしれない。

実測値ではAdobe RGBカバー率96.8%と非常に広い色域であることが確認できました。RAW現像や動画編集などクリエイティブな用途に最適です。

本体天板は落ち着いたドットパターン

ROGといえば、”ゲーミング”のイメージが強いのですが、Zephyrus Mシリーズは斜めにプリズムドット加工を施した天板です。(G/Sは標準的なデザインをしています)

光の反射で虹色に反射する独特な加工パターンです。

底面

インテリジェントクーリングシステムを採用した冷却が特徴です。Zephurusシリーズはデュアルファンを採用しつつ、冷却性能の高いCPUグリス、Thermal Grizzly社製のCPUグリスを塗布することで他社よりも高い性能を発揮できるよう設計されています。

また、CPUグリスだけでなく、同社の底面全体から熱を排気するよう設計されています。

ゲーミングノートで最薄クラスにスリム

一般的なゲーミングノートPCの厚さが25mm程度に対し、ROG Zephyrus M15は18.9mmまでと筐体が非常に薄く作られています。

電源は230W

重量は電源合わせて2.772kgでした。

ROG Zephyrusの重量
本体のみ1.994kg
本体+AC2.772kg

日本語配列に対応したキーボード

ROGシリーズはこれまで日本国内では英字配列のキーボードのみの販売でしたが、2020年に発売されたモデルより正式に日本語配列に対応しました。薄いキーストロークや落ち着いたRGBバックライトで万人に使いやすいよう設計されています。

キーストロークは1.4mmほどで、最近のノートPC程度のストロークです。シューター系のゲームを専用で行うのであれば別売りでゲーミングキーボードを購入したほうがよいかもしれません。

インターフェースについて

左側面

  • DCジャック
  • イーサネット(有線LAN)
  • HDMI
  • USB 3.1(Type-AGen2)
  • マイクジャック
  • ヘッドフォンジャック

右側側面

  • Thunderbolt 3
  • USB 3.0×2

ゲーム性能について

フォートナイト

フォートナイトは、実際にソロでプレイを5分程度行い、その平均フレームレートを計測しました。(スカイダイブ時も計測しています。)プレイ内容を完全再現できないのであくまで参考程度の指標としてとらえてください。

画質はプリセットの「最高画質」「高画質」「中画質」を選択しました。

フォートナイトシーズン2の平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
エピック(最高画質)
121fps
高画質
173fps
中画質
282fps

人気ゲームタイトル『Fortniteフォートナイト』は最高画質で121fpsでした。最高画質でも十分にプレイ可能です。240hz以上のゲーミングモニターでプレイする場合中画質に落とせば常時200fpsオーバーでプレイ可能です。

PUBG

PUBGはトレーニングモードで建物周辺を5分程度集会した平均を算出。

おそらく、実際のゲームプレイでは、平均で10fps以上上下するものと思われます。テストモードでの集会はプレイヤーの数によってフレームレートがブレますのでこちらも参考程度に。

プリセットは、「ウルトラ(最高画質)」「高画質」「中画質」を選択

PUBGの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
ウルトラ
145fps
高画質
156fps
中画質
161fps

PUBGではウルトラで145fpsでした。PUBGのトレーニングモードに関しては、周囲のプレイヤーの人数や攻撃を受ける回数によって上下してしまいます。

中画質までおとすと161fpsまで向上。

重量級ゲームタイトル/MHW/SOT

モンスターハンターワールドは、重量級ゲームタイトルの筆頭です。DX12オフ、垂直同期をオフにし、各プリセットにて1-1のマップを5分ほど周回しました。

選択画質は「最高画質」「高画質」「中画質」です。

のMHWの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
最高画質
73fps
高画質
96fps
中画質
101fps

最高画質でも73fps以上で駆動していました。

MHWはシューター系のゲームではないため、60fps以上でプレイできれば概ね快適とされています。最高画質でも十分にプレイ可能ですが、サクサクと軽快な動作でプレイしたい場合は高画質から安定します。

シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダー

シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダーのベンチマーク機能を使って、最高画質、高画質、中画質のプリセットを計測。

選択画質は「最高画質」「高画質」「中画質」です。

のMHWの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
最高画質
75fps
高画質
78fps
中画質
79fps

同じく重量級ゲームタイトルのシャドウオブザトゥームレイダーでは最高画質でも75ps以上で描画可能です。

ゲーム性能まとめ

ROG Zephyrus M15はRTX2070 Max-Qが搭載されています。最新の重量級ゲームタイトルも60fpsオーバーで快適にプレイ可能で、非常に優秀だと思います。中級クラスのゲームタイトルも画質調整で200fps程度まではフレームレートを向上させることが可能です。

フルHDでゲームをプレイするのであればどのタイトルでも快適にプレイできる性能があるといえると思います。

クリエイティブ性能

クリエイティブ性能はPugetsystems社のベンチマークソフトPugetBenchを使ったテストを行い、デスクトップPCの最上位クラスと比較します。

PugetBenchは決められたタスクを処理させ相対的な性能を計測します。

PhotoshopBench

PhotoshopBenchでは直近のゲーミングノートPCと比較して低いスコアとなりました。主にGPUの処理となるGPUスコア及びフィルター系のスコアが伸びていません。

PremiereProBench

PremierePro Benchはハリウッドで使われる超高級シネマカメラの10bitRAWで撮影された4Kや8K素材データの書出しやプレビューを測定します。個人的なソースですが、50点くらいでYouTubeの動画編集は快適だと感じられるはずです。

こちらのスコアも控えめなスコアでした。長時間後負荷のかかる作業は苦手なのかもしれません。

LightroomClassicBench

Lightroom Classicにおける性能評価もPhotoshopやPremiere Proと同様下から数えたほうが早いスコアでした。

クリエイティブ性能まとめ

画像編集系のソフトは快適レベルでどうさしますが、同ランクのゲーミングノートPCと比較するとRTX2070Max-Qおよび薄型の筐体が起因してか、思ったようにパフォーマンスが持続しません。

持ち運びできるクリエイティブノートPCとしては優秀だと思いますが、最大パフォーマンスはあまり高くないようです。

各種ベンチマーク

Cinebench R20

 

Cinebench R20の総合スコア

Core i9 10980HK
4132pts
Ryzen 9 4900HS
4040pts 
Core i7 10875H
4037pts
Ryzen 5 4600H
3143pts
Core i7 10750H(検証機)
2881pts
m-Book K700 Core i7 9750H
2643pts
HP ENVY X360 13 Ryzen 7 4700U
2437pts
HP ENVY x360 15Ryzen 5 4500U
2270pts
Core i5 10300H
1941pts
ThinkPad E14 Gen 2(AMD)
1604pts
Prestige 15 Core i7 10710U
1587pts
mouse X5 (Core i7 10510UI)
1534pts
ThinkPad E595(Ryzen 5 3500U)
1333pts
ThinkPad X390(Core i7 8565U)
1245pts

CPUのレンダリングスピードを計測するCinebench R20では、2880ptsでした。

SSDの読み込み速度

512GB×2をRAID0で構成されています。NVMeの最高速度ではないもののかなり早い読み込みスピードです。ゲームやクリエイティブなタスクを快適に処理できる性能です。

PC内部の温度/ファンの動作音について

ファイナルファンタジー実行時の内部のCPU温度についてです。最大96℃で動作。

PCの表面温度

WASDの人が触る箇所はあまり熱くありませんが、中心部は45度付近と低温やけどする水準なので中外必要です。

ファンの動作音について

ROG Zephyrus M15の動作音
ターボ時約54.1db
パフォーマンス時約51.6db
サイレント時約42db

 

ROG Zephyrus M15の評価とまとめ

良い点

  • スタイリッシュなデザイン
  • Adobe RGB 96%カバーでコンテンツクリエイトに向いたモニター

気になる点

  • やや控えめなパフォーマンス

持ち運びで考えるならありだけどちょっと高いかも

ROG Zephyrusシリーズは、ROGのなかでも比較的販売価格が安いのですが、第10世代のインテルCPUとThundeboltが価格に乗っかってきているのか、昨今のAMD製CPUを搭載したモデルよりも高いのが気になります。(筐体の冷却性能的にAMD+GTX1660TIクラスが最適かもしれない)

また、薄型化を追求したため、ピークパフォーマンスが他社モデルよりも低かったのが気になりました。

搭載されているパネルやポート類は豪華なので、携帯できるミドルハイクラスのゲーミングノートPCを探している方はセールなどで安く購入できる機会があればおすすめです。

ROG Zephyrus M15

  • モニター 15.6型 FHD(240hz)or 4KUHD
  • CPU Intel Core i7 10750H
  • GPU GTXRTX2060~RTX2070Max-Q
  • メモリ 16GB
  • SSD 512GB-1TB

なお、価格や仕様は変更となる恐れがあるため必ずASUS公式サイトでご確認ください。

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