ASUSChromebook Flip C436FAレビュー Core i7搭載高性能Chromebookレビュー

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ASUSの発売するChrome OSを搭載した2-in-1型のChromeBook Flip C436FAは、プロセッサにインテルCore i7 10510UやRAMに16GBを採用することでハードウェアパフォーマンスを飛躍的に高めました。

メーカーより発売前に実機をお借りしたので検証結果やおすすめポイントを紹介したいと思います。

動画で見る

動画で感想を紹介しているのでぜひこちらも参考にしてください。

スペック

今回検証機としてお借りできたのは、C436FA-E10162、第10世代のインテルCore i7プロセッサを搭載したモデルです。

モニター14型フルHD(1920×1080ドット)
OSChrome OS
CPUCore i7 10510U
iGPUIntel UHDグラフィックス
メモリ16GB(LPDDR3-2133)
ストレージ512GB(PCIE)
連続動作時間約11.8時間
重量1.15kg
保証購入日より12か月間のインターナショナル保証

 

重量はわずか1.15kgと軽量で、Windows搭載のハイスペックモバイルノートとそん色ないハードウェアスペックです。

Chromebook Flip C436FA

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デザインや使い勝手について

Chromebook Flip C436FAは2-in-1タイプのChromebookで、テントモードやタブレットモードなど一般的なクラムシェル型と違い、プレゼンや動画視聴など、タブレットの代わりにもなる使い方が可能なので、非常に利便性が高いと思います。

天板

検証機のカラーはエアロジェルホワイトです。エアロジェルホワイトは白を基調としていますが、光の反射角度によって紫や、ピンクに光が反射し、華やかな雰囲気を演出します。

ASUSはChromebook以外にも、同社のトレンドカラーとして採用しているようです。ASUSはその年の流行カラーをいち早くプロダクトに反映しているため、より洗練されたデザインといえるでしょう。

マグネシウム合金で軽量と耐久性を確保

また、カラーだけでなくマグネシウム合金を素材に採用することで高い耐久性を確保。洗練されたデザインと耐久性はZenBookなどのハイスペックモバイルノートPCで培った技術力が活きているのだと思います。

キーボード側

モニター4辺のベゼル幅は非常に狭く、昨今のハイエンドモバイルノートを思わせるデザインです。使っているパーツもデザインも気合を感じられるChromebookです。

ChromebookのキーボードはWindowsやMacOS用と比較するとキーが少ないのが特徴です。そのため、「Ctrl」キーや「Alt」キーが広くつかえます。

一方、キーそのものがおおきいためか、普段Windowsを使っているように感覚的にホームポジションに手を置くと、ややタイプ時の”軸”が左にずれるような印象を持ちました。[f]をタイプしているつもりが[d]をうっているかのうような、1文字ずれたような感覚です。

簡単に修正は可能なのですが、慣れるまで時間がかかるかもしれません。

キーストロークは実測値で1.2~1.3mmほどで非常に浅く、わずかにクリック感があります。昨今のモバイルノートPCを触れている人なら苦も無く使えると思います。

底面

底面はシルバーで一般的なノートPCのような形をしています。インテルのCore iプロセッサは、従来のChromebookに搭載されているPentiumuやCeleronよりも高性能ですが、発熱した際のピーク温度も高いためか、冷却用の穴が開いていました。

外観だけ見れば立派な高性能モバイルノートPCだと思います。

インターフェースについて

Chromebook FlipC436FAは左右どちらからでも充電可能なUSB-Cが付属しています。

純正以外のものをりようするのなら45W出力のものであれば充電可能。(動作保証の対象外なので自己責任でお願いします。)

左側面

  • USB-C(USB 3.1Gen1)
  • ヘッドフォン/マイク兼用コンボジャック
  • 音量ボタン
  • 電源ボタン

右側面

  • microSDカードスロット
  • USB-C(USB3.1 Gen1)

右側面のmicroSDカードスロットはペンホルダーが収納できる

Core i7搭載モデル機には4096段階の筆圧検知に対応したスタイラスペンが付属します。今後クリエイティブな作業もChromebookで行えるように搭載させているのだと思います。

miroSDカードスロットにピタッとはまる感じがとても気持ちがよく、ペンが迷子にならないよう配慮されています。

ベンチマーク結果

GeekBench 5 CPU性能

GeekBench5のスコアは上記の通りです。インテル製のCPUは非常にパフォーマンスが高く最新のスマートフォンに搭載されるSoCよりも高い性能を発揮可能です。

バッテリーの連続動作時間

メーカー公称値約11.5時間
PCMarkforAndroido※約6時間

C436FAはメーカー公称値で約11.5時間の動作。

今回Android版のPCMarkでバッテリーテストを行いましたが、バッテリー切れまで動作してしまい正確な数値が分かりませんでした。計測してから約6時間ほどの動作時間であることまで確認していますので、参考程度にしておいてください。

バッテリーは1時間程度でフル充電可能

BattelyMixで空の状態から満充電になるまで約1時間ほどでした。仮に、充電し忘れたとしてもスマートフォンのようにすぐにフル充電までもっていけるのはありがたい。

ビジネスシーンでもバッテリー切れを心配せずに使いつぶせるといった感じ。一方で、充電速度が一定だったのでバッテリーに負担がかかっていそうな印象です。(通常のAndroidでは70%くらいから段階的に充電される)

Chromebook C436FAの評価とまとめ

良かった点

  • 高性能モバイルノートPCような洗練されたデザイン
  • Chromebooksで最高クラスのパフォーマンス
  • 打ちやすいキーボード
  • ナローベゼルデザインのモニター

気になった点

  • パフォーマンスの使いどころ
  • バッテリーの劣化具合

アプリケーションの拡充で可能性がひろがりそう

ここ最近、ますますスマートフォン用に開発されたアプリケーションの利便性が高まってきているのを受けて、スマホ用アプリでもある程度クリエイティブな作業が行えるようになりつつあります。

ASUSが販売するC436FAのように、ハイスペックなChromebookが増えれば開発側も本腰をいれてくれると思うので、ますます期待できる。

とはいえ、まだまだ開発段階なのかなというのがバッテリーの充電具合からうかがえる、Windows機やAndroid機では、ソフトウェアで細かく自動的に管理できるのに対し、Chromebookでは人間が管理しないとすぐにバッテリーの劣化につながりそうな挙動が見られたので注意しましょう。

Chromebook Flip C436FA

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