Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10(14型 AMD)をメーカーからレンタルできたのでレビューします。
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Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10(14型 AMD)のスペック
Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10(14型 AMD) | |
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モニター | 14型(2880×1800ドット)16:10 光沢 |
CPU | Ryzen AI 7 350 |
GPU | Radeon 860M |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB(NVMe) |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約313mm×奥行き約221mm×高さ約15.5mm |
無線通信規格 | WIFI6(802.11ax)、Bluetooth 5.3 |
バッテリー | 84Whr |
充電タイプ | 100W ACアダプター |
重量 | 約1.39kg |
保証 | 1年間のメーカー保証 |
特徴
Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10は、Ryzen AIプロセッサを採用したプロフェッショナル向けノートPCです。
事務作業からクリエイティブワークまで幅広くこなせる性能を備え、豊富なインターフェースを搭載。
「高性能なのに手に取りやすい価格」を追求したモデルで、同価格帯の中でも特にパフォーマンスを重視したいユーザーにおすすめできる1台です。

Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10(14型 AMD)
公式サイトでみるデザイン

IdeaPad Pro 5 Gen 10は、シンプルかつ洗練されたデザインを採用しており、天板にはLenovoロゴのみを配置した落ち着いた印象です。カラーはダークグレー系で、ビジネスシーンにも馴染む上品さがあります。

ディスプレイは狭額縁仕様で、14型ながらも大画面をしっかり活かせる設計。特に上部のWebカメラ部分はシャッター付きでプライバシーに配慮しています。

底面は放熱用のスリットが広く取られており、長時間の作業やクリエイティブワークでも安定した冷却性能を発揮します。四隅には滑り止めのラバーを備え、机上での安定性も良好です。

全体として「スタイリッシュさ」と「実用性」を両立したデザインで、持ち運びにも据え置き利用にも適したノートPCに仕上がっています。

Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10(14型 AMD)の実測重量は 約1.41kg でした。14型ノートPCとしては標準的な重さで、毎日持ち運ぶモバイル利用にも十分対応できる範囲です。

加えて、ACアダプターと電源ケーブルの合計重量は 約386g となり、PC本体と合わせると 1.8kg弱 の持ち運びセットになります。軽量モバイルノートと比べるとやや重さはありますが、性能面や拡張性を重視したバランス型ノートとして考えれば納得できる範囲といえるでしょう。
特にカフェやオフィス間の移動で利用する方にとっては、性能と重量のバランスが取れた使い勝手の良いモデルです。
モニター

Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10 (14型 AMD) に搭載されているディスプレイは、14型の 2.8K OLEDパネル です。解像度は 2880×1800 と高精細で、文字はくっきりと表示され、写真や動画も細部まで鮮明に映し出してくれます。
色域

パネルは有機EL方式を採用しており、黒の沈み込みが深く、コントラスト比の高い映像を楽しめるのが特徴です。さらに、色域は DCI-P3を99.9%カバー しており、一般的なsRGBを大きく上回る広色域に対応しています。そのため、動画や写真の編集、クリエイティブな用途にも十分対応できる品質です。

輝度は実測で最大約462nitを記録しており、屋内での利用はもちろん、カフェや出先などある程度明るい場所でも快適に使うことができます。映像鑑賞では有機EL特有の鮮やかな発色を体感でき、仕事からエンタメまで幅広く活躍してくれるディスプレイです。
この価格帯で 2.8K有機ELディスプレイ を採用しているのは珍しく、コストパフォーマンスの高さを一段と引き立てるポイントとなっています。
キーボード

Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10 (14型 AMD) のキーボードは、シリーズらしいしっかりとした打鍵感が特徴です。キー配列は標準的でクセが少なく、タイピングに慣れやすいため、事務作業や文章作成を中心に使う人にも快適です。キーの押し込みも浅すぎず、程よい反発感があるので長時間の作業でも疲れにくい印象です。
一方、タッチパッドは樹脂素材を採用しており、押し込むと「カチカチ」と音が鳴るタイプです。ガラス製タッチパッドと比べると滑らかさでは劣るものの、日常的な操作やカーソル移動には十分対応できる精度を備えています。コストを抑えつつも使いやすさは確保されており、価格帯を考えると納得できる仕上がりです。
インターフェース

左側
- HDMI
- USB 4(映像出力・給電対応)×2
- SDカードスロット

右側
- おーディオジャック
- 電源ボタン
- USB-A×2
左側には HDMIポート、USB4 Type-C×2、SDカードリーダー を搭載しており、外部ディスプレイや高速データ転送、写真や動画の取り込みもスムーズに行えます。USB4はThunderboltに準じた規格のため、外付けGPUや高速ストレージとの接続にも対応可能です。
右側には マイク/ヘッドホン端子、電源ボタン、USB 3.2×2 を配置。日常的に使うUSB機器を左右どちらにも接続できる点は利便性が高く、使い勝手の良さにつながっています。
薄型ながらもビジネスからクリエイティブ用途まで幅広く対応できるインターフェースを持ち、外付け機器との接続性を重視するユーザーにとっても安心できる構成です。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUの性能のみで画像を書き出し処理するベンチマークテストです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。

IdeaPad Pro 5 Gen 10(14型 AMD)は、Cinebench R23でマルチコア16635pts、シングルコア1981ptsを記録しました。
このスコアは上位モデルのCore Ultra 9やRyzen 9シリーズに迫る数値であり、同価格帯のノートPCとしては非常に高い性能を発揮しています。

搭載されているRyzen AI 7 350は8コア16スレッド構成で、事務作業だけでなく動画編集や画像処理といったクリエイティブ用途まで幅広く対応可能です。
またAI処理のサポートも強化されており、最新のワークフローにもしっかり対応できるのが魅力です。
**「高性能だけれど価格は抑えめ」**というコンセプト通り、コストを重視しながらも性能で妥協したくない人におすすめできるモデルです。
バッテリー持続時間
HD画質の動画をループさせるバッテリーテストの結果です。

バッテリー持続時間についてですが、IdeaPad Pro 5 Gen 10(14型 AMD)は約13時間34分の動画再生が可能でした。これは50%前後の明るさでの計測値であり、実際の使用環境でも十分に長時間駆動できる性能を備えています。

比較テストでもおおよそ800〜900分台が多い中で、本機は818分と標準的なスコア。モバイル用途において「1日フルに外出しても充電を気にせず使える」安心感があります。
特にRyzen AIプロセッサによる効率的な電力制御のおかげで、高性能と省電力性をバランスよく両立しているのが特徴です。持ち運んで仕事や学習に使うユーザーにとっては大きなメリットと言えるでしょう。
記事に入れるときは「長時間駆動で外出先でも安心」「13時間以上持つので出張やカフェ作業にも向く」といった表現が使いやすいと思います。
動画のエンコード

動画エンコードに関しては、13分の動画を243秒(約4分3秒)で完了しました。
このスコアは同価格帯のノートPCの中でも上位クラスに位置し、動画編集やYouTube用動画の書き出しといった用途でも快適に使える性能を示しています。

特に、CinebenchでのCPU性能が高いこともあり、動画エンコードにおいても安定した処理速度を発揮しています。プロフェッショナル用途まではいかないにしても、学生やビジネスパーソンが趣味や副業で動画を扱うレベルであれば十分対応可能です。
SSDの読み書き


SSDのベンチマーク結果を確認すると、IdeaPad Pro 5 Gen 10 (14型 AMD)は非常に高速なストレージを搭載していることがわかります。
CrystalDiskMarkの測定値
- シーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1):約 6970MB/s
- シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1):約 6500MB/s
- ランダムリード(RND4K Q32T1):約 646MB/s
- ランダムライト(RND4K Q32T1):約 487MB/s
PCIe 4.0 x4接続のSSDらしい圧倒的な読み書き速度で、動画編集の素材展開や大容量データのコピーも非常に快適にこなせます。さらに、OSやアプリの起動速度、ブラウジングや事務作業におけるレスポンスも高速で、ストレスを感じにくい仕上がりです。
PCの温度とファンの動作音
Cinebench R23の10minuteテストでCPU使用率を100%にし、PCの動作周波数を確認します。

動作周波数(青線)
開始直後に約4.0GHzまで一気に上昇し、その後も高いクロックを維持しています。全体を通して大きなクロック低下は見られず、安定してパフォーマンスを発揮できていることが分かります。
コア温度(オレンジ線)
テスト開始直後に温度が急上昇し、その後は80〜85℃付近で推移しています。高負荷時でも温度は一定範囲内に収まっており、サーマルスロットリングによる大幅な性能低下は確認できません。
IdeaPad Pro 5 Gen 10 (14型 AMD)は、長時間のCPU負荷テストにおいても高クロックを維持し続けられる冷却性能を備えています。温度はやや高めですが、安定した動作が確保されており、クリエイティブ用途やビジネス用途でも安心して利用できる性能を発揮します。
表面の温度

キーボード中央付近:約38.5℃
上部ヒンジ付近(排気口近く):最大で約46.3℃
つまり、キー中央部分は手に触れても「少し温かい」と感じる程度ですが、上部はかなり熱を持っています。排熱の関係でヒンジ周辺が特に高温になりやすい構造です。
ファンの回転音の大きさ

高負荷時にはファン音が48dB前後まで上がり、静かな環境ではやや気になる場面もあります。ただし普段の事務作業やウェブブラウジングではここまで音が大きくなることは少なく、一般用途であれば十分静かに使えるでしょう。
まとめ:プロクオリティを低価格で手に入れるならコレ
IdeaPad Pro 5 Gen 10(14型 AMD) は、プロフェッショナルな利用シーンを想定したノートPCのなかで、手の届きやすい価格設定が最大の魅力です。同価格帯のモデルでは実現しにくい高いパフォーマンスや、DCI-P3カバー率99%以上の色再現性に優れたOLEDモニターを搭載するなど、必要なポイントをしっかりと押さえています。
15万円前後で購入できるコストパフォーマンスの高さは特筆すべき点で、**「高品質なノートPCが欲しいけれど20万円オーバーは出せない」**というユーザーにとって、最有力の選択肢となるでしょう。
