NEXTGEAR JG-A7G6Tをメーカーからお借りできたのレビューします。
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NEXTGEAR JG-A7G6Tスペック
| NEXTGEAR JG-A7G6T | |
|---|---|
| サイズ(幅×奥行×厚さ) | ミドルタワー(220×405×390) | 
| CPU | Ryzen 7 5700X | 
| GPU | RTX5060(16GB) | 
| メモリ | 16GB | 
| SSD | 1TB(NVMe) | 
| 無線通信規格 | – | 
| 電源 | 750W 80PLUS BRONZE | 
| 重量 | 約9.2kg | 
| 保証 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート | 
特徴 Ryzen 7 5700X搭載でコストを抑えたエントリーゲーミングPC
NEXTGEAR JG-A7G6Tは、マウスコンピューターのゲーミングブランド「NEXTGEARシリーズ」の中でも特に人気の高いモデルです。
実際に東京ゲームショウ2025でマウスコンピューターの担当者に
「売れ筋のモデルはどれですか?」と尋ねたところ、
その時期のデータ上でもっとも販売台数が多いと紹介されたのがこの機種でした。
CPUにはコストバランスに優れたRyzen 7 5700X(8コア16スレッド)を採用し、
GPUには最新のGeForce RTX 5060 Tiを搭載。
CPU世代をあえて抑えることで価格を下げつつ、GPU性能を最大限に確保しているのがポイントです。
フルHD解像度でのゲーミングはもちろん、
動画編集や軽めの3DCG制作などにも対応できる性能を備えており、
“初めてのゲーミングPC”として最適なバランスモデルといえます。

NEXTGEAR JG-A7G6T
公式サイトでみるデザイン

NEXTGEAR JG-A7G6Tは、2025年モデルから刷新された新筐体デザインを採用しています。
フロントパネルには左右非対称のアクセントカラーが施されており、
この紫色の部分は「スパークマゼンタ」と名付けられています。
このスパークマゼンタは視覚的なポイントとして非常に効果的で、
シンプルなブラックベースの中に個性を与えつつ、安っぽさを感じさせない上質な仕上がりです。
フロントはメッシュ構造になっており、吸気効率も高く冷却性能にも貢献。
RGBファンの光がメッシュ越しにほんのりと見えるデザインで、
派手すぎず落ち着いたゲーミングルックを演出しています。

NEXTGEAR JG-A7G6Tの上部は、全面メッシュ素材の防塵フィルターを採用しています。
ホコリの侵入を防ぎつつも通気性が高く、内部のエアフローを妨げない構造です。
マグネット式で着脱も簡単に行えるため、メンテナンス性にも優れた設計となっています。
フロント上部にはインターフェースが集約されており、
- USB Type-C
 - USB Type-A ×2
 - オーディオジャック
 - LEDライティングのカラー変更ボタン
 
が搭載されています。
特にLEDライティングボタンは、ワンタッチで発光色を変更できる便利な仕様で、
シーンに合わせてライティングを切り替えられる点が魅力です。
全体的にシンプルながらも機能性が高く、使いやすさとデザイン性のバランスが取れた構成です。

NEXTGEAR JG-A7G6Tの底面には、電源ユニット直下にメッシュ状の防塵フィルターが搭載されています。
これにより、下方向からの吸気を確保しながらも、ホコリの侵入を効果的に防止します。
このフィルターはスライド式で着脱が簡単に行えるため、掃除や定期メンテナンスも容易。
冷却性能を維持しつつ、内部へのホコリ蓄積によるトラブルやパーツ劣化を防ぐ設計となっています。
ケース全体としても通気性が高く、上部・前面・底面のエアフローがしっかり確保されており、
長期間にわたって安定した冷却性能を維持できる構造です。

NEXTGEAR JG-A7G6Tの側面は強化ガラスパネルを採用しており、内部パーツが見えるスタイリッシュなデザインになっています。
背面のネジを緩めるだけで簡単に開閉できる構造で、メンテナンスやカスタマイズがしやすいのが特徴です。

内部にはMicroATX規格のマザーボードが搭載されており、
コンパクトな筐体ながら拡張スロットやストレージベイも十分に確保。
GPUはZOTAC製のGeForce RTX 5060 Tiが装着されており、
冷却ファンやケーブルマネジメントもきれいにまとめられています。
エアフローは前面・上面・底面のメッシュから効率よく取り込み、
上部と背面の排気ファンで熱を逃がす構成。
コンパクトながらも冷却性能をしっかり確保したレイアウトです。

背面インターフェースは、ゲーミング用途に適した構成です。ディスプレイ出力はグラフィックボードから豊富に用意されており、マルチモニター環境の構築も容易です。USBポートも複数搭載されており、マウス、キーボード、ゲームパッド、外付けストレージなどを同時に接続しても余裕があります。
有線LANポートやマルチチャンネル対応のオーディオ出力も備えており、通信安定性や音響面でも安心してゲームや配信に臨める設計となっています。
性能
パフォーマンスの測定は全てパフォーマンスモードで計測しています。
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。

NEXTGEAR JG-A7G6Tに搭載されているRyzen 7 5700Xは、8コア16スレッド構成のCPUで、
Cinebench R23では以下のスコアを記録しました。
- マルチコア:13,576 pts
 - シングルコア:1,525 pts
 
最新世代のRyzen 7 7800X3DやCore i7-14700Kなどと比較すると、
処理性能はやや控えめで、特にマルチスレッド性能では約50%程度のパフォーマンスとなります。
3DMark Time Spy

NEXTGEAR JG-A7G6Tに搭載されている**GeForce RTX 5060 Ti(16GB)**のTime Spyスコアは以下の通りでした。
- 総合スコア:14,068
 - グラフィックスコア:15,433
 - CPUスコア:9,372
 

このスコアは、ノートPC向けのRTX 5070 Ti搭載モデルを上回る結果となっており、
デスクトップPCならではの冷却性能と電力供給能力がしっかり活かされています。
フルHD〜WQHD解像度のゲーミング環境においては、
高画質設定でも平均100fps前後を維持できる性能で、
多くの最新タイトルを快適にプレイ可能です。
3DMark Speed Way
重量級ゲームタイトルを想定したベンチマーク3DMark Speed Wayの結果です。

3DMarkの最新ベンチマーク「Speed Way(DirectX 12 Ultimate対応)」で計測した結果は以下の通りでした。
- 総合スコア:4,159
 - 平均フレームレート:41.6 FPS
 
この結果は、RTX 5060 Ti搭載モデルとしては標準的で、
レイトレーシング処理を含む高負荷なシーンでも安定した描画性能を発揮しています。
GPUクロックは終始安定しており、温度上昇によるパフォーマンス低下も見られません。
RTX 5060 Tiのアーキテクチャ効率の良さが際立っており、
DirectX 12 Ultimate対応タイトルでも十分に実用的なパフォーマンスを確保できています。
モンスターハンターワイルズ ベンチマーク結果
フルHD)解像度・ウルトラ設定

「モンスターハンターワイルズ」をフルHD・ウルトラ設定で実行した結果、
スコア:21,837/平均128.3fpsを記録しました。
RTX 5060 Ti搭載モデルとして非常にバランスが良く、
フルHD環境ではどのシーンでも快適にプレイ可能です。
フレーム生成(DLSS 3)も活用できるため、描画品質を維持しながらさらに滑らかな動作を実現します。
クリエイティブ性能
DaVinci Resolve Studio 20 によるエンコード結果

DaVinci Resolveを使用し、**YouTubeプリセット(H.264)**で13分のFHDプロジェクトをエンコードしたところ、
**書き出し時間は約2分24秒(144秒)**でした。

この結果はRTX 5060 Ti搭載PCとして標準的なスピードで、
ミドルクラスながら動画編集も十分こなせる性能を発揮しています。
YouTube動画制作や趣味レベルの映像編集には十分な快適さを実感できるでしょう。
Blender レンダリング情報(Cycles)

Blender(Cyclesレンダー/GPUモード)で標準的なサンプルシーンをレンダリングしたところ、
出力時間は3分7秒でした。
RTX 5060 Ti搭載モデルとしてはやや遅めの結果で、
これは主にCPU(Ryzen 7 5700X)の処理性能がボトルネックになっていると考えられます。
GPU性能自体は高く、RTX 4070 Laptop搭載ノートPCと近いグラフィックス性能を示しているため、
CPU負荷が大きいレンダリング処理では差が出やすい印象です。
ストレステストの結果

DMarkの**Steel Nomad Stress Test(20ループ)を実施したところ、
フレームレートの安定性は99.4%**と非常に高い結果を記録しました。
このテストは長時間負荷をかけ続けた際の動作安定性を確認するものですが、
NEXTGEAR JG-A7G6Tはスコアのブレがほとんどなく、
冷却システムがしっかり機能していることを裏付ける結果となりました。
CPU温度・GPU温度ともに安定しており、
動作中のクロック変動も小さいことから、
長時間のゲームプレイやエンコード作業でも性能を維持できる構成といえます。
ストレージ


NEXTGEAR JG-A7G6Tには、**PCIe 4.0 x4接続対応のNVMe SSD(1TB)**が搭載されています。
CrystalDiskMarkによる計測結果は以下の通りです。
- 読み込み速度:6,044 MB/s
 - 書き込み速度:5,435 MB/s
 
このスコアはハイエンドクラスのSSDに匹敵する非常に高速な結果で、
OSの起動、アプリケーションの読み込み、ゲームのロード時間など、
日常的な操作が体感でわかるほどスムーズになります。
PCの温度とファンの動作音

「モンスターハンターワイルズ(フルHD・ウルトラ画質)」を30分間実行した際のCPU動作を記録しました。
結果として、平均温度は約78℃前後、動作クロックはおおむね4.2〜4.5GHz付近で安定しており、
高負荷時でもクロックダウンや熱暴走といった挙動は見られませんでした。
Ryzen 7 5700Xの省電力設計と、NEXTGEAR筐体の冷却効率の高いエアフロー構造がうまく機能しており、
長時間のゲームプレイやエンコード作業でも性能を安定して維持できる設計となっています。

モンスターハンターワイルズ(フルHD・ウルトラ画質)での実行中のフレームレートを計測したところ、
平均はおおよそ100〜130fps前後で推移しました。
一部シーンではCPU負荷が高まり100fpsを下回る瞬間もありましたが、
これはRyzen 7 5700Xの世代的な影響によるもので、描画処理自体は安定しています。
実際のプレイ体感としては非常に滑らかで、操作遅延やカクつきはほとんど感じられません。
GPU(RTX 5060 Ti)のパフォーマンスをしっかり引き出せており、
CPU性能を考慮しても十分快適にプレイできるバランス構成といえます。
表面の温度

ベンチマーク実行中に内部温度をサーモグラフィで確認したところ、
**CPUクーラー周辺で約48.1℃、GPU付近で約42.6℃**を記録しました。
CPU付近の温度上昇は見られるものの、冷却ファンがしっかり機能しており、
ケース内全体の熱分散は良好です。
GPU側は比較的低温を維持しており、エアフローの設計が適切に機能していることが分かります。
ファンの回転音の大きさ

ベンチマーク実行時のファンノイズを測定したところ、
最大で57.5dBという結果でした。
この数値はゲーミングPCとしてもかなり大きく、
「うるさい」と感じるレベルです。
GPUとCPUが同時に高負荷状態に入ると、ケースファンとCPUクーラーが全開で稼働し、
高音域の風切り音が耳につきます。
ただし、この冷却性能のおかげでCPU温度は80℃以下を安定して維持しており、
性能を落とさずに安定動作を続けられる設計になっています。
静音性よりもパフォーマンスを優先したチューニングで、
特に夏場の長時間プレイや高解像度レンダリング時には効果的。
とはいえ静かな環境で使う場合は、ヘッドセットの着用やファンカーブ調整の検討を推奨します。
拡張性について

マザーボードはメモリスロット4本構成となっており、
購入時の構成からさらにメモリを増設することが可能です。
現行モデルでは最大128GBまでのDDR4メモリに対応しており、
動画編集や3Dレンダリングなどメモリを多く消費する作業にも柔軟に対応できます。
また、ケース内部には2.5インチシャドウベイも搭載されており、
SATA SSDやHDDを追加してストレージ容量を拡張することも可能。
NVMe SSDとSATA SSDのデュアル構成にすることで、
高速アクセスと大容量保存を両立したクリエイティブ環境を構築できます。
全体的にケーブルマネジメントもしやすく、
自作経験の少ない人でも扱いやすい内部レイアウトです。
まとめ 低価格で最新ゲームを高画質で遊びたい人におすすめ
NEXTGEAR JG-A7G6Tは、ライトゲーマー向けながらも最新ゲームをウルトラ画質で快適にプレイできる性能を備えたコスパ重視のゲーミングPCです。
Ryzen 7 5700XとRTX 5060 Ti 16GBの組み合わせにより、
CPUとGPUのバランスが非常によく、フルHD環境ではほぼすべてのタイトルを高画質設定で快適に動作させることができます。
CPU性能を100%引き出せる電力設計で、ゲーミングだけでなく軽い動画編集や配信にも対応可能です。
一方で、コストを抑えるためにCPUクーラーはリテールクーラー(付属クーラー)が採用されています。
そのため、フル負荷時には57dBを超える騒音レベルとなり、動作音はかなり大きめ。
もし長時間プレイや静音性を重視する場合は、水冷クーラーへのカスタマイズを強くおすすめします。
総じて、
- 価格を抑えたい
 - 最新タイトルをウルトラ設定で遊びたい
 - 自分で少しカスタマイズして長く使いたい
 
そんなユーザーにぴったりの、コスパ特化型デスクトップゲーミングPCです。

