「自宅で使用しているパソコンのメーカーは?」という調査結果で、総合ランキング1位は「富士通」で35.0%、2位は「NEC」で17.7%、3位は「東芝」で16.0%、4位は「特定のメーカーではない(自作PCなど)」で10.9%、5位は「DELL(デル)」で9.9%という結果でした。
出典-パソコンメーカー人気ランキング 1位は富士通、2位はNEC、3位は東芝-niftyニュース
数あるパソコンメーカーの中でも、日本国内で最も利用されているメーカーは”富士通”ですが、これにはカラクリがあります。
- このアンケートを富士通系列のNiftyが記載している
- 既にパソコンを持っている人にアンケートしている
- 家電量販店の優先順位順となっている
という上記3つの理由です。
筆者である僕は、元家電量販店店員という肩書でブログを執筆しており3つめの家電量販店の優先順位順となっているは僕の経験則から基づくものであり、「初めてパソコンを買うならどのメーカーがオススメですか?」と近場に量販店があれば寄ってみて販売員の人に聞いてみると良いでしょう。
高確率で富士通かNECをオススメされるはずです。この辺りは下記記事に詳細を記載しましたので量販店で購入する際の注意点含めて確認してみてください。
動画で知る
量販店で働いていた経験をもとに動画にまとめてみました。9分ほどで見れます。
ちなみに僕のおすすめはマウスコンピューターのパソコンをネットで買うことです。さらにおすすめのメーカーをまとめました。2つの動画を見て考えてみてください
YouTubeでチャンネル登録さて、この記事ではこれからパソコンを初めて購入する方のためにどのメーカーをチョイスするのがオススメかを記載していく記事です。
ネット通販全盛時の昨今、お店で実際に実物を見ることはもちろん大切ですが、割高であることをうすうす気づいている人も多いでしょう。でしたらPCレビュワーとしてパソコン業界の最前線を追いかけている僕の意見も少し耳に入れていただければ幸いです。
予算とメーカー選び|予算で人気をランキング化
ノートパソコンを購入する際、最初に決めなくてはいけないのが予算です。初めてパソコンを購入する人のために大手価格比較サイト『価格.com』より他人がノートパソコンにどれくらいのお金をかけているのかデータをお借りしました。
ここから、本当に売れてるパソコンメーカーがわかります。
1位60,000円~80,000円
ノートPCを購入する際最も人気なのが6万円~8万円台のパソコンで20.96%です。
なお、この価格帯で購入できる売れ筋パソコンメーカーは上記3メーカーです。※クリックすると各社の評判が見れます。
世界で売れている3台メーカーが並びます。国内メーカーと外資系メーカーで何が違うかといえばコスト削減がうまいか否かですので、コストパフォーマンスが高いといわれる3メーカーですね。
この中でのおすすめのパソコンは下記ですね。
Think Pad E595|メーカー:レノボ
- 画面サイズ:15.6インチ
- CPU: Ryzen 5 2500U
- メモリ:16GB
- HDD:256GB
- グラフィックボード非搭載
- 価格:7万円台
Inspiron 14 5000メーカー:デル
- 画面サイズ:14.1インチ
- CPU:Core i5-10210U~
- メモリ:8GB
- SSD:256GB
- グラフィックボード非搭載
- 価格:7万円台
2位80,000~100,000円
邪魔にならない13.3インチクラスかつハイスペックモデルが欲しい方がこの価格帯を選びます。
この価格帯で購入できる売れ筋パソコンメーカーは上記3メーカーです。※クリックすると各社の評判が見れます。
mouse X4シリーズ(FHD)|メーカー:マウスコンピュータ―
- 画面サイズ:14インチ
- CPU:Core i5 10210U
- メモリ:8GB~
- グラフィックボード非搭載
- 価格:8万円台~
HP ENVY 13×360|メーカーHP
- 画面サイズ:13.3インチ
- CPU: Ryzen 3 2300U-Ryzen5 2500U
- メモリ:4-8GB
- SSD:256GB
- グラフィックボード非搭載
- 価格:8万円台
ideapd S540(15)|レノボ
- 画面サイズ:15.6インチ
- CPU:Intel Core i5 10210UU~
- メモリ:8GB
- SSD:256GB
- グラフィックボード非搭載
- 価格:9万円台
3位40,000円~60,000円
3位が4万円から6万円です。売れ筋メーカーは下記3社
となります。低価格帯はコストカットが得意な外資系メーカーの独壇場となります。
mouse F5|メーカーマウスコンピュータ―
- 画面サイズ:15.6インチ
- CPU:Celeron 4205U
- メモリ:4GB
- グラフィックボード非搭載
- 価格:5万円台~
ideapd S540(15)|レノボ
- 画面サイズ:15.6インチ
- CPU:Intel Core i3 8145U
- メモリ:8GB
- SSD:256GB
- グラフィックボード非搭載
- 価格:5万円台
安心の国内生産でメーカーを選ぶ
上記は長野県飯山市に工場を構えるマウスコンピュータ―の飯山工場を見学させていただいた時のものです。
国内メーカーと外資系メーカーの違いは、国内でパソコンを組み立てるか、海外で組み立てるかによるもの。例えば、DELLやLenovoが安い価格で国内メーカーの富士通やNECよりも安い価格でハイスペックのパソコンを販売できるのは、中国の広大な工場で大量生産をしているからです。
外資系メーカーのパソコンも初期不良は低下傾向にある
- 半導体の製造技術向上によりパーツごとの相性問題が少なくなった
- 中国工場で働く人の技術が挙がってきている
しかしながら、空輸、あるいは船便による輸送時に起きた際の問題はなかなか止められず、確率的に国内生産を選んだ方が初期不良を引く可能性がグッと低くなります。
- 富士通
- NEC
- レノボ(一部モデル)
- マウスコンピュータ―
- パソコン工房(マウスコンピュータ―のグループ会社)
- 東芝
- VAIO
- Panasonic
- HP(一部モデル)
富士通、NECはパソコン部門はレノボの傘下となっており、ことノートパソコン市場においてはグループ会社と見た方が正しいでしょう。レノボのThinkPadなどの高級ブランドはNECの国内工場で生産されていることもあり、機種ごとに差があるので一概にこのメーカーはダメだ!と決めつけるのはいけません。
また、パソコン工房は現在マウスコンピュータ―のグループ会社であり、パソコン本体に同じパーツが使われていることも珍しくありません。メリットとしては宣伝費にお金をかけていないため、マウスコンピュータ―よりもやや割安であるということです。
上記メーカーのなかでも低価格で外資系メーカーと戦える生産力とクオリティを維持できる国内メーカーのマウスコンピュータ―がオススメです。
それ以外の国内メーカーの特徴は一般の用途から少しだけ離れたところにあります。
用途によってパソコンメーカーを選ぶ
国内メーカーの得意分野は1kg以下で頑丈で軽くてハイスペックなモデル
富士通やVAIO、Panasonicが優れているのは、世界最軽量のノートPCに堅牢制を持たせた日本の技術力を終結させたようなパソコンを販売している点です。とはいえ、それが必要かどうかは人によって変わりますし、むしろいらないから価格を安くしてほしいという人も多いのではないでしょうか。これが国内メーカー衰退の原因です。
Let’snote SV12プレミアムエディション|メーカーPanasonic
- 液晶:12.1インチWUXGA(1920×1200ドット),非光沢
- CPU:インテル Core i7 8650U vPRo
- GPU:インテルUHDグラフィックス 620
- メモリ:16GB
- SSD:256GB
- HDD:1TB
- 重量:1,049g※
日本マイクロソフトはMicrosoft Officeとパソコンをセットで購入する人におすすめのメーカー
Microsoftが販売するSurfaceシリーズはMicrosoft Officeが標準搭載されており、例えばその時に最新のCore i5搭載モデル+Microsoft Officeを他メーカーで購入するよりもお得である可能性が非常に高いです。
まとめと評価:外資系メーカー=安い、国内メーカー=技術力が高い
低価格のノートパソコンが外資系メーカーばかりなのは、やはりコストの関係上国内の大手メーカーの生産力では、10万円以下でノートパソコンを販売すると採算が取れないからでしょう。保証やアフターサポートを考えると、国内メーカーのマウスコンピューターがやはり強いと感じますし、デルやHP、レノボは公式ページの煩雑さ以外は気になりませんし、価格が魅力です。
- 不安な初心者はマウスコンピュータ―
- ちょっとパソコンに詳しい人ならレノボのThinkPad
- デザインにこだわるならHP
- とにかくコストを割きたくない方はデル
- Microsoftはサポートも製品も一流。価格ややや高め
といった感想です。
さらに細かい用途で絞る
詳しく用途で絞りたい方は下記記事がオススメです。
また、当ブログでは皆様のパソコン購入の手助けとなるよう運営をしています。マウスコンピュータ―ならメーカー担当者に直接問い合わせることも可能です。その他メーカーに関しても独自に調査、検証などを行うことは可能ですので、ぜひブログコメント欄をご利用ください。