mouseX4 i7 レビューPD対応の14型モバイルノートPC

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マウスコンピューターの大人気シリーズ、m-bookが”mouse”に統一されてわかりやすくなりました。

それに伴って機種も新しくなるわけでして、本記事で紹介するのは、第十世代のインテルCPUを搭載したmouse X4 i7です。

マウスコンピューターの中でも売れ筋のモバイルノートPCm-Book Jから進化した製品でして、デザインにこだわったつくりや、冷却性能を高めたことにより、モバイルノートPCとは思えないほどのマシンパワーが魅力のノートPCです。

メーカーから実機をお借りしましたので検証結果と僕の感想をお伝えいたします。

mouse X4 i7の特徴

USB PD対応でモバイルバッテリーから充電可能に

マウスコンピューターによると60W出力(20V/3A)に対応しているとのことで、市販されている携帯充電器、あるいはモバイルバッテリーでPC本体を充電できます。(純正品以外は動作保証の対象外となるため注意が必要です。)

これにより、ACアダプターを持ち運ばなくとも本体への充電が可能になりました。

最近の充電器は非常にコンパクトでハイパワーです。写真はRAVPowerの30W出力のもの。

ノートPCをフルパワーで動かす場合、60W出力のものが必要になります。

マグネシウム合金採用で丈夫+軽い

mouse X4シリーズは、ボディ本体の素材にマグネシウム合金を採用しておりまして、質感や堅牢性を高めています。

ユーザーからの厳しい評価や評判を受けて、開発されたそうで、所有欲を満たすノートPCに仕上がっています。

実測値で重量は1.118kgでした。”14型”と考えれば驚異的な軽さだと思います

13.3型のボディに14型のパネルを搭載

狭額縁デザインを採用することで従来の13.3型のボディに14型のパネルを搭載できます。

画面は大きいほうが見やすく作業効率も上がりますが、モバイルノートPCは携帯時の利便性も考えてこれまでは13.3型が主流でしたが、これからは14型がトレンドです。

第10世代インテルCPU搭載でさらにパワーアップ

インテルのCore iファミリープロセッサは第十世代となり、さらにパフォーマンスを上げました。

Core i7モデルを選べば画像編集だけでなく、動画の編集も行える程度の性能です。携帯性+パフォーマンスを手に入れたい方は、mouse X4 i7はおすすめできます。

mouse X4シリーズのラインアップ

mosue X4のラインナップとおすすめ
機種おすすめCPUメモリSSD
mouseX4-BRyzen 5 3500U8GB256GB

 

mouse X4-i5-ECore i5-10210U8GB128GB
mouse X4-i5Core i5-10210U8GB256GB
mouse X4-i7-ECore i7 10510U8GB256GB
mouse X4-i7Core i7-10510U16GB256GB

 

メモリはカスタマイズで16GBに変更することができます。

ストレージの増設が安い

mouse X4の強みとして、ストレージ増設が他社製のモデルと比較して安い点にありまして、1TBの大容量SSDを追加しても、税抜き1.5万以下の追加料金に収まるため非常にお買い得です。

モバイルノートPCのハイスペックモデルをお求めの方には非常にお勧めできます。

セールでお得に購入可能

マウスコンピューターは公式サイトにて、PCのセールに力を入れています

セール対象製品になったものをベースとしてカスタマイズして購入してもよいですし、そのまま購入しても、問題のない構成で販売されるため、初心者の方で選び方がわからない方はセール対象製品の中から選んでみるのもよいかもしれません。

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mouse X4 i7のスペック

mouse X4 i7
モニター14型(1920×1080ドット)
CPUCore i7-10510U
iGPUIntel UHD graphics
メモリ8GB
SSD256GB
インターフェースUSB2.0/USB3.0×3(Type-C1)/HDMI/RJ45(有線LAN端子)
フロントカメラ100万画素、WindowsHello対応
ワイヤレス機能Wi-Fi6 802.11ax/Bluetooth 5.0対応
サイズ320.2×214.5×17.5mm
バッテリー駆動時間約12.0時間
重量約1.13kg
保証1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

マウスコンピューターのパソコンは標準保証に365日電話サポートサービスがついていますので、初めてPCを購入される方にもおすすめできます。

性能について

mouse X4 i7は高性能なインテルCore i7 10510Uを搭載していまして、Microsoftoffice系のソフトウェアはもちろん、画像編集も快適に行えるスペックです。

CPUの相対的な性能

Cinebench R20の総合スコア
m-Book K700 Core i7 9750H
2643pts
mouse X4 i7
1617pts
Prestige 15 Core i7 10710U
1587pts
m-Book X400HS Core i7 8565U
1448pts
m-Book X400B Ryzen 5 3500U
1373pts
mouse X5-B Ryzen 5 3500U
1371pts

CPUのレンダリングスピードを計測するCinebench R20では、1617ptsという結果でした。

前モデルm-Book X400シリーズと比較しても200ptsほどスコアを上げておりまして、モバイル用のノートPCとしては最高クラスのパフォーマンスです。

Office互換ソフトの快適性

ベンチマークソフト、PCMARK10はパソコンの総合的な評価をしてくれるソフトです。

Microsoftoffice互換ソフトは非常に快適に動作する水準で、ウェブの閲覧もサクサク。

デジタルコンテンツクリエイト(画像編集)は若干スコアが落ちていますが、一般的な用途であれば問題なく行えます。

AdobePhotoshop(フォトショップ)の快適性

AdobeのPhotoshopはクリエイターだけでなく、写真のレタッチやイラスト制作などにも利用されます。

Puget System社のPhotoshop用のベンチマークソフトを利用し、他社のノートPCと比較します。

Ideapad S540(15)ゲーミングエディションPhotoshopの快適性
機種mouseX4ZenBook 15 UX534FT-A9012
CPUCore i7 10510UCore i7 8565U
GPUintel UHDgraphicsGTX1650
メモリ8GB16GB
総合スコア488/1000655/1000
一般処理スコア3752.7
フィルタースコア47.872.1
GPUスコア40.560.9
Photomerge(写真結合)スコア74.678.1

専用のグラフィックスを搭載しているモデルと比較すると総合的な快適性は変わりますが、”Photoshopを使う”ことはできるでの、画像編集もできるレベルといえます。

ファイナルファンタジー14

流石にゲーム系のソフトは内蔵GPUで満足に動きませんが、CPU温度は100%の時でも80℃以下と非常に安定していました。

mouse X4シリーズは排熱効率が非常に高いため、高パフォーマンスを維持できます。

mouse X4 i7の性能まとめ

office系のソフトは苦も無く動かせますし、画像編集ソフトも比較的快適に動きます。動画編集などはより高性能なモデルのほうが、快適だと思います。

長時間駆動させ続けても安定しているため、10万円前後のノートPCとしてはコストパフォーマンスが高いと思います。

デザイン・外観について

シンプルなグレーカラーを採用。ビジネスシーンに最適です。

室内が24℃で触るとPCはひんやりしているので、アルミも含まれているのではないかと思います。

マグネシウム合金は樹脂やアルミと違った高級感のある肌触りです。

Ryzen 5 3500Uを搭載したモデルとの比較画像です。レビュー記事も記載していますので価格の安いモデルを検討したい方は下記モデルも参考にしてください。

角が削られ、やや丸いフラットなデザインで、老若男女問わず使いやすいと思います。

ナローベゼル(狭額縁)デザイン採用でシャープな印象を受けます。

14インチなのでやや横幅が広く、視認性も高い。

底面は、ゴム足で空洞を作り排熱できるよう設計されています。

モバイルノートPCとしては通気口部の穴が多く、大量の空気を吸い込んで奥から排熱する方式です。

薄型モバイルノートPCで数多く採用される、リフトアップヒンジではなく、ヒンジ部から熱を逃がせる設計です。

CPUのパフォーマンスを発揮するためにはしっかりと冷却する必要がありますから、これはこれで実用性の高い設計だと思います。

本体の厚さは、17.5mmで薄いです。USBポートやLAN端子がギリギリで配置されているのがよくわかります。

キーボード側に窪みがあり、パソコンが開閉しやすいよう工夫されています。

使う人にとって優しい設計になっています。

インターフェースについて

左側面

  • ケンジントンロック
  • LAN端子
  • USB 2.0
  • USB 3.0(Type-A)
  • イヤフォンジャック

右側面

  • USB-C(USB-PD対応)
  • USB-A 3.0
  • HDMI
  • DCジャック

HDMI出力、有線LAN端子を備えており、モバイルノートPCとしては高い拡張性だと思います。

また、Windows Helloによる顔認証にも対応しています。

PC設定時に、自分の顔をカメラを通してパソコンに記憶することで、パスワードなしでセキュアにWindowsにログインができます。

低価格でハイパフォーマンスながら、USB-PDやWindowsHelloによる顔認証など、最新のシステムに対応しておりまして、非常にコスパが高いと感じます。

液晶モニターについて

本体のフチが狭いナローベゼルデザインを採用しているため、ボディが小さく液晶は大きい物を搭載できます。

イメージとしては上記画像のような感じ。mouse X4は14インチモデルですが、既存の13.3インチクラスのボディ本体に14インチの液晶がのっかっています。

コンパクトかつ大画面を実現したモデルで最近の流行です。携帯性が高いため、持ち運ぶならナローベゼルデザインのこのPCがかなりおすすめできます。

ノングレアのIPSパネルを採用しているため、色つぶれや色変化が起きづらく視認性が高い液晶モニターです。

自然光が直で当たってもこれくらい視認できれば十分でしょう。

ノングレアタイプの液晶モニターです。視野角は普通だと思います。

色域・トーンカーブ

青が若干強めに調整されています、動画などを視聴する際に美しく見える、というよりは、彩度をおさえつつ、一般的な作業に適したモニターといったイメージです。

mouse X4の色域
sRGBカバー率68.2%

 

キーボードやタッチパッドについて

キーボードはフルサイズスケールのキーボードを搭載しています。

スペースキーや、シフトキーなど適切な長さに取られているため使い勝手はいいでしょう。

メーカー公称値では、キーピッチ(キーの中心から隣のキーの中心までの距離)は18mmで14インチとしては普通です。打ち辛さは感じませんでした。

また、キーの沈み込みを示すキーストロークは1.4mmで、昨今のモバイルノートPCと同様の深さです。

実測値ではキーストロークは1.5mmでした。(計測誤差も考えられます)

実際にタイプすると確かに『浅いかなー』といった感じですが、本体の剛性が高く打鍵時の”たわみ”は感じなかったため力強く打ち込めるキーボードだと思います。

打鍵音は「パチパチ」といった感じで、クリック感もあって個人的には打ちやすいと感じました。

タッチパッドのサイズ感は成人男性が指を4本乗せてもまだ余分があり、操作性は高いと思います。

クリックボタンがついていないのですが、タッチパッドのクリック感はちょうどよくこれまでのマウスコンピューターのノートPCに搭載されているモデルよりも高品質だと感じました。

mouse X4-i7の評価とまとめ

USB-PD対応で最高のコスパを誇るモバイルノートPCに

mouse X4はUSB-PDに対応することで、モバイルパフォーマンスが飛躍的に向上しました。

冒頭で紹介した通り、高出力のモバイルバッテリーや充電器を利用すれば、ACアダプターを持ち運ばずとも充電できてしまうため、とても便利。

これまで、デザイン面での評価や最新技術への対応が遅れ気味だったmouseブランドのノートPCが一気に一線級のモバイルノートPCに進化しました。そのうえで価格はリーズナブルなので非常にお勧めできます。

セールでお得に購入可能

マウスコンピューターは公式サイトにて、PCのセールに力を入れています。

セール対象製品になったものをベースとしてカスタマイズして購入してもよいですし、そのまま購入しても、問題のない構成で販売されるため、初心者の方で選び方がわからない方はセール対象製品の中から選んでみるのもよいかもしれません。

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2 コメント

  1. X4-i7CMLAB-KKうっしーさんの紹介記事を見て購入しました。ご紹介の通り極めて快適です。SSDを512GB NVM Express SSD (M.2 PCL Express接続)、メモリを16GBに変更して購入しました。ご存じなら教えてほしいのですが、裏蓋を開けたら、SSDをもう一枚挿せるようになっています。ここに512GB SSDを挿してDual SSDにしたいと思っていますが、タイプは同じM.2 PCL Express接続ではなく、M2 SATA3接続のSSDでも可能でしょうか?SSDの端子の形が違うようなので互換性を心配しています。

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