Pavilion Gaming Desktop TG01は日本HPのゲーミングデスクトップPCだ。

ミニタワー型のケースを採用し、専用のGPUを搭載しつつ低価格で購入できる点が魅力。大手価格比較サイト価格.comにて人気売れ筋ランキング1位を獲得している。

なお、日本HPはPavilion Gaming Desktop TG01やゲーミングブランドOmen by HP製品含め3位までランクインしている。

今回、メーカーより検証機をレンタルできたので検証結果や使い勝手をレビューしていく。

スペック

検証機は専用のGPUにRTX2060を採用したミドルクラスのスペックのモデル。現行のGPUではRTX3060Tiまで搭載可能でエントリー~ミドルクラスまでの構成で購入可能

パフォーマンスのスペック
OSWindows 10 Pro (64bit)
CPUインテル Core i7-9700 プロセッサー
GPUNVIDIA GeForce RTX 2060
メモリ16GB
SSD512GB
HDD2TB
光学ドライブ
電源500W 80PLUS GOLD

※キーボード・マウスは別売り

HP Pavilion Gaming Desktop TG01(インテル)は一番下のスタンダードモデルのみ310W電源で専用GPUを搭載していないので、スタンダードモデルをゲームをプレイするために購入を検討されている方は注意しましょう。

HP Pavilion Gaming Desktop TG01(インテル)の特徴

ミニタワー型で設置しやすい

HP Pavilion Gaming Desktop TG01(インテル)がたくさんのユーザーから高い評価を得ている理由の一つに、省スペースな環境でも設置できる点が挙げられる。

一般的なデスクトップPCよりも一回り小さく。ティッシュ箱と比較してもその小ささがわかるだろう。

PC本体の重量は、専用GPU搭載モデルで5.7kgほどと、ゲーミングデスクトップPCとしては比較的軽量な部類。

この重量であれば、非力な男性(筆者)でも楽々と持てるし、女性にも安心だ。

FPS・シューター系ゲームタイトルはフルHDは平均144fpsで快適にプレイが可能

HP Pavilion Gaming Desktop TG01(インテル)は2021年4月現在で、専用のGPUにRTX3060Tiを搭載したモデルを選択可能。

今回検証機として借りたパフォーマンスモデルはNVIDIA GeForce RTX2060でも中級クラスのゲームタイトルはフルHDの解像度であれば平均120fps~144fpsでプレイ可能なので、初心者から中級者までにおすすめできる。

また、動画編集などのクリエイティブなタスクも非常に快適で、4K解像度の動画も難なくこなせる性能がある。

すべてSSD+HDDのデュアルストレージモデルで容量不足の心配なし

HP Pavilion Gaming Desktop TG01(インテル)は一番下のグレード・スタンダードモデルからSSD+HDDのデュアルストレージ構成で販売されている。

デスクトップPCだけでなく、ゲーミングノートPCもデュアルストレージ構成が人気で、「あとからSSDやHDDの増設をしなくてもよい」といった点がユーザー評価が高い要因だろう。

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性能について

借りられた検証機にて各種ベンチマークを実行し、CPUの性能や各種ゲームタイトルの快適性を紹介。

Cinebench R20

Cinebench R20はCPUのパフォーマンスのみでコンピューターグラフィックを生成し、CPUの性能を測定するベンチマークソフト。点数が高ければ高いほど高性能とされているが、実際のソフトウェアを動作させた際の実性能と差が開く可能性があるが結果下記の通り

Cinebench R20の総合スコア
Ryzen 7 5800X
5771pts
Core i7 10700KF(レビュー機)
4926pts
Ryzen 7 3700X
4781pts
Core i7 10700
4746pts
Core i7 10700KF
4717pts
Ryzen 7 5600X
4360pts
Ryzen 5 4600G
3512pts
Ryzen 5 3600
3386pts
Core i7 9700(レビュー機)
3269pts
Core i7 9700(他社機)
3144pts
Ryzen 5 3500
2540pts

CPUのレンダリングスピードを計測するCinebench R20では3269ptsと、第9世代CPUなのでパフォーマンスはまずまず。

2021年現在ではCore i7 10700が主流となるので、CPUの性能についてほとんど気にする必要はないと思う。

他社モデルよりもスコアが伸びているのはさすが。

Cinebench R23

Cinebench R23では8389pts、マルチスレッドやシングルスレッド性能がAMDのRyzenと比較して低いことが上げられるが、「FHD環境下でゲームをプレイする」という用途においては誤差の範囲で片づけられる程度の差で実性能上において変化はないため、そこまで追求する必要性は個人的に感じない。

Cinebench R23の総合スコア
Core i7 10700KF
12769pts
Core i7 9700
8389pts

CPUのレンダリングスピードを計測するCinebench R20では、4926ptsと同じCore i7 10700KFを搭載しているモデルよりも高い性能を発揮できた。搭載メモリが高い動作周波数なのも影響しているかもしれない。

ゲームタイトル別のフレームレート

フォートナイト

フォートナイトは、実際にソロでプレイを5分程度行い、その平均フレームレートを計測。中画質プリセットは3D描写を100%に設定。

画質はプリセットの「最高画質」「高画質」「中画質」を選択。

フォートナイトの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
エピック(最高画質)
113fps
高画質
154fps
中画質
216fps

最高画質では平均113fpsで描画可能。

中画質で平均216fpsで、計測できた最低のフレームレートは158fpsで第9世代のCPUを搭載しているマシンだが、非常に快適にプレイできた印象だ。

ApexLegends

ApexLegendsのトレーニングモード/射撃演習場/デュオプレイで5分ほどマップを周回、フレームリミッターを解除し、垂直同期をオフにして、最高画質にて計測

のMHWの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
トレーニングモード
142ffps
射撃演習場
135fps
デュオプレイ(実戦)
147fps

実戦では平均で147fpsほどで描画可能。最低フレームレートは112fpsで非常に快適だ。

極端な画質調整を施さずとも,144Hzのゲーミングモニターを利用可能。240Hzのゲーミングモニターを利用するならRTX3060Ti以上のGPUを搭載したゲーミングPCを検討しよう。

サイバーパンク2077

トリプルA級のビッグタイトルサイバーパンク2077ではフルHD解像度でレイトレーシングウルトラ/ウルトラにて計測。DLSSはバランス。レイトレーシングは光の軌跡まで表現することで圧倒的な臨場感を体感できるNVIDIAのテクノロジー。レイトレーシングをオンにすると画質は綺麗になるが、マシンに対する負荷も高くなる。

サイバーパンク2077の平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
ウルトラレイトレ有DLSSバランス
49fps
ウルトラレイトレなしDLSSバランス
92fps

画質ウルトラレイトレ有では49fpsでカクツキが目立った。レイトレなしでは平均90fps越えでプレイ可能だ。

サイバーパンク2077がこれほど快適に動作するのであれば、フルHDの環境下でレイトレーシングをオフにすればすべてのゲームタイトルを最高画質でプレイ可能といっていいだろう。

シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダー

シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダーのベンチマーク機能を使って、最高画質、高画質、中画質のプリセットを計測。

選択画質は「最高画質」「高画質」「中画質」。

のSOTの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
最高画質
93fps
高画質
105ps
中画質
107fps

シャドウオブザトゥームレイダーもPCゲームの中では重量級だが、最高画質で93fpsという結果に。最高画質でプレイしても非常に快適にプレイできることが分かった。

ゲーム性能まとめ

検証機はRTX2060で2021年現在では1世代前の製品だったが、中級クラスから重量級クラスのゲームタイトルまでを最高画質で快適にプレイできる性能がある。

ApexLegendsなど、競技性の高いゲームタイトルにおいて平均240fpsを出したいのであれば、RTX3060Tiからがおすすめ。無難なのはRTX3070搭載モデルだがRTX3070搭載モデルはPavilion Gamingにはないため、ガッツリゲームを楽しみたいのであれば、OMEN 25Lか30Lタイプを選ぼう。

価格に対して非常に高い性能を体感することができたため、コストパフォーマンスは非常に高いといえる。

Adobe Premiere Pro CC動画の書き出し速度検証

過去YouTubeにアップロード用に作成したプロジェクトの書き出し時間を測定しました。α7R4で撮影したフルHD動画をH264 YouTube1080Pプリセットで書き出し、その時間を検証するというもの。

Premiere ProCCは2021年2月22日時点の最新バージョンに更新、ハードウェアエンコーディングで実施しました。

  • XAVC S FHD24P(50Mbps)
  • 動画の長さ15分11秒
  • テロップ/カット編集/画像挿入あり
  • シーケンス設定は24fpsです。
機種24fpsの書出し時間
OMEN by HP 30L Desktop1分44秒
Pavilion Gaming Desktop TG012分6秒
R7 5800X+RTX2070SUPER2分14秒

弊ブログで毎度おなじみのYouTube動画の書出しでは、処理時間が2分6秒と非常に短い時間で書出しを終えることができた。

要因としては動作周波数の高いメモリを採用している点と、インテルCPUのほうがハードウェアエンコード時にソフトウェアの相性が良いのかもしれない。クリエイター需要においてもPavilion Gaming TG01はおすすめできる。

Lightroom Classic CCにてRAW現像時間を検証

Adobe Lightroom Classic CCにてα7Ⅱで撮影した24MPのRAWファイル100枚を一斉に書出し、その速度を検証しました。

LightroomClassic CC初期プリセットで画質を100に設定し、デスクトップへ書出し。結果は下記のとおり。

機種書出し時間
OMEN by HP 30L Desktop1分8秒
R7 5800X+RTX2070SUPER1分14秒
ROG Strix SCAR 171分26秒
Pavilion Gaming Desktop TG011分32秒
ROG Flow X131分32秒
ROG Flow X13(バッテリー動作)1分35秒
ASUS TUF DASH F151分41秒
XPS 13(9310)1分37秒

RAW現像においても非常に早い書出し速度、やはりRAW現像においてもインテル+高い動作周波数のメモリの恩恵を受けているのかもしれない。

実性能でも非常に高い性能を発揮できる

クリエイティブ性能まとめ

Pavilion Gaming Desktop TG01は動画編集やRAW現像においても非常に快適に動作する。YouTubeにアップロードするための動画編集用PCとしては、今回の検証機のようなRTX2060を搭載しているモデルならば必要にして十分だと思う。

CPUやGPUのグレードを上げるとエンコードスピードが上がるのと、編集時のレンダリングスピードがあがるのも確認しているため、予算に応じて決めるとよいが、「とりあえずの動画編集PC」ならコレといった感じか。

一方、RAW現像においても最新のノートPCと同等クラスの水準は保っているため、ストレージの多さを活かせるデスクトップPCを低価格で購入するのもあり。RAW現像、画像の編集がメインであれば一番下のグレードでも可。

PCデザイン・内部について

Pavilion Gaming Desktop TG01は、HPの業務用デスクトップPCのフロント部に少しだけオシャレをさせたような感じ。Pavilion Gaming Desktop TG1はどこか業務用感が漂っている。これはレノボやデルで販売されるモデルでも似たような印象を受けるので、それ自体は特に問題ではない。

むしろ、HPのデザインは外資大手3社の中では一番業務用感を消せており、ぱっと見の印象は非常にスタイリッシュなデザインで、低価格PCとは思えない。

ケース後方と内部のネジを3つはずせばケース内部へアクセス可能だ。工具はマイナスドライバーもしくはトルクスドライバーが必要。

前述の通りフロントガワのパネルをはずすと、昔ながらデスクトップPCといった感じで、メーカー製PCらしさを感じた。

電源のスペースは写真の通り限られているので、500Wクラスが限界。したがって搭載できるグラフィックボードはミドルクラスのRTX3060Tiくらいまでだろう。

あとから自分で増設・パワーアップさせるよりは最初から高性能なモデルを選んだほうがいい。

ストレージの拡張について

検証機はインテルのH470チップセットを搭載したHPオリジナルのマザーボードで、M.2SSDが搭載かのうなスロットが1つ。SATAのポートがSSDの隣に2つ。

フロント側にぴったりと張り付けられた3.5インチのHDDが1つ。

ケースの上側に3.5インチ(2.5インチどちらか1つ)の空のベイが1つで、HDDかSSDを1つだけ増設できる。ミニタワー型のデスクトップPCとしては標準的な拡張性だが、拡張用の3.5インチベイが付属しているのは良心的で、PCに明るい人なら簡単にストレージを増設できる。

前面IO

  • 電源ボタン
  • ヘッドフォンジャック
  • USB-A×4(SS 5Gbps)
  • SDカードスロット
  • USB-C(5Gbps)

 背面IO

  • LINE OUT
  • LINE IN
  • マイク入力
  • USB-A×4」RJ45(イーサネット)

USBポートが多く搭載されているため、マウスやキーボード、カメラなど周辺機器を多く接続するユーザーは重宝するだろう。

しかし、搭載されているUSBは最高でも5Gbpsのため、頻繁に重たいデータを取り込みたいクリエイターにはスペック不足かもしれない。搭載されているSDカードスロットもUHSⅠで標準的なデスクトップPCといった感じだ。

ファンの動作音やPC内部のCPUの温度

CPUの温度

CPU使用率を100%にできる「OCCT v8.0.1」にて1時間動作させた際のCPUの温度は最大が83℃だった。

ただし基本的には70℃~75℃程度で安定していた。許容できる温度内でコントロールされていたので問題はないだろう。

動作周波数は3.6Ghzまで低下するシーンがあったが、ゲームタイトルのベンチマーク時に極端な性能低下はみられなかったため、特に気にする必要はないと思われる。

ゲーム中のPC内部の温度

CPUに電源を供給するVRM周辺が最大で80℃ほどまで上昇した。システム的にはおそらくギリギリの温度。

内蔵されているグラフィックボードは外排気型で冷えづらいためこちらも80℃弱と高温になった。

ファンの動作音

ファイナルファンタジー15実行時に騒音計をPCの近くに設置したところ、最大51dbほどだった。パフォーマンスモデルに搭載されているGPUが外排気型のGPUということもあり、気になる音の大きさとなったが、おそらくRTX3060Tiは内排気型モデルなので、静かに使いたいのであれば、RTX3060Tiをおすすめする。

気になったのはCPUファンの音で、終始「ジーっジーっ」というファンノイズが気になった。動作やパフォーマンスに問題はないが、音が気になるという人はOMENシリーズを選んだほうがストレスは少なくて済みそうだ。

HP Pavilion Gaming Desktop TG01(インテル)の評価とまとめ

良い点

  • CPUやGPUの性能を引き出せる設計
  • コンパクトなミニタワーなのにUSBの数や配置が使いやすい
  • 低価格モデルながら高級感を持たせた工夫が良い
  • ストレージ増設の余地を持たせつつ最初からデュアルストレージ構成で使い勝手が良い

気になる点

  • ファンの動作音が大きめ
  • ストレージ以外の増設の余地ほとんどない
  • CPU周辺やGPUそのものの温度がやや高め

コストパフォーマンスを求めるならコレ

HP Pavilion Gaming Desktop TG01は、従来のデスクトップPCケースに一工夫し、シンプルかつ高級感のあるデザイン。

パフォーマンスは現在のミドルクラスのパーツ構成までをターゲットとして設計され、熱によるパフォーマンス低下はほとんどないものの、ファンの動作音が気になった。

筆者はすでにOMENシリーズをレビューしているが、ここで挙げた「気になった点」はOMEN 25Lや30Lを選択するとすべて消えるので、ストレスフリーを求めるならOMENを検討してもいいかもしれない。

HP Pavilion Gaming Desktop TG01は、ゲームやクリエイティブなどマルチな用途で使いたい入門機的な位置づけで販売されているため、低予算でバランスの良いPCを検討されている人におすすめだ。個人的なおすすめはRTX3060Tiモデル

HP Pavilion Gaming Desktop TG01(インテル)

公式サイトで確認

価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

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