月額440円のIIJmioのギガプラン(eSIM)を使ってみた感想

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在宅ワーク・テレワークが流行する前から家で仕事をするスタイルの僕のスマートフォンの利用データ使用量は、いいとこ月間1.2GBくらいで、既存のMVNOプランでもやや割高だと感じていた。

2021年4月から古参MVNOのIIJが「ギガプラン」を新プランとして提供を開始したため、早速申し込んでみた。

長らく、MVNO関連から遠ざかっていたため、「データプラン ゼロ(eSIM)」の存在を知らなかったのだが、こちらは追加容量を順次チャージしながら最低維持費用が165円のプランで、440円支払えば2GB利用可能な今回紹介するギガプランとはまた違った魅力があるようにも思える。

今回は「実用性があって最安料金」がテーマで自分のライフスタイルに合わせた最安プランが使えるのかどうかを検証した記事で、IIJmioのギガプラン(eSIM)がメイン。

※ユニバーサルサービス料については言及したりしなかったりします。

楽天モバイル3.1GBプランが僕の現在の料金プラン

僕の現状の料金プランを紹介しよう。

元々、携帯電話の販売員をやっていたこともあり、携帯大手3キャリアから「ブラック顧客」の烙印を押されているため、携帯キャリア独自の「〇〇割引」とセットの契約ができず、仕方なしに楽天が運営する楽天モバイル(MVNO)を2016年から利用している。

楽天経済圏っていいよね

弊ブログでは年に1度のペースで、「楽天回線(ドコモのMVNO)は遅い」と、遠回しに言及しつつ、他社回線をおすすめするような記事を何本か掲載しているのだが、自分がやめない理由は楽天経済圏に取り込まれているのと、前述の通り、外出時に利用しなければ楽天を使う弊害がないから。(契約している意味…)

どれだけ通信速度が遅くとも、使わなければどうということはない」(お金払っていうセリフではない)

といった感じで、メイン回線を切り替える手間も含めて、そのままにしていた。楽天ポイントを支払いに充当すると実質無料みたいな感覚で使えちゃうのもよくないよなぁ。

楽天モバイル+IIjmioが実用上の最安料金

冒頭で紹介した通り、全く何も使わなければさらに安いプランもあるため、今回は「僕にとって実用上の最安プラン」として紹介する。

メイン回線はキャリア版楽天モバイルへ

電話番号はクレジットカード会社や銀行に登録されている程度で、必要性をほとんど感じていないのだが、賃貸の契約やクレジットカード発行の際はかならず電話番号が求められるし、極稀に学生時代の知人から連絡が来るので、電話番号は高校生の時から同じ番号を利用している。

楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Ⅵで0円運用

クソ遅い回線の楽天MVNOは2020年にMNOとして正式にキャリアとして事業を開始し、顧客を増やすための策として、革命的な安さの「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」を2021年4月1日より提供を開始した。

料金プランは非常にシンプルで、1GBまでのデータ利用は0円。

Rakuten UN-LIMIT Ⅵが画期的なのは、携帯の電話番号を0円で維持できる(正確にはユニバーサルサービス料がかかるので0円ではないが。)点。

過去、キャッシュバックや月々サポート全盛時のNTTdocomo回線や、SBのみまもりケータイなど特殊な契約を行った上で期間限定で0円(もしくは実質0円)で運用できるというのはあったが、誰でも簡単に恒久的に0円で使えるのは楽天が初。

「これを使わない手はない」

IIJmioのギガプラン(eSIM)は月額税込み440円

IIJmioはIIJ(インターネットイニシアティブ)が運営するMVNOで、IIJがもともと法人向けにSIMを提供してきたことから、スマホ大好きオジサンたちから一目置かれていたり、置かれていなかったりする。

そんなIIJmioが2021年4月にスタートした新プラン「ギガプラン」はスマホ本体に直接契約内容を書き込めるeSIMで利用する場合、2GBを月額440円で提供する。

前述の通り、楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Ⅵは1GBまで0円なので、「0円+440円=440円」という図式だ。

eSIMを利用できる端末を持っている人であればだれでもこの最安プランを利用できてしまう。素晴らしい。本当に素晴らしい。

eSIMに対応しているスマートフォンは、IIJmio公式サイトの動作確認端末→eSIMドコモ網で確認できるが、iPhoneであればiPhone XS以降の端末は利用可能。

Google PixelはPixel 4a Pixel 4から対応可能。

僕はeSIM利用ができる点が魅力で Google Pixel 4aを購入しているので、そのまま使える。Pixel最高。

IIJmioギガプランの申し込みからeSIMが使えるようになるまでは動画でも紹介しているため是非チェックしてほしい。

eSIM利用時は楽天モバイルのデータ通信はオフに

実際にGoogle Pixel 4aで利用してみたところ、IIJの「モバイルデータ有効」と表示され、IIJmioのみデータ通信ができるように。NTTDOCOMO(楽天MVNO)のモバイルデータ通信はオフになっていた。

電話番号の契約をしている楽天MVNOが通話とSMSのみ利用可能で、当初の目的通り。

あとはこのクソ遅い楽天MVNOをキャリア版のRakuten UN-LIMIT Ⅵに切り替えるのみだ。

IIJmioのギガプラン(eSIM)を使ってみた感想

懸念点はIIJmioが本当に使えるのか?ということだが、とにかく料金が安いので人柱になるのも簡単だ。

携帯業界に勤めていたのだけれど、IIJmioを利用したことがなかったので実際どの程度の速度なのか半信半疑だった。

今回の検証は、平日および土日に実施。時間帯はランダムでGoogleのスピードテストを使って行った。

IIJmioギガプラン(eSIM)時間帯別通信速度

利用者が多くなる時間帯に通信速度を遅くしてトラフィックをコントロールするため、お昼や夕方に通信速度が遅くなるのは既知の通り。

昼の時間帯が最も低速で、2.69Mbpsと厳しい結果となった。ただし、それ以外の時間帯は比較的安定。

時折遅延していたが、一度通信が始まってしまえば回線そのものは比較的高速なので、ウェブのブラウジング(とTwitter)を行う上で、体感上気になることはない。

ゲームを頻繁に行うユーザーでなければおそらく気にならないだろう。

同じ原理で、動画のストリーミングや音楽のストリーミングも特に問題はなかった。楽天MVNO利用時は音楽のストリーミングサービスはおろか、Twitterも遅延していたため、僕としては大満足だ。

楽天モバイル(MVNO)時間帯別通信速度

楽天モバイルはIIJmioと反対で、遅延は少ないが、ダウンロード速度が絶望的な遅さ。混雑時は1Mbps以下になるため、ウェブページ、Twitterの読み込みに時間がかかる。もう我慢の限界だ。

楽天モバイル(MVNO)は遅すぎる。

IIJmioと楽天モバイルの比較

IIJmioギガプラン(eSIM)楽天MVNO
下り上り下り上り
12時2.691.50.689.17
17時45.713.84.6613
18時26.14.471.423.18
20時55.315.84.7919.3
22時29.114.53.5612.3

 

IIJmioギガプラン(eSIM)、楽天MVNOどちらもお昼の12時台が最も通信速度が遅く、20時台が最も高速となった。日付に関しては完全ランダムで計測しているが、下記ツイートをたどってもらえればいつ計測しているのかわかるようになっている。

IIJmioギガプラン(eSIM)のメリット・デメリットまとめ

良い点

  • 料金がとにかく安い
  • 申し込み後すぐに使える
  • 設定が簡単
  • MVNOのなかではかなり早い

気になる点

  • スマホの端末知識が必要

ありがとうIIJmio契約してよかった!

個人的には超絶高評価で、月額440円という破格の値段でTwitterとウェブの閲覧が十分に使える速度を2GBも提供してくれるIIJに感謝。ありがとうIIJ。音楽のストリーミングも途切れず行ける。ただし昼時はギリ。

楽天MVNOを4年間利用してきて、回線速度が遅くスマホの回線でウェブ閲覧をまともにできたためしがないのでとにかくうれしい。

設定はLINEの友達追加ぐらい簡単

eSIMの設定は、IIJmioのサービス開始とともに送られてくる設定用のURLを開きQRコードを読み込むだけなので、LINEの友達追加をQRコードでできるレベルの知識があればすぐにでも利用可能で、非常に簡単だと感じた。

とはいえ、「eSIMってなに?そもそもSIMってなに?」みたいな人には呪文の連続なので、おそらく一般に浸透はしないだろう、弊ブログの読者の平均年齢は25-45歳くらいまでのオジサンに足を突っ込んでる青年かオジサンなので特に問題にはならないと思う。

Rakuten UN-LIMIT Ⅵを利用しメインの回線を最安で利用しつつ満足いくデータ通信速度が欲しいのであればIIJmioのギガプラン(eSIM)はめちゃくちゃおすすめ。

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