Lenovo IdeaPad Flex 570をメーカーから借りられたので使い勝手やベンチマークを紹介
スペック
Lenovo IdeaPad Flex 570 (14型AMD) | |
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モニター |
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CPU |
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iGPU |
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メモリ |
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SSD |
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サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約321.7m×奥行き約211.8mm×高さ約17.9mm |
バッテリー | 52.5Wh |
無線通信規格 | Wi-Fi5/Bluetooth V5.1対応 |
充電タイプ | USB-C |
重量 | 約1.55kg |
保証 | 1年間引き取り修理サービス・パーツ保証 |
特徴
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10万円以下から買える2-in-1PC
IdeaPad Flex 570 14型は2-in-1コンバーチブルノートPCで写真のようにPCを通常とは反対側に折りたたんで利用できるテントモードで利用できる。
このモデルは10万円以下から購入な上、標準でスタイラスペンを搭載しているため非常にコストパフォーマンスが高い、競合他社と比較して購入しやすい金額であるため、ユーザーからの評価も得ている。
USB-C 3.2 Gen2を搭載、インターフェースはかなり良い
IdeaPad Flex 570 14型は昨年発売されたIdeaPad Flex 550 14型よりもインターフェースが強化された。
側面に搭載されているUSB-CはUSB-C 3.2 Gen2に対応したため、USB-PDによる本体PC本体への充電はもちろん、写真のように映像出力も可能。
薄型コンパクトな14型ではあるものの、15.6型のスタンダードノートPCのような利便性のあるインターフェースで、ビジネスシーンに最適だ。
価格
IdeaPad Flex 570 14型は10万円以下で購入可能な点が素晴らしく、値上がり傾向の昨今でもここは死守している。
IdeaPad Slim 570 14型との主な違い
- CPUの世代SlimはZen3 FlexはZen 2
- ウェブカメラがSlim は1080P Flexは720P
- モニターがSlimは非光沢、Flexは光沢
- モニター解像度はSlimがフルHD、FlexはフルHD+
- 充電が SlimはUSB-C FlexはDCジャック
- 搭載USB-CポートはSlimはUSB 3.1 Gen1 FlexはUSB 3.2 Gen 2
- キーボードはSlimはバックライト搭載Flexは非搭載
レビュー記事執筆時点ではIdeaPad Slim 570 14型の方が安く購入可能。性能を求めるならIdeaPad Slim 570で利便性を求めるならIdeaPad Flex 570 14型が良さそうだ。
IdeaPad Flex 570 14(AMD)
公式サイトで確認価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。
デザイン
IdeaPad Flex 570はストームグレーを採用。昨年までのグレーよりもさらに深い色合いでフォーマルなシーンにもあうデザインだ。
キーボード側も同系色でまとめられており高級感のある作りだ。モニター側のベゼルがやや太めだが、カメラのレンズが大きいのも理由としてあるかもしれない。
底面はT5のネジで止められており、トルクスドライバーで開封可能。
付属しているACアダプターは65W出力でUSB-Cで給電するタイプ
重量
IdeaPad Flex 570 14(AMD)の重量 | |
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PC本体 | 1.585kg |
ACアダプター | 0.350kg |
モニター
搭載されているパネルは視野角の広いIPSパネルで16:9のアスペクト比を採用。
IdeaPad Slim 570(LEN140FHD)の色域 | |
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sRGBカバー率 | 66.3% |
DCI-P3カバー率 | 49.1% |
Adobe RGBカバー率 | 49.4% |
ウェブコンテンツの基準となるsRGBカバー率は66.3%で事務作業向きのモニターが採用されていた。
キーボード・タッチパッドについて
IdeaPad Flex 570はUS配列を日本語に切り替えたキーボード。
キーストロークは浅めだがしっかりと打ち込めるタイプ。
タッチパッドはカチカチと押せるタイプではあるのだが、格安機に搭載される樹脂っぽい感じはあるので期待しすぎは禁物。
インターフェース
左側
- DCジャック
- USB-C
- HDMI
- オーディオジャック
右側
- 電源ボタン
- SDカードスロット
- USB-A
- USB-A
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスのみでコンピューターグラフィックを生成し、CPUの性能を測定するベンチマークソフト。点数が高ければ高いほど高性能とされているが、実際のソフトウェアを動作させた際の実性能と差が開く可能性があるが結果下記の通り
Cinebench R23の総合スコア | |
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Core i7 12700H | |
Core i7 12700H | |
Core i7 12700H | |
Core i9 12900H | |
Ryzen 7 6800HS | |
Core i7 11800H | |
Ryzen 9 5900HX | |
Core i7 12700H | |
Ryzen 7 5800H | |
Ryzen 9 5900HS | |
Ryzen 7 5800H | |
Ryzen 76800U | |
Core i7 11800H | |
Ryzen 7 5800H | |
Core i7 1260P | |
Ryzen 5 5600H | |
Ryzen 7 5700Uレビュー機 | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 5 5625U | |
M1 | |
Core i7 11370H |
最新のCinebench R23(Minimum Test Duration OFF)では7838pts
搭載されているRyzen 7 5700Uの性能を引き出せており、Officeソフトの利用は必要にして十分だ。
PCMark 10
Microsoft Office互換ソフトや画像編集ソフトのバッチファイルを動作させてスコアを算出するPCMark10ではスコアが5210でMicrosoft Officeは非常に快適なレベル。
バッテリーの連続動作時間
IdeaPad Flex 570 (14)バッテリーの動作時間 | |
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PCMark 10 Modern Office | 9時間32分 |
IdeaPad Flex 570 (14)に搭載されているバッテリーは52.5Whrで、モバイルノートPCとしては標準的なバッテリー容量、スタンダードノートPCとしては比較的大きいバッテリー。
SSDの読み書き
クリスタルディスクマークの結果。搭載されていたSSDはMicron製。大容量データの読み書きでは書き込み速度の低下があったが、事務作業用としては問題ない水準。
PCの温度とファンの動作音について
ピーク時のCPU温度について
Cinebench R23の10minuteテスト実行時の挙動をHWInfoで計測した。CPUの温度は終始80℃以下。
システム上サーマルスロットリングは的な挙動は一切なく終始安定していた。
PCの表面温度
Cinebench R23 10minuteテスト時のPCの表面温度を計測。
最も熱い箇所で35.7℃ほど。低温火傷の心配はない。
ファンの動作音
パフォーマンスモード時で44.4dbほど。ファンの動作音は耳障りな感じがあるため、回転音を小さくしたいのであれば、静音モードを利用するのが良いだろう。
IdeaPad Flex 570 14(AMD)の評価とまとめ
良い点
- 10万円以下買えてコスパが高い
- USB-C 3.2 Gen2 搭載
- バッテリーの連続動作時間が長い
- 標準でスタイラスペンを付属
気になる点
- モニターの色域はsRGB60%程度
- 充電がDCジャックになった
10万円以下で2-in-1コンバーチブルノートPCが欲しいならコレ
IdeaPad Flex 570(14)は昨年までのモデルからマイナーチェンジされており、インターフェースの強化やモニターのアスペクト比の変更が主な違い。
とはいえ、単純なパフォーマンスや、最近のノートPCの需要であるテレワーク時における利便性、では、IdeaPad Slim 570 14の方が有利で、価格においてもIdeaPad Slim 570の方が有利なので、ノートPCとしてコスパを求めるならIdeaPad Slim 570を買う方が良いだろう。
このモデルの強みは、PCが値上がりしている中でも10万円以下で購入できる点にあるため、ビジネスパーソンや学生の方で2-in-1PCを低価格で手に入れたい場合に検討してほしい。
IdeaPad Flex 570 14(AMD)
公式サイトで確認価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。