ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition(14型 Intel)をメーカーからレンタルできたのでレビューします。
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ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition(14型 Intel)のスペック
ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition(14型 Intel) | |
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モニター | 14型(1920×1200ドット)16:10 |
CPU | Core Ultra 5 226V |
GPU | Intel Arc 130V |
メモリ | 16GB |
SSD | 256GB(NVMe) |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約311mm×奥行き約212.3mm×高さ約17.18mm |
無線通信規格 | WIFI7(802.11ax)、Bluetooth 5.4 |
バッテリー | 55Whr |
充電タイプ | 65W ACアダプター |
重量 | 約1.2kg |
保証 | 1年間のプレミア保証 |
特徴
ThinkPad X9 14は、14型の大画面ディスプレイを搭載しながら、本体重量わずか1.2kgという軽さを実現したモバイルノートPCです。作業効率を高めるディスプレイサイズと、持ち運びのしやすさを両立しており、出張や外出先での作業が多いビジネスパーソンに最適なモデルとなっています。
■ 約20時間のロングバッテリーで安心の外出対応

バッテリーの連続動作時間は最大19時間46分。高負荷なタスクでも1日しっかり使えるため、電源を気にせずに業務に集中できる長時間駆動性能も大きな魅力です。
■ Aura Edition対応で快適な連携とサポート体制

本機は、レノボが提唱する**「Aura Edition」シリーズに属しており、Aura専用のファイル転送アプリ**をはじめ、利便性を高めるソフトウェア機能も利用可能です。加えて、サポート面も強化されているため、安心して長期的に使えるビジネスPCとして信頼性も高い1台です。

ThinkPad X9 14 Gen 1
公式サイトでみるデザイン




ThinkPad X9 14の筐体には、高剛性なアルミシャーシが採用されており、手に取ったときの質感はしっかりとした金属ならではの重厚感と高級感があります。
暗めのグレーカラーはビジネスシーンにもマッチし、さらに皮脂や指紋が目立ちにくいという実用面でもメリットのある仕上がりです。
本体サイズは
**約311.8 × 212.3 × 6.7(前端)〜17.18mm(最厚部)**というスリム設計で、
一般的な13型ノートPCに近いフットプリントを実現しつつ、14型の大画面を搭載。
つまり、画面の広さによる作業効率の向上と、持ち運びやすさの両立を図ったデザインで、まさにモバイルワーカー向けの完成度と言えるでしょう。

ThinkPad X9 14の底面には、緩やかに盛り上がったバンプ構造が採用されています。
この内部には、冷却用ファンやCPU、主要なインターフェース類が効率的に格納されており、排熱性とスリムな筐体設計を両立する非常に合理的な構造です。
この設計により、上部のボディは驚くほど薄型に保たれながら、全体としての強度と放熱性、軽量性も確保。初見では一風変わった形状に見えるかもしれませんが、実際に手に取って使ってみると、持ちやすさ・見た目・機能性の全てにおいてバランスが取れていることが分かります。
外観のスマートさとユーザビリティを両立させたモバイルノートの理想的なデザインとして、非常に完成度の高い仕上がりです。持ち歩くことが多い方にとっても、安心して選べるポイントのひとつでしょう。


ThinkPad X9 14は、実測で本体重量1.227kgという軽量ボディを実現しています。
さらに付属の65WタイプのACアダプターは約213gで、本体+アダプターを合わせても約1.44kgと、モバイルノートPCとしては非常に優秀な軽さです。
出張や外出先への持ち運びもストレスが少なく、カバンに入れて毎日持ち歩けるモバイル性能を持ち合わせています。
なお、充電はUSB-Cポート経由で行えるため、より軽量な社外製のGaN充電器(窒化ガリウム)などを利用すれば、さらに携帯性が向上。荷物をミニマルにしたい方にとっても柔軟な対応が可能です。
ビジネスとモビリティのバランスを重視した設計は、実用面においても非常に高く評価できます。
モニター

色域

ThinkPad X9 14は、**14型の(1920×1200ドット)有機ELパネル(OLED)**を搭載しています。
このディスプレイは、HDR500 True Blackに対応し、**DCI-P3カバー率100%**という広色域を実現。実際に測定した色域チャートでも、DCI-P3をしっかりとカバーしており、映像制作や写真編集などの色再現性が求められる用途にも安心して使用できる品質が確認できました。
最大輝度は400nitで明るく、ブルーライト軽減パネルを採用しているため、長時間の作業でも目が疲れにくい設計です。
また、パネルはノングレア(非光沢)タイプのため、反射や映り込みも少なく、屋内の照明環境でも快適に作業が行えます。
60Hzのリフレッシュレートではありますが、映像視聴・業務用途・クリエイティブ作業までバランス良くこなせる、ハイレベルなビジネスディスプレイに仕上がっています。
キーボード

ThinkPad X9 14には、JIS配列のフルサイズキーボードが搭載されており、ビジネスユースに最適化された実用的なレイアウトとなっています。
キーのピッチは十分に確保されており、打鍵感もしっかりしているため長時間のタイピング作業も快適。タイピング音も静かで、静かなオフィス環境でも気兼ねなく使用できます。
細部の作り込みも秀逸で、Fnキーには突起があり、視線を落とさずとも位置を判断できるなど、手元のブラインド操作に配慮された設計もThinkPadらしい気配り。
また、電源ボタン一体型の指紋認証センサーは、他のキーとは異なるくぼみのある形状となっており、直感的に指を当てやすい構造です。
一方で、ThinkPadの象徴でもあるトラックポイントと独立クリックボタンは非搭載。
その分、見た目は非常にすっきりとしており、現代的なミニマルデザインに寄せた構成となっています。
タッチパッドは、広く快適な操作面と確かなクリック感のあるボタンを搭載しており、
ドラッグ&ドロップなどの精密操作もスムーズに行えます。
インターフェース

左側
- HDMI
- USB C (Thunderbolt 4)

右側
- USB C(Thunderbolt 4)
- オーディオジャック
ThinkPad X9 14のインターフェース構成は非常にシンプルながら、最新環境に対応した柔軟な設計が採用されています。
左右の側面に搭載されているUSB-Cポートは両方ともThunderbolt対応。これにより、高速なデータ転送・外部ディスプレイ出力・充電を1ポートでまかなうことが可能です。
加えて、HDMIポートと3.5mmヘッドセット端子も装備されており、ビジネス利用やプレゼンなどの外部接続にも困らない構成です。
一方で、USB-Aポート(従来のフルサイズUSB)は非搭載となっているため、
従来の周辺機器を使うには変換アダプターやドッキングステーションが別途必要になる点には注意が必要です。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。

マルチコア性能は9555ptsシングルコアは1775ptsです。

ThinkPad X9 14に搭載されているIntel Core Ultra 5 226VのCinebench R23スコアは以下の通りです:
- マルチコアスコア:9,555 pts
- シングルコアスコア:1,775 pts
14型クラスのノートPCとしては、マルチコア性能はやや控えめな印象ですが、シングルコア性能は非常に優秀であることがわかります。
実際、日常的なアプリケーションの立ち上げやブラウジング、Office系ソフトの動作など、レスポンスが求められる軽作業では非常に快適な体感が得られます。
グラフで比較しても、シングル性能においてはCore Ultra 7やRyzen 7を凌ぐケースもあり、処理のキビキビ感が強いのがこのCPUの特徴です。
動画エンコードや3Dレンダリングなどのヘビーなマルチスレッド処理を頻繁に行う方には上位モデルが適しますが、
モバイルノートとして軽快なパフォーマンスとバッテリー効率のバランスを重視するユーザーには十分な処理能力を備えた構成といえるでしょう。
薄型・長時間バッテリー・高い応答性の3拍子を求めるなら、このCore Ultra 5 226Vは非常に魅力的な選択肢です。
PCの温度とファンの動作音
Cinebench R23ベンチマークソフトを10分ループした際のPCの温度を確認します。

ThinkPad X9 14に搭載されたIntel Core Ultra 5 226Vは、Cinebench R23の10分間連続テスト中、コア温度は最大で約94℃に到達。その後、平均70℃前後まで安定的に低下し、温度制御が効いた落ち着いた運用が確認されました。
動作クロックはおおむね3.5GHz前後で推移しており、ピーク時でも高すぎず、低すぎないバランス型の制御が行われている印象です。
サーマルスロットリングによる極端な性能低下も見られず、長時間の連続負荷に対しても安定して処理を維持できる設計です。
薄型モバイルノートでありながら、熱暴走を抑えつつ実用的なクロックを確保できている点は、モバイルワーク中心のユーザーにとって大きな安心材料となります。
静音性・安定性・レスポンスのバランスを重視した設計思想が感じられ、オフィス業務や在宅ワークなど、長時間使うシーンでも安心して活用できる仕上がりです。
表面の温度

ThinkPad X9 14の冷却性能を検証したところ、Cinebench R23によるベンチマーク実行中の**キーボード表面温度は最大40.4℃を記録。
また、ヒンジ付近の内部排気エリアでは一時的に50.8℃**に達する場面も見られましたが、パームレストや操作キー付近は温度上昇が抑えられており、不快な熱さを感じることはありませんでした。
これは本モデルが採用しているデュアルファン構成によるもので、筐体内部の発熱を効率よく排出しており、高いパフォーマンスを保ちながらも快適に使える熱設計がなされている証拠です。
薄型軽量のモバイルノートながら、発熱が集中しやすいCPU周辺をしっかり冷却し、ユーザーの手に触れる部分の温度を適切にコントロールできている点は、長時間作業でも安心して使える大きなポイントです。
快適性と高性能の両立を重視するビジネスモバイルPCとして、非常に優秀な冷却設計といえるでしょう。
ファンの回転音の大きさ

ThinkPad X9 14は、デュアルファンによる冷却構造を採用しており、高負荷時には最大で42.3dB程度の動作音を記録しました。これは数値としては中程度で、オフィスや自宅での利用においてはやや気になるレベルではありますが、ファンがしっかりと仕事をしている証拠でもあります。
しかし、搭載されているLenovo Smart Power(Aura Edition対応)ソフトウェアから、動作モードを**「平衡型」や「シールド(静音重視)」モードに切り替えることが可能**です。
実際に「平衡型」に設定した場合、ファンの動作音はしっかりと抑えられ、静かな環境での使用にも適したサウンドレベルに調整されました。
用途に応じて静音性とパフォーマンスを柔軟に切り替えられる仕組みが整っている点は、ThinkPad X9 14の大きな強みです。
図書館・会議室・夜間作業など静音性を求める場面でも安心して使えるビジネスノートPCと言えるでしょう。
■ まとめ|携帯性・作業効率・安心感を兼ね備えた“実務向けモバイルPC”
ThinkPad X9 14は、14型の大画面を搭載しながら本体重量わずか1.2kgという驚異的な軽さを実現しており、持ち運び頻度の高いビジネスパーソンや学生にとって理想的なモバイルノートPCです。
加えて、約20時間のバッテリー持続時間や、質感・耐久性に優れたアルミシャーシの筐体設計、Aura Editionによるソフトウェア面での充実度など、日常的な作業を快適に支える要素がしっかり整っています。
一方で、動画編集や3D処理などのクリエイティブ用途では、他の上位モデルに一歩譲る性能面もあるため、選ぶ際は「携帯性と快適な作業環境」か「絶対的な処理性能」か、重視するポイントに合わせて検討するのがベストです。
