マウスコンピューターからG-Tune H6をレンタルできたのでレビューします。「機材貸出 株式会社マウスコンピューター」
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G TUNE H6のスペック
G TUNE H6-I9G7TBK-C | |
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モニター | 16型(2560×1600ドット)16:10非光沢 |
CPU | Core Ultra 9 275HX |
GPU | RTX5070Ti |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB(NVMe) |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約357mm×奥行き約254mm×高さ約25.9mm |
無線通信規格 | WIFI7(802.11ax)、Bluetooth 5 |
バッテリー | 99Whr |
充電タイプ | 330W ACアダプター |
重量 | 約2.58kg |
保証 | 3年間のメーカー保証24時間365日電話サポート |
特徴
G TUNE H6は、最新のIntel Core Ultra 9 275HXを搭載したハイエンドゲーミングノートPCです。
GPUには**RTX 5070 Ti Laptop GPU(他構成も選択可)**を採用し、最新ゲームを4K画質で快適に楽しめるだけの実力を備えています。
上位モデルには水冷クーラーを組み合わせた構成も存在しますが、H6はあえて空冷のままでもフルスペックを発揮できる設計になっており、取り回しやすさと性能のバランスが非常に良好。
ハイエンドにふさわしい圧倒的な性能

G TUNE H6に搭載されているIntel Core Ultra 9 275HXは、24コア構成で最大ターボ時のパフォーマンスも高く、ノートPCでありながらデスクトップクラスの性能を発揮します。
実際にCinebench R23を実行したところ、下記のスコアを記録しました:
- マルチコア:40,223 pts
- シングルコア:2,211 pts
▼ ベンチマーク実行画面と比較グラフ

このスコアは、デスクトップPCに搭載されるCore Ultra 9 285K(Legion Tower 7)とほぼ同等。つまり、G TUNE H6は据え置き機と同じ土俵で戦えるノートPCということになります。
しかもこのスコア、本体の冷却性能の高さがあってこそ。空冷モデルでこのパフォーマンスを引き出せている点は特筆すべきです。

G TUNE H6 2025
公式サイトでみるデザイン
G TUNE H6は、2025年モデルからロゴがリニューアルされ、より直線的で力強いフォントに変更されています。
従来の“ゲーミングらしさ全開”な印象から一転、洗練された印象を持ちながら、しっかりとした存在感を放つデザインに仕上がっています。
▼ リニューアルされたロゴと天板デザイン

外観は一見すると「ゴツそう」に見えるかもしれませんが、本体サイズは意外とスリムで、横幅や奥行きも一般的な16型ノートと同等レベル。
フラットでマットな質感の筐体は、指紋も付きにくく、所有感のある仕上がりです。
▼ スタイリッシュな開いた状態

ディスプレイを開いたときもベゼルは細く、視界に余計な要素が入らない設計で、集中しやすいのも好印象。
全体として、ゲーミングノートでありながらビジネスにも使えそうな落ち着きと洗練を感じさせる1台です。
天面はロゴのみのミニマルなデザインで、ゲーミングPCらしさを抑えたスッキリした印象。どこに置いても主張しすぎず、それでいて「G TUNEの本気」を感じさせる造形です。
▼ 天面デザイン

そして注目したいのが底面の排熱設計。大型の吸気グリルが左右に大きく確保されており、高性能CPU+ハイエンドGPUの発熱をしっかり吸気→排気するための構造になっています。
▼ 底面グリル構造

この設計によって、エアフローがスムーズになり、冷却効率と静音性のバランスも向上。天面・背面・底面すべてに冷却の意図が感じられ、実用性を突き詰めたプロダクトデザインに仕上がっています。
G TUNE H6には、330Wの大容量ACアダプターが標準で付属しています。
Core Ultra 9 275HX+RTX 5070 Tiという構成はピーク時の消費電力も大きくなりますが、このアダプターなら余裕を持ってフルパフォーマンスを発揮可能です。
▼ ACアダプター外観

サイズはやや大きめですが、本体と合わせて据え置き用途を想定すれば気にならない範囲。実際の使用中でもアダプターが熱を持ちすぎることはなく、安定した給電が確認できました。
モニター

G TUNE H6に搭載されているディスプレイは、16型・2560×1600ドット(WQXGA)解像度のノングレア液晶。
リフレッシュレートは最大240Hz対応と、FPS系ゲームでも優位性を発揮できるゲーミング仕様となっています。
色域
さらに測定を行ったところ、以下のような数値が得られました:
- 最大輝度:約601nits(実測)
- 色域カバー率:sRGB 約100%


また、白色最大輝度は602niほどです。

リフレッシュレートは240Hzで240fpsで描画されたUFOもしっかりと描画できています。
キーボード

G TUNE H6は、**日本語JIS配列(105キー)**のフルキーボードを搭載。テンキー付きで配列も素直、ゲーマーだけでなくビジネスや制作用途にも違和感なく使える構成になっています。
スペック面では以下のような特徴を備えています:
- キーピッチ:約18.75mm
- キーストローク:約1.4mm
- 個別キー設定対応RGB LED(カラーゾーン指定可)
- Nキーロールオーバー対応
- 点字用6点入力(パーキンス式)にも対応
打鍵感はやや軽めながらコシがあり、薄型ノートにありがちな“ペチペチ感”はなし。
RGBバックライトは明るすぎず控えめで、派手すぎない演出が好みの方にもフィットします。
インターフェース

左側
- LANポート(RJ45)
- USB 3.0(Type-A)×1
- USB 3.1(Type-C)

右側
- USB 3.0(Type-A)×2
- SDカードリーダー(フルサイズ)
- セキュリティスロット

奥側
- 電源端子
- Thunderbolt 4(USB Type-C)
- ↳ PowerDelivery・DisplayPort Alt Mode対応
- Mini DisplayPort
- HDMIポート
- 排気口×2
性能
3D Mark Time Spy
重量級のゲームタイトルを想定したベンチマークソフト「3DMark Time Spy」の結果です。

G TUNE H6に搭載されているのは、NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU。
デスクトップ版に近いCUDAコア数を持ち、最新ゲームでも高フレームレートを狙える実力派GPUです。
実際に3DMarkの**Time Spy(DirectX 12対応)**で測定したところ、以下のスコアを記録しました:
- 総合スコア:16,876
- GPUスコア:17,025
- CPUスコア:16,080
このスコアは、ノートPC向けGPUとしてはかなり高く、2560×1600ドットでのウルトラ設定でも滑らかな描画が期待できる水準です。
実際のゲーム想定スコアでは、「Battlefield V(1440p/ウルトラ設定)で160fps超」と予測されており、競技系ゲームから重量級まで対応可能な万能GPUであることがわかります。
重量級ゲームタイトルの快適性
モンスターハンターワイルズ 4Kウルトラ
G TUNE H6のGPU性能を、実ゲームで検証すべく**『モンスターハンターワイルズ』のベンチマーク(4K/高設定)**を実施したところ、以下の結果を記録しました:

- スコア:14,602
- 平均フレームレート:85.41 fps
- 解像度:3840×2160(4K)

- スコア:23,399
- 平均フレームレート:137.12 fps
- 解像度:2560×1600
この数値は、ノートPCとしてはトップクラスのスコアであり、RTX 5070 Ti Laptop GPUとCore Ultra 9 275HXの組み合わせが、4Kゲーミングにも通用する実力を備えていることを示しています。
ストレステスト

- フレームレートの安定性:99.1%(合格ライン:97%以上)
- 最高ループスコア:3,933 / 最低:3,898(差わずか)
- ループ回数:20(約20分間の連続高負荷テスト)
このスコアは、負荷がかかり続ける中でもほとんどスコアが落ちていないことを示しており、熱だれや電力制限によるパフォーマンス低下が発生していないということ。
SSDの読み書き


G TUNE H6に搭載されているのは、PCIe 4.0 x4接続のNVMe SSD(SLEG-860-1TCS/1TB)。
CrystalDiskMark 8.0.4で実測したところ、以下のような結果が得られました:
- シーケンシャル読み込み(Q8T1):6,075 MB/s
- シーケンシャル書き込み(Q8T1):1,000 MB/s
読み込み速度は非常に高速で、ゲームやアプリの立ち上げ・データ読み込みでストレスを感じる場面は皆無。
書き込み性能はやや控えめですが、ゲーム用途や動画編集においては十分な水準です。
PCの温度とファンの動作音
『モンスターハンターワイルズ』をWQHD(2560×1600)高画質設定でベンチマーク中、CPUのコアクロックと温度推移をモニタリングした結果がこちらです。

- コアクロック:平均 4,000~4,300MHz前後を安定維持
- コア温度:おおむね80~85℃台をキープ
一部スパイク(瞬間的な落ち込み)はあるものの、長時間のプレイ中でもクロックは下がりすぎず、しっかりと高性能を維持していることが読み取れます。
温度も90℃を超える場面はなく、この薄型筐体にしては優秀な熱処理性能です。
表面の温度

『モンスターハンターワイルズ』のベンチマークを実行中に、FLIR(サーモグラフィ)カメラでキーボード表面の温度を計測したところ、以下のような結果が得られました。
- ピーク温度:約54.5℃(中央左)
- 全体的な平均温度:45~50℃前後
発熱源に近いWASD付近~中央部にかけてやや熱を持つ傾向がありますが、手を置くパームレストやタッチパッド周辺は比較的低温で、操作に支障をきたすような熱さではありません。
また、G TUNE H6は底面吸気+背面・左右排気のエアフロー構造となっており、内部で発生した熱を効率よく逃がす作りになっています。
ファンの回転音の大きさ

『モンスターハンターワイルズ』などの重量級ゲームを高画質で動作させている際、G TUNE H6のファンはフル回転状態となり、駆動音の実測値は約50.3dBを記録しました。
50dB台というのは、「ファンの音がうるさい」と感じるレベル。
まとめ スタイリッシュなハイエンドゲーミングノートPC
G TUNE H6は、薄型筐体ながらCore Ultra 9 275HXとRTX 5070 Ti Laptop GPUを搭載した高性能ゲーミングノートPCです。
その性能はデスクトップ級で、WQHDはもちろん、4Kゲーミングでも安定して高フレームレートを維持できるほど。
また、リブランディングされたG TUNEロゴやマットなボディ仕上げにより、ゲーミングらしさを程よく抑えた“スマートな見た目”も魅力のひとつ。
弱点としては、**高負荷時のファンノイズ(50dB超)**が挙げられますが、これは性能を最大限引き出している証拠でもあります。
もし静音性を重視したい方は、上位にラインナップされている水冷モデルのチェックもおすすめです。
