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Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD)レビュー13万円台でCopilot+PCに対応の高コスパノートPC

Yoga Slim 7 Gen 10をレンタルしたのでレビューします。

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Yoga Slim 7 Gen 10のスペック

Yoga Slim 7 Gen 10
モニター14型(2880×1800ドット)16:10光沢
CPURyzen AI 7 350
GPURadeon 860M
メモリ32GB(オンチップ)
SSD512GB(NVMe)
サイズ(幅×奥行×厚さ)幅約312mm×奥行き約219mm×高さ約13.9mm
無線通信規格WIFI7(802.11ax)、Bluetooth 5.4
バッテリー70Whr
充電タイプ65W ACアダプター
重量約1.28kg
保証1年間のメーカー保証

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特徴

Yoga Slim 7 Gen 10(14型AMD)は、最新のRyzen AIシリーズを採用し、Copilot+ PCに対応したAIノートPCです。
高性能なCPUと内蔵GPUにより、事務作業から画像編集まで幅広く対応可能。重量は約1.2kgと軽量で、持ち運びにも適しています。さらに、高精細な有機ELディスプレイを搭載し、動画視聴やクリエイティブ作業でも美しい映像表現を実現。
15万円以下の予算で、最新トレンドを押さえたノートPCを求める方に特におすすめのモデルです。

マルチコア性能が高い高性能CPUを搭載

Cinebench R23でのYoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD / Ryzen AI 7 350)のスコアは、マルチコアで15,336pts、シングルコアで1,963ptsという結果でした。

同世代のRyzen AIシリーズやCore Ultraシリーズと比較すると、マルチコア性能は中位クラスに位置しますが、シングルコア性能は上位に近く、事務作業やWebブラウジングなどの軽作業から、写真編集や軽めの動画編集まで快適にこなせるパフォーマンスです。

特に1.2kgクラスの軽量ボディでこのスコアを実現している点は大きな強みで、持ち運び用PCとして性能面の妥協をしたくないユーザーに向いています。

Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 10 (14型Intel)

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デザイン

天板や底面はマットな仕上げのアルミ素材で統一され、落ち着きのあるタイダルディールカラーが所有感を高めます。エッジ部分は緩やかなカーブで処理されており、手に持ったときの感触も良好です。

ベゼルは非常にスリムで、画面占有率が高く、14型有機ELディスプレイの没入感を最大限に引き出しています。重量は約1.2kgと軽量で、薄型ボディのためカバンへの収まりも良く、モバイルワークや外出先での利用に最適です。

全体的に、最新のAIPCらしいモダンさと高級感を両立させたデザインに仕上がっています。

Yoga Slim 7 Gen 10(14型AMD)の本体重量は約1,299gで、日常的な持ち運びにも十分対応できる軽さです。
加えて、付属のコンパクトなACアダプターは約175gと軽量で、セットでも約1.47kg程度に収まります。
このため、カフェや出張先など外出先へ気軽に持ち出して作業するスタイルにも適しています。

モニター

Yoga Slim 7 Gen 10(14型AMD)は、14インチ・2.8K(2880×1800)解像度の有機EL(OLED)ディスプレイを搭載しています。
発色は非常に鮮やかで、色域はDCI-P3を92.5%カバー。高精細な表示に加えて、深い黒と高コントラストによる立体感のある映像表現が可能です。

写真や映像編集のような色精度が重要な作業はもちろん、映画や動画視聴でも初見で「美しい」と感じられるクオリティを実現。
加えて、OLED特有の高い応答速度により、スクロールやアニメーションも滑らかに表示され、作業からエンタメまで幅広く快適に利用できます。

色域

実測では、

  • DCI-P3カバー率:92.4%

を記録。
この数値は、映像編集や写真現像といった色再現性を重視するクリエイティブ用途にも十分対応できるパネル品質であることを示しています。

キーボード

Yoga Slim 7 Gen 10(14型AMD)のキーボードはパンタグラフ構造を採用し、キーを押し込んだ際にしっかりとしたクリック感が得られます。これにより、タイピングが非常に快適で、長時間の入力作業でも疲れにくいのが特徴です。

キー配列は癖がなく、Enterキーや矢印キーの位置も自然で直感的。長文作成や資料作りの際にも打鍵のリズムを崩すことなく作業を続けられます。

タッチパッドは高級ノートらしいガラス素材で仕上げられ、表面はなめらか。マルチジェスチャーやスクロール操作も軽快で、クリック音もカチッと心地よく、精度と質感の両立が実現されています。

インターフェース

左側

  • HDMI — 外部モニターやプロジェクター接続に便利。
  • USB4 Type-C(Power Delivery/DisplayPort対応) — 高速データ転送、映像出力、充電に対応。
  • USB4 Type-C(Power Delivery/DisplayPort対応) — 6番と同等機能を持ち、左右からの充電やマルチディスプレイ接続が可能。

右側

  • 電子式プライバシーシャッター — Webカメラを物理的にオフにでき、セキュリティ面で安心。
  • 電源ボタン — 側面配置で開閉時に誤操作しにくい設計。
  • マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック — 有線ヘッドセットや外部マイクに対応。
  • USB 3.2 Gen 1(Powered USB) — 給電対応なので、PCがスリープ中でも周辺機器の充電が可能。

性能

バッテリーの持続時間

Yoga Slim 7 Gen 10(14型AMD)のバッテリー持続時間は、UL Procyon Video Playbackテストで11時間5分という結果でした。
テスト環境はバッテリー残量100%から3%まで動画を連続再生し、画面輝度は39〜55%に設定。これは実用的な明るさでの計測値であり、日常的な動画視聴や軽作業であれば1日使えるスタミナと言えます。

比較では、同クラスのインテルモデルよりやや短めの駆動時間ですが、モニターの高画質有機ELパネルや高性能CPUを搭載している点を考慮すると、納得できるバランスです。
外出先で長時間作業する場合は充電器の携帯が推奨されますが、軽めの用途なら十分にバッテリー駆動でこなせます。

動画の書き出し速度

Yoga Slim 7 Gen 10(14型AMD)の動画エンコード性能は、YouTubeプリセットH.264コーデックで311秒という結果でした。
これは最新の上位モデルやハイエンドCPUを搭載した機種と比べるとやや遅めで、特に動画編集を頻繁に行うユーザーには物足りないかもしれません。

ただし、このモデルは重量1.2kg前後の軽量筐体と高精細な有機ELディスプレイを備えたモバイル重視設計のため、動画編集の高速処理よりも持ち運びや表示品質を重視したバランス型の性能になっています。
簡単な動画編集や短尺コンテンツの書き出しであれば十分実用的な速度です。

Blenderの画像生成

Yoga Slim 7 Gen 10(14型AMD)のBlenderレンダリングテストでは、BMWのサンプルモデルをCyclesレンダーで生成した際の所要時間は3分39秒73でした。

軽量・薄型のモバイルノートPCとしては比較的良好なレンダリング速度で、Ryzen AI 7 350とRadeon 860Mの組み合わせによるGPUアクセラレーションがしっかり活きています。
ただし、デスクトップや高TDPのゲーミングノートと比べると時間はかかるため、本格的な3DCG制作よりはプレビューや軽量プロジェクト向きの性能です。

携帯性を保ちながら、趣味や学習目的でBlenderを使うユーザーには十分なパフォーマンスと言えます。

SSDの性能

Yoga Slim 7 Gen 10(14型AMD)に搭載されているSSDのベンチマーク結果は以下の通りです。

  • シーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1): 6,561.68 MB/s
  • シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1): 5,570.01 MB/s
  • シーケンシャルリード(SEQ1M Q1T1): 3,807.23 MB/s
  • シーケンシャルライト(SEQ1M Q1T1): 3,397.53 MB/s
  • ランダムリード(RND4K Q32T1): 480.46 MB/s
  • ランダムライト(RND4K Q32T1): 391.96 MB/s
  • ランダムリード(RND4K Q1T1): 69.00 MB/s
  • ランダムライト(RND4K Q1T1): 141.98 MB/s

SK hynix製のPCIe 4.0 x4接続SSDを採用しており、読み込み・書き込み速度ともに非常に高速です。
OSやアプリの起動、データ転送はもちろん、4K動画編集や大容量データの扱いでもストレスを感じにくいパフォーマンスを発揮します。

PCの温度とファンの動作音

こちらはYoga Slim 7 Gen 10(14型AMD)でCinebench R23を10分間連続実行した際の動作周波数とCPU温度の推移です。

  • CPU温度(オレンジ線): テスト開始直後は急上昇し、おおむね75〜80℃付近で安定
  • 動作周波数(青線): 序盤は約3.5GHz前後で推移し、温度上昇に伴い若干の変動あり
  • サーマルスロットリングの傾向: 高温状態が続いても極端なクロック低下は見られず、持続的に高いパフォーマンスを発揮

この結果から、発熱コントロールが比較的良好で、長時間の高負荷でもパフォーマンス維持力が高いことがわかります。動画エンコードや3Dレンダリングなど、連続負荷がかかる作業にも安定して対応できる性能です。

表面の温度

このサーモグラフィ画像はYoga Slim 7 Gen 10(14型AMD)で高負荷時に計測したキーボード表面温度です。

  • 最も温度が高い部分はキーボード奥側中央付近で 約44.3℃
  • ホームポジション付近(中央キー周辺)は 約36.7℃

パームレストやタッチパッド部分は比較的低温を保っているため、長時間のタイピングでも不快感は少ないですが、奥側の高温部はゲームや動画エンコードなど長時間の高負荷作業時に気になる可能性があります。

ファンの回転音の大きさ

パフォーマンスモード

このときのファン動作音は 約41.9dBA です。
一般的な静かな室内(約40dBA前後)とほぼ同等のレベルで、耳障りな高音も感じにくいため、静音性は良好な部類です。高負荷時でも会話や作業の妨げになりにくい音量です。

まとめ:予算13万円台から手に入る高品質なCopilot+PC

Yoga Slim 7 Gen 10 14型AMDは、モニターのクオリティと性能、そして価格のバランスに優れた一台です。
鮮やかで高精細な有機ELディスプレイによる映像美を、この価格帯で享受できるのは大きな魅力。
バッテリー駆動時間はインテルモデルに比べ短めではあるものの、それを補って余りある性能と仕上がりを備えており、コストパフォーマンスの高い最新ノートPCを求める人におすすめです。

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ウチヤマチカラ
ウチヤマチカラhttps://usshi-na-life.com
静岡県出身。2014年にブログ「うっしーならいふ」を開設。 元家電量販店スタッの経験を活かし、PCのわかりやすい製品紹介記事を多数執筆。 2017年に「ウチヤマチカラ/うっしーならいふ」チャンネルとしてYouTubeでの活動も開始し、2022年11月現在でチャンネル登録者数は2万人を越える。
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