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Legion Tower 5 30IAS10(Intel)スペック
Legion Tower 5 30IAS10(Intel) | |
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サイズ(幅×奥行×厚さ) | ミドルタワー(211×490.4×414) |
CPU | Core Ultra 7 265KF |
GPU | RTX5070Ti |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB(NVMe) |
無線通信規格 | WIFI7(802.11ax)、Bluetooth 5.4 |
電源 | 850W 80PLUS BRONZE |
重量 | 約15kg |
保証 | 1年間のLegion Ultimate Support |
特徴
Lenovoの「Legion Tower 5 30IAS10(Intel)」は、構成の柔軟性と安定した冷却性能を備えた、ミドルクラスのゲーミングデスクトップです。
本モデルではCPUやGPUのカスタマイズが可能で、今回レビューする構成は、NVIDIA GeForce RTX 5070 TiとCore Ultra 7 265KFを搭載したモデル。さらに、電源には余裕のある850W(80PLUS GOLD)ユニットが採用されています。
このPCの検証をお伝えいたします。RTX4060搭載バージョンのレビューはこちら
デザイン

Legion Tower 5は、フロントに電源ユニットを配置する独自設計を採用しています。これにより、一般的なATXケースとは異なり、ケース下部が大きく開放され、GPU付近の空気の流れがスムーズになる構造となっています。
その結果、追加の高級パーツや水冷化をしなくても、GPUまわりの熱がこもりにくく、安定したパフォーマンスを発揮しやすいのが特徴です。特に今回のようなRTX 5070 Ti搭載モデルでは、発熱とパフォーマンスのバランスが取りやすく、冷却にコストをかけずとも高いフレームレートを維持できる点がメリットと言えるでしょう。

この構造は、冷却性能を確保しながらコストを抑えたいミドルクラスゲーマーにとって非常に魅力的です。シンプルな外観からは想像しにくいですが、内部はしっかりと空力を意識した設計が施されているのが、Legionシリーズの実力です。
性能について
3D Mark

RTX 5070 Tiは、3DMark Time Spyにおいてグラフィックススコア26,789という非常に高いスコアを記録しました。これは、WQHD(2560×1440)解像度のすべてのゲームタイトルを高画質設定で快適にプレイできる実力を持っていることを示しています。
さらに、NVIDIA DLSS のフレーム生成機能を活用すれば、4K解像度でも多くのタイトルで滑らかな動作を実現可能です。
Speed way

また、DirectX 12 Ultimateに対応した最新のレイトレーシング向けベンチマーク「Speed Way」では、平均73.57fpsという非常に優秀なスコアを記録しました。測定環境は3840×2160(4K解像度)であり、この結果はRTX 5070 Tiが高解像度ゲーミングにおいても余裕のあるパフォーマンスを発揮できることを証明しています。
モンスターハンターワイルズ

モンスターハンターワイルズのベンチマークでは、解像度3840×2160(4K)・ウルトラ画質・フレーム生成オンという重たい設定でも、平均106fpsという非常に高いスコアを記録しました。
RTX 5070 Ti+Core Ultra 7 265KFという構成でここまで高フレームレートが出せるのは、DLSS 3のフレーム生成技術とGPUパワーの恩恵によるものです。
実際のプレイ環境でも、80〜100fps前後での安定した動作が見込めるため、ヌルヌルとした操作感で4Kゲーミングを楽しみたい人にも十分おすすめできる構成です。

WQHD(2560×1440)解像度においても、モンスターハンターワイルズは平均142fpsという非常に滑らかな描画を実現しました。
グラフィック設定はウルトラ+フレーム生成ONという高負荷な条件でもこのスコアを維持できており、この構成がWQHDゲーミングにおいて理想的なパフォーマンスを発揮することがわかります。
また、高リフレッシュレートモニター(144Hzや165Hz)を活かしたい方にもぴったりです。
4Kで遊ぶよりもフレームレートを優先したい、またはゲーミングモニターとの相性を重視したい方は、あえてWQHD解像度でプレイすることでより快適な操作性を得ることができます。
サイバーパンク2077

CD Projekt REDの重量級タイトル『Cyberpunk 2077』でも、RTX 5070 Ti+DLSS 3(フレーム生成有効)という構成で、平均155.61fpsという非常に高いフレームレートを記録しました。
解像度は4K(3840×2160)・テクスチャ品質「高」・レイトレーシング無効という設定ですが、DLSSのスケーリング2Xとフレーム生成を組み合わせることで、実質WQHD〜4Kクラスの高画質映像を安定して描画することができています。
最低fpsでも141fps、最大で180fps近くに到達しており、最新タイトルでも快適性を犠牲にすることなく美麗な映像体験が可能です。DLSSの恩恵を受けやすいCyberpunk 2077においては、RTX 4070 Tiに迫る、もしくは超えるような動作感が得られる場面も多いでしょう。
ストレージベンチマーク

ストレージベンチマークには「3DMark Storage Benchmark」を使用し、ゲーム系の読み書き性能をチェックしました。スコアは1,733という結果で、これはGen4 SSDとしては標準的〜やや控えめなパフォーマンスです。
実際の帯域幅を見ると、
- 『Battlefield V』の読み込み:555MB/s
- 『Call of Duty: Black Ops 4』:432MB/s
- 『Overwatch』:268MB/s
といった数値になっており、最新タイトルのロードも数秒〜十数秒で完了する実用レベルの速度です。
ゲームインストール(161MB/s)やゲームの保存(138MB/s)、ゲームデータの移動(1,184MB/s)も概ねスムーズで、普段使い・ゲーム用途には十分な速度が出ています。
爆速というわけではありませんが、コストバランスを考えると納得感のあるパフォーマンスです。
ゲーム時の熱

モンスターハンターワイルズを30分間プレイした際のCPUの挙動を確認したところ、動作クロックと温度の両方が非常に安定していることがわかりました。
動作クロックは全体的に平均4,200〜4,600MHzを中心に推移しており、長時間の負荷にも関わらずブーストクロックが継続的に維持されているのが印象的です。
また、CPU温度も60〜70℃付近で推移しており、冷却性能と電力制御が非常に優れていることがグラフからも読み取れます。コア温度の急激なスパイクやドロップもなく、ゲーム中にパフォーマンス低下を感じるような場面はまずないでしょう。
この安定性の高さは、冷却設計だけでなく、Core Ultra 7 265KFの電力効率の良さにも支えられており、高負荷の連続プレイや動画編集といったクリエイティブ用途でも安心して使える構成だといえます。

モンスターハンターワイルズを4Kウルトラ画質+フレーム生成ONで約30分間連続プレイした際のGPU動作ログを確認したところ、GPU温度はほぼ一貫して70℃前後を維持しており、冷却設計がしっかり機能していることがわかりました。
また、フレームレートについても平均100fps以上で推移しており、シーンに応じた変動はあったものの急激な低下やスパイクは見られませんでした。
この結果から、長時間の高解像度ゲーミングにおいても安定性が高く、温度上昇によるパフォーマンス低下やノイズの発生も抑えられていることがわかります。ゲームプレイ中にストレスを感じる場面はほぼないといって良いでしょう。
PC内部の熱

FLIRによるサーモグラフィーでPC内部の発熱状況を確認したところ、GPU表面付近で最大約52.6℃、マザーボード周辺で41℃程度にとどまっており、全体的に安定した温度推移となっていました。
高負荷のゲームプレイ中でありながら、ケース全体に熱がこもるような印象はなく、エアフロー設計がしっかりと機能していることが伺えます。フロント吸気→リア排気の構造が活かされており、安価な空冷構成でもしっかり冷やせているのは大きな安心材料です。
このレベルであれば、室温が高くなる夏場でも大きな温度上昇は起きにくく、長時間プレイや動画レンダリングなどの作業でも安心して使える冷却設計といえるでしょう。
ファンの動作音

ファンの動作音については、ゲーム中のピーク時でもおおむね41dB前後にとどまっており、しっかり冷却されつつも騒音レベルは控えめです。
静音重視のユーザーにとって完全に無音というわけではありませんが、耳障りな高音成分は感じられず、自然な「風切り音」程度で収まっている印象です。
特に、環境音やBGMがあるゲームプレイ中であればほぼ気にならないレベルといえるでしょう。
冷却性能を確保しながらもユーザーの快適性を損なわない、バランスの良いファン制御がなされていると感じました。
まとめ 4Kゲーム環境を構築したいならRTX5070Tiを選ぼう
RTX 5070 Tiは、現在発売されているほとんどのAAAタイトルを4K解像度+高画質設定で快適にプレイできるパワーを備えたGPUです。フレーム生成(DLSS 3)にも対応しており、重たい描画処理も効率的に処理できます。
これ以上の設定、たとえば4K+ウルトラ画質+レイトレーシングONといった構成を本格的に楽しみたい場合は、RTX 5090や上位のTi系カードといったさらに高性能なGPUが必要になってきます。
つまり、「今あるゲームを高画質・高解像度でストレスなく遊びたい」人にとって、RTX 5070 Tiはもっともコスパの取れた現実的な選択肢です。