2019年8月16日にAnkerが発売した、『PowerCore 10000mAh PD Redux』は10000mAhのモバイルバッテリーとして最軽量クラスの重量と、圧倒的なコンパクトなサイズを実現し、モバイルバッテリーを持ち運ぶ際のわずらわしさを開放してくれます。
発売当初にぽちってしまい、これはおすすめだなと感じたのでレビューします。
AnkerPowerCore 10000mAh PD Reduxの特徴
AnkerPowerCore 10000mAh PD Reduxの強みは圧倒的な小型化・軽量化に尽きます。
動画で確認する
同時期に発売された、Power Core Slim 10000PDと一緒にどちらがおすすめなのか解説しています。チャンネル登録もお待ちしております。
圧倒的に小サイズ
今だ、利用者から根強い人気を誇る小型スマートフォンiPhoneSEよりも一回り小さく、持ち運びの際にわずらわしさを感じません。
このサイズ感で10,000mAhの容量を確保しつつUSB PDにも対応しているのだから驚異的です。
モバイルバッテリー本体は約3.5時間でフル充電に
アバウトな検証になってしまうのですが、僕が計測した結果、バッテリーステータスランプが1つ点灯している状態から、ステータスランプが4個点灯して消える(充電完了)までを同社が発売している、USB PD対応充電器『Anker Power Core Speed』にて『PowerCore 10000mAh PD Redux』を充電してみました。
結果は下記の通り
PowerCore 10000mAh PD Reduxの充電時間 | |
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ステータスランプ2個目点灯まで | 20分 |
ステータスランプ3個点灯まで | 60分 |
ステータスランプ4個点灯まで | 110分 |
おおむね2時間程度で満充電となりました。※残量を完全にゼロにできていないため検証結果はあくまで参考程度にしてください。
ステータスランプ3個までは15W~16W程度で充電されており、4個目に突入する時点で出力が落とされていたため、モバイルバッテリーそのものをフル充電するのには3時間以上かかりますが、7割程度なら完全にゼロの状態から1時間強で充電が可能です。
10,000mAhならiPhone XSを2.5回充電可能
モバイルバッテリーの容量の目安は下記に記載していますので参考にしてください。
付属物
- PowerCore 10000mAh PD Redux本体
- USB-C to USB-Cケーブル
- 取扱説明書
- 専用ポーチ
化粧箱も大幅に小型化されておりとてもスマートです。
価格面で、他社比較するとやや高めの印象がありますが、USB-C to USB-Cが付属していることを考えると割高といった印象はありません。
スペック詳細
Anker PowerCore 10000 PD Redux | |
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容量 | 10,000mAh |
PD 出力 | 最大18W(5V=3A / 9V=2A / 15V=1.2A) |
PD 入力 | 最大18W(5V=3A / 9V=2A / 15V=1.2A) |
USB-A出力 | 最大12W(5V=2.4A) |
サイズ | 約106 x 52 x 25 mm |
重量 | 約192g |
外観詳細
触ると表がすぐにわかるデザイン
Anker製品の特長といえば、シンプルな”マットブラック”で、表面にヘアライン加工。
背面はフラットなデザインです。
これにより、バッグやポケットのなかに入れた状態でどちらが”表側なのか”一発でわかるため操作するのが容易になります。
最近では入れっぱなしで使える機能性に優れたバックパックを愛用する人も増えているため、ノールックでモバイルバッテリーを操作できる点は非常に優秀だと思います。
名刺サイズで超コンパクト
また、サイズ感という意味ではスマートフォンよりも名刺に近いかもしれません。
ポケットに入れてもポーチに入れてもかさばらなず邪魔にならないサイズ感で気軽に持ち運べるのは本当に便利だと思います。
成人男性の手のひら収まるサイズ感です。
重量は公称値どおり192gでした。
ポート出力について
USB-Aは最大12Wの出力に対応しており、Power IQによって充電した際に各デバイスに最適な電流量に調整してくれます。
急速充電器を持っていない方は用意したほうがいいかも
モバイルバッテリーそのものを充電するのは、一般的なスマートフォンなどを充電するACでも充電可能ですが、10,000mAhのモバイルバッテリーを充電するには非常に時間がかかります。
冒頭で記載した通り、PDで充電したとしてもモバイルバッテリー本体を満充電にするためには2時間を見積もる必要があります。
もし、普通のスマートフォンなどを充電する7.5W出力のものであれば倍の時間がかかるでしょう。
せっかくのPD対応がもったいないので、もしPD対応充電器を持っていないのであれば同社のUSB PD対応充電器もセットで購入することをお勧めします。
AnkerPowerCore 10000mAh PD Redux評価とまとめ
普段使いの決定版
通勤通学時、毎日のルーティンの中でモバイルバッテリーそのものを充電する『手間』が増えてきているので、その時間を短縮化できるUSB PDに対応したモバイルバッテリーが今後の主流となると思われます。
その中でも比較的選ばれやすい10,000mAhの大容量のモバイルバッテリーが名刺並みにサイズを小型化できたのには驚きました。
スマートフォンやワイヤレスイヤフォンを1日たっぷり使うために、このモバイルバッテリーを携帯するのは大いにありだと思います。
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