はじめに:ゲームを快適に遊ぶために考えるべきこと
ゲーミングPCを選ぶ際、まず最初に考えるべきは「どのようなゲーム環境でプレイするか」です。特にモニターの解像度は、GPU選定に直結する重要な要素。WQHD(2560×1440)や4Kといった高解像度では、当然ながらより高性能なGPUが求められます。
2025年のゲーミングモニター市場トレンド
2025年現在、中華ブランドの台頭によりWQHDモニターの普及が進行。価格帯も手頃で、2.5万円程度から購入できるモデルも多く見られます。一方で、フルHD(1920×1080)モニターは徐々に市場から姿を消しつつあります。
これは、業界全体としてユーザーの体験価値を向上させつつ、PCスペックの底上げを図っている動きの一環。結果として、より高性能なGPUが求められる時代になっています。
最新ゲームはどれくらいのスペックを求めるか?
Lenovoの「Legion Tower 5(RTX 4060搭載)」でカプコンの新作『モンスターハンターワイルズ』をWQHD解像度でプレイしたところ、「中画質+フレーム生成ON」という設定が自動適用されました。つまり、中画質であればRTX 4060でも快適なプレイが可能ということです。
フレーム生成技術について知っておこう
DLSSに代表されるフレーム生成技術は、AIを用いて実際のフレームとフレームの中間を生成し、よりスムーズな映像表現を実現する技術です。これにより、GPUのパフォーマンスが足りなくても、WQHDや4Kといった高解像度でのプレイが現実的になります。
一部、遅延やノイズが発生するケースもありますが、多くのユーザーにとっては気にならないレベル。特に筆者のように「比較しなければ気にならない派」にとっては、十分実用的な技術といえます。ただし、格闘ゲームやFPSなど、競技性を重視するタイトルではフレーム生成をOFFにする方がベターです。
Legion Towerを選ぶならこのGPU構成が鉄板
■ WQHD+中画質なら:Lenovo Legion Tower 5 30IAS10 (Intel)RTX 4060/RTX 5060
最新の重量級タイトルである『モンスターハンターワイルズ』をベースに考えれば、RTX 4060〜RTX 5060であればWQHD中画質+フレーム生成ONで快適プレイが可能。この構成が現在のミドルレンジのスタンダードです。
■ WQHD高画質〜4Kを目指すなら:RTX 5070/5070Tiカスタマイズがおすすめ
より高い画質設定や解像度を求めるのであれば、RTX 5070以上のGPUがおすすめです。特に4KではVRAM容量が重要になってくるため、メモリ量の多い上位モデルを選ぶと安心です。
Legion Tower T5のカスタマイズ画面から選択可能です。
■ VRや5K〜8K環境なら:Lenovo Legion Tower 7 34IAS10 (Intel)RTX 5080クラス一択
近年ではVRゲーミングの需要も高まっており、片目4KクラスのHMDが主流になりつつあります。この場合、両目合計8K相当の処理が求められるため、RTX 5080のようなハイエンドGPUが必須です。
まとめ:2025年にLegion Towerを選ぶポイント
解像度/目的 | 推奨GPU | 概要 |
---|---|---|
フルHD〜WQHD中画質 | RTX 4060/5060 | コスパ重視でも快適なプレイが可能 |
WQHD高画質〜4K | RTX 5070/5070Ti | 高画質と高解像度を両立したい方向け |
VR・8K対応 | RTX 5080以上 | 将来的な高解像度&VR環境まで視野に |
Legion Towerシリーズの中でも、特にT5 IAS 10などは最新GPUを搭載しやすく、拡張性も高いため長期的な運用にも適しています。ゲームの解像度とタイトルの要求スペックを見極めたうえで、自分に合った1台を選びましょう!