Lenovo Tab Plus をレンタルしたのでレビューします。
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Lenovo Lenovo Tab Plusのスペック
Lenovo Lenovo Tab Plusのスペック | |
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モニター | 11.5型(2000×1200ドット) |
CPU | Media Tek Helio G99 |
GPU | Arm Mali-G57 |
メモリ | 8GB(LPDDR5X) |
ストレージ | 256GB |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約268mm×奥行き約174.3mm×高さ約13.6mm |
無線通信規格 | WIFI5(802.11ax)、 |
バッテリー | 8600mAh |
充電タイプ | 45W ACアダプター |
重量 | 約650g |
保証 | 1年間のメーカー保証< |
特徴
税込43,780円という価格で登場したLenovo Tab Plusは、11.5インチの大画面と迫力のあるサウンドを備えた、動画・音楽視聴に特化したAndroidタブレットです。
MediaTek Helio G99搭載で日常使いは快適
搭載されているSoCはMediaTek Helio G99(2.2GHz/オクタコア)。性能的にはエントリー~ミドルクラスに位置し、SNSやWebブラウジング、YouTube視聴、軽めのゲーム程度であれば十分快適に動作します。メモリは8GB、ストレージも256GBと余裕があり、この価格帯ではなかなか見ない充実ぶりです。
JBLスピーカー搭載で動画・音楽再生に強み
本機最大の特徴は、JBL監修のクアッドスピーカーとDolby Atmos対応という豪華なオーディオ周り。ハイレゾ音源の再生にも対応しており、タブレット単体でもしっかりと“聴ける音”を鳴らしてくれます。
「テレビの代わりに寝室で使いたい」「Bluetoothスピーカーなしでも楽しみたい」といったニーズにしっかり応えてくれる仕様で、動画視聴専用機やサブ端末として非常に優秀です。
11.5型2Kディスプレイで映像もきれい
ディスプレイは11.5インチ 2K(2000×1200)IPS液晶。400nitの輝度と広視野角により、明るい屋内でも見やすく、色味も自然で、アニメや映画鑑賞にも十分な品質です。
サウンド:タブレットというより“ポータブルAV機器
Lenovo Tab Plusの最大の特徴とも言えるのが、**左右に配置された合計8基のJBLスピーカー(ツイーター×4、ウーファー×4)**です。ドルビーアトモス対応のチューニングが施されており、タブレットとは思えない立体感と広がりのある音場を実現しています。
音の厚みがあり、低音の迫力やボーカルの明瞭さも申し分なし。特に映画やライブ映像を視聴すると、その違いは歴然です。175度に開くキックスタンドで角度をつけた状態なら、Bluetoothスピーカーモードとしても活用でき、「ちょっと贅沢な映像+音楽体験」がこれ一台で完結します。
ただし、このスピーカー配置の都合で本体の厚みはややあるため、持ち運びよりは「据え置きでじっくり楽しむ用途」に向いたモデルと言えるでしょう。

Lenovo Tab Plus
公式サイトでみるデザイン


Lenovo Tab Plusは、落ち着いたルナグレーの筐体を採用しており、どことなく同社のノートPC「IdeaPad」シリーズを思わせるシンプルかつ洗練されたデザインに仕上がっています。側面のエッジ処理や背面のマット仕上げは、指紋が目立ちにくく、手にも馴染みやすい質感です。
背面には175度まで開くキックスタンドが内蔵されており、角度調整も自在。動画視聴やレシピ閲覧など「置いて使いたい」シーンでもスタンド不要で自立するため、据え置き用途に抜群の安定感を発揮します。
前面からの見た目は非常にすっきりしており、ステレオスピーカーを強調する左右の厚みもデザインの一部として自然に溶け込んでいます。

本機に採用されているディスプレイは11.5インチの液晶(IPS)で、表面は光沢(グレア)仕上げとなっています。表示自体は非常に鮮やかで、発色も良好ですが、明るい場所では画面の映り込みがやや目立ちやすい点には注意が必要です。
特に照明や窓が背後にある環境では、黒背景時に反射が強く出るため視認性が若干低下します。とはいえ、輝度自体は十分にあるため、角度を調整するなど工夫すれば実用上は問題ないレベル。動画やゲーム用途であれば、さほど気にならないという印象です。
本体重量は実測で約658g。11型クラスのタブレットとしては決して重すぎるわけではありませんが、スピーカー構造とキックスタンドの分、若干の厚みと出っ張りがあります。
バッグへの収まりや手持ちでの長時間利用を考えると、モバイル性はやや劣る印象。そのため、「外に持ち出して使いたい」よりは、リビングや寝室で据え置き運用を前提とした方がこの製品の良さを活かしやすいです。
性能
GeekBench 6

Geekbench 6によるCPUベンチマークでは、シングルコア:744、マルチコア:2056というスコアを記録。これは、上位SoC(Snapdragon 8 Gen 2など)のおよそ1/3の性能水準です。
実際の使用感としては、YouTubeやブラウザ閲覧、SNS、電子書籍といったライトな用途では問題なし。レスポンスも安定しており、普段使いではストレスなく動作します。
ただし、重めのアプリを同時に立ち上げるマルチタスクや、3Dゲームなどの負荷が高い処理では明確な限界があります。動作がもたつく場面が出てくるため、「あくまで1アプリ集中型」「エンタメ用途メイン」として割り切った使い方がベストです。
ゲーム性能
3D Wild Life

3DMarkの「Wild Life」ベンチマークでは、スコア1,257/平均フレームレート7.53fpsと非常に低い結果となりました。スコア分布では**全体の下位16%**に位置しており、最新のiPhoneやハイエンドAndroid端末とは比べものにならないレベルです。
この結果からも明らかなように、3Dグラフィックを多用するゲーム(原神、PUBGモバイル、Call of Duty Mobileなど)はほぼプレイ困難。カクつきやフレーム落ちが頻発するため、快適なゲーム体験は期待できません。
一方で、2D中心の軽量ゲームやパズル系、ストリーミングゲーム(GeForce NOWなど)であれば割り切って使うことも可能です。
バッテリーの持続時間

PCMark for AndroidのWork 3.0 Battery Lifeテストでは、11時間34分という結果を記録。これはハイエンドクラスのタブレットにも匹敵する優秀なスコアで、動画視聴やブラウジングといったライトユースであれば、1日中充電なしでも安心して使えるレベルです。
MediaTek Helio G99の電力効率の良さと、8,600mAhの大容量バッテリーの組み合わせがうまく噛み合っており、パフォーマンスこそ控えめなものの、省電力性という点ではしっかりと作り込まれている印象です。
まとめ 日々のエンタメを1台に集約。ノートPCのサブディスプレイにも活躍
Lenovo Tab Plusは、音質の良さと高解像度ディスプレイを兼ね備えた“エンタメ特化型タブレット”として非常に完成度の高い製品です。JBLスピーカー+ドルビーアトモスによる臨場感あふれる音響体験に加え、2K対応の11.5インチ液晶はモバイルノートPCと遜色のない視認性を持っています。
動画視聴や音楽再生を1台で楽しめるのはもちろん、Intel Unisonなどの機能を活用すれば、ノートPCのサブモニターとしても活用可能。リビングや寝室での据え置き用途はもちろん、ビジネスシーンでも“サブ画面”としての活用が見込めます。
一方で、SoC性能は控えめで、最新のハイエンドモデルと比べると明確に処理能力が劣ります。そのため、ゲーム用としての用途には不向きで、あくまで「エンタメ+サブディスプレイ+軽作業」向けとして割り切るのがベストです。

Lenovo Tab Plus
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