ホームPCマウスコンピューターmouse B5-A7A01SR-A レビュー 高性能、高品質スタンダードノートPC

mouse B5-A7A01SR-A レビュー 高性能、高品質スタンダードノートPC

マウスコンピューターからmouse B5 ADMモデルをレンタルできたのでレビューします。「機材貸出 株式会社マウスコンピューター」

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mouse B5のスペック

mouse B5-A7A01SR-A
モニター15.3型(2560×1600ドット)16:10 120Hz
CPURyzen 7 8845HS
GPURadeon 780M
メモリ32GB
SSD1TB(NVMe)
サイズ(幅×奥行×厚さ)幅約342mm×奥行き約239.7mm×高さ約19.8mm
無線通信規格WIFI6E(802.11ax)、Bluetooth 5
バッテリー80Whr
充電タイプ100W ACアダプター
重量約1.68kg
保証3年間のメーカー保証

製品ページ

特徴

mouse B5は、15.3型・sRGB100%対応ディスプレイを搭載した、Ryzenプロセッサ採用の高性能スタンダードノートPCです。標準で16GBメモリを搭載し、最大64GBまで拡張可能。100WのACアダプターによりCPU性能をしっかり引き出せる設計で、事務作業からコンテンツ制作まで幅広く対応します。

インターフェースも充実しており、USB-C×2、USB-A×3、HDMI、SDカードスロットを搭載。本体重量は約1.68kgと、15インチクラスながらモバイル利用も現実的な範囲で、据え置きから持ち運びまで“1台完結型”を求めるユーザーに最適なモデルです。

100WACアダプター付属でRyzenプロセッサのパフォーマンスを発揮!

mouse B5は、付属のACアダプターが100W出力に対応しているため、Ryzen 7 8845HSの性能を引き出せる点が大きな特徴です。他社製ノートの多くはモバイル性を優先し、CPU全体の消費電力を35W以下に抑える設計が一般的ですが、その分CPUパフォーマンスに制限がかかることも少なくありません。

mouse B5に搭載されているRyzen 7 8845HSは、8コア16スレッド構成の高性能プロセッサ。Cinebench R23のベンチマークでは、マルチコア15,543pts/シングルコア1,759ptsを記録しています。

このスコアは、同じCPUを搭載する他社のノートPCと比べてもトップクラスの性能です。実際、下位のIdeaPad Slim 5 Gen 10(13,240pts)や、電力制限のかかるモバイルノートPCを大きく上回っており、mouse B5ではRyzenの性能をフルに活かせていることが分かります。

据え置き重視で高性能モデルが欲しい方には良い選択肢だと思います。

デザイン

mouse B5は、天板に金属素材を採用したシンプルで上質なデザインが特徴です。カラーは落ち着きのあるシルバーで、ビジネス用途でも違和感のない外観。中央に配置されたチーズロゴも主張が強すぎず、控えめでユニークな個性を感じさせます。

。背面インターフェースには、HDMIポートとUSB4対応のUSB-Cポートを搭載。この位置に配置されていることで、電源ケーブルや映像出力ケーブルを左右に逃がす必要がなく、机上をすっきり保てるというメリットがあります。実用性を考慮した**“据え置きノートとしての使いやすさ”がしっかり考えられている構成**です。

また、底面には放熱スリットを大胆に配置。幾何学模様が施されており、見えない部分にもこだわりを感じさせるデザインです。

mouse B5の本体重量は実測で約1.67kg、さらに付属の100W USB-C ACアダプターは約238g。合計しても約1.9kg台に収まっており、15.3型のノートPCとしてはやや重ためながらも、十分持ち運び可能な範囲です。

筐体には金属素材を採用し、構造的に剛性を確保していることもあって、重量に見合った安心感のある仕上がり。毎日持ち歩く用途にはやや不向きかもしれませんが、週に数回の移動や自宅・オフィス間の運用なら現実的です。

モニター

mouse B5は、15.3型・2560×1600ドット(WQXGA)解像度の液晶パネルを搭載。アスペクト比は縦に広い16:10で、Webブラウジングや文書作業時の情報量も多く、**「作業効率を重視する人に向けた設計」**となっています。

色域

色域も非常に優秀で、sRGBカバー率は100%。実測でもそれに近い値を記録しており、写真や動画の色確認はもちろん、Web用バナーやSNS投稿画像などのコンテンツ制作にも安心して使える品質です。

画面の明るさや発色も自然で、映像視聴時も疲れにくく、クリエイティブとエンタメ、両方に対応できる万能ディスプレイと言えるでしょう。

キーボード

mouse B5は、テンキー付きのフルサイズキーボードを採用しています。キーレイアウトは日本語ユーザー向けに最適化されており、変換・無変換キーや半角/全角の位置も自然で違和感なし。キー配置はエッジトゥエッジに近い設計で、スペースを無駄なく活用しながらも、打鍵時に窮屈さを感じさせません。

キーストロークも浅すぎず、打鍵感はしっかりしており、文字入力を多く行うユーザーにも好印象。特に在宅勤務や書類作成メインの人には頼れるタイピング環境です。

一方でタッチパッドは、クリック時にカチカチとした機械的な音がやや目立つタイプ。タップ操作中心であれば問題ありませんが、物理クリックが多い操作には向かないため、可能であればマウスを併用するのがおすすめです。

インターフェース

左側

  • USB-C (3.2 Gen 2)
  • USB-A(USB 2.0)
  • オーディオジャック

右側

  • SDカードスロット
  • USB A(3.2 Gen 1)
  • USB A(3.2 Gen 1)

奥側

  • HDMI
  • USB C(USB 4)
  • 有線LAN

特に注目すべきは背面に配置されたUSB4ポートで、外部GPUボックスやドッキングステーションとの接続も可能。ノートPCながら拡張性を最大限活かせる設計になっているのは大きな魅力です。

また、有線LAN端子とHDMIポートを標準搭載しているため、テレワークや出先でのプレゼンにもそのまま対応可能。USBハブを別途用意する必要がなく、“そのまま仕事ができる”ポート構成となっています。

性能

バッテリーの連続動作時間

PC内部に保存されたHD画質の動画をループさせてバッテリーの連続動作時間を計測するベンチマークソフトの結果です。

mouse B5に搭載されているバッテリーは80Whの大容量タイプ。UL Procyonの動画再生テストでは、10時間35分の連続駆動を記録しました。これは15インチ以上の高性能ノートPCの中では中堅クラスのスタミナであり、性能をフルに引き出す構成を考慮すれば十分評価できる結果といえます。

実際のグラフを見ると、XPS 16やThinkBookなどのロングバッテリーモデルには及ばないものの、Ryzen 7 7730U搭載機や一部のIntel Core i5機よりも長持ちしており、パフォーマンスとのバランスが取れた電力設計になっていることがうかがえます。

Web閲覧や文書作成中心の軽作業であれば、1日を通して充電なしで使えるシーンも多く、実用的な駆動時間です。

3D Mark Time Spy

mouse B5に搭載されているRadeon 780M Graphicsは、Ryzen 7 8845HSに内蔵されている統合型GPUです。3DMarkのTime Spyスコアでは2,841ポイントを記録しており、同じ780Mを搭載した他社モデルと比較してもほぼ同等の性能水準に位置します。

専用GPUを搭載したゲーミングノートと比べると控えめな数値ではありますが、動画編集(4K非圧縮などを除く)や軽量~中量級のゲーム(VALORANTやマインクラフトなど)であれば快適に動作可能なレベル。実際、Battlefield Vの1440p Ultra設定でも35fps以上のプレイが見込まれるという評価も出ています。

つまり、外部GPU非搭載でもある程度の映像処理をこなしたいというニーズには十分応えられる性能です。

動画のエンコード

mouse B5は、Ryzen 7 8845HS+Radeon 780M構成+100W電源により、動画編集などのクリエイティブ作業においても安定した高いパフォーマンスを発揮します。

実際、DaVinci ResolveでのYouTube用H.265書き出しテストでは、10分の動画をわずか4分16秒でエンコード完了。他の同クラスノートと比較しても上位の処理速度を記録しており、ノートPCでも本格的な編集作業をこなしたいユーザーにとって有力な選択肢になります。

グラフィック性能こそミドルクラスではあるものの、統合GPUでここまで快適に動作するPCは貴重です。

PCの温度とファンの動作音

mouse B5では、FF15ベンチマークを30分間ループ実行した際のコア温度・電力・クロック推移を計測。その結果、CPU温度は平均60℃程度とかなり安定しており、筐体内部にしっかり余裕がある設計となっていることが確認できました。

また、CPUパッケージ電力は約45Wを維持しており、フルTDP(54W)ではないものの、ノートPCとしては十分に高出力な状態で処理を継続できています。サーマルスロットリングや急激なクロックダウンも見られず、Ryzen 7 8845HSのパフォーマンスを長時間安定して活かせる構成であることがグラフから読み取れます。

ファン音は負荷時にそれなりに聞こえるものの、耳障りな高音や急激な変動は少なく、排熱設計も非常に優秀です。

表面の温度

FF15ベンチマークを30分間ループさせた高負荷状態でも、キーボード表面の温度は最大約39.6℃、主要なキー周辺でも約34℃程度に抑えられていました。実際の体感としては、パームレストやキー入力部に熱さを感じることはほぼなく、非常に快適に操作可能です。

ファンの回転音の大きさ

この時のファンの動作音は40db弱で非常に静かです。クリエイターノートPC並みの性能かつ静音性も確保されているため、非常に品質の高いノートPCだと思います。

まとめ:高性能×静音×高品質のバランスに優れた万能ノート

mouse B5は、Ryzen 7 8845HSと大容量80Whバッテリーを搭載した、性能・実用性ともに優れたスタンダードノートPCです。

Cinebenchや3DMark、DaVinci Resolveによる実測でも他社モデルと肩を並べる、あるいは上回る処理性能を発揮。Time Spyスコアは2,800台、エンコード時間も4分台と、クリエイター向けノートにも劣らない実力を見せました。

さらに特筆すべきは冷却と静音のバランスで、高負荷時でもCPU温度は60℃台、ファン動作音は実測で約39.9dBと非常に静か。キーボード面も30℃前後に抑えられており、使用中の不快感がほとんどありません

インターフェースもUSB4やHDMI、有線LAN、SDスロットまで揃っており、ビジネスにもクリエイティブにも対応できる**まさに“全部入りの高品質ノート”**です。


✅ こんな人におすすめ

  • Web制作や動画編集も快適にこなしたい副業クリエイター
  • 質感やキーボードに妥協せず、作業効率を重視したい方
  • 据え置き中心ながら、たまに持ち出す機会もあるユーザー
  • 静音性を重視しながらも、処理性能に妥協したくない人

マウスコンピューターのノートPCの選び方

ウチヤマチカラ
ウチヤマチカラhttps://usshi-na-life.com
静岡県出身。2014年にブログ「うっしーならいふ」を開設。 元家電量販店スタッの経験を活かし、PCのわかりやすい製品紹介記事を多数執筆。 2017年に「ウチヤマチカラ/うっしーならいふ」チャンネルとしてYouTubeでの活動も開始し、2022年11月現在でチャンネル登録者数は2万人を越える。
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