アメコミじゃなくてSFドラマだった!THE FLASHが面白すぎて眠れなくなる理由

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アメコミが面白い基本的な要素は全て網羅している

アメコミが面白いのは

  • 主人公は基本的に冴えないオタク。
  • 孤独なヒーロー
  • オタクな友人はしょうもないセンスなのにスーパー天才でいつも主人公を助けてくれる。
  • ヒロインと結ばれそうで結ばれない
  • 基本的には孤独なのに、本当に困った時はみんなが助けてくれる。
  • 主人公はスーパーパワーを持っているのに自分の力の無力さに絶望する。
  • 悪役は敵なはずなのに、いつも主人公に生きるヒントを教えてくれる。
  • かつて敵だった悪役さえも味方になってくれる。

フラッシュの主人公バリーアレンももちろん孤独

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フラッシュの主人公バリーアレンは科学捜査官、幼い時に高速で動く能力をもつ人「リバースフラッシュ」に母親を殺され、父親(医者)は無実の罪で投獄、父親の友人であったジョー(刑事)に育てられる。

血の繋がった家族は刑務所に収監されていて、幼馴染で兄弟として育った幼馴染に恋をする青年。
どちらかというと内向的な考え方で、他人に対して高圧的な態度に出ることは滅多になく、おたくっぽさ全開の主人公ですが、やはりそれは主人公っぽく怒った時の頑固、初志を貫徹しようとする意志はスーパーヒーローの条件に見事にマッチします。

スパイダーマンのピーターパーカー、アイアンマンのトニースタークに見られる「天才」のそれも遺憾なく発揮していて、漏れなくバリーアレンも頭が良いです。

仲の良い友人とはスタートレックを5回見るなどの趣味が劇中で公開されているため、「オタク」であることがわかります。

 

フラッシュは主人公が時として敵と味方みんな丸ごと一緒に成長する物語

 

本作の主人公の能力は「早く走ること」タイトルにもあるフラッシュはオタク友達がつけた名である。「すごく早いスピードで走る」ため常人には稲妻のようなものが目の前を横切る程度でしか目視できないため、赤い閃光と呼ばれるところが由来。

主人公が得意とする戦い方は、「早く走ってぶん殴る」こと。

誰よりも早く動けるので銃弾も爆弾も彼には効かない。

作中で出てくるのマッハ3超え、のちに次元越えするので速度は測定不能、感情の高ぶりやコンディションによって速度が変わっている描写もある。

この作品に出てくる「敵」はXMENのミュータントに非常に近しくて、全員特殊能力を持っているので、すごいスピードで走ることができる主人公をオタクで天才の友達がアシストして強敵を退治するというのがシーズン1、シーズン2で一貫している。

この「早く走る力」はスピードフォースと言われ、宿敵である「リバースフラッシュ」もこの能力を持っている。この能力を現世で持つものはバリーのみで、「バリーが一番早い」と、「リバースフラッシュ」、のちに現れる「ズーム」にも認められるほどである。それが技術なのか能力の潜在的なパフォーマンスなのかそれともマジモンの能力(つまり、特殊な薬を利用したり、特殊な装置を利用した二次的に取得した能力)がそれを指しているかはわからない。
現にバリーも「もっと早く走る方法はないか」と劇中で何度も思い悩んでいる。

そうした背景もあり、この映画の見所はフラッシュが宿敵である「リバースフラッシュ」からスピードフォースの力の使い方を教えてもらうところにある。

取得していく技が心をくすぐる、フラッシュの「技」

超高速で走る能力は自分の体を超高速で動かすことができるということ。

リバースフラッシュ」は腕を超高速で振動させて胸を貫通する技を持っている。これに名称はないのだけれど。応用で振動させた腕を他の物体に当てて壊すシーンがたくさんある。超高速の振動は物体を突き抜けるという描写がとにかくかっこいい。

超振動でできること

  • ガラスの壁を通り抜ける。
  • 人体を貫通させることができる。(通り抜けることも可能)
  • 鍵を壊すことができる。
  • 残像(劇中ではスピードミラージュと言われるヘリコプターの羽がゆっくりに見えるあれ)

と言った具合。

「え?早く動くとこんなこともできるの?」すげー

厨二理論に基づいて、よく議論されること(超不毛ですが)「最速のスピード」と「最強のパワー」どっちが欲しいと聞かれたら、僕は迷わず最速を選ぶでしょう。答えはこのドラマにあります。

僕は超音速旅客機のコンコルドとか、超音速ハリネズミとか、超音速っていう語感も好きだし、実際に音速や光速で動いている描写も好きです。

フラッシュの面白設定

タイムトラベル

通常タイムトラベルはSF映画と言われる映画にのみ適用される設定なのですが、アメコミなのにタイムトラベルが重要な要素になってます。

え?じゃあタイムトラベルして敵を倒せばいいじゃん?みたいな感じになると思うのですが、それはできない。
できないのはシーズン2まで見ればわかります。

フラッシュのタイムパラドックスフラグの回収方法が素敵。

「バタフライエフェクト」「シュタインズゲート」の要素が盛り込まれています。
愛する人を救うため、殺された友人を救うため。

愛する人を救う時間旅行が切ないのは、死んでしまった過去を何回も主人公は目の当たりしなきゃいけないことです。

また物語の重要な鍵として、主人公が強くなる、ならなければならない場合。

「あの人に聞こう!ということで過去に戻ったりするシーンがあります。」

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パラレルワールド

タイムトラベルの次は異次元物語だった。かつてこんなアメコミがあるのですか?

もう一人の自分ドッペルゲンガーにも会えちゃうこの作品。

完全にアメコミ枠を超えてSFの領域に足を突っ込んでいるのです。

本作は、ドラマARROWのスピンオフ作品である。にもかかわらず上記のようなタイムトラベル、パラレルワールドなどによって、SF色がすごく強いので、ARROWは物語が進むにつれて出演回数が減っていきます。

サイエンスが進んでいる世界

宿敵リバースフラッシュは物語を進める上で重要な役割を担っています。

フラッシュの周りにいる誰かが科学技術を使って化けているのです。

ARROWとの違い

アローと違いバッタバッタとヒロインが死んでいくことはないのでご安心を、そして主人公はプレイボーイではない、どちらかというとピーターパーカに近い、横恋慕したり、想いを告げられなかったり、スーパーヒーローなのに控えめな彼は、スパイダーマンに近い、

アローはどちらかというと、アイアンマンに近いのではないかと感じる。

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キーパーソンはシュタインズゲートのダル君に似ている。

シュタインズゲートのダル君はタイムマシンを開発するほど、の天才だけれど、キモオタ要素をふんだんに盛り込んでいる。

僕の好きな映画に「チャック」があります。チャックに出てくるモーガンとシュタインズゲートのダル君を足しで二で割ったような天才が主人公である、「バリーアレン」の友人シスコである。

映画もドラマも、シリアスな雰囲気にユーモアを足してくれるエッセンスが重要。

そのキャラを担っているシスコは、主人公の呼び名を決めるだけでなく、必ず悪役のネーミングをする、バリーが困難な壁にぶち当たった時に解決するヒントだけでなく、実際に敵を打倒するための科学武器を開発する。武器の強さは折り紙つきで、ARROWに出てくるキャラクターに武器を提供するシーンもある。

優秀で、実はそこそこモテちゃう。オタクキャラがフラッシュが面白い理由です。

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フラッシュが面白い理由まとめ

  • 今までになかったスーパーサイエンスヒーロー枠であること
  • タイムトラベル、パラレルワールドを盛り込んだ壮大なスケールであること
  • 敵だったのに味方してくれる粋な展開。

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