HP Pavilion Aero 13-be レビュー 1kg切りでRyzen 5000シリーズ搭載のモバイルノートPC

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HP Pavilion Aero 13-beは1kg切りの13.3型モバイルノートPC。

搭載プロセッサはZen3アーキテクチャのRyzen 5600Uからで2021年現在最もパワフルかつコンパクトなモバイルノートPCといえる。

今回実機を購入してみたのでベンチマーク結果や使い勝手をレビューしていく。

スペック

購入モデルはRyzen 7 5800Uを搭載したパフォーマンスモデル

HP Pavilion Aero 13-eb
モニター
  • 13.3型(1920×1200ドット)
CPU
  • AMD Ryzen 7 5800U プロセッサ
iGPU
  • AMD RadeonGraphics
メモリ
  • 16GB(オンボード)
SSD
  • 512GB(NVMe)
サイズ(幅×奥行×厚さ)幅約298mm×奥行き約209mm×高さ約18.9mm
バッテリー持続時間
充電タイプ65W ACアダプター
重量約957g
保証標準保証・1年間の引き取り修理・パーツ保証・

 

特徴

1kg切りのハイスペックモバイルノートPC

HP Paivlion Aero 13-ebはメーカー公称値で957gと非常に軽量なボディを採用した。カラーは2色展開で、セラミックホワイト・ピンクベージュともに清潔感のあるカラーリングなので、若い男性、女性問わず使いやすいデザインだと感じた。

今回選択したカラーはセラミックホワイトでボディ素材のマグネシウム合金を白に塗装。

また、HP Pavilion Aero 13-beはRyzen 7 5800Uを搭載。Ryzen 7 5800Uは8コア16スレッドのZen 3アーキテクチャで作られたCPU。

すでに発売されているRyzen 7 5700UなどのZen 2アーキテクチャのものよりもシングルコアあたりの性能が向上し、電源非接続時でもパフォーマンスが低下しづらい。

ノートPCを持ち運ぶ頻度が多いユーザーにとって、HP Pavilion Aero 13-beは有力な選択肢となるだろう。

アスペクト比16:10の縦長ディスプレイ採用

HP Pavilion Aero 13-beは16:10のアスペクト比を採用し、縦に長い解像度を採用しているためウェブの閲覧が非常にしやすい。

写真は14型のレノボideaPad slim 550 14と比較したもの、フルHD解像度のディスプレイよりも表示領域が広くウェブ閲覧しやすいのがわかる。

ノートPC利用者の9割ほどの人がウェブの閲覧やネットサーフィンを行っているため、縦解像度を増やすことはすべてのユーザーの利便性向上につながるため、最近のノートPCでは、横長解像度のワイドタイプから、PCモニターなどに採用されてきた縦に少し長い解像度に変化している。

最安モデルは10万円以下で購入可能・低価格かつコストパフォーマンスの高いモデル

HP Pavilion Aero-13beはRyzen 5 5600Uを搭載したモデルを税込み93,000円のキャンペーン価格で販売するなど、販売直後からリーズナブルな価格で製品を提供。

個人的なおすすめはスタンダードプラスモデルで、税込み107,000円でRyzen 5 5600U/メモリ16GBの構成。

今回の検証機はWindows 10 Proが採用されているが、個人での利用では大半のユーザーは利用する機会がないはずなので不要。

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HP Pavilion Aero 13-be

公式サイトで確認

価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

外観・デザインについて

HP Pavilion 13-beのセラミックホワイトは清潔感のあるカラーで天板のメーカーロゴが美しい。日本HPが販売するPCはHP/Pavilion/ENVY/Spectre/があるが、このPCはHP Pavilionシリーズの製品なので通常のロゴを採用している。

白は膨張色で大きく見えるはずだが、HP Pavilion Aero 13-beはそれを感じさせないほどにコンパクト。

側面から見るとよくわかるのだが、HDMI端子ぎりぎりまでボディが削られ非常にスリムだ。モバイルノートPCはUSB-Cだけ搭載しているモデルも増えているなかで、1kg以下のボディでこれだけインターフェースを詰め込めるのはさすがHPといったところ。

キーボード側のデザインも白と黒で非常にシンプルなつくり。ベゼル幅の狭いモニターでスタイリッシュな感じ。

底面も天板と同じカラーで、ゴム足はグレー。

PCのスピーカーは手前側に設置されている。サウンドシステムはB & O Play デュアルスピーカーを搭載HP Pavilion Aero 13-beシンプルで清潔感のあるデザインが特徴的。

モニターについて

HP Pavilion Aero 13-beは最大400nitのパネルを採用。計測器を使った実測値では412nitでモバイルノートPCに搭載されるものとしては贅沢なものが搭載されていた。

実際にideaPad Slim 550 14と比較してみたところ、写真ではわかりづらいが目視では明るさの違いがはっきり分かった。

色域・トーンカーブ

キャリブレーションツールで計測したトーンカーブの画像。明るいところで調整が施されているが、フラットで均一なモニター。

色域は実測値でsRGBカバー率が97.8%ほど。

モバイル・ビジネスで利用するには必要にして十分なスペックのモニターでウェブコンテンツ用の写真・RAW現像用にも使える。

キーボード・タッチパッドについて

HP Pavilion Aero 13-beはキーピッチが約18.7mm、キーストロークが約1.3mmのJIS配列キーボードを採用。

ストロークは浅いもののマグネシウム合金ボディの剛性が高くたわみもないためしっかりとおしこめる。

配列はエンターキーの右側にさらにキーが配置されているタイプ。一般的なノートPCの配列に慣れている人は気になる人が多いかもしれない。

なれればどうということはないけれど、ボディ本体の中心からタイピングポジションを計算して打つ人だと一つのキー分ずれてしまうためちょっと大変。

指紋認証のセンサーは矢印キーの下に位置するため、意識せず指を置ける直感的な操作が可能。

タッチパッドはスペースキーよりも広いスペースがとられており、作業性は非常に高い。

やわらかめだが、クリック感がありしっかりと押し込める。

インターフェースについて

  • HDMI
  • USB-A
  • USB-C
  • オーディオジャック

外部モニターへの出力やデータ転送のためのポートなどは揃っている。

  • DCジャック
  • USB-A

HP Pavilion Aero-13beは65W出力のUSB-PDに対応。

計測は65W出力のUSB-C充電器で行ったが、おおむね60Wほどで給電できている。

付属のACアダプターを持ち運ばなくてもUSB-C充電器があればPCを充電可能だ。

バッテリーの連続動作時間について

JEITA 2.0(メーカー公称値)約10時間30分
PCMark 8(Work)7時間25分

 

バッテリーの連続動作時間はPC Mark 8を実行したところ7時間25分だった。メーカー公称値は10時間ほどだがおそらく1日はもつものと思われる。

ベンチマーク結果について

Cinebench R23

Cinebench R23はCPUのパフォーマンスのみでコンピューターグラフィックを生成し、CPUの性能を測定するベンチマークソフト。点数が高ければ高いほど高性能とされているが、実際のソフトウェアを動作させた際の実性能と差が開く可能性があるが結果下記の通り

 

Cinebench R23の総合スコア

Core i7 11800H
14111pts
Ryzen 9 5900HX
13306pts
Ryzen 7 5800H
12651pts
Ryzen 9 5900HS
12058pts
Ryzen 7 5800U(レビュー機)
7889pts
M1
7372pts
Core i7 11370H
7135pts 
Ryzen 5 5500U
6727pts
Core i7 1165G7
6594pts 
Core i7 1165G7
4503pts
Ryzen 5 4500U
4463pts
Core i5 1135G7
4223pts

最新のCinebench R23(Minimum Test Duration OFF)では7889pts。

13.3型のモバイルノートPCのなかではトップクラスの性能でAppleのM1チップを搭載したMacBook Airをしのぐ性能だった。

PCMark 10

FutureMarkが提供するPCMARK 10は、MicrosoftOfficeのWord、Excelに類する互換ソフトウェアや、ビデオ通話会議ソフト、画像編集ソフトのバッジファイルを実際に動作させ、どの程度の快適性があるかをスコア化。提供元はおおむね4000点以上あれば快適としている。

結果は総合スコアが5675でMicrosoftOffice互換ソフトやビデオ会議ソフトは快適水準だった。またメモリは16GBでデュアルチャネル動作に対応しているため、グラフィック性能も高い。画像編集などの作業も快適に行える水準だ。

ファイナルファンタジー14ベンチマーク

ファイナルファンタジー14ベンチマークでは高品質で3033だった。要求スペックがあがったこともあり、ノートPCようのオンボードGPUでは設定変更が必要。

SSDの読み書き速度

搭載SSDはウェスタンデジタル製のM.2SSD。読み書き速度は高速で一般的な作業では必要にして十分。とはいえ、大容量データの読み書きの際には書き込みと落ち込んでしまった。

データを頻繁に移動させるなど、クリエイティブなタスクを行うと速度の低下が気になるかもしれない。

ベンチマーク時のPCの表面温度・ファンの動作音

ファイナルファンタジー14ベンチマーク実行時のPCの表面温度は39.5℃ほど。Ryzen 7 5800Uは性能ももちろんワットパフォーマンスも向上しているようでそこまで温度が上昇しない。

高性能モバイルノートPCとしては優秀。

ゲームベンチマーク時もファンの動作音は比較的静か、これまでのハイエンドモバイルノートPCよりも静粛性があり、外での利用もしやすい設計だ。

HP Pavilion Aero-13beの評価とまとめ

良い点

  • 軽量・薄型・最新CPU搭載で安い
  • セラミックホワイトのカラーが清潔感がありとてもよい
  • Ryzen 7 5800Uのパフォーマンスを発揮できる冷却性能
  • スタイリッシュなナローベゼルデザイン
  • インターフェースも豊富

気になる点

  • キーボードの右側のキー

10万円前後の選択肢の中では最有力かも

HP Pavilion Aero 13-beは弱点という弱点があまりなく、最新の売れ筋モバイルノートPCの良いところをふんだんにとりこみつつ、最新のAMD Ryzen 7 5800Uを搭載しパフォーマンスが高い。

気になる点はキーボードで、やはり一番の右の一列は不要だと感じる。

用途としてはビジネス向けモバイルといったところで外に持ち運ぶ人、清潔感のある白が好きな人におすすめだ。

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HP Pavilion Aero 13-be

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