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HP Pavilion 15-eg (インテル)レビュー

日本HPが販売する HP Pavilion 15 egは日本人に人気の15.6型のモニターを採用したスタンダードノートPC。

所有欲を満たせるアルミニウムシャーシを採用しており、日本HPの売れ筋製品である。

今回はメーカーより実機をお借りすることができたので検証結果や使い勝手を紹介する。

スペック

今回レンタルできたのはCore i7/16GB/1TBの構成

HP Pavilion 15-eg
モニター
  • 15.6型(1920×1080ドット)
CPU
  • Intel Core i7 1165G7
iGPU
  • Intel Iris Xe Graphics
メモリ
  • 16GB
SSD
  • 1TB(NVMe/PCIe Gen 3)
サイズ(幅×奥行×厚さ)幅約360mm×奥行き約234mm×高さ約17.9mm
バッテリー持続時間
充電タイプ45W ACアダプター
重量約1.71kg
保証1年間の引き取り修理サービス

詳細スペックは日本HP公式ページから確認可能。

特徴

動画で見る

清潔感のあるスタンダードノートPC

日本HPが販売するPaivlionシリーズはPC本体にアルミシャーシを使っているのが特徴だ。今回の検証機はセラミックホワイトで清潔感のあるカラーリング。ホワイトは最近のPC市場のトレンドで、白い机や白いガジェットと合わせて使うのに向いている。

指紋認証リーダー標準搭載、Wi-Fi 6、USB-C 3.2 Gen 2搭載

HP Pavilion 15-egは指紋認証リーダーを標準で搭載。それだけでなく、Wi-Fi 6モジュールも標準搭載しており、他社と比較するとパーツ単位で少しリッチな構成になっている。

実際、指紋認証の精度も高く、使い勝手が非常に良いためスタンダードノートPCとしてクオリティを求めるのであれば HPのPavilionシリーズはデルやレノボよりも頭ひとつ抜けているような印象だ。

それだけでなく、搭載されているUSB-Cは最大転送速度が10Gbpsに対応するUSB-C 3.2Gen2なのだ。日本HPのPCは他の外資系メーカと比較して価格がやや高めに設定されているが、その分のコストはPCのクオリティにもしっかりと上乗せされているので割高感は全くない。むしろ長く使えるノートPCとしてはPavilionシリーズの方が安心しておすすめできるくらいだ。

セール時で価格が少し高い状態なのであればかなりおすすめできる。

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HP Pavilion 15-eg(インテル)

公式サイトでみる

価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

デザイン、使い勝手について

HP Pavilion 15-egはグレード的にはノーマルだが、クオリティはプレミアムクラスに引けを取らない。キーボード側はベゼルが薄くスタイリッシュで、ボデイのフォグブルーが一層の高級感を引き出している。

底面にはネジが2つとゴム足の下に格納されている、今回はレンタル機なので裏蓋を外すことはしないが、ゴム足を傷つける可能性があるためSSDやメモリを追加したい人はある程度確保が必要かもしれない。

全体的にパッと見た印象では、あまり大きさは感じずスタイリッシュなデザインだ。

モニターについて

HP Pavilion 15-egに搭載されているパネルは300nitかけるほどの輝度でそこそこの明るさを持っている。

ただし、色域はウェブコンテンツの基準となるsRGBカバー率が65.8%ほどだったので、パネルのクオリティについてはあまり差がない。

キーボード・タッチパッド・スピーカーについて

キーボードはフルサイズスケールのテンキー付きキーボード。筐体がアルミシャーシでできているからか剛性感があり強めに打鍵してもたわみはほとんど感じられない。キーのストロークは浅いもののイマドキのノートPCらしい設計なので、初めてノートPCを買うという人にもおすすめだ。

タッチパッドも同様で端を押し込んでしっかりと動作してくれるタイプなので、操作性は高い。

スピーカー

スピーカーはB&Oのものを採用しているが、音質が優れているとはいいづらい感じだ。動画を見て音を聞き取ることができればオーケーという人はこれで十分かもしれない。

インターフェースについて

  • HDMI
  • USB-A
  • USB-C(3.2Gen 2)
  • オーディオジャック

  • DCジャック
  • USB-A
  • セキュリティロック

HP Pavilion 15-ehのUSB-CはUSB-Cから充電もできるインターフェースで最大10Gbpsのデータ転送が可能。ここから映像出力も可能で、HDMIと合わせて同時に2枚の外部ディスプレイに出力ができる。

ACアダプター

ACアダプターは45W出力のものが採用されている。

性能について

Cinebench R23

Cinebench R23はCPUのパフォーマンスのみでコンピューターグラフィックを生成し、CPUの性能を測定するベンチマークソフト。点数が高ければ高いほど高性能とされているが、実際のソフトウェアを動作させた際の実性能と差が開く可能性があるが結果下記の通り

 

Cinebench R23の総合スコア

Core i7 11800H
14111pts
Ryzen 9 5900HX
13306pts
Ryzen 7 5800H
12651pts
Ryzen 9 5900HS
12058pts
Ryzen 7 5800H
11670pts
Ryzen 7 5800H
11224pts
Ryzen 7 5800U
7889pts
Ryzen 5 5625U
7738pts
Ryzen 7 5700U
7582pts
M1
7372pts
Core i7 11370H
7135pts 
Ryzen 5 5625U
6890pts
Ryzen 5 5500U
6727pts
Core i7 1165G7
6594pts 
Core i5 11300H
5250pts
Core i7 1165G7レビュー機
5100pts
Ryzen 5 4500U
4463pts
Core i5 1135G7
4223pts

最新のCinebench R23(Minimum Test Duration OFF)では5100pts。

PCMark 10

FutureMarkが提供するPCMARK 10は、MicrosoftOfficeのWord、Excelに類する互換ソフトウェアや、ビデオ通話会議ソフト、画像編集ソフトのバッジファイルを実際に動作させ、どの程度の快適性があるかをスコア化。提供元はおおむね4000点以上あれば快適としている。

結果は総合スコアが4975でMicrosoftOffice互換ソフトやビデオ会議ソフトは快適水準。画像編集や動画編集まで行えそうな数値が出た。

SSDの読み書き

搭載されていた1TBのSSDはSamsung製。読み込み書き込み全てにおいて安定的で、クオリティの高いパーツが搭載されていることがわかった。

PCの内部の温度、ファンの動作音

PC内部の温度について

CPU使用率を100%にできるソフトウェアを使い、後負荷時の挙動を確認。CPUの最大値は98℃まで上昇した。パフォーマンスがうまく伸びなかったのはサーマルスロットリングの影響があるかもしれない。

PCの表面温度

なお、PCの表面温度は24.1℃ほどで人体には全く影響のない温度を保っていた。低温やけどする恐れはないだろう。

ファンの動作音

ファンの動作音はピーク時で42.3dbほど。AMDのプロセッサを搭載しているPavilion 15 ehよりもうるさい。

HP Pavilion 15-egの評価とまとめ

良い点

  • アルミシャーシ採用で高級感のある仕上がり
  • 高速なインターフェースを搭載
  • パネルが他社よりも少し明るい
  • クオリティの高いパーツが採用されている
  • 価格が安い
  • キーボード・タッチパッドの操作性が高い

気になった点

  • 色域は普通
  • ファンがAMDよりもうるさい
  • パフォーマンスは控えめ

スタンダードノートPCで簡単な動画編集に挑戦したい人向け

HP Pavilion 15-egはインテルCPUを搭載することで動画編集におけるパフォーマンスがAMDプロセッサを搭載している HP Pavilion 15-ehよりも有利だ。しかし、それ以外はほぼ完敗で、価格の安さ、ファンの大きさ、マルチコア性能は不利な結果だった。

HP Pavilion 15-egをあえておすすめするのであれば、事務作業、ビデオ通話も含めてこれからちょっとした動画編集をスタンダードノートPCで行いたいユーザーに検討してほしい製品で、動画編集を行わないのであればHP Pavilion 15-ehでいいと思う。

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HP Pavilion 15-eg(インテル)

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うっしー
うっしーhttps://usshi-na-life.com
静岡県出身。2014年にブログ「うっしーならいふ」を開設。 元家電量販店スタッの経験を活かし、PCのわかりやすい製品紹介記事を多数執筆。 2017年に「ウチヤマチカラ/うっしーならいふ」チャンネルとしてYouTubeでの活動も開始し、2022年11月現在でチャンネル登録者数は2万人を越える。
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