2022年にDellが販売するXPS 13 Plusは物理的なタッチパッドを排除したデザインが印象的で発表当時から話題となった。

この記事では購入したXPS 13 Plusの検証結果や使い勝手をまとめる。

結論としてデザイン重視で購入を検討するならあり、実用性も考えるなら、9315を選択したほうが良いと思う。

スペック

Dell XPS 13 Plus
モニター
  • 13.4型(1920×1200ドット)
CPU
  • Intel Core i7 1260P
iGPU
  • Intel Xe Graphics
メモリ
SSD
  • 512GB
サイズ(幅×奥行×厚さ)幅約295.30m×奥行き約199.04mm×高さ約15.28mm
バッテリー55Wh
無線通信規格Wi-Fi6/Bluetooth V5.2対応
充電タイプUSB-C
重量約1.24kg
保証1年間引き取り修理サービス・パーツ保証

 

特徴

開封動画を見る

レビュー動画を見る

タッチパッドレスの13.4型モバイルノートPC

XPS 13 Plusのタッチパッドはハプティックフィードバック式のタッチパッドで、物理的なタッチパッドではなく人の指が触れると振動し、PC上の操作を行えるというもの。最近ではAppleのMacBookシリーズにも搭載されており、ハイエンドノートPCの標準になりつつある。

これにより、キーボード側のデザインがすっきりしたデザインで洗練された印象を受ける。

XPS 13シリーズはデルの最高級ラインなので攻めたデザインでは有るものの、既存のノートPCに飽きた人にとっては良い刺激になったのでは無いだろうか。

使用感については完全に慣れ。そもそもタッチパッドが見えていないのだからPC側に自分を合わせていくような感覚がないと使いづらいと感じるかもしれない。

エッジ To エッジのゼロラティスキーボード

キーボードはゼロラティスキーボードというフチのない、これまた斬新な設計となっている。こちらに関しても使い勝手については完全に慣れ。

開封動画でもテンション高めで紹介しているが、キーが指先に引っかからない感触はなんとも奇妙で経験したことがない。エッジ To エッジでフルサイズスケールにはなってるもののしっかりアイソレーションされている感がなく、落ち着かない。

ブラインドタッチを極めている人であればくもなく使えるかもしれないけれど、打ちやすいかは人による。筆者の僕は慣れるまで時間がかかると思った。

利便性よりも見た目重視のノートPCだ。

タッチファンクションメディアキー

今回のXPS 13 Plusはキーボード周りの進化がメインでタッチファンクションメディアキーはチャレンジと言えるだろう。

ESCキーからファンクションキーまでをタッチタイプに変更し、メディア機能とファンクションキーを簡単に切り替えることができる。

むしろこのタッチファンクションメディアは比較的使いやすいと感じた。ファンクションキーを多用するユーザーであれば、ファンクションキーで固定しておけばいいし、メディア機能を優先するのであれば、やはり固定しておけば良い。

物理的キーボードを1列なくすことで5列に抑えているので美しく感じるのであるから、タッチ化は必要なことだったのだろう。

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デザイン・付属物について

今回選択したカラーはグラファイト。展開は2色でプラチナシルバーも選択できる。

アルミ削り出しボディで高級感のある仕上がり。

グラファイトは今回の新色でビジネスパーソンにおすすめでできる落ち着いたカラーだ。

側面から見た写真。インターフェースはUSB-Cのみでかなりすっきりとした印象。キーボードの縁なしが側面から見てもよくわかる。

底面も天板同様グラファイトカラーでゴム足と濃淡になっている。

T5のトルクスドライバーで開封可能。

付属品

  • USB-C(充電のみ)
  • USB-C To USB-A
  • USB-C To オーディオジャック
  • 電鍵ケーブル
  • AC
  • スタートガイド

XPS 13 PlusはACアダプターから電源ケーブルと分離しているため、USB-Cケーブル単体で利用が可能で、XPS 13 Plusは60W出力のACアダプターなので同等の出力を持つ社外性の充電器の利用も可能。

モニターについて

XPS 13 Plusは引き続きインフィニティエッジデザインを採用。圧倒的なナローベゼルによりモニターが浮いているように見えるのはデルならでは。

XPS 13 Plusは1920×1200ドットから、4K/有機ELパネルを選択できる。今回はベースモデルを購入してみたのでその結果を記載する。

色域と明るさ

キャリブレーションツールで測定したプロファイルをsRGBプロファイルと比較した結果。色域はsRGBカバー率が実測値で99.7%ほど。ウェブコンテンツの作成に使えるパネルだ。

明るは実測値で426nitほど。型番は「J87XJ_LQ134N1」おそらくパネルはシャープ製。

カメラについて

室内照明

室内の蛍光灯の灯りで撮影。ホワイトバランスも適正で人の顔がわかりやすい。解像度が720Pなのでシャープな感じはないが、ビデオ会議で利用するには十分だ。

撮影照明

YouTube撮影用に使っている照明を利用してみた。5600Kのものだが肌が赤く撮影されてしまった。細かいホワイトバランスの調整は苦手なようだ。

インターフェース

XPS 13 Plus のインターフェースはUSB-C(Thunderbolt 4)のみ。付属のアダプターを利用し、イヤフォンジャックやUSB-Aを利用可能だが、別売りで社外製のUSB-HUBを購入した方が利便性が高いだろう。

このUSB-Cはデータ転送だけでなく、外部モニターへの映像出力や、PC本体への給電を行える。

性能について

XPS 13 Plusを超高パフォーマンスに設定して各種ベンチマークを測定。

Cinebench R23

Cinebench R23はCPUのパフォーマンスのみでコンピューターグラフィックを生成し、CPUの性能を測定するベンチマークソフト。点数が高ければ高いほど高性能とされているが、実際のソフトウェアを動作させた際の実性能と差が開く可能性があるが結果下記の通り

 

Cinebench R23の総合スコア

Core i7 12700H
16525pts
Core i7 12700H
16052pts
Core i9 12900H
14884pts
Core i7 11800H
14111pts
Ryzen 9 5900HX
13894pts
Ryzen 7 5800H
12651pts
Ryzen 9 5900HS
12058pts
Ryzen 7 5800H
11670pts
Core i7 11800H
11250pts
Ryzen 7 5800H
11224pts
Core i7 1260P(レビュー機)
10686pts
Ryzen 5 5600H
8815pts
Ryzen 7 5800U
7889pts
M1
7372pts
Core i7 11370H
7135pts 
Ryzen 5 5500U
6727pts
Core i7 1165G7
6594pts 
Core i7 1165G7
5379pts
Ryzen 5 4500U
4463pts
Core i5 1135G7
4223pts

最新のCinebench R23(Minimum Test Duration OFF)では10686pts。

XPS 13 Plusに搭載されているCore i7 1260PはモバイルノートPC用の省電力タイプのCPUだが、マルチスレッド性能においてはインテル第11世代のゲーミングノートPCなどに搭載されていたCPUに肉薄する結果に。

また、シングルスレッド性能においても1653ptsと非常に高い数値が出た。画像編集などのクリエイティブワークでパフォーマンスの体感ができる。

PCMark10

FutureMarkが提供するPCMARK 10は、MicrosoftOfficeのWord、Excelに類する互換ソフトウェアや、ビデオ通話会議ソフト、画像編集ソフトのバッジファイルを実際に動作させ、どの程度の快適性があるかをスコア化。提供元はおおむね4000点以上あれば快適としている。

Officeやビデオ会議は余裕すぎる性能。

PCMark 10のバッテリーテスト

PCMark 10のバッテリーテストでMicrosoft Officeの互換ソフトをループさせるテストではソフトウェアが途中でエラーで止まってしまったが、Windowsのシステム画面でバッテリーの残量が確認できた。

おおむね11時間程度の連続動作が可能でモバイルノートPCとしては必要にして十分な連続動作時間だ。

PCMark 8のバッテリーテスト

FuturemarkのPCMARK 8はウェブサイトの閲覧やビデオチャットアプリなどをPCに処理させバッチファイルにより繰返し行いバッテリーの連続動作時間が計測可能。ただし、高い負荷をかけた状態なので実際のバッテリー駆動時間よりも短く表示される可能性がある点に注意。

結果は4時間42分でまずまずといった結果。実際の駆動時間はPCMark 10とPCMark 8の間くらいの感じだとおもう。

UL Procyon Photo Editing ベンチマーク

UL Solutionsが提供する「UL Procyon Photo Edting ベンチマーク」はいわゆる写真編集のベンチマーク。Adobeの「Photoshop」「Lightroom Classic CC」を使用し、実際の写真編集のワークフローに沿ったバッチファイルを実行。

処理にかかった時間をスコア化することで相対的に評価が可能だ。

photo-editing-benchmark

XPS 13 Plusにおける写真編集は非常に良好な結果。Lightroom CCで重たい写真データの読み込みも快速でデータの確認やプリセットの適用は瞬時に終わる。

また、その後のPhotoshopの作業においても快適だ。

UL Procyon Video Edting ベンチマーク

同じくUL Solutionsが提供する「UL Procyon Video Edting ベンチマーク」はAdobe Premiere Proを利用し、H264/H265でそれぞれファイルを書き出しし、処理にかかった時間をスコア化するというもの。

video-editing-benchmark

XPS 13 Plusにおける動画の書き出しについては、モバイルノートPCながら健闘しており、処理は行えた。専用GPUを搭載しているモデルを利用するとスコアはグッと伸びるかもしれないが、フルHD程度の動画編集であればXPS 13 Plusでも可能だろう。

CrystalDiskMark

クリスタルディスクマークはストレージの読み書きをテストするベンチマークソフト、

搭載されていたSSDはキオクシア製のSSD。PCIe Gen 4SSDであるため、非常に高速ではあるものの、大容量データ書き込み時に書き込み速度の低下が見られた。

とはいえ、低下後の書き込み速度も十分に高速なので大容量データの書出しをメインで行うユーザーでないのであれば全く気にする必要はない。

PCの温度とファンの動作音

ゲームプレイ時のCPU温度と動作周波数

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマークを30分間ループ動作させた際のCPUのコアクロックと温度をグラフにしたもの。

CPU使用率が100%近くなるシーンでは温度が高くなるものの、ゲームのプレイ時は安定して、1.5Ghz〜3.5Ghz程度で動作していた。

Cinebench R23実行時のCPU温度と動作周波数

Cinebench R23の10minute テストでCPU温度と動作周波数をテスト。

CPUはテスト実行時に100°に到達し、5分ほどで動作周波数の低下と共に温度が低下。10分程度であればパフォーマンスの低下は軽微。

例えばクリエイティブタスクであればRAW現像程度であれば最高速の状態で実行できるだろう。動画編集においてもCPU使用率が100%になることはほとんどないため、フルHDの動画編集であれば特に問題なく動作させられるだろう。

PCの表面温度

Cinebench中のPCの表面温度。開封動画時のもの

キーボードの表面温度は31.8°で特に問題のない温度。

タッチファンクションキー周辺は38.2°で少し熱い。

この時の背面の温度は39.3°ほどだった。膝に乗せてPCを利用していると熱い。

全モデルのXPS 13よりは温度が低く保たれてはいるが全開で使うとほんのり熱くなってしまうので、膝に乗せて使う人は注意が必要。

評価とまとめ

良い点

  • 兎にも角にもデザインが良い
  • CPUの性能が非常に高く写真編集や簡単な動画編集ならこれ1台で可能
  • サーマルコントロールがしっかりされており、性能とデザインを両立させている

気になる点

  • タッチパッドとキーボードは賛否あり(個人的には慣れるまでかなり時間を要するので他人に絶賛することはない)
  • カメラが720Pに抑えられている
  • 価格めっちゃ高い

全く新しいノートPCが欲しいなら有り

自分で購入しておいて批評するのは心苦しいが、XPS 13 Plusはデザインありきで購入するノートPCだろう。タッチファンクションキーやハプティックフィードバックを採用したキーボードは慣れるまでに時間を必要とする。

そして縦5行の美しいキー配列が完成するわけだが、利便性とデザインのトレードオフ感が否めない。

XPS 13 PlusはXPS 13 9310までの致命的な弱点であった排熱においてはかなり奮闘しており、コンパクトな筐体ながらモバイルノートPCでトップクラスのパフォーマンスを発揮可能だ。画像編集・写真編集を快適に行えるPCだろう。

筆者の評価として他人に対しXPS 13 Plusを絶賛することはない。僕はデザインが好きだから買った。以上。

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Cookieの確認方法は下記ページで紹介しています。

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2 コメント

  1. 初めまして。コメント失礼いたします。
    XPSPlusのレビューありがとうございます。
    私も発売開始時に速攻で、グラファイト/32GB/1TB/日本語キーボード/Win11proの構成で購入し現在使用しております。
    私の感想ですが
    ・キーボード:日本製のモバイルPCの「ペチペチ」キーボードに慣れてしまっているというのもあってか、むしろ良好です。普通に打ちやすいと感じます。
    ・タッチファンクションメディアキー:普通になれました。キーの押した感が無いのに、機能が実行されるって新鮮です。w
    ・タッチパッド:これも気になりませんでした。むしろパームレスト全体の「指触り」がシルキーすぎて、気に入りました。w
    長時間使用していると、底面が確かに暑くなってますね。でも冷却は相当検討している方ですかね。
    以上、長文失礼いたしました。
    今後も製品レビュー楽しみにしております。

  2. はじめまして。レビューありがとうございます。
    xps13 plusの購入を検討しております。

    こちらの商品をドッキングステーションに繋げてシャットダウン状態から起動できるか検証していただくことは可能でしょうか?

    無理なお願いかもしれませんが、検証いただけるとうれしいです。
    今後もいろいろなレビュー楽しみにしております。

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