デルから発売されている、人気ノートPC XPS 14をメーカーから借りられたのでレビューします。
結論として、バッテリーの連続動作時間が14型でトップクラスかつパフォーマンスもかなり高い製品なので持ち運びが多いクリエイターにおすすめのノートPCです。
Dell XPS 14 9440のスペック
XPS 14 9440 | |
---|---|
モニター | 14.5型(1920×1200ドット) |
CPU | Core Ultra 7 155H |
iGPU | Intel Arc Graphics |
メモリ | 16GB(DDR5) |
SSD | 512GB(NVMe) |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約320mm×奥行き約215mm×高さ約19mm |
無線通信規格 | WIFI6E、Bluetooth 5.4 |
バッテリー | 69.5Whr |
充電タイプ | 60W ACアダプター |
重量 | 約1.69kg |
保証 | 1年間のプレミアムハードウェアサポートソフトウェアサポート |
仕様詳細はXPS 14 ノートパソコン(9440) (2024年2月20日発売) 製品ページで確認できます
特徴
XPS 14シリーズはデルがその年に搭載可能な最新のテクノロジーを詰め込んだプレミアムノートPCです。
14.5型の大きなモニターを採用しながら2kg以下に抑えているため、作業性が高くクリエイティブ作業に最適です。
またパフォーマンスも14型のなかでトップクラスです。
18時間の連続動作を可能にするロングランバッテリー搭載
XPS 14 9440は69.5wrのバッテリーを搭載しています。
2024年に搭載されるCore Ultraプロセッサと組み合わせた場合、ローカルに保存された動画データで18時間57分ほど連続再生できることがわかりました。
14型のなかではトップのバッテリー持続時間です。
14型でバッテリー動作時間も重視したいのであればXPS 14 9440は有力な選択肢です。
価格と選び方
バッテリーの連続動作時間を気にされる方はフルHD+のモデルを選びましょう。
クリエイティブで使われる方はメモリ、ストレージとともにカスタマイズして購入しましょう。
XPS 14 ノートパソコン(9440) (2024年2月20日発売)
XPS 14 9440
公式サイトでみるデザイン
XPS 14 9440はプラチナシルバーです。
プラチナシルバーは光沢感のある仕上がりです。側面の金属部分はアルマイト加工が施されており傷がつきづらく、円形状にカットされているためユーザーにやさしい設計です。
幅約320mm×奥行き約215mm×高さ約19mmです。一般的なビジネスリュックで持ち運び可能なサイズです。
重量は実測値で1.71kg程度。
ACアダプターは60Wタイプのものが付属します。重量は256g程度です。
USB-C充電器で65Wのものがあればそちらでも充電できます。
モニター
モニターサイズは14.5型で、解像度は1920×1200ドットを採用しています。
フルHDよりも縦に長くウェブブラウジングがしやすいと思います。
明るさは最大で500nitほどでした。
色域
モニターの色域はsRGBカバー率が99.5%でした。
モニターのクオリティでも動画編集等は行うことができます。RAW現像などをされる場合は有機ELを選択しましょう。
キーボード
キーボードはJIS配配列です。
キーストロークは浅めですが、しっかりとしたクリック感があり打鍵感は良好。
タッチパッドは触覚タッチパッドでセンサーが振動して動作します。
非常にすっきりとした印象です。
インターフェース
左側
- USB-C(USB-C Thunderbolt 4)
- USB-C(USB-C Thunderbolt 4)
右側
- microSDカードスロット
- USB-C(USB-C Thunderbolt 4)
- オーディオジャック
USB-C ポートはどちらもThunderbolt 4に対応しています。これ以外のポートが必要な場合はUSB HUBなどを用意する必要があります。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。
マルチコア性能は12147ptssシングルコアは1704ptsです。
マルチコア性能、シングルコア性能ともに優秀でゲーミングノートPC並みのパフォーマンスがあります
上記結果は、デルの超高パフォーマンスモードで計測しています。
3DMark TimSpy
重量級のゲームタイトルを想定した3DMark Time Spyの結果です。
13型や14型のノートPCとの比較です。
XPS 14はモバイルノートPCのなかでもグラフィックス性能はトップクラスです。クリエイティブタスクにもお勧めしやすいモデルだと思います。
動画編集の書出し速度
プロ用動画編集ソフトDaVinci Resolve Studio(有償版)」の動画の書出し速度の比較です。
動画の書出し速度も各種ベンチマークソフトの結果通り、まずまずといった感じでフルHD動画の編集には使えると思います。
専門的に作業をする場合はRTX4050搭載モデルを購入しましょう。
PCの温度とファンの動作音
Cinebench R23の10minuteテストでCPU温度と動作周波数を確認してみました。
最適化モードの動作です。
CPU温度は85℃程度に保たれています。動作周波数は比較的安定して高く推移しています。
また、PL1(1段目のパワーリミット)は40WでPL2は64Wに設定されていました。
表面の温度
PCの表面温度はベンチマークテスト中で36.1℃でした。
余裕をもってPC本体を冷却できていると思います。
XPS 14 9440は専用GPUを搭載するための設計なので、事務作業ではかなり快適に使えると思います。
ファンの回転音の大きさ
超高パフォーマンスモード時
超高パフォーマンス時はゲーミングノートPC並みの音がします。静かな状態で動作させたい場合は「静音」モードを使いましょう。
まとめ 持ち運びしたいクリエイターにおすすめ
XPS 14 9440はバッテリー持続時間やGPU性能が14型でトップクラスなので、事務作業だけでなくクリエイティブなタスクを出先で行いたいクリエイターの方におすすめです。
パフォーマンスは申し分ないため、自分にとって最適な構成が選べれば後悔しないと思います。
デメリットは下記
- パフォーマンス発揮したときの熱、ファンノイズ
といった点が気になるポイントです。
現時点で発売されてるIntel Core Ultraは、NPUが13TOPSしか出せないからね。これからマイクロソフトが提唱している仕組みだと40TOPSが必要であり、それを満たせないとWindows12へよアップデートが出来ないリスクもある。
もうWindows10から11へ、アップデートできなかったミスはしたくないので、今年後半にIntelから出るとアナウンスされてる後継CPUが出るまでは、様子見が良いと思う。