最新のゲーミングPCは、DLSSやFSRなどのアップスケーリング技術を活用することで、WQHD〜4K解像度でも快適にゲームプレイが可能になっています。
「せっかくのボーナスで、長く使える高性能なゲーミングPCを手に入れたい」──そんな方に向けて、予算25万円で失敗しない選び方と、おすすめのゲーミングPCモデルを厳選して紹介します。
画質・フレームレート・拡張性のバランスを重視した、2025年春最新のモデルをランキング形式で解説していきます。
ゲーミングPC選びで迷ったら「Intel × NVIDIA」の組み合わせが無難
「どのCPUとGPUの組み合わせがいいの?」と迷っている方には、インテル Core UltraシリーズとNVIDIA RTXシリーズの組み合わせをおすすめします。
■ 理由①:ソフトウェアとの互換性が高い
ゲーム・配信・クリエイティブ系を含む多くのソフトウェアは、Intelプラットフォーム向けに最適化されているケースが多く、安定性や動作保証面で安心感があります。一部タイトルではAMD環境で不具合が起きやすいケースも報告されています。
■ 理由②:価格差が縮まり、Intelが割高ではなくなった
かつては「コスパならAMD」一択という時代もありましたが、現在はRyzenとCore Ultraで価格帯が逆転することすらあります。性能差だけでなく価格や保証、供給状況も加味して選ぶと、Intel製品が割高というイメージは薄れています。
■ 理由③:DLSS対応ゲームの主流はNVIDIA
DLSS(ディープラーニング超解像)は、今やPCゲームにおける標準機能。任天堂Switch後継機などにもNVIDIA技術が採用されており、ゲーム開発側がRTXシリーズに合わせて最適化しているケースが多いのが現実です。
■ AMD構成ももちろん「アリ」。ただし理由を持って選ぶべき
細かくベンチマークを調べ、動画編集やコア数重視でRyzen搭載機を選ぶことも問題ありません。ただ、特別な理由がない限り、インテル × NVIDIAの構成は「無難で広くおすすめできる」選択肢です。
高解像度ゲーミングは「モニター構成」から逆算してGPUを選ぶ
基本的なことですが、ゲーミングPCの性能は「どのモニターで使うか」によって適正が大きく変わります。CPUとGPUのバランスも重要ですが、まずは解像度・リフレッシュレート・マルチ画面かどうかなど、モニター側の条件を明確にすることが大切です。
本記事では予算25万円で買えるRTX 5070搭載PCを中心に紹介していますが、以下のようなケースではGPUをワンランク上げるべきです:
- VR機器を接続してプレイしたい(→ GPUに高負荷)
- ウルトラワイドモニター(3440×1440以上)を使う予定
- 4KやデュアルモニターでMOD付きゲームを楽しみたい
■ RTX 5070と5070 Tiの違いは「ビデオメモリ容量」に注目
RTX 5070とRTX 5070 Tiの最大の違いのひとつがビデオメモリ容量です。
– RTX 5070:12GB GDDR6X
– RTX 5070 Ti:16GB GDDR6X
高解像度・高テクスチャのゲームやマルチモニター環境では、この4GBの差がパフォーマンスや安定性に大きく影響します。同じフレームレートでも、画質や安定感を重視するならTiモデルを検討する価値があります。
「今のモニターだけ」ではなく、「これからどう遊びたいか」も視野に入れてGPUを選ぶのが、長く快適に使うためのポイントです。
RTX5070はどの程度ゲームを快適にプレイできるか
重量級タイトル「モンスターハンターワイルズ」でも、RTX 4070でWQHD解像度+フレーム生成ONなら平均136fps以上の快適な動作を確認できました(※ベンチマーク結果画像参照)。
この性能を実現できるということは、同世代・上位メモリ帯域のRTX 5070でも、同等以上の快適性が期待できるということです。
そのため、ゲーミングPCの構成を決める際には「モニターの解像度」から逆算してGPUを選ぶのがおすすめです。
RTX 5070の快適プレイを実現する環境例
- WQHD(2560×1440)・144Hzゲーミングモニター
- 4KモニターでDLSS 3+フレーム生成を活用
- ウルトラワイドモニター(3440×1440など)で横長視野を活かす
「今どのゲームをするか」だけでなく、「どんなモニターでどんな遊び方をしたいか」も踏まえて、GPU構成を選びましょう。
できれば最新CPUを選ぼう。静かで長く使えるから
最近のBTOゲーミングPCでは、旧世代のCPU(第14世代CoreやRyzen 5000番台など)と最新GPU(RTX 4060~4070 Tiなど)を組み合わせた構成が販売されていることがよくあります。
コスト重視ならそれも「アリ」ですが、可能であれば最新世代のCPUを選ぶ方が結果的に快適かつ長持ちです。
✅ 理由①:最新CPUは消費電力が低く、冷却もラク
たとえばIntel Core Ultra 7 265Kは、最新のタイルアーキテクチャを採用しており、従来よりも電力効率が良いため、TDP(熱設計電力)も実質抑えめです。これにより、そこまで高性能なCPUクーラーでなくても高い性能を維持できます。
✅ 理由②:低発熱=安定動作=故障リスクの低減
低消費電力で動作するということは、筐体内部の温度上昇を抑えられる=熱による劣化リスクが減るということ。結果的に、より長期間安定して使える=長寿命なPCになるわけです。
✅ 結論:最新CPUを選ぶ=「静か・快適・長持ち」
また、冷却性能を気にしてCPUクーラーをアップグレードする必要も少なくなり、BTO構成で迷う手間が減るという副次的なメリットもあります。
「どうせ買うなら、長く快適に使えるPCを」──そのために、CPUはケチらず“新しいもの”を選ぶのが正解です。
予算25万円でおすすめのゲーミングPC
第1位:NEXTGEAR JG-A7G70(マウスコンピューター)
ゲーミングPC初心者でも安心して選べる、高性能×万全サポートのバランスモデル。
◎ マウスコンピューターの初心者向けブランド「NEXTGEAR」
NEXTGEARは、はじめてゲーミングPCを選ぶ人でも扱いやすい設計がされたマウスコンピューターのブランドです。搭載されているRyzen 7 7800X3DとRTX 5070の組み合わせは、WQHD~4K解像度の最新ゲームも快適に楽しめるパフォーマンスを持っています。
◎ コンパクト筐体のため、拡張性は控えめ
ケース内部はミニタワー仕様でやや小さめ。メモリは16GB(カスタマイズで増設可)となっており、将来的なパーツ追加や大型GPUの換装にはやや不向きな点は注意が必要です。
◎ 24時間365日対応の国内サポートが標準付帯
最大の特徴は、3年間の電話サポート(24時間365日)を標準で付帯している点。しかも、マウスコンピューター自社運営・国内スタッフ対応なので、初心者でも安心して問い合わせできる体制が整っています。
高解像度ゲーミングに必要なスペックと、はじめての1台でも安心なアフターサポートを両立した、初心者にもおすすめできる1台です。
- CPU:Ryzen 7 7800X3D
- GPU:GeForce RTX 5070
- メモリ:16GB(カスタマイズ可)
- ストレージ:1TB NVMe Gen4 SSD
- 価格:249,800円(税込)
第2位:HP OMEN 35L(インテル)
25万円台で買えるハイパフォーマンスゲーミングPC。静音性とストレージ構成に優れる完成度の高い一台。
◎ セール時は25万円〜の高コスパ構成
HP OMEN 35Lは、週末セールなどの限定販売時に25万〜26万円で購入可能な高性能ゲーミングPCです。通常価格はやや高めですが、セール時には20万円近くの割引が入ることもあり、タイミングが合えば非常にお買い得な一台です。
◎ 高性能を維持しながらも静音設計を実現
内部には4ヒートパイプ+120mm ARGB空冷クーラーを搭載。冷却性能を確保しつつもファン音は非常に静かで、ゲーム中の雑音や不快な高音を抑えてくれます。夜間プレイや録音環境でも使いやすいのが魅力です。
◎ 標準で2TB SSD+32GBメモリを搭載
OMEN 35Lの強みは、最初からハイエンド構成で完成されている点にあります。
– ストレージ:2TB PCIe Gen4 SSD
– メモリ:32GB DDR5-5600MHz(XMP対応)
MODや大容量ゲーム、録画・編集用途にも十分な容量とスピードを確保できます。
△ 弱点:価格はセール次第
唯一の注意点は価格が不安定</strongなこと。通常時は30万円台のこともあり、セール時を狙っての購入が前提となります。当サイトでは最新のHPセール情報を随時更新していますので、タイミングを逃さずチェックするのがおすすめです。
性能・静音性・容量、すべてに妥協したくない人におすすめの“全部入り”ゲーミングデスクトップです。
- CPU:Core Ultra 7 265F
- GPU:RTX 5070
- メモリ:32GB DDR5(16GB×2)
- ストレージ:2TB PCIe Gen4 SSD
- 価格:セール時 266,800円(税込)
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第3位:Lenovo Legion Tower 5(Intel)
ユニークな冷却構造で高性能を維持。静音・高品質・レノボ製の安心感がそろった1台。
◎ Legionシリーズならではの独自冷却設計
LenovoのLegion Tower 5は、独自のフロント〜GPU直通のエアフロー設計により、追加の高額クーラーを使わずに高性能を維持できる構造になっています。これにより、高負荷なゲームや動画編集でも静かかつ安定動作が可能です。
◎ Core Ultra + RTX 4060構成で多くのゲームに対応
搭載されているのは、Core Ultra 7 265KF+RTX 4060という組み合わせ。フルHDやWQHD解像度では多くのAAAタイトルが快適にプレイ可能で、DLSSを活用すれば高画質設定でも安定動作が期待できます。
◎ デメリット:GPU構成が1ランク下
価格は約24万~25万円ですが、その構成ではRTX 4060止まりというのはやや気になるポイント。他メーカーではRTX 4070や5070を搭載した機種が同価格帯で登場しているため、GPU性能だけを重視する場合は他モデルの方がコスパは高くなる可能性があります。
冷却性能・静音性・処理性能を高水準で両立した、安定志向のゲーミングPCです。
- CPU:Core Ultra 7 265KF
- GPU:RTX 4060(8GB GDDR6)
- メモリ:32GB DDR5-5600MHz
- ストレージ:1TB PCIe Gen4 SSD
- 価格:249,800円(税込)
- レビュー