Surface Laptop 3は日本マイクロソフトが発売する13.5型と15型から選べるタッチ対応のモバイルノートPCです。
今回は検証機で計測したデータおよび、僕の感想を記載いたします。
Surface Laptop 3 13.5インチの特徴
デザインと利便性と兼ね備えたアルカンターラキーボード搭載モデル有

今回の検証機Surface Laptop 3のキーボードの表面はアルカンターラ素材が使われています。
アルカンターラは高級外車のシートにも使われるスエード地の高級素材で、手触りの心地よさとメンテナンスのしやすさが魅力です。
ついうっかり、パスタのミートソースをこぼしてしまっても中性洗剤をしみこませた布で簡単に汚れがや、人間の皮脂汚れが楽にふき取れます。そのため世界中のお金持ちから高評価を得ています。
Surface Laptop 3(Alcantara)は市販されているノートPCで最もクリーニングしやすいノートPCでしょう。

上記写真はメタル地のモデルです。
メタル地のモデルとアルカンターラの価格は一緒なのでSurface Laptop 3の購入を検討されているのであれば、アルカンターラモデルがおすすめです。
2256×1504ドットの高解像度モニターを採用

| Surfaceシリーズ解像度一覧 | |
|---|---|
| Surface Go | 1800×1200ドット |
| Surface Pro 7 | 2736×1824ドット |
| Surface Laptop 3 13.5インチ | 2256×1504ドット |
| Surface Laptop 3 15インチ | 2496×1664ドット |
恐らく、Surace Laptop 3のレビュー記事を読んでいる人は、Surface Pro 7と比較検討されている方が多いと思われるので僕の見解を記載しておきます。
Surface Pro 7のほうが高解像度なのですが、一般的な使い方で高解像度を活かすシーンは、動画編集や画像編集などのクリエイティブな作業主になります。
一般的なウェブブラウジングやOfficeソフトの利用において、体感的な違いはそこまでないので解像度に関してはそこまで気にする必要はないと思います。
フルHD(1920×1080ドット)の約1.5倍ほどで、一般的なモバイルノートPCよりも表示領域は広いです。
Microsoft Office 2019 Home&Businessが標準で付属

今だ日本市場で根強い人気を誇るMicrosoftOfficeが標準で付属します。
- Word
- Excel
- Outlook
- PowerPoint
が使えます。
職場や学校などでMicrosoftofficeが必要になる状況は多くありますので、安心です。
モバイルバッテリーから充電可能なUSB-C搭載


Surface Laptop 3 13.5インチの左側に、あらたにUSB-Cポートが搭載されました。計測してみたところ、30W出力のモバイルバッテリーで計測したところ15Wほどで充電されていました。
充電のほかディスプレイ出力にも対応するため、両方に対応した外付けモニターを1台用意すれば、文字通りケーブル一本でマルチモニター環境の構築が可能です。
Surface Laptop 3 13.5インチのスペック
| Surface Laptop 3 13.5インチの スペック | |
|---|---|
| モニター | 13.5型(2256×1504ドット)10点マルチタッチ対応 |
| CPU | Intel Core i5 1035G7 |
| iGPU | Intel Iris Plusグラフィックス |
| メモリ | 8GB |
| SSD | 128GB/256GB |
| インターフェース | USB-C/USB-A/3.5mmヘッドフォンジャック/Surface Connect |
| フロントカメラ | 720p HD f2.0 |
| ワイヤレス機能 | Wi-Fi6 802.11ax/Bluetooth 5.0対応 |
| サイズ | 308mm×223mm×14.5mm |
| バッテリー駆動時間 | 約11.5時間 |
| 重量 | 約1265g |
| 保証 | 1年間のハードウェア保証 |
Surface Laptop 3 13.5型は約1265gの重量で、昨今の軽量モバイルノートPCほど軽くないです。が、キーボードやファンの構造がかなりしっかりしているため、ノートPCの品質としては最上級だと思います。
デザイン

Surface Lapto 3 13.5型は前モデルSurface Laptop 2から大きな変更点はありません。ディスプレイが3:2のアスペクト比で縦に長く、作業性が高い。

アルミニウム合金を削り出して成型されたボディデザインは非常に美しく、スタイリッシュでありながら4隅に丸みを持たせることで、温かみを感じさせてくれます。

Surface Pro 7と比較すると一回りほど大きい。サイズはA4クリアファイルと同等です。

このカーブはSuraface Pro 7と同じRを描いていると思われます。ユーザーの手が傷つかない用のメーカー側の配慮が感じ取れるノートPCです。

Surface Laptop 3のカラーはサンドストーン、ブラック、コバルトブルー、プラチナから選択可能です。
僕のおすすめカラーはプラチナかブラックです、シンプルで落ち着いたカラーがこのデザインにはマッチすると思います。


14.5mmの厚みは小型のスマートフォンと同等のサイズです。非常に薄く小さいのに作業領域を広く撮れるSurface Laptop 3の設計は13インチクラスのノートPCの完成形といえるかもしれません。

底面は非常にシンプルでゴム足と吸気のための穴のみ

Surface Laptop 3の一番の個人的なおすすめポイントはこの排気口、約2.0mmほどの穴が内部を冷却すべく熱を排気するのですが、一般的なノートPCと違い、外観を損なわないつくり。

背面から見ると何もないように見えるのですが、ゴム足ほんの少しだけ空洞を作り出すことで、排気部を露出する。

実際には右下にファンが格納されているようで、右下(PC正面からみたとき)が熱くなっていました。
この”見せないつくり”は業界の中でもピカ一だと思います。

吸気した熱は、ディスプレイ部の下方から排出されます。こちらも同様に”見せないつくり”CPUパフォーマンスを維持しながら、究極的にシンプルなデザインです。

重量は実測値で1.276kgほど。アルミニウム合金を採用しているため、最近のモバイルノートPCと比較して重量があります。


付属のACアダプターは、Surface Pro 7と同じ65W出力のもので約300gほどでした。合計重量は1.5kgほどです。
モニター

Surface Laptop 3のモニターはグレアタイプで映り込みがありますが、軽度です。


ディスプレイのベゼルは、Surface Pro 7よりも狭いのですが、最近のモバイルノートPCはこれよりも狭いものがあるため、モニターに関しては先進的といった感じはあまりないです。

Surface Laptop 3もSurface Pro 7同様にタッチ対応です。Surface Laptop 3から筆圧検知は4096段階に対応しました。
詳細はMicrosoft公式ページのSurface ペンと機能の特定からご確認いただけます。
色域・トーンカーブ

RGBのトーンカーブは若干赤が強め、でも自然で綺麗な発色に見えました。

| Surface Laptop 3 13.5インチの色域 | |
|---|---|
| sRGBカバー率 | 96.3% |
コンテンツクリエイトに必要とされるsRGBのカバー率は96.3%でした。ウェブ用にアップする写真の編集や動画編集に適したディスプレイで、一般的なノートPCよりも広い色域を持っていました。
インターフェース
左側面

- USB-A
- USB-C
- 3.5mmオーディオジャック
右側面

- Surface Connect ポート
Surface Laptop 3の物理ポートは4つ、このほかSurface Dialにも対応します。
USB-Cはデータ転送にも使えますし、ディスプレイの出力にも対応します。また、別売りのSurface Dockを装着すれば、簡易的なデスクトップPC環境を簡単に構築可能です。
キーボード・タッチパッド

JIS配列のキーボードです。US配列と比較してキーが多くなってしまうため、けっこうぎちぎち。

サイズ感はSurface Pro用のタイプカバーとあまり変わりません。縦が長い分タッチパッドが大型化し、操作性が高くなっています。

キーストロークは1.5mmと浅いのですが、クリック感があり打鍵感が非常に良いです。モバイルノートPCのなかで一番タイピングしやすいと思います。
強みに打鍵すると本体がたわむので、打鍵圧が強めな人は苦手かもしれません。
タッチパッドは独立ボタンのないタイプで、こちらもクリック感のあり操作しやすいです、Macbookのタッチパッドを若干柔らかくしたような感じで、非常に良い。
ベンチマーク結果
Cinebench R20
Cinebench R20の総合スコア | |
|---|---|
| Core i7 9750H | |
| Ryzen 7 3750H | |
| Core i7 1065G7(Surface Pro 7) | |
| Core i7 8565U | |
| Ryzen 5 3550H | |
| Core i5 1035G7 | |
| Ryzen 5 3500U | |
Core i5 1035G7はIrisグラフィックスを搭載した第十世代Core iシリーズで、シングルコア性能が高まっています。ベンチマークスコアはRyzenモバイルプロセッサよりもスコアは出ませんでしたが動画の書出し時間はRyzen 7 3750Hよりも高速でした。
Adobe Premiere Proで動画の書き出し

過去、実際に僕がYouTubeにアップロードしたこのとある、アニメーションありのフルHD画質、テロップ、アニメーションありの動画の元データを使い書き出しを実行しました。
書き出し条件は下記の通り
- H264
- YouTube 1080P
- 動画の尺を5分に設定し書き出し
| Surface Pro 7 Core i7モデルの動画の書き出し時間 | ||
|---|---|---|
| ソフトウェア | 5分27秒 | |
| OPENCL | 8分33秒 | |
Core i7 1065G7よりも1分ほど長く時間を必要としました。検証機のメモリ8GBということも関係していると思われます。
動画編集も1台で済ませたい方はCore i7+16GBメモリを選択するとよいでしょう。
ファイナルファンタジー14漆黒のヴィランズ

軽量クラスのゲームであれば、内蔵GPUでもなんとか動かせる程度の性能がありました。

2時間ほどベンチマークソフトをループ再生させた際の挙動です。
高負荷時のCPU温度は最高で80℃程度でした。過度な温度上昇はなく、安定していると思います。長時間の使用でも全く問題ありません。安心して使えます。
SSD


256GBのNVMeSSDのベンチマーク結果は上記のとおりです、おそらく低消費電力のものが採用されていると思いますが、読込速度が2394MB/sとまずまずな結果でした。
Surace Pro 7よりも搭載SSDは高品質かもしれません。

ファンの駆動音と表面温度

ファイナルファンタジー14のベンチマークテストを行った際のもので、最高で45.6dbほどでした。モバイルノートPCとしては普通です。
ファンの音はVAIO SX12に似ていて、高めの音なのですが過度な不快感は感じません。
また、ファンが回転するのは高負荷時のみなので、一般的な使い方をしているときは無音です。

ピーク時のキーボード側の表面温度は40.7℃で、ほんのり温かいと感じます。低温やけどの心配もないでしょう。
Surface Laptop 3 13インチCore i5モデルの評価まとめ
モバイルノートPCとして、最高の利便性を誇るモデルだと思いますが、Officeが同梱されている分価格はやや高め。
ただ、品質の高い液晶やハイパフォーマンスなCPUを搭載していることから、写真編集、画像編集も含めて検討するならかなりおすすめできる製品だと思います。

Cinebench R20の総合スコア