2023年版ゲーミングPCはノートとデスクトップどちらがいい?

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2023年の1月に行ったアンケート結果を掲載しようと思う。

このアンケートは、日本HPのゲーミングPC、ゲーミングノートPC購入者を対象としたアンケートで、68件の回答が得られた。

アンケート結果ではHPのゲーミングPCを買って大満足の「高評価」が多かった。

しかしながら、購入の意思決定に至った理由が「同じパーツを搭載しているのであれば価格が安い方がいい。」という意見が最多で、レビュアーである僕からしたら、製品評価の意味ってあるんだろうか?と、苦しんでいる最中である。

閑話休題

ゲーミングPCを買う際、ノートPCちデスクトップPC、どちらがいいのか、購入者の意見を抽出しつつ、僕のポジショントークを展開していこう。

結論としてはどっちでも良くて、あなたがどこに属する人なのかを考えてくれればそれでいい。

動画で見る

アンケートに答えてくれた人

このアンケートに答えてくれたユーザーについて触れていこうと思う。

ボリュームゾーンは30代で、筆者の年齢に近い層だ。

この年代は、耳障りの良い甘い言葉よりも、現実的で堅実なセールストークを好むように思う。それは僕がそうだから。

そして、40代、20代と続く。

性別は100%男性で、ゲーミングノートPC、ゲーミングPCというジャンルで集計すると「こうなるのかな」という結果。

余談ではあるが、筆者のYouTubeチャンネルは共感を生むようなコンテンツになっていないため、女性にとって、筆者のチャンネルは「30代の引きこもりおじさんが呪文をひたすら唱えている退屈なチャンネル」として映っているだろう。

一方で、スペックからベンチマーク結果まで、呪文が大好きなオジサンからは一定の支持を得ているとっていいと思う。

ゲーミングPCを買う人はどの程度ゲームをプレイしているか

この記事を読んでいる人はこれからゲーミングPCを買いたい人だと思うので、実際に自分がどれくらいゲームをプレイするか考えると、ゲーミングPCに割くべき予算というのが見えてくるかもしれない。

まず、大多数の人は1日1時間しかプレイしていない。実に7割以上が「1日1時間程度」に収まる。

筆者は「ゲーム好き」を1日3時間程度からと定義している。

1日3時間ゲームをプレイする場合、1日のスケジュールの中からゲームのためにやらないことを決めないと実行できないからである。

「睡眠時間を削る、SNSをやらない」といった、「ゲームをプレイする時間を能動的に選択している人」でないと、現代人のライフスタイルで3時間もゲームに費やすことは難しい。

そして、1日5時間以上に関しては、かなりのゲーム好き、配信者になっていいレベルだと思う。

ところで、筆者の定義のまま話を進めるとするのであれば、「ゲーム好き」は2割ほどしかいないし、「熱心なゲーム好き」ということになればさらに少ない。

昨今、メーカーがゴリ押ししている、「美麗なグラフィックのゲームタイトルを高解像度でプレイしたい層」というのはこうした数少ない層に向けてのものと考えていて、YouTube上で意見が交わらないのもこれが原因だと思われる。

つまり、7割以上の層に向けて情報発信している人と、3割、ないしは1割未満の層に向けて情報発信している人では目線が異なるのでそれを受けた視聴者間で醜い争いが行われるのだ。

大体の人は、1日1時間しかプレイしないライトユーザーなので、(ちゃんと時間管理しててえらい、お仕事お疲れ様です)ミドルクラスのPCを買っておけばいいという筆者の意見はこうしたところから生まれている。

ゲーミングPCのノート派とデスク派の意見

筆者のYouTubeチャンネル視聴者層は、ノートPC派が多数派となると考えていたが、蓋を開けてみるとデスクトップPCを選択しているユーザーの方が多かった。

これはOMENのセールが出た直後にアンケートをとったからというのも考えられるが、ゲーミングPC市場の同意は未だデスクトップPC有利のようだ。

デスクトップPCを選択した人の主な意見

  • デスクトップPCの方が性能が高い
  • 排熱
  • 持ち運びの必要性がない
  • 拡張性が高い
  • デスクトップPCを知人に勧められたため
  • 費用対性能

総じて、「同じ費用をかけた際にデスクトップPCの方が性能が高いのでデスクトップPCを選んだ方が合理的」といった判断だった。

電力価格の高騰から少しずつ意見は変わると思うが、2021年ごろからデスクトップPCのパーツの評価項目で「電力制限をかけた時の性能」が重視されつつあるため、潜在的にはノートPCの方が評価が高い。(購入ユーザーが気がつくまでに時間がかかる)と、思う。

こちらの記事でも掲載したが、すでにノートPCとデスクトップPCの性能差は扱える電源の出力の差、程度しかなく、「大きな電源を搭載できるデスクトップPCの方が電源の大きさ分有利」程度しか差はない。

前述の通り、大体の人がライトゲーマーで、1日にゲームをプレイする時間は1時間程度なので、ノートPCの排熱やサーマルスロットリングはほとんど気にしなくていいのが真実である。

しかし、「不安なのでデスクトップPCを選んだ方が安牌」だと感じるのが人間の心理なのだろう。

筆者がデスクトップPCのレビューをやめても、デスクトップPCをおすすめはしているのはこれが理由だ。

不安だからデスクトップPCを買いたいという人に無理やりノートPCを売りつける販売員がいるだろうか?いやいない。

ノートPC派の意見

  • 場所を取らない
  • 持ち運びしたい
  • モニターやキーボードを買う必要がない
  • 仕事にも使う

ノートPC派も未だに「省電力」という項目は入ってこないのが少し残念ではあるものの、ノートPCの利点をそのまま記載してくれていた。

ノートPCは置き場所に困らず、宅内での移動や出先に持っていくことなどを想定して購入されている。

ノートPCは性能不足なのか

OMEN 16を購入した方の意見が上記。

ファンの音が気になるといった意見はあるものの、パフォーマンスに不満はなく、アンケートの結果を見る限り、重量級のゲームタイトルも快適に遊べているということだった。

レビューでも掲載しているが、OMEN 16であれば、ほとんどのゲームタイトルを快適に遊ぶことができるため、あとは高解像度に対応したいかだけを考えれば良い。

ゲーミングノートPCを選んだ人でも性能不足という評価を下す人はいないため、自分の用途を確認することが重要である。

まとめ 自分のライフスタイルを確認してみよう

男性的な視点で見ると、ベンチマークスコア対価格を見て決める方が合理的だし、最もらしい理由だと思う。

故にデスクトップPCを選択している人が多いのだと思うのだけれど、蓋を開けてみればノートPCでも性能不足を感じるシーンはなく、デメリットとしてファンの音がやや気になる程度だった。

ちなみに、パフォーマンスを犠牲にしても良いのであれば、ファンの回転数を自分で落とすことは可能なので、そこまで大きく考える必要はないと思う。

失敗しないための方法は、自分がどんなライフスタイルでゲームをプレイするかだと思う。

あなたはライトゲーマーなのか否か

ライトゲーマーで最新のゲームタイトルを順番に遊んでいきたいだけであればゲーミングノートでも十分だし、高解像度で新しいテクノロジーを使って臨場感を求める人はデスクトップの方が有利であるということは2023年現在でも変わりはない。

ただし、繰り返しにはなるが7割以上の人がライトゲーマーである。

1日1時間のために、大層な装備でゲームをプレイする必要があるか今一度考えてみてほしい。

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