この記事では前回に引き続き日本HPのゲーミングPCを購入者を対象としたアンケート結果を紹介する。
前回の記事は下記
アンケートは68件の回答があり、ゲーミングPCを購入した人の理由や満足度を中心に、日本HPの販売手法を紹介していく。
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日本HPのゲーミングPCを選んだ理由
日本HPのゲーミングPCを購入する理由で最も多かったのは「価格が安かったから」で、他社と同じ構成、あるいは少し上のスペックのモデルが安く販売されていたからということだった。
このほか
- 他社のBTOメーカーと比較して、価格に対して使用されているパーツが良かった
といった意見もあり、単に価格が安いだけでなく、内部のパーツ評価も高い点がこの製品のブランドを支えている要因。
日本HPとBTOメーカーの差
日本HPとそのほかのBTOメーカーでどんな差があるかというと、日本HPはグローバルで展開しているモデルと同一製品を販売できるため、量産体制に差がある。
大量生産大量販売ができるため一台当たりの金額を安くできるということだ。
説明するまでもないが、日本HPが販売するゲーミングPCのPCケースやパーツはグローバルで同じものを採用しているため、BTOメーカーよりも高品質なパーツを安く提供できる。
普通のメーカーならまだしも、PCの出荷台数世界No.2のHPに国内BTOメーカーが勝てる理由がない。
筆者が最近レノボとHPしかやらないのはこれが理由だ。
情報の流通スピードが高速化している昨今では、良い製品が安い価格で手に入るのが正解なので、レノボとHPだけキャッチアップしておけば問題ないということである。
誤解を恐れずいうのであれば、この2社の製品のどれかを買うのが最適解でそれ以外は好みの問題なので好きにしてくれといった感じ。
日本HP以外の購入候補
日本HPのゲーミングPC以外に購入候補があったかという設問では、半数以上が「あった」という回答だった。
ゲーミングデスクトップPCでは
- フロンティア
- ドスパラ
- DELL
- パソコン工房
といった購入候補が挙げられていた。決め手となったのは前述の通り、「価格の安さ」で、ゲーミングPC市場がいかに厳しいかを思い知らされた。
2023年は昨年よりも熾烈を極めるはずで、PCメーカーがとるべき戦略はとにかく安く売ることである。
グローバルメーカーであるレノボやHPは価格勝負を仕掛けて国内勢を撤退させれば市場を独占できるので、引き続きコストを削り宣伝費用をかけてくるだろう。
検討していたメーカーと機種詳細
ゲーミングPCの評価
購入者の8割以上が高評価。
それ以外の評価については
- 製品が手元にない
- ノートPCで性能に不満
- ノートPCの仕様に不満
- 旧型のデスクトップPCでコイル鳴きがある
といったものだった。
ゲーミングデスクトップPCを使っている人の評価ということであれば、100%の高評価を得ているといっていい結果だった。
ちなみに、ノートPCにおいても現行モデルではなく旧モデルの評価で、2021年以降に発売されたPCについては高評価。
日本HPのゲーミングPC身近な人にもおすすめできる
筆者がPCをお勧めしている基準として、「家族や親しい友人にもおすすめできるか」を重視している。そのため、日本HPのゲーミングPC購入者にもこの設問に答えてもらったが、実に9割以上の人がおすすめできると回答していた。
ここでは「おすすめできない」と回答した5件についてみていく。
製品そのものよりも、「サポートに不安が残る」が2件ほどあった。
もし、電話サポートで意思疎通が難しいと感じるのであれば、日本HPのLIENサポートを利用するなどして解決しよう。
まとめ、強すぎるグローバルメーカー
日本HPにPCの弱点はほとんどなく、重箱の隅をつつくような粗探し、(電源がジャスト等)をするユーザーは置いといて、デスクトップPC購入者においてはすべてのユーザーが高評価を下していた。
それはもちろん、製品のクオリティが高いからという理由もあるだろうが、市場の中でもぶっちぎりの安さで買えたことの方が大きいように思う。
昔から事業を行っていた国内メーカーは知名度があるうちは戦えるかもしれないが、購入時点で外資系メーカーに価格を出されて負けてしまう展開が続くと思うので、良い製品を安く買いたい場合は日本HPのゲーミングPCを買うことをおすすめする。