BenQが販売するビデオエンジョイメントシリーズなかでも表示性能が高いレベルに位置するEX2780Qは、27型でWQHDの解像度もつ液晶モニターです。

広視野角のIPSパネルかつ144hzの高リフレッシュレートを備え、これまでBenQで定評のあった機能、Black equalizer(ブラックイコライザー)やColor Vibrance(カラーバイブランス)も搭載しており、ゲームを愛するすべての人におすすめできるハイクオリティなゲーミングモニターです。

今回メーカーより提供いただいた本製品を1か月利用した感想及び、LGのウルトラワイドモニターと比較検証をした結果を記載します。

BenQ EX2780Qの特徴

設置しやすい

ドライバーが必要な箇所が二か所ありますが、設置は非常に簡単でした。

ネジはモニター本体と、スタンドを固定するためのものと、スタンド下部のネジ(手で回している箇所)となっております。

EX2780Qはモニターアームなどを取り付けられる、VESA規格(100mm×100mm)に対応しています。

重量は実測値で5.9kgほど

昨今のモニターは軽量化されているため、やや重たいかなと感じました。これは、EX2780Qが2.1chのスピーカーを搭載し、電源を本体に内蔵しているためでしょう。

個人的には非常に設置しやすいと感じました。

動画で見る

YouTube上で解説した動画です。実際に机の上に設置して、モニターに採用されているパネルの検証までを行っております。

ゲームを100%楽しむ機能が満載

真のHDR HDR i

EX2780QにはHDR iが採用されています。HDR iとはBenQが独自に開発した機能で、通常のHDR(ハイダミックレンジ)を調整する機能です。EX2780QにはBenQ独自のHDR i(インテリジェント)機能。ゲームHDR i/シネマ HDR iのほか、VESAが提唱するDisplay HDRに対応しています。

本来HDRのは、明るいところをより明るく、暗いところを暗くといった説明が用いられるのですが、ことゲームにおいては、明るいシーンの場合は白飛び、暗いシーンは黒つぶれ、といった現象に悩まされていました。

具体的には上記の画像がわかりやすいでしょう。BenQ EX2780Qと僕がメインで使っていた、LGのウルトラワイドモニターとの比較です。

ゲーム映像では車のライトが当たっているため、本来暗いシーンで一部が明るくなるといった描写が正しいと思いますが、LGのほうは中央から外側にかけて白飛びしています。

これを僕はなんちゃってHDRと呼んでいます。

なんちゃってHDRは適切な色を表現しているとはいえず、せっかく綺麗に描写されているHDRがもったいないですね。

また、屋内の光が当たるシーンでも同様です。BenQのEX2780Qは暗いところは暗く(でもつぶれていない)光あるところはしっかり色が出ています。シャープな印象で非常にきれいに見れます。

BenQのEX2780Qではゲームタイトルで実装される”HDR”を100%楽しむことが可能です。

今後発売されるゲームはHDR機能を持ったものが多く販売されると思われますので、真のHDR機能を持ったモニターでないと損する気がします。

色の変化によってゲームを優位に進められる機能

Black equalizer(ブラックイコライザー)

Black equalizer ブラックイコライザーは暗い箇所と明るい箇所の明暗差をなくす機能で、ハードウェアチート級の描写力があります。

具体的には、上記画像の左がゲームモード2に設定し、Black equalizerをレベル10にしました。

なお、この時LGのブラックスタビライザー機能も有効にしています。

レベル20にするとこんな感じ。BenQのほうは、すべてが見やすくなっているのに対し、LG側はロッカーが暗くなっていた李、建物の奥側が見辛い。

今回はCSGO(Counter-Strike: Global Offensive)で試しましたが、EX2780Qは素晴らしいと思います。

Color Vibrance(カラーバイブランス)

カラーバイブランスは簡単に言うと、彩度(色の濃さ)を調整してオブジェクト(建物や人)を見やすくすための機能

ブラックイコライザーと組み合わせて使うことで、よりはっきりと敵を認識しやすくなります。シューター系のゲームやDbDなどの競技性の高いゲームタイトルに有効です。

動画で見る

なお、上記に関しても動画で作成しております。写真よりも動画の方がわかりやすいかもしれないので是非チェックしてみてください。

なお、チャンネル登録もお待ちしております。

モニター品質はプロクリエイター向け

EX2780Qはプロのクリエイターが使えるレベルの「高品質な液晶パネルにゲーム機能をのっけたモニター」といった感じで紹介するのがふさわしいモニターです。

120cd sRGBプリセットで測定

キャリブレーションツールで測定トーンカーブを再現するとRGBの線が均一で自然な発色でした。

EX2780Qの色域
sRGBカバー率100%
Adobe RGBカバー率89.1%
DCI-P3カバー率94.5%

また、BenQが公表している『DCI-P3カバー率95%』ですが、公称値通りの水準で94.5%をカバーしておりました。

BenQ EX2780Qはフォトグラファー向けというよりは、映像クリエイターが使うデザイナーズモニターに近い色域を有するモニターです。しっかりと公称値通りの値で製品を販売しているのでBenQのモニターは評判が高いのですよね。

僕が今までレビューしてきたゲーミングモニターとしては最高水準のモニターだと思います。

BenQ EX2780Qのスペック

BenQ EX2780Qのスペック
サイズ27型ワイド
パネルの種類IPS
解像度WQHD(2560×1440ドット)
表示色10億7000万色
輝度350cd/㎡(HDR時最大400cd/㎡)
視野角178℃
応答速度GTG5ms
VESA規格100mm×100mm
本体重量5.9kg
保証期間3年

 

付属物

  • 電源ケーブル
  • HDMIケーブル
  • USB-Cケーブル
  • クイックスタートガイド
  • ドライバーCD
  • 保証書
  • リモコン

各部機能紹介

27型/WQHD/IPS

これまで、”ゲーミングモニター”として販売されるモニターは、応答速度や出力側の表示スペックが足りないため、フルHDで販売されることが多かったのです。

しかし、次世代ハードウェアPS5やXbox Series Xが4K/120Pに対応するなど、PC以外のユーザーまでもがフルHD以上の解像度で144hzを使えるようになるため、BenQをはじめとしたモニターメーカーが、WQHD(2560×1440ドット)でIPSパネルを採用したモニターを続々と市場に投入しています。

BenQのEX2780Qの表示機能付いては冒頭で紹介した通り、申し分のないもので、PC用のモニターとしても最適ですし、ゲーム用途でもその効果を体感できるでしょう。

視野角について

この角度から見てもほとんと色の変化はありません。最近ではTVを持たない独り暮らしの世帯も増えてきているとのことで、VOD(NetflixやHuluなど)サービスを利用した映像視聴にも最適だと思います。

リモコンについて

EX2780Qにはリモコンが付属しています。表示機能の調整やモニター付属のスピーカーの音量、オーディオシナリオを変更可能です。

個人的には、このリモコンがとても素晴らしいと思っていて、複数台の利用時や、前述した映像視聴の際にわざわざモニターの裏にあるメニューボタンに手を回す必要がなく、簡単に音量調整、モニター電源のオンオフできるのがとても便利。

2.1chのスピーカーについて

EX2780Qには2W×2+サブウーファー5Wのスピーカーが搭載されています。

モニターからの距離50cmから70cm程度のところで最も効果を発揮するスピーカーで、音の破綻はなく非常に聞き取りやすいスピーカー。おそらくモニターに搭載されるでモデルではかなりクオリティの高いスピーカーだと思います。

音声シナリオでは

  • ライブ/ポップ
  • シネマ
  • トーク/ボーカル
  • ゲーム
  • ロック/パーティ

といった、シーン別に選べます。

ゲームでは低音を強調し、足音などを聞き取りやすく、ライブ/ポップでは音楽が聴きとりやすいよう、低中高音にメリハリをもたせるなど、スピーカーそのものが表現できる音の幅が広く、非常に聞きやすいと感じました。

各種ポート

  • ヘッドホン出力端子
  • HDMI2.0×2
  • Display Port 1.4×1
  • USB-C×1

入出力端子は上記のようになっており、HDMI2.0に対応している点は、地味ですが、ありがたいです。というのも、これまで144hz出すのであれば、DPで接続しなければならない、といったわずらわしさがありました。

HDMI2.0になると144hzで出力が可能となるため、HDMIやDPといったポートにかかわらずモニターの持つ最高のリフレッシュレートを楽しめます。

EX2780Qは4つの映像入力をもっているため。1台で複数台の機器を楽しめます。

AMD Radeon FreeSync 2対応

また、AMDのRadeon FreeSync 2に対応しておりまして、例えば、今後発売されるPS5などではAMD製のGPUが搭載が予定されており、画面のカクツキのもととなるティアリング、スタッタを抑制します。

実際、WQHDという広い解像度のモニターであるため、5msの応答性が気になっていましたが、映像のズレは気になりませんでした。

EX2780Qで気になった点

弱点やデメリットとなる点はほぼない。表示機能は最高水準だと感じたし、液晶パネルのクオリティも文句はありません。

唯一あげるとするならば、スタンドに昇降機能がついていない点でしょうか。

とはいえ、リモコンやスピーカーの位置などすべて計算された製品なので、モニターの高さを調節するというよりは、机の上にモニター台などを設置するほうが機能性を損なわずに使えると思います。

ある意味、一台の完成度が高いがゆえにマルチモニターに向かない(色合わせが大変)モニターといえるかもしれない。

また、VESA規格に対応しているため、モニターアームなどを利用するとよいでしょう。

EX2780Qは電源を内蔵しているタイプなので、耐荷重10kg程度のものを選ぶとよいと思います。

EX2780Qの評価とまとめ

クリエイター、ゲーマー、すべての人におすすめできるコスパ最高のモニター

EX2780QにはBenQの強みがふんだんに盛り込まれており、5万円程度。

ゲーミングモニターとして決して安い金額ではないのですが、プロのクリエイターにもおすすめできる色域と、圧倒的な表現力を持ったモニターの価格としては安すぎるといってもいいほど。

映像視聴、ゲーム、映像制作の用途に対応可能な万能モニターです。

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