DELL S3222HGレビュー 165Hz、31.5型の湾曲ゲーミングモニター

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デルが販売する31.5型の湾曲モニター「S3222HG」は165Hzの高いリフレッシュレートと1800Rの湾曲率のパネルを搭載するゲーミングモニター。

メーカーよりレンタルしたので使い勝手を紹介していく。

スペック

DELL S3222主要スペック表
モニターサイズ31.5型
解像度1920×1080ドット
アスペクト比16:9
パネルタイプVA
輝度350cd/㎡
本体寸法(幅×奥行き×高さ,cm)70.876×23.761×45..598
VESAVESA 100対応
電源内蔵型
保証先出し交換サービス・限定ハードウェア保証

特徴

31.5型の没入感のある湾曲ゲーミングモニター

ストップウォッチをミラー表示させ1/8000秒で撮影した写真左がS3222HGで右がBenQ XL2546K。

S3222HGのリフレッシュレートは165Hz、応答速度は4msとされている。

BenQ XL2546Kは業界最速級のゲーミングモニターで競技シーンで採用されることも多いプロ御用達のモニターだ。実際にはBenQの方がクロックの進みが早いが肉眼では追いきれないレベル差なので体感的な差はない。

1800Rの湾曲率のゲーミングモニターなのでレースゲームやシューター系のゲームでの没入感が増す効果を得られる。ただし、31.5型のフルHD解像度なので解像感はやや薄れており、最新の高解像度に慣れた人がこのモニターを近くで見るとざらつきのように感じてしまうかもしれない。

パネルはVAパネルなので、色の表現幅は広くぱっと見の印象は非常に綺麗だ。

ゲーマーに最適な機能を多数搭載

リフレッシュレートの高いゲーミングモニターを利用していても設定をそもそも変更をしていなかったり、Windowsで入力切り替えを行った後に60Hzに戻ってしまうなど、ゲーミングモニターの機能を自ら制限してしまうユーザーは少なくない。

画像は過去に紹介したS2522HGのものだが、S3222HGにも左上にあるようなFPSカウンターを表示させる機能が搭載されている。

メニューの操作ボタンは直感的に操作可能なスティックとボタンを採用しているためゲームのプレイの休憩中に操作することも簡単だ。

デル公式ページで4万円以下で購入可能

S3222HGはAmazonなどでは4万円程度の価格で販売されていることも多いが、公式ページでセール中は3万円台で購入可能だ。コストパフォーマンスという点では優れないかもしれないが、没入感を手に入れたい人やPS5などのコンソールでも大画面で遊びたい人の選択肢としてはアリだと思う。

デザイン・付属物・組立

デザイン

S3222HGは31.5型のモニターで非常に大きく、普段撮影スペースとして利用している90cm幅の机では持て余すサイズだ。隣に置いてあるXPS15は15.6型のノートPCで、S3222HGの大きさがわかる。

エルゴノミクスはティルトに対応。1800Rなので写真でもカーブがわかる。

付属品について

製品は購入するとモニター本体他、

  • アーム
  • 台座
  • 電源ケーブル
  • DPケーブル

が付属してくる。

組立

台座の裏は手回し可能なネジがついているのでアーム部とくっつけてネジを回すだけでスタンド部ができる。

S3222HGはVESA100対応。モニターアームなどで吊るすことも可能だ。モニター裏に組み立てた台座を差し込むだけで完成なのでかなり楽に組立が可能だ。

スタンドをはめこむようにセットして装着するので組み立ても非常に簡単。

インターフェース

  • HDMI×2
  • DP
  • ヘッドフォン出力

パネルについて

搭載されているパネルをキャリブレーションツールで測定したところ、白色点輝度の最大は320nitほどだった。

また、中央から外れると輝度ムラが確認できた。

色域

ウェブコンテンツの基準となるsRGBカバー率は100%だった。

見え方

 

DELL S3222HGの評価とまとめ

良い点

  • ナローベゼルデザイン採用で安っぽさはない
  • VAパネルで色域が広く、映像を楽しめる
  • VESA対応でモニターアームも利用可能
  • フルHDなので応答速度は早い
  • 組み立てしやすい

気になる点

  • 輝度ムラがちょい強め
  • 最大輝度は320nitほど
  • インターフェースは最低限

大画面で湾曲モニターを使ってみたい用

S3222HGはフルHD解像度ということもあって、応答速度が速く競技性の高いゲームにも対応可能だ。反面サイズの大きさと湾曲率から格闘ゲームなどには不向きで、レースゲームやシューター系のゲームが適しているといった感じだ。

デメリットとしてはクーポン込みで4万円程度するといった感じで、競技性の高いゲームをプレイするのであれば別のモデルを選択した方がいいだろう。

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