パソコン用のキーボード選びは一度ハマると沼のようなもので、日々使うからこそ最高のモノを利用したいと考えるユーザーは多いです。

当然、ブロガーである僕も記事を書く上で長時間打鍵していても疲れない魔法のツール(としてのキーボード)はないものだろうかと少し考えて、PC用キーボードで採用される駆動方式3つ、メンブレン式、メカニカル式、パンタグラフ式のキーボードを使ってみました。

それぞれのメリットやデメリットがわかったので解説していこうと思います。

個人的にノートPCと打ち味が変わらないパンタグラフ式が無難でおすすめです。

キーボードの種類と予算

キーボードの種類

キーボードは3つの駆動方式がありまして、

  • メンブレン式
  • メカニカル式
  • パンタグラフ式

にわかれています。

実際にキーを押し込んで文字を入力するタイピングする際の使い勝手はほとんど変わりません。うち心地や物理的に押し込むパワーが違うので、人によってはアレがいい、コレがいい、がでてきますが、予算で決める人も多いです。

キーボードの予算

予算
  • メンブレン式キーボード2,000円~5,000円程度
  • メカニカル式キーボード7,000円~30,000円程度
  • パンタグラフ式キーボード2000円~20,000円程度

各方式それぞれに強みがありまして、使われているパーツや機能、ボディの素材で価格が大幅に変動します。

メンブレン式キーボードの特徴

キーが反応する箇所に一般的にはゴム(ラバー)が使われており、ゴムがヘタるまでは使えるキーボード。キーのセンサー部の素材がゴムなので価格が安く、また、ゴムがヘタるまでは良好な打鍵感をユーザーに提供してくれます。

このキーボードはロジクールのK340。僕が初めて買った高価なキーボードで定価は1万円程度でした。メンブレン式だから安い(安っぽい)ということはなく、ちゃんとしたものはちゃんとしている。

メンブレン式のメリット

  • 価格的な優位性
  • 深目のストローク
  • 打鍵音が静か

主にこの3つです。

メンブレン式は価格が安く買いやすい

有名ブランドのロジクールやRaserの一般的には高額とされているゲーミングキーボードでもメンブレン式なら5000円程度で購入可能です。普通のキーボードならもっと安いです。

これは、「高価なメカニカル式キーボードやパンタグラフ式キーボードよりも部品の数が少ないから」といったシンプルな理由。

とにかく価格の安いキーボードを使いたいのであればメンブレン式を選ぶとよいでしょう。

深めのストローク

また、ゴムがスイッチとなるためキーストロークも深めに設定されています。(現在ノートPCでは、1.2mm~1.5mmの浅いキーストロークが主流です。)

一般的なデスクトップPCの打鍵感を得られるため、うちごこちは良いと思います。(モノにもよりますが)

メカニカル式キーボードよりも打鍵音が静か

キーボードを押した際に力を吸収する部分がゴムなので、がちゃがちゃとうるさい音が鳴らない点がメリットです。

メンブレン式のデメリット

  • ゴムが劣化すると打鍵しづらくなる

ゴムの劣化で打ち味がかわってしまう

毎日触れるものだからこそ、常に最善の環境で仕事やゲームに打ち込みたいものですが、ゴムの劣化によってキーが反発する力が弱くなり、場合によっては陥没します。

メンブレン式のデメリットは使用による劣化に気が付きにくいこと。自分自身のパフォーマンスを損ない続けていることに気が付きづらいところだと思います。

安く済ませる選択肢で、仕事やゲームで毎日キーボードに触る本気のデバイスとしてはふさわしくないと思います。

メカニカル式キーボードの特徴

メカニカルキーボードはキーそれぞれが独立して動作するため、キーの同時押しに対応します。通常PCの作業に4個以上のキーを同時に押すことはないと思いますが、ゲームではありえるのです。

そのため、『メカニカル式のキーボード=ゲーミングキーボード』というように認識されていると思いますが、普通に使うためのキーボードももちろん販売されています。

メカニカル式キーボードのメリット

  • 好みの軸を選択できる
  • 同時押し可能でゲーム用途に使える
  • 心地よい打鍵音

好みのうち味を選択できる

メカニカル式キーボードに採用される”軸”は色によって押下圧(おうか)が異なります。

この赤いメカニカルスイッチがキーの動作に使われるパーツでして、深さや反発力をこの軸が決めてくれます。

引用-https://www.cherrymx.de/en/mx-original/mx-red.html#techSpecs

ゲーミングキーボードに採用される軸は”赤”もしくは、”青”が一般的です。

軸の反発が強ければ、自分の指を強く押し込まなければ反応しませんし。軸の反発が弱すぎると満足いくキーボードの打鍵感を得られない可能性もあります。

つまり、自分好みの硬さやストロークの長さ、アクチュエーションポイント(キーを押し込んだ時にキーが反応する地点)を選択できます。(これが沼)自分に合った最適なキーボードを選ぶ道に進んでしまうと気が付いたら部屋がキーボードだらけになっていた、なんてことになりかねないので注意しましょう。

ゲームに最適

同時押しや、好みの押し心地を選択可能なので、ゲーミングキーボードとして採用されることが多いです。

また、RGBライティングに対応したものが多く、キーボードの操作には全く関係ありませんが部屋を彩ります。

打鍵音が心地よい

軸の硬さがあると人がキーを押す際に込める力の強さがかわります。力の強さが変わればキーを押した際の音の大きさもかわるということです。

ガチャガチャとしたタイプ音が苦手な方はうるさいと感じると思いますが。キーボードが好きな人はこの音を求めてメカニカル式キーボードを買うという人もいるくらいです。

ちなみに、僕個人はどうでもいいと思っています。

メカニカル式キーボードのデメリット

  • 価格が高い
  • 手首の疲労
  • 沼にはまる可能性がある

価格が高い

軸ひとつひとつがパーツとなっているため、部品点数が多くなり、メンブレン式キーボードよりも高価です。耐久性や打ちやすさとのトレードオフなので、こだわる人はすごくこだわります。

モノによっては低価格のものがありますが、最近ではゲーミングキーボードが流行しており、平均価格は高い傾向にあります。

手首の疲労

地面の接地面からキートップまでの高さはメカニカル式キーボードが最も高くなります。

傾斜が付いて打ちやすくなる半面、手首から手の甲にかけての反りもきつくなるため、基本的にはパームレストとセットでの使用を推奨されます。面倒ですね。

パンタグラフ式キーボードの特徴

パンタグラフ式キーボードは、その名の通り、パンタグラフ(ひし形上のスプリング)がキーの中に入っています。メカニカル式キーボードと同様に、部品点数が多いため高価になりがちですが、大手PCメーカーが販売するキーボードはパンタグラフ式を採用しています。

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また、クリエイター向けのキーボードもパンタグラフ構造を採用しているため、一般的なPC操作を行うためであれば、コレがいいかもしれない。価格はピンキリ

パンタグラフ式キーボードのメリット

  • キーボード本体が薄くスマート
  • 軽いキータッチで打鍵可能
  • タイプ音が静か

キーボードが薄くスマート

パンタグラフ式はもっともキーストロークやアクチュエーションポイントが浅く、そのため本体を薄くできます。メカニカル式やメンブレン式と比較しても本体の厚みは全体的に薄く、利便性の高い構造やエルゴノミクスデザインを採用したモデルがあります。

例えば、Microsoftのキーボードではエルゴノミクスデザインと称し、キーボード本体をカーブさせていますし、掲載写真のロジクールのcraftはクリエイターのための特殊なホイールを装着しています。

キー意外にも強みを持たせやすいのがパンタグラフ式の特徴です。

また、昨今の高性能モバイルノートPCと似た打鍵感なので、ノートPCを利用中かつ打ち味を大きく変化させたくない場合は、パンタグラフ式のキーボードがおすすめです。

軽いタッチで打鍵可能

さらに、ストローク(キーを押し込んだ際の深さ)が薄いということは、キーが動作(PCに命令が伝達されるまでの)するまでの深さも浅いため、慣れると非常に速い速度でタイピング可能です。軽い動作でキーを押せるのはネイルをしている女性にとっては最高だと思います。

パンタグラフ式キーボードは自分好みの強さに変更可能なメカニカル式のキーボードとは対極に位置します。

タイプ音が静か

キーのタイプ音はメンブレン式、メカニカル式両キーボードよりも静かです。オフィスや外に持ち運んでといった場合、パンタグラフ式キーボードがおすすめです。

パンタグラフ式のデメリット

  • 部品破損時の修理ができない、高額になる可能性

修理できない

内部のパンタグラフが故障した場合、メーカー修理が高額になる恐れがあります。

耐久性においては、メカニカル式キーボードが構造上耐久性が高いため、長く使いたいのであれば、軸が交換可能なメカニカル式にすべきでだと思います。

とはいえ、乱暴に使わない限りキーボードが壊れるということは考えにくいので僕はパンタグラフを使っていますが、それほど重大にとらえてはいません。

個人的なおすすめはパンタグラフ式

ノートPCに採用されているから違和感なく使える

ノートPCに採用されるパンタグラフ式を使えば、普段ノートPCを使っている人は打鍵感を大きく変えずに作業できます。ゲームのプレイがメインでなく、こだわりがないならおとなしくパンタグラフにしておけば、沼に沈まずに済みます。

つい先日メインのキーボードをロジクールのKX1000sを購入したのですが、タイピングのしやすさや、見た目のスマートさが好印象です。

AppleのMac向けのキーボードやMicrosoftのSurface用のキーボードも非常に使い勝手が良いのでこの辺りから選ぶとよいと思います。

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