デスクトップ用CPUインテル第10世代CPU Core i7 10700Kのベンチマーク結果について解説します。

Core i7 10700Kの特徴

第10世代のCore i7 10700Kは8コア16スレッドを有するCPUで、前モデルCore i7 9700Kよりも物理コアが2つ論理コアが4つ増えています。第9世代の最上位CPU Core i9 9900Kと同等以上の性能が発揮可能で、お得になりました。

ゲーム性能ではRyzen 7 3700Xを凌ぐ

型番Core i7 10700KRyzen 7 3700X
CPUコア数88
スレッド数1616
プロセスルール14nm++7nm
ベースクロック3.8 Ghz3.6 Ghz
ブーストクロック5.1 Ghz4.4 Ghz
TDP125W65W
対応メモリDDR4DDR4
対応チップセットH410/B460/H470/Z490※A520/B550/X570/X470/B450

シューター系ゲームなど、ハイフレームレートで描画されたほうが有利とされるゲームにおいて、CPU選びも非常に重要な要素です。シングルコアあたりの性能が高いほうが有利とされ、同ランクのCPUで比較するとCore i7 10700KがRyzen 7 3700Xよりも有利です。

Z490マザーボードは1.7万円から

CPUソケットがLGA1200になり、第9世代CPUからマザーボードが変更になります。OCに対応したZ490マザーボードは廉価モデルで約1.7万円ほどで購入可能です。

 

CPU+ASUS ROG STRIX F Gamingの組合せ
CPUマザーボード合計
Core i7 10700K47,880円29,368円77,248円
Ryzen 7 3700X42,557円22,980円65,537円

 

マザーボードとCPUの合計価格はAMD Ryzen 7 3700Xの組合せが1万円ほど安く購入できます。

ASUS INTEL Z490 搭載 LGA1200 対応 ROG STRIX Z490-F GAMING 【 ATX 】

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ベンチマーク結果

Cinebench R20

Cinebench R20の総合スコア
Core i7 10700KF(DAIVZ9)
4890pts
Ryzen 7 3700X
4781pts
Core i7 10700KF(ROG STRIX GT15)
4717pts
Ryzen 5 3600
3386pts
Core i7 9700
3144pts
Ryzen 5 3500
2540pts

CPUのレンダリングスピードを計測するCinebench R20では、4890ptsでした。総合スコアではRyzen 7 3700Xにわずかにしのぐ性能です。

ただし、個体差やCPUクーラーによるところで、ASUS製のゲーミングPCと比較すると若干マウスコンピューターのDAIV Z9のほうが高い数値が出ました。

PASSMARK CPUMARK

CPUMARKのベンチマークスコア※
Ryzen 7 3700X
23722
Core i7 10700K
19676
Core i7 9700K
17254
Ryzen 2700X
16743
Core i7 8700K
16051
Core i7 9700
14613
Ryzen 5 3500
13020
Ryzen 5 2600
12851

ベンチマークスコアはAMDのRyzenに一歩及びません。

ゲーム性能

今回の検証では下記のスペックのモデルで検証しています。

ゲーム性能は似たようなGPU性能を持つ、レノボのゲーミングPCと比較しました。僕の検証機はBTOメーカーで売ってそうな構成を再現したベンチ機となっております。

検証機のスペック
機種DAIV Z9
CPUCore i7 10700K
GPURTX2070SUPER
メモリ32GB(2400Mhz)
SSD500GB(NVMe)

一般的な検証記事では、ボトルネック(CPUがGPUの足を引っ張り性能が出ないこと)を測定し、CPUの性能を計測するため2台用意しますが、お金がないのでメーカー製PC1台の検証結果を記載します。

フォートナイト

フォートナイトは、実際にソロでプレイを5分程度行い、その平均フレームレートを計測しました。(スカイダイブ時も計測しています。)プレイ内容を完全再現できないのであくまで参考程度の指標としてとらえてください。

画質はプリセットの「最高画質」「高画質」「中画質」を選択しました。

フォートナイトシーズン2の平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
エピック(最高画質)
167fps
高画質
222fps
中画質
346fps

人気ゲームタイトル『Fortniteフォートナイト』は最高画質で167fpsでした。中画質まで落とせば300hzオーバーまで狙えます。

PUBG

PUBGはトレーニングモードで建物周辺を5分程度集会した平均を算出。

おそらく、実際のゲームプレイでは、平均で10fps以上上下するものと思われます。テストモードでの集会はプレイヤーの数によってフレームレートがブレますのでこちらも参考程度に。

プリセットは、「ウルトラ(最高画質)」「高画質」「中画質」を選択

PUBGの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
ウルトラ
175fps
高画質
204ps
中画質
208fps

PUBGではウルトラで175fpsでした。PUBGのトレーニングモードに関しては、周囲のプレイヤーの人数や攻撃を受ける回数によって上下してしまいます。

中画質までおとすと204fpsまで向上。さらに画質調整を施せば平均240fpsまでは出せそうな感じです。

重量級ゲームタイトル/MHW/SOT

モンスターハンターワールドは、重量級ゲームタイトルの筆頭です。DX12オフ、垂直同期をオフにし、各プリセットにて1-1のマップを5分ほど周回しました。

選択画質は「最高画質」「高画質」「中画質」です。

のMHWの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
最高画質
96fps
高画質
129fps
中画質
134fps

最高画質でも96fps以上で駆動していました。

MHWはシューター系のゲームではないため、60fps以上でプレイできれば概ね快適とされています。最高画質でも十分にプレイ可能ですが、サクサクと軽快な動作でプレイしたい場合は高画質から安定します。

シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダー

シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダーのベンチマーク機能を使って、最高画質、高画質、中画質のプリセットを計測。

選択画質は「最高画質」「高画質」「中画質」です。

のMHWの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
最高画質
112fps
高画質
126fps
中画質
129fps

同じく重量級ゲームタイトルのシャドウオブザトゥームレイダーでは最高画質でも112ps以上で描画可能です。

ゲーム性能まとめ

ゲームタイトルによっては300hzオーバーでも安定した挙動でした。ゲーム用CPUとしては非常に優秀だと思います。

クリエイティブ性能

クリエイティブ性能はPugetsystems社のベンチマークソフトPugetBenchを使ったテストを行い、デスクトップPCの最上位クラスと比較します。

PugetBenchは決められたタスクを処理させ相対的な性能を計測します。

PhotoshopBench

PhotoshopBenchでは基準であるデスクトップPCとほぼ同水準でした。このテストに使われるワークステーションに搭載されるCPUがCore i9 9900Kなので当然なのですが、コンシューマー向けとしては最高クラスの快適度です。

PremierePro

PremierePro Benchはハリウッドで使われる超高級シネマカメラの10bitRAWで撮影された4Kや8K素材データの書出しやプレビューを測定します。個人的なソースですが、50点くらいでYouTubeの動画編集は快適だと感じられるはずです。

ガチガチのプロユースを想定してベンチマークテストが作られているのでテスト結果は厳し目ですが、フルHDの動画編集程度ならば余裕で行えます。4K以上の動画編集ではAdobeではなくDavinciを使ったほうが良いのかもしれません。

LightroomClassicBench

Lightroom Classicにおける性能評価もPhotoshopやPremiere Proと変わらず、高いスコアを出しています。メモリを64GBにすることで100点を狙えます。

クリエイティブ性能まとめ

検証機とベンチマークのレギュレーションが近いため、限りなく点数は近しいです。Core i7 10700K+RTX2070SUPERの組合せならおよそどのタスクでも快適に動作してると感じられると思います。

CPU温度について

ファイナルファンタジー実行時の内部のCPU温度についてです。最大70℃程度で推移していました。

今回の検証機では、3000円相当の空冷クーラー+ケースファンが二つ、といったメーカー製PCとしてはちょっとだけ贅沢な構成だったため、標準的な構成(ROG STRIXGT15と比較して)よりもパフォーマンスが伸びたのだと思います。このことからCore i7 10700Kを搭載する場合は、高性能なCPUクーラーおよび簡易水冷クーラーを搭載することでその性能を発揮させることができます。

Core i7 10700Kの評価とまとめ

良い点

  • ハイフレームレート時の安定挙動でゲーミングCPUとして優秀
  • Core i9 9900Kからスライドする形で低価格化

気になる点

  • 高クロックによる高性能化で冷却に気を使わないと本領発揮できない
  • AMD CPUのほうが安く構成できる

ゲーム用CPUとしてベターな選択肢

AMD製のCPUと変わらずに高クロックで動作するインテルCPUは確かに魅力的なのですが、マザーボードやCPUクーラーに上等なものを用意してやっとこの性能といった感じなので、コストパフォーマンスではいまひとつ。

シューター系ゲームなどで「絶対にハイフレームレートを維持したい」といった要望がない限りあえて選ぶ必要性はないと思われます。

Adobe系のソフトウェアでもAMDの最適化が進んでおり、残すところPremiereくらいしかないので、この点もあえてインテルを選ぶ必要がないような気もします。

Core i7 10700K搭載のおすすめPC

DAIV Z9

DAIV Z9

  • Intel Core i7 10700K
  • RTX2070SUPER
  • 32GB
  • 512GB+2TBSSD
  • 800W

今回検証機で使ったDAIVは国内メーカー「マウスコンピューター」のクリエイターブランドから発売されるデスクトップPCです。

PC内部の補強するためのステーや、標準でケースファンが2つついている点など、堅牢性の高さが魅力です。Thundebolt 3拡張ポートも搭載しているため、動画編集者に最適なデスクトップPCです。

セールでお得に購入可能

マウスコンピューターは公式サイトにて、PCのセールに力を入れています。mouse SLシリーズはセール対象になることも多く、ほかのシリーズよりもお得に買える可能性が高いです。

セール対象製品になったものをベースとしてカスタマイズして購入してもよいですし、そのまま購入しても、問題のない構成で販売されるため、初心者の方で選び方がわからない方はセール対象製品の中から選んでみるのもよいかもしれません。

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