無料なところだけ最高、楽天モバイルを1年使った感想

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1GBまで利用料0円の触れ込みでユーザー数を着実に増加させている楽天モバイルは、月額コストを抑えたい一般家庭にとって救いの手と言えるでしょう。

筆者の僕は、楽天モバイルの回線をIIjmioと合わせて利用しています。その感想を記載します。

現在のスマホの契約について

楽天モバイルを0円維持

現在、毎月の利用料金は0円です。楽天モバイルが提供する「Rakuten UN-LIMIT VI」は0円〜2,980円の従量制で、利用しなければ0円。

スマートフォンの利用方法は人によって変わりますが、外出時にSNSを利用する程度なので、通信の品質はそこそこでいいと考えています。

むしろ、一番大切なのは公的機関に提出するための電話番号を維持するコストを下げたいことです。

大手携帯キャリア3社が安いプラン「ahamo」「povo」「LINEMO」など月額料金の安いプランを用意してくれていますが、現状、楽天モバイルが最安なので他の携帯会社に移るという選択肢がありません。

楽天モバイルはデータ通信を1GB分利用するまでは0円で利用ができます。

楽天モバイル契約の目的はあくまで電話番号を0円で維持すること

「公的機関に提出するための電話番号」「ネットで買い物」「個人を識別するため」の電話番号。身近なところで言うとLINEのサービスや各ポータルサイトのログイン時に二段階認証として携帯の電話番号を提示する必要があります。

電話番号は電話をかけるために必要というよりは、個人を識別するためのツールとして利用されています。そのため、なくてはならないのです。

つまり、回線契約は「電話番号の保管」と「インターネットの通信品質」は分けて考えたほうがいいということです。

通信品質を格安SIMでカバー

通信品質も含めて、3大キャリアの安いプランにした方がいいという方もいますが、普段SNSがメインの利用用途なので、高品質は求めていない、そこそこ品質で良いのです。

外で動画は見ない、ゲームもしない、最低限音楽のストリーミングだけできればいい。長い時間電車に乗らなければならない時はAmzonの電子書籍リーダー Kindleを使って読書する。といった使い方です。

そしてそこそこの通信品質については、docomo系の格安SIMを利用することでカバーできます。

eSIMは440円の2GBプラン

eSIMは老舗MVNOのIIJmioを利用しています。

eSIMはスマートフォン内部のチップに契約情報を書き込む方式で、スマートフォンに直接挿入するSIMカードとは異なる識別方式です。物理的なSIMよりも月額料金が安く、SIMが手元に届くまでの期間使えないダウンタイムが存在しないのが特徴で、ガジェットが好きな人から人気が高い。

このeSIMを利用すると、楽天モバイルで電話番号を維持しながら、電話の発着信ができ、それでいて楽天モバイルの回線利用料を0円で維持できます。

楽天モバイルを0円で維持できる仕組み

Rakuten Linkが神アプリ

楽天モバイルを語る上で外せないのが無料通話アプリRakuten Link。

楽天モバイルを契約すると利用可能なアプリ、Rakuten Linkは、自分の携帯電話番号で

  • 国内通話が無料
  • 国内SNSが無料
  • 海外の通話が無料

が可能になります。

Rakuten Link アプリはリッチコミニュケーションサービスに該当するもので、携帯業界に風穴開けるような神アプリケーション。日本国内ではもちろん業界初。

Rakuten LinkはWi-Fi calling対応で楽天回線を利用する必要なし

Wi-Fi callingは無線LAN環境さえあれば自分の電話番号で通話できる機能のことで、Rakuten Linkはこれに対応。つまり、インターネット接続されていれば携帯電波が繋がらなくても自分の電話番号で電話ができる神サービスなのです。

楽天の回線エリアが広がらずとも、代わりのインターネットがあれば、電話ができます。

これにより、楽天モバイルの回線を全く使わずに、IIJmioのギガプランでインターネット通信や電話ができます。

なぜ携帯業界に風穴を開けるのかは上記の利点を見れば想像しやすいのだが、電話をかけることで発生する利益が携帯会社に入らないからです。これまでのアプリケーション「LINE」を使ったLINE通話やIP電話と違い、自分の契約している電話番号から発着信可能。

楽天モバイルを契約し、Rakuten Linkを利用すれば国内通話は一部通話料の発生する番号宛以外は全て無料。

PCに詳しい人ならスカイプなどのメッセンジャーアプリからの通話をイメージするとわかりやすいです。

つまり、楽天回線の契約は一切使わずに電話とインターネット通信ができるということです。

対応可能なスマートフォンとサブ回線

eSIMは国内だとiPhoneシリーズやGoogle Pixelシリーズで利用可能です。

回線についてはeSIMに対応していればOKで前述のIIJmioやビックカメラのBIC SIMなどが対応します。

楽天モバイルとIIJmioを使って感じたメリットとデメリット

ソフトバンクと電話すると低品質に

1年間利用してみて感じたのは、Rakuten Linkアプリを介して特定の携帯会社と電話した場合に、ひどい通話品質になるということ。

具体的にはソフトバンクの回線でauやdocomoの人と電話するときはクリアに聞こえる。何が原因でソフトバンクと通話した際にこもったような音質になるのかは不明ですが、おそらくYmobileやLINEMOを契約している人との通話もダメでしょう。

どのくらいダメかというと「水中にいるみたいな音が聞こえる」と、何度か友人に言われました。解決策としてソフトバンク系の回線を使っている人とはLINE通話などを利用して会話をしています。

IIJmioの通信品質について

一方、IIJmioのギガプランの品質は前述のそこそこの通信品質の基準を満たしていました。

過去に通信速度を測った結果です。お昼時を除けば快適に通信できていると行っていいでしょう。

楽天モバイルを1年使ってみた感想

良い点

  • 月額料金0円は宝
  • 電話が0円も宝

気になる点

  • 楽天サービスの連続的な変更、改悪
  • リテラシー、手間が必要
  • 通話品質は担保されていない

仕事で多く電話を使う人にとってはおすすめできない

個人的には非常に満足していて、電話番号の保管コストを0にできるだけではなく、電話が無料なのは非常にありがたい。僕の仕事のスタイルだと電話してお金を稼ぐことはあまりなく、最近ではZoomやMicrosoft Teamsを使ったコミュニケーションで問題ないからだ。

ただし、営業等で客先に電話をかける必要がある場合、顧客のケータイキャリアまで選ぶことはできないのだから、通信料金を優先して電話のクオリティが落ちてしまうと信頼に関わる。本来であれば業務用端末などが支給されていることもあると思いますが注意が必要です。

電話がメインツールじゃない人におすすめの契約方式です。

楽天モバイル

公式サイトでみる

料金プランについては変更となる可能せがあるため楽天モバイル公式ページでご確認ください。

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