Ryzen 7 6800U搭載のLenovo Yoga 770(14型 AMD)を解説

2
10975

2022年の大本命と言える2-in-1ノートPCはレノボが販売する Yoga 770かもしれません。

今回は先日購入した、Lenovo Yoga 770のスペック解説をしつつ魅力を語っていきます。

スペック

Lenovo Yoga 770
モニター
  • 14型(2880×1800ドット)90Hz,OLED
CPU
  • AMD Ryzen 7 6800U
iGPU
  • AMD Radeon 680M
メモリ
  • 16GB
SSD
  • 1TB
サイズ(幅×奥行×厚さ)幅約316.66m×奥行き約220.25mm×高さ約17.35mm
バッテリー71Wh
無線通信規格Wi-Fi6E/Bluetooth V5.2対応
充電タイプUSB-C
重量約1.42kg
保証1年間引き取り修理サービス・パーツ保証

 

特徴

動画で見る

Ryzen 7 6800U搭載、オンボードGPUの性能がめっちゃ気になる

AMDのRyzenプロセッサといえば、内蔵GPUの性能が高く、オンボードなのにゲームがプレイできちゃう!という万能型のCPU。最近ではインテルも内蔵GPUに力を入れてきてはいるものの、まだAMDの方が強い。

AMD

Ryzen 7 6800UのオンボードGPUはPS5などにも搭載されているRDNA2グラフィックスアーキテクチャで作られたRadeon 680M。

GPUメモリは既存のモデルと変わらないが、グラフィックス性能が大幅に向上する。

エンコードエンジン搭載でクリエイティブワークも

また、ゲーム性能だけでなく、専用のGPU Radeon RXシリーズのようにエンコードエンジンも搭載しているため、H264,H265のエンコード、デコードに対応。

このPCの最大出力は65Wで、ビジネスワーク、ゲーム、クリエイティブ全てに対応できる性能がある。

限界性能が高くないため、軽視されがちではあるものの、インテル第12世代CPUに搭載されているオンボードGPUよりはおそらく高性能で、動画編集時の弱点も無くなったため、AMD搭載機がおすすめしやすくなった。

2.8K OLEDパネル採用でコスパ最高か

また、性能だけでなく、有機ELを採用した豪華なパネルを装備。

解像度は2880×1800ドット、シネマカラーのDCI-P3カバー率100%で明るさは最大で400nit、リフレッシュレートが90HzとノートPCに搭載されるパネルスペックとしては最高クラスだ。

そして、もちろんこのPCは2-in-1でタッチパネルにも対応しているため、タブレットPCとしても利用可能。

価格は記事執筆時点で税込138,763円。

OLEDパネルは品薄状態が続いていたが、Yoga 770は現在在庫があり、国内で最初にRyzen 6000番台のCPUのみを搭載するノートPCとして販売されたモデルになるので気になる人は検討を。

価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

インターフェース

魅力はまだまだある!

Lenovo Yoga 770はUSB-Cポートを2つ搭載。そのうち一つはThunderbolt 4と同等の転送速度をもつ、USB4で最大40Gbsのデータ転送や、映像出力、USB PowerDeliveryに対応する。

これまでAMDのプロセッサを搭載した製品はThunderbolt 4クラスのインターフェースを搭載してこなかったので、USB-C 3.2 Gen2(10Gbps)までが限界だったが、Yoga 770ではそれを払拭し、高速な転送ポートを搭載している。

インテルCPUを搭載したハイエンドモバイルノートPCと比較すると片方がUSB-C 3.2 Gen2というのが不利な点だが、このUSB-Cについても、DP出力やUSB-PDに対応しているためほとんど気にならないだろう。

ウェブカメラが1080Pに対応

前モデルのYoga 760までは720Pまでの内蔵カメラが搭載されていたが、今回は1080Pまで対応した内蔵カメラが搭載されている。

昨今のテレワーク需要に応えるためだとは思うが、解像度が一段上がればZoomやTeamsで立体感のある映像を相手に届けることができる。カメラを持ち運ぶ手間も省けるためテレワークでも使いやすいノートPCと言えるだろう。

2022年のコスパ最高モデルになる予感

このモデルの気になる点はYogaシリーズであるが故に、まだユーザーに馴染みがない点。

モニター、パフォーマンス、カメラ、インターフェース、どれをとってもグレードの高いものが採用されており、ビジネスワークやクリエイティブワーク、ゲームにも対応できる。

もちろんデスクトップPCや専用のGPUを搭載したモデルと比較すると性能は物足りないかもしれないが、65W出力で動作するためどこでも使えてバッテリーの連続動作時間についての安心感がある。

この辺りはベンチマークで検証してみないとなんともいえないが、インテルCPU単体で動作するノートPCよりもCPU性能以外で圧倒できるかもしれない。

価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

2 コメント

  1. とても参考になりました。
    6/24 現在では『最短 3-4 週間程度(ご決済日起算)で出荷予定』となっていますが、他の選択肢が見つからなかったので注文しました! 納品が待ち遠しいです。

  2. いや、たしかにめちゃくちゃすごいですね、これ。しかもこの価格。
    唯一最大の欠点は、キーボードの配列。
    USキーボード版は併売してないのが残念。
    あるいは、USAレノボあたりで買うか?

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)