OMEN 17 2023年モデルを購入したのでレビューします。
OMEN 17 のスペック
OMEN 17 2023 | |
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モニター | 17.3型(2560×1440ドット)16:9 240Hz |
CPU | Core i7 13700HX |
GPU | GeForceRTX4080(175W) |
メモリ | 16GB(8×2) |
SSD | 1TB(NVMe) |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約397mm×奥行き約262mm×高さ約29.5mm |
無線通信規格 | WIFI6E(802.11ax)、Bluetooth 5.1 |
バッテリー | -Whr |
充電タイプ | 330W ACアダプター |
重量 | 約2.78kg |
保証 | 1 年間のハードウェア保証 |
仕様、詳細は日本HP公式ページで確認できます。
特徴
日本HPが販売するOMEN 17はゲーミングブランドOMENのフラグシップゲーミングノートPCです。
ゲーミングノートPCとしては最大級の筐体サイズとACアダプターで、高性能なGPUチップのパフォーマンスを最大限引き出せるように設計されています。
OMEN 17は全キー独立した光学検出機能付きメカニカルスイッチを採用したUS配列のキーボードを採用しているので、ゲーミングノートPCで本格的にゲームをプレイしたい人におすすめのモデルです。
まずまずなベンチマーク結果
OMEN 17はRTX4080搭載機であるため、重量級のゲームを想定したベンチマークソフト3D MarkTime Spyでは総合得点が最も高く、CPUとGPUが高い水準であることが分かりました。
CPU性能はDell G15やAlienware M18に及ばないため、CPUの性能を重視するならデルのモデルのほうがいいかもしれません。
光学検出機能付きメカニカルスイッチ採用のキーボード
OMEN 17に搭載されているキーボードはUS配列です。
このキーボードは応答速度が0.2msの降格検出機能付きメカニカルスイッチキーボードが採用されています。すべてのキーが同時にキーを押した際に順番に反応するNキーロールオーバーに対応しているため、FPS系のゲームをプレイする方におすすめです。
高性能なのに低価格
OMEN 17は日本HPの週末セールでたびたびセール対象製品になります。
競合他社のRTX4080搭載マシンと比較すると10万円程度安いので、高性能がゲーミングノートPCを検討されている方は日本HPのOMEN 17を検討してみてください。
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価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。
OMEN 17
公式サイトでみるデザイン
PC本体は樹脂素材で作られています。
表面はさらさらとした手触りで指紋が目立ちづらいようなボディです。
サイズは幅約397mm×奥行き約262mm×高さ約29.5mmです。ノートPCとしては最大級のサイズです。
17.3型の底面部の半分程度を使った大きな吸気穴が空いています。内部には大きなファンが2つとヒートパイプがあることがわかります。
330WのACアダプターは1.25kgです。
PC本体は2.8kgですので合わせて4kgオーバーとなります。
モニター
モニターサイズは17.3型です。搭載パネルIPSで視野角は広いです。
解像度はWQHD(2560×1440ドット)を採用しています。
色域
モニターの色域はsRGBカバー率が97.6%でした。
一般的なノートPCと比較して高解像度かつ色域も広いモニターが採用されています。
キーボード
キーボードはUS配列のフルサイズスケールのキーボードです。
電源ボタンが「delete」キーの隣にあります。
押下圧(押し込んだ時の負荷)は65gでデスクトップキーボード用に使われているメカニカルスイッチと同様、メカニカルキーボード独特のうち味を体感できます。またキーのストロークは1.3mmほどと一般的なノートPCよりも浅いため慣れるまで違和感があるかもしれません。
タッチパッドはガラス製の高精度タッチパッドが採用されています。
インターフェース
左側
- DCジャック
- 有線LAN
- USB-A
- MiniDP
- HDMI
- USB-C(Thunderbolt 4)
- オーディオジャック
- SDカードスロット
右側
- USB-A
- USB-A
OMEN 17はRTX4080から出力されるインターフェースをHDMIとMiniDPの2系統を装備しています。
競技性の高いゲームタイトルでゲームをプレイする際、遅延が気になる方はUSB-Cではなく、MiniDPとHDMIを利用することをおすすめします。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。
マルチコア性能は17000ptsシングルコアは1822ptsです。
競合機と比較するとやや不利な結果です。
その分ファンの回転音やCPU温度があがりにくくなっているため、総合的な使い勝手を求めるユーザーにおすすめだと思います。
3DMark Time Spy
最新の重量級ゲームタイトルを想定したベンチマークソフトで、点数が高ければ高いほど高性能とされています。
総合得点は17484点以上で昨年のハイスペックゲーミングPCと同等のパフォーマンスです。
前述のとおり、OMEN 17はCPUのパフォーマンスを出し切るように設計されていないため、CPUパフォーマンスは控えめですが、GPUチップにRTX4080を搭載しているため、そのほかのゲーミングノートPCよりも有利といった結果です。
おそらく他社の最上位と比較するとパフォーマンス的には不利だと思います。
冒頭で紹介した通り、価格的な有利がありますので、ハイエンドパーツで構成されたゲーミングノートPCを安く欲しい人におすすめのモデルということになります。
AAA(超重量)級タイトルの快適性
サイバーパンク2077は超重量級ゲームタイトルです。
WQHD解像度、ウルトラ画質でベンチマーク機能を利用したところ、平均フレームレートは93fpsでした。
また、フルHD解像度のウルトラ画質プリセットで計測した際の平均フレームレートは106.19でした。
やはりCPUの性能がボトルネックになっているようで、パフォーマンスはAlienwareと比較して不利です。
重量級ゲームタイトル
シャドウオブザトゥームレイダーはPCゲームの重量級ゲームタイトルです。
ベンチマーク機能を使ってフルHD解像度、DLSSクオリティ、高画質でフレームレートを計測しました。
こちらはフルHD画質で同様のプリセットで計測したベンチマーク結果です。やはりCPUがボトルネックになっているのか高フレームレートがでていません。
PCの温度とファンの動作音
ファイナルファンタジー15のベンチマークソフトを標準画質に設定し30分間動作させた際のログデータをエクセルにまとめます。
CPU温度の最大は80℃程度になるように設定されているようです。そこまで行くと動作周波数とともに頭打ちでこれ以上パフォーマンスを上げられません。
動作周波数の平均3.0GHz程度です。
この時のフレームレートですが、おおむね166fps程度で動作していました。
高グラフィックゲームで高いフレームレートを狙う必要性はありませんが、より高性能なPCが欲しい人は他社モデル選択する必要がありそうです。
表面の温度
PCの表面温度はベンチマークテスト中で37.1°でした。
ハイエンドゲーミングマシンとしては低音に抑えられています。
ファンの回転音の大きさ
ゲームのプレイ中は非常にうるさいです。
まとめ もう少しパワーが欲しい
ユーザーとPCにストレスを与えない設計は素晴らしいのですが、パフォーマンスを制限しすぎている感じもあり、他社モデルと比較するとパフォーマンスに物足りなさを感じます。
対処法としてはあとからノートPC用のクーラーを利用して改善できそうですが、Alienwareシリーズなどと比較すると基本設計的にパフォーマンスを延ばすのが難しいと思います。
このモデルはクリエイターノートPCとゲーミングノートPC両方の性能を併せ持ったPCなのでどちらも利用したい人におすすめの1台です。
逆にがっつりゲームをやりたい場合は他社モデルのほうがいいかもしれません。
デメリットは以下
- 他社モデルと比較してパフォーマンスがコントロールされていて性能が発揮しづらい
といった点が気になるポイントです。
OMEN 17
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メモリが32GBじゃないのと、エンターキーが小さくて押しにくそうなのが惜しいポイントですね。
ところで、omenシリーズは生産中止したとビッグカメラで聞いたのですが本当なのでしょうか?Victusシリーズと違って、omenは東京ぐらいにしか展示がないですよね。