IdeaPadシリーズは、レノボの廉価グレードに位置するノートPCブランドで、6万円~15万円の価格帯から選択可能です。低価格ながらProシリーズの展開もあり、最新の高性能CPUを搭載するモデルも多く、SNS上でも非常に人気の高いシリーズとなっています。
2025年のノートPCの簡単な選び方
1. 事務作業用ならAMDプロセッサが高コスパ
現在、ノートPC向けのCPUは以下の3社が製造しています:
- Intel: バッテリー持続時間と安定性に優れる。
- AMD: コストパフォーマンスが高く、低価格帯PCに多く採用。
- Qualcomm: 省電力性能に優れたARMアーキテクチャを採用。
特にAMDは、パフォーマンスの高さと価格の安さから、低価格帯ノートPCにおいて徐々にシェアを拡大しています。
6~10万円の売れ筋機種では、コストを抑えながらも旧型モデルをPCメーカーに安価に提供できるため、多くのモデルがAMDプロセッサを採用しています。
クアルコムのCPUはNPU性能が非常に高いのが魅力ですが、互換性の問題で動作しないソフトウェアが未知数です。トラブルを自己解決できる方向けなので注意しましょう。
2. バッテリー持続時間ならIntelを選ぶ
AMDプロセッサは高性能ですが、バッテリー持続時間を重視する場合はIntelプロセッサを選ぶのがおすすめです。
Intelは長年Windows用PC向けにプロセッサを提供しており、以下の点で優れています。
- 効率的な電力管理: バッテリー消費を抑える設計。
- 互換性の高さ: 幅広いソフトウェアと安定した動作。
- 最適化技術: 長時間駆動を実現する電力制御機能。
ビジネス用途や学生向けに設計されたモデルも多く、特に持ち運びを重視する方にはIntel搭載モデルがおすすめです。
画面サイズの決め方
ノートPCの画面サイズは、パフォーマンス・バッテリー持続時間・作業効率をどこに重点を置くかで選び方が変わります。
1. 14型以上なら作業効率が向上
14型以上のノートPCは、据え置き用途としてウェブ閲覧や事務作業に最適です。そのため、ほとんどの方は14型以上を選択するのがよいでしょう。
2. 16型ならさらに快適な作業環境を実現
画面サイズが大きくなることで作業の快適性が向上します。特に持ち運びを考えない場合は、16型のノートPCを選択するのがベストです。
3. サイズアップによる重量増加に注意
画面サイズが大きくなるほど重量も増すため、持ち運びを考える場合は注意が必要です。
- ~1.5kg: 持ち運びに適している。
- 1.5kg以上: 据え置き向けとして最適。
一般的には1.5kg程度までであれば、携帯可能とする人が多いです。
ストレージの選び方
ストレージの容量が不足すると、Windows 11の機能追加やアップデート時に問題が発生する可能性があります。動作の快適さを維持するためにも、以下の基準で選択しましょう。
- 最低512GB: 一般的な作業やオフィス用途に適する。
- 1TB以上: クリエイティブタスク(動画編集、3Dモデリングなど)を行う場合の目安。
メモリの選び方
メモリ(RAM)は、PCの快適性を決める重要なパーツです。2025年現在では、16GBを標準として考えるのが望ましいです。
また、最近のノートPCではメモリの増設ができないモデルも増えているため、購入時にしっかり確認することが重要です。
キーボードの快適性
IdeaPadシリーズは、基本的に日本語配列キーボードを採用しています。高級機種と比べるとキーの押し心地は劣るものの、低価格帯であることを考えると十分な品質です。
キーボードにこだわりたい方は、バックライト付きキーボードやテンキー付きモデルを選ぶのもおすすめです。
インターフェースの選び方
最新のノートPCは、USB-Cでの充電が基本となっています。しかし、USB-Cの機能は搭載されている規格によって異なるため、注意が必要です。
- USB-C(Thunderbolt 4対応): 高速データ転送やマルチディスプレイ出力が可能。
- USB-A: 旧型デバイスとの互換性確保。
- HDMI: 外部モニター接続に必要。
用途別ノートPCのおすすめ
携帯性重視:IdeaPad Slim 5 Light Gen 10
持ち運びの多い学生やビジネスパーソンにおすすめなのが、IdeaPad Slim 5 Light Gen 10です。
- ディスプレイ: 13.3型
- 重量: 1.17kg(軽量設計)
- CPU: Ryzen 5 7535HS(高いGPU性能を持つ)
- 特徴: マルチモニター環境の構築が可能
携帯性の高いノートPCを求めている方は、ぜひ検討してみてください。
家でネットサーフィン・動画視聴なら:IdeaPad Slim 3 Gen 8(15.6型)
ネットサーフィンや動画視聴を快適に楽しみたい方におすすめなのが、IdeaPad Slim 3 Gen 8です。
- ディスプレイ: 15.6型
- CPU: Ryzen 5 7530U(事務作業向けの高コスパモデル)
- メモリ: 16GB(標準搭載)
- 特徴: サラウンドスピーカーを搭載
低価格ながらも快適なエンタメ体験が可能なノートPCです。
3D CAD用:IdeaPad Slim 5 Gen 10
3D CADソフト(Fusion 360など)を使用する方には、IdeaPad Slim 5 Gen 10が最適です。
- CPU: Ryzen 8000シリーズ
- 特徴: Fusion 360の推奨グラフィックス要件を満たす
- 用途: 低価格で3D CAD用のノートPCを探している方におすすめ
CAD作業に適したノートPCを求める方は、ぜひチェックしてみてください。
動画編集向け:IdeaPad Pro 5i Gen 9
プロフェッショナルなクリエイターに最適なモデルが、IdeaPad Pro 5i Gen 8です。
- ディスプレイ: 高精細な有機ELを選択可能
- CPU: 高性能プロセッサを搭載
- 電源: 100%の性能を発揮できる大型電源
- 重量: 1.4kg(持ち運びも検討できる)
動画編集やRAW現像用のノートPCを低価格で購入したい方に最適なモデルです。