IdeaPad Pro 5i Gen 9 を購入したのでレビューします。
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IdeaPad Pro 5i Gen 9のスペック
IdeaPad Pro 5i Gen 9 | |
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モニター | 14型(2880×1800ドット)16:10 |
CPU | Core Ultra 5 125H |
GPU | Intel Arc Graphics |
メモリ | 16GB(オンボード) |
SSD | 512GB(NVMe) |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約312mm×奥行き約221mm×高さ約15.99mm |
無線通信規格 | WIFI6E(802.11ax)、Bluetooth 5.3 |
バッテリー | 84Whr |
充電タイプ | 100W ACアダプター |
重量 | 約1.46kg |
保証 | 1年間のプレミア保証 |
仕様、詳細はIdeaPad Pro 5i Gen 9製品ページで確認できます。
特徴
IdeaPad Pro 5i Gen 9はレノボの人気ノートPCシリーズです。動画レビューではキーボードの打鍵感やスピーカーの音質、カメラの画質を確認できますのでぜひご覧ください!
2024年モデルからは「Slim」ではなく「Pro」という名称に変更されています。
従来モデルのIdeaPad Slim 5i Gen 8から、インターフェースやスペックが大幅に強化され非常に高性能なノートPCに進化しています。
バッテリーの大型化
IdeaPad Pro 5i Gen9は従来モデルからバッテリーサイズを大型化しました。
バッテリーサイズは84Whです。
普段計測しているバッテリーのベンチマークテストの結果を掲載します。
IdeaPad Pro 5i Gen 9は14型のノートPCとしては最もバッテリー連続動作時間の長いノートPCとなりました。この結果は記事執筆時の暫定値ですが、バッテリー連続動作時間を重視するならIdeaPad Pro 5i Gen9はおすすめです。
ラインアップとおすすめ
ビジネスノートPCとして利用するのであれば、カスタマイズベースのCore Ultra 5搭載モデルがおすすめです。
動画編集やゲームも行いたい人はCore Ultra 7+32GB搭載のモデルを選択しましょう。
価格や仕様は変更となる恐れがあるため、製品ページで確認してください。
IdeaPad Pro 5i Gen 9
公式サイトでみるデザイン
天板側はアルミ素材で作られています。
サイズは幅約312mm×奥行き約221mm×高さ約15.99mmです。一般的な14型のサイズでビジネスバッグで持ち運ぶのも簡単です。
底面側もアルミ素材でできています。
重量は実測値で1.45kg程度。
ACアダプターは100Wタイプのものが付属します。
合計で1.8kg程度なので持ち運びはしやすいです。ACアダプタについては社外性のものを利用するとさらに携帯性が良くなると思います。
モニター
モニターサイズは14型です。搭載パネルはIPS駆動方式の液晶パネルです。
解像度は2.8K(2880×1800ドット)を採用しています。
光の映り込みが少ないノングレアタイプなので事務作業用に最適です。
色域
モニターの色域はsRGBカバー率が99.6%。
キャリブレーションツールで確認したところモニターの最大輝度は409nitほどでした。非常に明るいパネルなので日中、明るい場所で作業しても見づらいということはないと思います。
キーボード
キーボードはUS配列を日本語化したキーボードです。
右側にCopilotボタンを搭載しています。
それ以外は従来機のような作りです。キーボード側も金属素材でできているため、押し込んだ際のたわみなどはなく打鍵感は良好です。
インターフェース
左側
- HDMI 2.1
- USB-C(3.2 Gen2)
- USB-C(Thunderbolt 4)
右側
- オーディオジャック
- SDカードスロット
- USB-A(3.2 Gen1)×2
HDMIから映像出力を行ったところ4K60Hzで出力できていたのでHDMI 2.1規格と思われます。
拡張性はビジネスノートPCとして申し分ありません。
SDカードスロットは挿入した際の出っ張りが気になります。規格はUHS-1まで対応します。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。
マルチコア性能は14200ptsシングルコアは1691ptsです。
Core Ultra 5 125Hはインテル第13世代のCore i5 13500Hよりもマルチコア性能が高いです。
ゲーミングノートPC並みのパフォーマンスを薄型のノートPCで発揮できます。Core Ultra 7やCore Ultra 9であればさらに高い性能を期待できるでしょう。
バッテリー動作時はマルチコアが9531pts、シングルコアが1529ptsでした。
バッテリー動作の際でも従来モデルよりもパフォーマンスアップを体感できるため、持ち運び用として検討している方も予算があればCore Ultra 搭載モデルをおすすめしたいです。
3DMark Time Spy
重量級のゲームタイトルを想定したベンチマークソフト、3DMark Time Spyの結果です。
AMDのRyzen Z1 Extremeを搭載しているLegion GoやROG ALLYをしのぐグラフィックスパフォーマンスがあることがわかりました。
Core Ultra 5 125HはGraphicsコアが7コアなので、8コア搭載しているCore Ultra 7やCore Ultra 9搭載機を選択すれば、まだ差は開くと思われます。
PCの温度とファンの動作音
Cinebench R23の10minuteテストでCPU使用率を100%にし、PCの温度を確認します。
コア温度は85℃程度でコントロールされています。
動作周波数の平均が2.8Hz程度です。従来機よりも高く推移しています。
サイレントモードで実行した際は、平均動作周波数が1.2Ghz程度で推移していました。温度は50℃程度です。
動作周波数が高くならなくとも処理能力(IPC)が向上しているため、ベンチマークスコアはインテル第13世代搭載モデルよりも高いです。
表面の温度
インテリジェントクーリングモードで実行した際、PCの表面温度はベンチマークテスト中で36.2℃でした。
IdeaPad Pro 5i Gen 9は標準的な14型のノートPCでありながら、デュアルファン構成になっているため熱がたまりにくくなっているようです。
長時間使用しても問題はないと思います。
ファンの回転音の大きさ
インテリジェントクーリング
43.4db程度です。ファンの回転音はしっかり聞こえます。不快感はそこまでありません。
サイレントモード
37.8dbほどです。
耳をすませばファンの回転音が聞こえる程度です。携帯時はサイレントモードを推奨します。
まとめ 順当にスペックアップし2024年もコスパ最高クラス
IdeaPad Pro 5i Gen 9はCore Ultraを搭載し、インターフェースを強化しているため順当にスペックアップしました。
でっぱったSDカードスロットがやや気になるものの、バランスに優れビジネス・クリエイティブどちらにもおすすめできます。
やや細かいポイントで突っ込みを入れるとするのであれば、2242のショートタイプのSSDを搭載しているため、連続したデータのやり取りを行うクリエイターの方はUSB-Cを経由させて外付けストレージで作業したほうが良いかもしれません。
また、軽量化・高速化・小型化のためにメモリがロジックボードに直付けされています。これにより後からメモリ増設ができません。クリエイティブタスクを行う可能性のある方は32GBを選択してもよいでしょう。
デメリットは下記
- SDカードスロットのでっぱり
- US配列から変更されたキーボード
といった点が気になるポイントです。いずれも大きなデメリットには感じませんが、重視したい方はよく検討してから購入しましょう。
IdeaPad Pro 5i Gen 9
公式サイトでみるレノボの評判を確認する(YouTube動画が再生されます)