【全シリーズレビュー済み】DAIVパソコンの選び方とおすすめデスクトップとノートまとめて解説

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マウスコンピューターのDAIVブランドは「クリエイター向け」として打ち出しておりますが、やはり用途によっておすすめのパソコンは変わってきます。

具体的に記載すると、動画編集でCPUのパフォーマンスは大切だといわれるけど、実際に性能が違うと動画の書き出しにどれくらいの”差”が生まれるのか。

とか

RAW現像は、液晶ディスプレイが大切といわれるけど、どんな性能を持っている必要があるのか

など、用途別でまとめていきますので。

この記事を読むとわかること

  • 自分に合った適切なDAIVを選べる
  • デスクトップPCとノートPCの強みと弱みを理解できる。
  • 全シリーズレビューしている僕のおすすめがわかる。

気になる項目があれば目次を利用して読んでいただければと思います。僕はMouse Proを除いてマウスコンピューターの全シリーズをレビューしているので製品の特性などは詳しいと思います。

また、おすすめポイントや特徴など、マウスコンピューターの製品部担当者に直接取材してきたのでこちらの動画も是非ご覧ください。

RAW現像におすすめなスペックを解説

さて、RAW現像で最も使われるソフトウェアといえばAdobe lightroom Classic CCでたくさんのRAWデータを一括で処理し、膨大な撮影データのなかから「コレだ!」と思ったものをピックアップするわけですが、その際に用いられるパソコンのパーツは以下のもの。

  • CPU
  • メモリ
  • グラフィックボード
  • 液晶ディスプレイ

ノートPCの実際の書き出し時間

Adobe lightroom Classic CCにて、α7ⅡのRAWデータ(6000×4000,1枚あたり24M)を100枚書き出し。

設定は、

  • 画質60
  • 解像度240pixcel
  • カラースペースsRGB

と、Adobe lightroom Classicプリセットのままです。

最新モデル11台を表にまとめるとおすすめの性能が見えてきます。

ちなみにDAIVシリーズだけでなく、他社製品やG-Tuneブランドmouseブランドの計測結果も載せてあります。

型番CPUメモリGPU書き出し時間
DGZ530Core i7 9700K32GBRTX20701分24秒
NG7630Core i7 9700K32GBGTX10801分26秒
i7920Core i7 8750H16GBGTX1060(6GB)1分47秒
Pavilion Gaming 15Core i7 8750H16GBGTX10502分1秒
R500Core i7 8565U16GBMX1502分37秒
Spectre 13 x360Core i7 8565U16GBintel UHD Graphics2分41秒
B508HCore i7 8565U8GBintel UHD Graphics6204分22秒
B400HCore i7 8550U8GBintel UHD Graphics6204分17秒
B401H
Core i5 8265U 8GB
intel UHD Graphics6204分58秒
Pavilion csCore i5 8250U8GBintel UHD Graphics6204分52秒
B507ECeleron N41004GBintel UHD Graphics60012分49秒

上記表が、実際の計測結果です。型番は各PCのレビュー記事にリンクされています。

ここからわかることをまとめます。

CPU性能について

CPUの末尾解説

  • 『K』→デスクトップ用上位モデル
  • 『H』→ノート用上位モデル
  • 『U』→ノート用低電圧モデル
  • Celeron→廉価モデル

今回わかりやすくノート用CPUの差で必要な性能を紹介します。

まず、CPUですが、Pavilion Gaming15とm-Book R500はメモリー容量は同じですが、CPUがCore i7 8750Hと Core i5 8565Uの違いがあります。

Core i7 8750Hの方がパフォーマンスは高いため、CPUのパフォーマンスはRAW現像に有効です。

性能の高いモデルを選びましょう。

メモリ性能

メモリの性能は、Spectre x360m-Book B508Hはともに同じCPUですが、メモリの差によって100枚の書き出しに差が生まれています。このことから、RAW現像にはメモリーは多ければ多いほど処理が早くなるということがわかります。

メモリの量はRAW現像のスピードに直結します。

僕が行っている検証は、特に補正などをかけていない状態で行っているため、実際にRAWデータの補正を行えば差はさらに開くでしょう。

グラフィックボード

実はグラフィックボードの性能はRAW現像にそれほど影響がありません。

m-Book R500は専用のグラフィックボードMX150を搭載していますが、Spectre X360は搭載しておらずオンボードチップセットとなっています。

にもかかわらずほとんど処理時間に差がでないようになっているのはRAW現像処理においてほとんどグラフィックボードのパワーが使われていないことを示します。

もちろん10bitカラーで出力したいなどという場合はQuadro搭載機を購入する必要がありますが、階調差は目視確認できないため本当にプロフェッショナルな場に出展するわけでないのであればコスパが悪くなります。

ちなみに、G-Tune i7920とPavilion Gamin15で差が開いているようにも見えますが、これはマウスコンピューターの企業努力でCPUのポテンシャルを出し切っている設計だから若干の差が生まれています。

RAW現像における優先順位の高さ

  1. メモリ
  2. CPU
  3. GPU

となります。

え?CPUは2番手なの?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、基本的にDAIVに搭載されいてるCPUはノートPCにしろデスクトップPCにしろデスクトップ用のCPUを搭載していたり、Core i7 8750Hなどのハイパフォーマンスモデルを搭載しているため、むしろCPUは選ぶ必要がありません。(どれを選んでも高性能なCPUが組み込まれている)

どちらかといえば、RAW現像を目的とした場合、自分で見るべき要素は”メモリ”と”液晶ディスプレイ”です。

液晶ディスプレイ

液晶ディスプレイははAdobe RGB基準のものを選びましょう。理由は様々ありますが、僕がCPプラス2019のBenQブースで聞いてきたことは下記のとおりです。

写真データが持っている色域はAdobe sRGB基準を大幅に超える

まず、このスライドは非常にわかりやすいです。

夜景を撮影したデータの色(R・G・B)をガモット図(色空間)に落とし込むと上記画像右側のように、sRGBを超えたデータがRAWデータの中に格納されているとのこと。

RAW現像は、RAWデータ、つまり写真の生のデータの信号を撮影者の希望で赤みを出したり明るくしたり暗くしたりと調整を加えていくものですが、調整を加えたい色が見えていないということはRAWデータの強みを活かしきれないということです。

最終的にはsRGB規格に落ち着くものの、細かい色の違いをsRGBモニターではおいきれないので出来上がる写真に”差”が生まれてしまう。

ということ、できるだけ広い色域を持ったノートPCを選ぶ必要があります。

RAW現像におすすめのDAIV PC

ノートPC

DAIV-NG5500U2-M2SH5

  • 液晶15.6インチ
  • CPU:Core i7 8700
  • GPU:GeForce GTX1050
  • メモリ:32GB
  • SSD512GB
  • HDD:2TB
  • 価格:18万円台
公式サイトで確認 レビューをみる

DAIV NG5500シリーズは、Adobe RGB比98%の広い色域をもつ液晶ディスプレイを搭載しています。

ノートPCであるため、キャリブレーションツールも一緒に購入すればとりあえずこれだけで正確な色を観ながらRAW現像ができます。

DAIV-NG7510S2-M2SH2

  • 画面の大きさ:17.3インチ4K
  • CPU:Core i7 8750H
  • メモリ:32GB
  • SSD256GB
  • GeForce GTX1070
  • 価格:26万円台~
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Adobe RGB比100%の色域をもちつつ4K液晶ディスプレイを搭載したモデルです。価格はやや高めですが、同じ性能を持つ液晶ディスプレイを購入しようとするとモニターだけで10万円してしまうので、コスパは良いです。

デスクトップ

DAIV-DGZ530E2-SH2-CS

  • 本体の大きさ:ミドルタワー
  • CPU:Core i5 9400F
  • メモリ:32GB
  • SSD:240GB
  • HDD:2TB
  • GeForce GTX1050
  • 価格:12万円台~
公式サイトで確認 レビューをみる

第9世代のCPU Core i5 9400F、メモリ32GB,HDDに2TBといったコンテンツ制作者の入門機のような構成。

液晶ディスプレイは搭載していないため、別途購入する必要がありますが僕のおすすめは下記モデル。

BenQ SW240を別途購入することをおすすめします。

BenQは台湾メーカーでもともとプロジェクターを専門としていた会社。ベンチマーク(液晶ディスプレイのクオリティ)はDELLを基準としており、グローバルに展開するディスプレイメーカーの長。

マウスコンピューターでカスタムできるRAW現像に適したEIZOモニターのクオリティは確かに高いのですが、価格も高い。BenQモニターなら40%オフでほぼ同等のスペックを手に入れることができるため、SW240がおすすめです。

 

BenQ SW240

  • 液晶サイズ:24.1インチ
  • Adobe RGB カバー率99%
  • 解像度:WUXGA(1920×1200ドット)
  • アスペクト比16:10
  • ハードウェアキャリブレーション対応
  • 小売価格:49,800円
販売サイトで確認

RAW現像用のDAIVはノートPCとデスクトップPCはどちらがいいの?

価格備考
DAIV-NG5500U2-M2SH5184,800円デスクトップCPU
DAIV-NG7510S2-M2SH2269,800円4K液晶
DAIV-DGZ530E2-SH2-CS+モニター179,600円モニターセット価格

コスパ

僕のおすすめのBenQモニターとセットでデスクトップのDAIV-DGZ530E2-SH2-CSを購入するのが最もコストパフォーマンスが高い。(モニターはAmazonで47000円程度なのでかなり安く抑えられます。)

とはいえ、設置面積の関係や、そもそもノートPCを希望している場合は、DAIV-NG5500U2-M2SH5となるでしょう。

性能

ちなみに先ほどちらっと紹介しましたが、マウスコンピューターのノートパソコンは”ノートPCだから性能が低い”ということはなく、デスクトップ級のパフォーマンスを発揮できることは実機で確認しています。

  • コスパで選ぶならデスクトップを選びましょう。
  • 携帯性、省スペースで選ぶならノートをといった感じで選べば大丈夫でしょう。

動画編集におすすめのスペックを紹介

動画のレンダリング性能の実機検証データ

プロ向け動画編集ソフトVegas Pro 15にて5分程度に編集されたテロップ、アニメーションありの実際にYouTubeに僕が投稿した元データの書き出しスピードを計測します。(インターネットHD1080p 59fps)

過去、計測したデータ7台分を用意しました。

機種CPUメモリGPUCPU単体処理NVENC(GPUエンコード)
DGZ530Core i7 9700K
32GBRTX207011分10秒6分31秒
NG7630Core i7 9700K32GBGTX108011分21秒6分33秒
i1630Core i7 8700K
32GBRTX208011分7秒6分56秒
Pavlion 790Core i7 870016GBGTX107013分25秒7分37秒
DGX750Core i7 7820X32GBGTX106010分24秒※8分00秒
I7920Core i7 8750H16GBGTX106013分51秒8分23秒
B508HCore i7 8565U8GBintel UHD62028分16秒12分41秒

機種名のリンクは各機種のレビュー記事につながっています。

CPU性能

動画編集用データの書き出し速度はCPUとグラフィックボードの依存度がかなり高いです。

最低でもCore i7 9700K、あるいはCore i7 8700以上搭載モデルが望ましいです。

※DGX750だけCore i7 7820X(インテル最上級)なのでCPU単体ではトップです。動画の書き出しもやはり基準となるのはCPUパワー。ただ、NVENCというGPUがアシストしてくれる機能を使うとグッと早くなります。

グラフィックボード性能

上記に記載した通り、CPUアシストや、”動画編集時”のアシストが強力なので、最低でもGTX1060やRTX2060程度の性能があった方が便利です。

5分程度の動画でのズレがこれだけあるため、動画編集を行うのであればできる限りハイパワーのモデルの購入をお勧めします。

メモリー性能

どちらかといえば、動画編集時に必要になるメモリーですが、32GBモデルがおすすめです。

“動画編集”は動画編集だけでなく画像の編集も同時並行で行う可能性が非常に高いからです。

上記動画では、メモリを16GBから48GBに増設し、その効果を検証していますので、メモリ選びの参考にしてください。

個人的なオススメのスペック

上記計測結果はメーカー借りた実機で計測していますが、自分でそろえるとなるとRAW現像モデルよりもお金がかかる可能性があります。

個人的なおすすめは

  • CPU Core i7 8750H以上
  • GPU GTX1060以上
  • メモリ 16GB以上

動画編集におすすめなDAIV

ノートPC

DAIV-NG5500H1-S2

  • 液晶15.6インチ
  • CPU:Core i7 8700
  • GPU:GeForce GTX1050
  • メモリ:16GB
  • SSD512GB
  • HDD:2TB
  • 価格:14万円台
公式サイトで確認 レビューをみる

RAW現像でも紹介しましたが、広色域ディスプレイ+デスクトップCPUなのでNG5500シリーズは汎用性が高いです。

デスクトップPC

DAIV-DGZ530S3-SH2-VR

  • 本体の大きさ:ミドルタワー
  • CPU:Core i5 9400F
  • メモリ:16GB
  • SSD:240GB
  • HDD:2TB
  • GPU:RTX2060
  • 価格:16万円台~
公式サイトで確認 レビューをみる

セットでおすすめな液晶モニター

ハードウェアキャリブレーションに対応したWQHD解像度を持つ広色域モニターです。

BenQ PV270

  • 液晶サイズ:27インチ
  • Adobe RGB カバー率99%
  • 解像度:WQHD(2560×1440ドット)
  • ハードウェアキャリブレーション対応
  • 小売価格:106,000円
販売サイトで確認

予算オーバーしてしまった場合

最安値モデルを買ってメモリーやHDDをカスタマイズする

基本的にDAIVのノートPCは筐体が厚く、ネジも外しやすいため、自分でメモリーの増設やHDDの増設が可能になっています。

また、デスクトップPCも拡張性が高い目自分で増設するのが簡単にできます。

PCパーツは2019年に差し掛かり安くなっているため、Amazonなどで購入すると安くあげられる可能性があります。

mouseブランドも検討

mouseブランドのパソコンのなかにもデスクトップCPUを搭載しているモデルがあります。

m-Book Gシリーズというモデルです。Gシリーズの弱点は色域が狭く視野角も狭いTNパネルを使った点が弱点なのですが、安価に手に入れられるというメリットがあります。

液晶ディスプレイを別で購入すると割り切っているのであれば、Gシリーズの検討もありでしょう。

マウスコンピューターのジャックスローンを検討するのものあり

マウスコンピューターでは、2019年3月4日~2019年3月29日までの間48回金利手数料無料キャンペーンを行っています。

先ほどBenQモニターを紹介しましたが、セットで購入できるEIZOのハイエンドモニターも分割購入が可能なため選択肢が広がります。

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2 コメント

  1. 記事を見ました。

    NG4500は、魅力的です。
    ただ、15.6型も考えています。

    5720は、重さが気になります。
    G-tune 5320は、いかがでしょうか。

    お教えいただけましたら、幸いです。

コメントをいただけると喜びますヽ(`▽´)/

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