DAIV-NG4300レビュー1kgのクリエイター向け軽量ノートPC

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2019年はWindows7からの入れ替えに伴い、各社猛烈な勢いで製品を展開しているのですが、そのなかでひときわ輝くのが、我らが国内メーカーマウスコンピューター。

僕が特に注目しているのは、マグネシウム合金を採用した軽量1kgノートPC。

マグネシウム合金は、Microsoftが発売するSurfaceシリーズにも採用されている、剛性の高い素材で、アルミニウムよりも強く、軽いと評判。

中でも、同社がDAIVブランドから発売する『DAIV-NG4300』はとても贅沢で、専用のグラフィックスを搭載しながら重量はメーカー公称値で1kg程度と、外資系大手に負けないパワーウェイトを実現しています。

今回、マウスコンピューターより一番グレードの高いモデルをお借りしたので、この製品の強みと弱みを紹介したいと思います。

DAIV-NG4300シリーズの特徴

動画で確認する

20分弱と長くなっておりますが、おすすめポイントデメリットを解説しています。是非参考にしてください。チャンネル登録もお待ちしております。

DAIV-NG4300シリーズは剛性の高いマグネシウム合金を採用することで、他社よりも軽量かつ安価に仕上げた点が評価できます。

全4種のラインナップそのすべてがお買い得

製品ラインナップとおすすめ
型番NG4300E1-S2NG4300S1-S5NG4300H1-M2S5NG4300U1-M2S10
おすすめ
CPUCore i7 8565UCore i7 8565UCore i7 8565UCore i7 8565U
GPUMX250MX250MX250MX250
メモリ8GB8GB16GB16GB

DAIV-NG4300シリーズはラインナップが4種あり、廉価モデル『DAIV-NG4300E1-S2』が、メモリ8GB、SSD256GBとモバイルで利用するのに、十分な性能を有しています。なかでもおすすめなのが、最上位に位置する『DAIV-NG4300U1-M2S10』で、Samsung製の高性能SSDPM981、1TBを採用している点。お得だからこれを買ったほうがいい

ワンランク下のNG4300H1-M2S5にはMicrosoft Officeセットモデルも用意されているため、事務作業用にOfficeが必要だという方はこちらがおすすめです。

外資系メーカー大手よりもコスパが高い

似たようなスペックでASUSがZenBook 14UX433FNを販売していますが、比較すると下記の通り。

DAIV-NG4300U1-M2S10とZenBook14UX433FN-8565の比較
機種DAIV-NG4300U1-M2S10ZenBook14UX433FN-8565
モニター14インチフルHD14インチフルHD
CPUCore i7 8565UCore i7 8565U
GPUGeForceMX250GeForce MX150
メモリ16GB16GB
SSD1TB512GB
バッテリー約14.7時間約12時間
サイズ320.2×214.5×17.5mm319×199×15.9mm
重量約1.13kg約1.25kg
価格159,800円159,500円

パッと見ただけでも、NG4300のほうがスペックで圧倒しているのがわかります。ZenBookのほうがコンパクトにもかかわらず、重量があるのは、先に説明した、マグネシウム合金とアルミの差です。

驚異的なバッテリー持ち連続駆動時間はトップクラス

バッテリーの連続駆動時間をテストする『PCMark8』というソフトウェアがあります。

PCMark8は連続的に高負荷な処理をさせ続けるソフトウェアで、メーカー公称値(JEITA2.0規格)の14.7時間よりも短くなりますが、信頼性があります。

ちなみに上記画像の7時間16分というのはモバイルノートPCのなかでも比較的に長い連続駆動時間です。

PCMark8 Workの連続駆動時間比較
DAIV-NG43007時間16分

モバイル性能の高いノートPCだということがわかりました。

DAIV-NG4300シリーズは競合する国内メーカーと比較してもぶっちぎりのコストパフォーマンスを誇り、最軽量でないければダメとか、を使用していないPCはダメとか特殊な嗜好がない限りこのノートPCをおすすめする。

マウスコンピューターの強みである、『価格が安くてハイパワー』を地で行く製品。

あとはパフォーマンスや耐久性が良ければOKだと思っていまして、それを検証していきます。

DAIV NG4300シリーズ|持ち運びできるクリエイター向けノート

公式サイトで確認

なお、価格や仕様は記事執筆時のもので変更となる恐れがあるため、必ず公式ページで確認をお願いします。

クリエイティブ性能を検証

マウスコンピューターの『DAIV』ブランドはクリエイターによるクリエイターのためのPCです。

となれば、モバイルに強いだけじゃだめで、実用的なパフォーマンスが発揮できてこそ。DAIV-NG4300シリーズに搭載されているCPU『Core i7 8565U』はモバイル用CPUとして最上位クラスなので、疑う余地ははみじんもないのですが、他社ノートPCと比較してどうなのかといった点はとても重要。

Adobe lightroom Classic CCによるRAW現像

Adobe lightroomClassic CCにて、Adobe Lightroom Classicにて、α7Ⅱで撮影したRAWファイル(1枚あたり24Mb)を100枚JPEGに書き出しするスピードを計測したところ3分2秒でした。

  • 画像形式JPEG
  • カラースペースsRGB
  • 画質60
  • メタ情報『すべてのメタデータ』人物情報の削除、場所情報を削除
DAIV-NG4300U1-M2S10で100枚の写真をRAW現像
ハイパフォーマンス時3分2秒
パワーセービング時4分0秒

同クラスの他社モデルと比較した際は下記の通り。

他社同スペックモデルと比較
ThinkPad X2802分51秒
Spectre x360 132分41秒
DAIV-NG43003分2秒

RAW現像においては、他社ノートPCよりも若干不利な結果となりました。

この数字をどらえるか、ですが、大幅にパフォーマンスを損なっているわけではないため、個人的には許容できる範囲だと思います。

ここからRAW現像の作業時間を短縮するためには、CPUを据え置きタイプのものに交換するか、メモリを32GBに増やすかという感じですが、軽量性が著しく損なわれるため、この点は妥協も必要です。(といっても上記で挙げているモバイルノートPCは5年前のデスクトップPCを凌ぐ性能ですよ)

Adobe Photoshop CCの快適性

AdobeのPhotoshopはクリエイターだけでなく、写真のレタッチやイラスト制作などにも利用されます。

Puget System社のPhotoshop用のベンチマークソフトを利用し、他社のノートPCと比較します。

NG4300のPhotoshopの快適性
機種NG4300NG4300U1-M2S10ThinkPadX280
CPUCore i7 8565UCore i7 8550U
GPUMX250UHD620
メモリ16GB16GB
総合スコア634/1000556/1000
一般処理スコア54.547.6
フィルタースコア65.857.1
GPUスコア57.547.9
Photomerge(写真結合)スコア76.868.8

CPUが高性能ということもあるでしょうが、ビジネス向けノートPCで定評のあるThinkPad X280に全体的に差を付けました。

「このスコアがなに?」という話をもう少しわかりやすくするために、クリエイター向けのハイパフォーマンスノートPCと僕の自作PCと比較しました。

Adobe Photoshop CC Benchmark総合スコアを比較
Core i7 8750H メモリ32GB GTX1050(4GB)
732 
Core i9 8950HK メモリ16GB GTX1050Ti
709
Ryzen 7 2700X メモリ16GB GTX1060(6GB)
760
Core i7 8565U メモリ16GB MX250(レビュー機)
634
Core i7 8550U メモリ16GB intel UHD620
556

「フォトショップが快適だ!」と感じるのは、デスクトップCPUかゲーミングノートPCなどに搭載される、Core i7 8750Hなどの上位CPUです。

しかし、DAIV-NG4300に搭載されているCPUはよくチューンされているようで、瞬間的なパフォーマンスが既存のノートPCよりも高く、あと一歩でデスクトップPCや据え置き型のクリエイター向けノートPCに追いつくといった感じ。

モバイルメインのノートPCとしてはかなり高いスコアです。例えば、『Core i9 8950HK』とついているものは、ノート用の最高ランクのノートPCで、高級ノートPC『Macbook Pro 15』などにも採用されています。

数字上でも体感上でもPhotoshopの快適性は、高額な専用ノートPCとほぼ変わりません。

実際に自分でもレタッチ処理を何度か行ってみましたが、全く遅いと感じることはなく、驚きました。

Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

過去、実際に僕がYouTubeにアップロードしたこのとある、アニメーションありのフルHD画質、テロップ、アニメーションありの動画の元データを使い書き出しを実行しました。

書き出し条件は下記の通り

  • H264
  • YouTube 1080P
  • 動画の尺を5分に設定し書き出し
NG4300の動画の書き出し時間
ソフトウェア8分58秒
CUDA6分38秒

書き出し時間は、モバイル用ノートPCとしては速いほうで、フルHD画質のYouTube動画はできる。

専用GPUのおかげか、動画編集中のプレビュー表示が滑らかで普通に使えるレベルです。

クリエイティブ性能は市場モデルの中間

DAIV-NG4300U1-M2S10は市場で販売されている、『クリエイター向けノートPC』としては中間クラスの性能があると思います。

もちろん4K動画の編集や、長尺ものの編集、快適性を求めるならば、据え置きタイプが必要ですが、とりあえず動画編集にチャレンジしてみたい、出先で編集データを作りたいなどの用途には適すると思いますよ。

また、RAW現像におけるパフォーマンスも”モバイル用”として考えたら優秀で、趣味で「写真編集をしたい」という方なら余裕のあるパフォーマンスです。

モバイル性能

ノートPCでは、1kg以下の超軽量モデルも存在していますが、一般の人が購入している中で多いのは、1kg~1.5kg程度のモデルです。

下記に、実際の測定結果と他社モデルと比較したモバイル性能を記載します。

DAIV NG4300と他社モデルとの比較
機種DAIV-NG4300ThinkPad X280Spectre x360 13Zen Book 13
メーカーマウスコンピューターLenovoHPASUS
液晶14インチ12.5インチ13.3インチ13.3インチ
サイズ320.2×214.5×17.5307.7×209.8×17.4308×217×14.3311×213.75×12.9
重量1082g1130g1284g1104g

上記はメーカー公称値ではなく、僕が計測した実測値です。

比較してみると、DAIV-NG4300のモバイル性能が高いことがわかります。

14インチなのでサイズは一番大きいのですが、重量が1kg程度しかなく外資系メーカーの売れ筋と比較すると最軽量です。

『サイズが大きいのに軽い』は、マグネシウム合金だからできることです。アルミ素材のノートPCよりも圧倒的に使い勝手がいい。

サイズはA4クリアファイルと同程度

DAIV-NG4300はA4サイズのクリアファイルと同程度の大きさしかなく、文字通り、ノートを持ち運びできるカバンであれば、収納可能なノートPCです。

ノートPCは重量が1kg程度ですと、写真のように指の先で持っても容易に持てます。

最軽量クラスではないが、モバイル性能は高い

日本国内大手の富士通やNEC、VAIOが、1kg以下の最軽量を製造しているため、それらモデルと比較するとやや見劣りするかもしれませんが、費用対効果で考えるとDAIV-NG4300は驚異的で、モビリティとパフォーマンス、ローコストなモデルと自信を持って言えます。

液晶モニターの品質

ナローベゼルデザイン採用でコンパクト

DAIV-NG4300に搭載されている、液晶パネルはInnoluxというフォックスコングループが製造す高視野角のIPSパネルを採用していました。

DAIV-NG4300の色域
sRGB比98.2%
sRGBカバー率97.4%

 

搭載される液晶パネルは変更となる恐れがありますが、DAIV-NG4300に搭載される液晶パネルのsRGBカバー率が実測値97.4%は市販のノートPCのなかでもかなりに高品質な液晶モニターです。

ウェブコンテンツの制作や写真の編集に適しています。

ガンマカーブは青が強めにでていますが、軽度のものです。キャリブレーションツールでソフトウェアキャリブレーションを使えば、正しい色を表示できるでしょう。

本体デザイン

DAIV-NG4300はデザインも秀逸で、グレーカラーの配色にフラットなデザインを採用。

やや柔らかみを感じられ、スマートな印象です。

キーボード側も配色は統一されており、シンプルなデザインを好む人に最適です。

本体の厚さはスマートフォンを二台重ねた程度。非常に薄く作られています。

フラットデザインではあるのですが、ユーザビリティも考えられていて、本体開閉部は切り欠きがあります。

この窪みに指をさっと挟むことでスムースな開閉が可能。

液晶モニターの厚さはスマートフォンよりも薄いです。

底面は、少しでも熱を逃がすために、ゴム足で空洞が作られるよう設計されています。

インターフェース

右側面

右側面には、

  • USB 3.0 Type-C
  • USB 3.0
  • HDMI
  • DCジャック

となっています。

左側面

左側面は

  • ケンジントンロック
  • LAN端子
  • USB 2.0
  • USB 3.0

となっています。

SDカードスロットがないのが残念、せめてmicroSDカードは搭載していてもよかったかなと思います。

または、thunderbolt 3に対応したUSBがあれば、弱点とはなりませんでしたが、この点は個人的に少し残念でした。

キーボードの使いやすさ

DAIV-NG4300はテンキー非搭載ながら、フルサイズスケールのキーボードです。

適切なキーの大きさと配置。

Ctrlキー、Shiftキー、Spaceキー矢印キーが大きめに作られているので作業はしやすいと思います。

キーストロークは実測値で1.5mmでした。

「やや浅いかな?」と感じるものの、打ち辛いということはなく、「パチパチ」と打鍵できます。

筐体がしっかり作られているので強めにタイプする方でも安心です。

また、上記画像のように日本語小さめ、英字大きめなので見た目がオシャレで配置がわかりやすいです。個人的なお気に入りポイント。

タッチパッドの操作性

タッチパッドは横長にスペースが設けられており、操作性はかなり高いです。

成人男性が指を4本置いてもまだ余分があり、マウスカーソルを画面の端から端まで移動するのがとても簡単でした。

そしてなにより、このタッチパッドのクリック感が非常に素晴らしく、Macbook Airに近い、ちょうどよい感じなんです。

ちょっと今までのマウスコンピューターでは考えられない完成度の高さ。

ベンチマーク結果

Cinebench R20

CPUのパフォーマンスを測定するCinebench R20では上記のような結果に。パフォーマンス時のものですが、パフォーマンスは高いと思います。

ファイナルファンタジー14

大人気MMORPGのファイナルファンタジー14のベンチマーク結果です。

フルHD画質であれば快適にプレイが可能です。

とはいえ、GeForce MX250のパフォーマンスでは、最適化されたMMORPGのプレイがやっと可能というレベルで本格的にゲームのプレイをするのに適していません。あくまでクリエイティブな作業を補ってくれるものとして考えたほうが良いでしょう。

Crystal Disk Mark

搭載されているたM.2SSDは『Samsung PM981』でした。

PM981はバルク品(部品単体)として販売されているM.2SSDですが、市場で最も評価の高い、「970 PRO」「970 EVO」と同じ仕組みで動作するコントローラーを採用しており、パフォーマンスと耐久性が高いです。

中華性の粗悪なSSDは、動画の書き出しやRAW現像など、連続で行うと、読み書きのスピードが低下してしまうのですが、Samsung製のSSDは耐久性が高く長寿命と評判です。(ちなみにマウスコンピューターで粗悪なSSDが搭載されていたことは僕の知っている限りではない。)

PM981の平均故障間隔は150万時間で、これは24時間パソコンをつけっぱなしにしたとして62500日間に相当します。(つまり、理論上SSDの平均寿命を迎える前に先にパソコンの別のパーツが壊れる)

DAIV-NG4300は『NG4300U1-M2S10』(最上位モデル)のみ内部のSSDをマウスコンピューターが公表しており、その理由としては上記のように、高速の読み書きと、高耐久性を併せ持つトップクラスのSSDだからです。

クリエイティブな作業を行う方は最上位モデルの『NG4300U1-M2S10』を選んだほうが賢い。これは絶対。

耐久性

ゲームソフトのベンチマークテストは高負荷の状態が続くため、30分間のストレステストを行いました。実際のパフォーマンスとクロック周波数の挙動を確認しましょう。

潜在的なパフォーマンス

CPU温度が最高で90℃をマークしましたが、そこからファンが全開で回り、それ以上温度が上がることはありませんでした。

クロック周波数に4.5Ghzまできっちり回っているため、性能を出し切れているといえます。

ベンチマーク時の表面温度

キーボードの中心部は39.3℃でした。普通に触る分にはほんのり温かいと感じる程度。

CPUが格納されている付近の温度は48.1℃。

最も高温の個所は50℃付近でした。全開駆動時パソコンのキーボード部は非常に熱くなりますので、注意しましょう。

本体底面で最も高温になる箇所は61℃でした。

マグネシウム合金は熱伝導率がアルミニウム合金ほどではないものの、本体表面まできっちり伝わっていました。ピーク時の温度は低温やけどの恐れもあるため、長時間触れ続けるのはやめたほうが良いでしょう。

ピーク時とは、動画の書き出し時や、ゲームのプレイをした際など、重たい作業のことを指します。

駆動音

上記と同様、ベンチマークソフトを連続で動かして、ファンが全開で回っている際の駆動音をチェックしました。

約30cmからノートPCから離れたところから計測して、50db程度。

パソコンの動作音としては、許容できるのですが、小径のファンが全開で回り、風切り音がとても気になりました。

恐らく気になる人は不快だと感じるはずです。個人的にも毎時この音が鳴っていたらちょっと不安になります。

ファンの音がうるさい時の対処法

コントロールセンター(付属アプリ)のシステムダッシュボードで『オフィスモード』を選択。

あるいは、ファン設定で静音モードを利用することで、対策できます。

これにより、パフォーマンスは低下しますが、35db程度まで抑えられる+不快な音がかなり軽減されます。僕はほとんど気になりませんでした。

DAIV-NG4300の評価とまとめ

DAIV-NG4300の評価
価格安い、圧倒的に安い
性能他社よりも高性能
携帯性1kg弱で最高
液晶広色域かつ正確な色、パネルの品質も良いと思います。
デザインフラットかつスマート。外に持ち運びたくなるデザイン。

 

モバイルノートPCとしての完成度は非常に高い

メリット

  • 高色域で正確な色が表示できる
  • CPUのパフォーマンスを100%発揮している
  • 1kg強で軽くどこでも持ち運べる
  • 剛性の強いマグネシウム合金で安心
  • ロングランバッテリー
  • キーボードが打ちやすい
  • シンプルかつスマートなデザイン

個人的な感想として、DAIV-NG4300の完成度は非常に高いと思います。高品質なパーツを採用しているし、それを100%発揮できる設計で、単純なパフォーマンスが高いので驚きました。

また、価格比較すると外資系メーカーよりも安く、クリエイティブな作業を全くしない人にも十分におすすめできるマウスコンピューター史上最高クラスのモバイルノートPCです。

ただ、完成度が高いがゆえに気になった点も多いです。

気になった点

弱点という弱点は細かい点となるのですが、僕か感じた気になった点は下記の通り。

  • DCジャックが右側についている
  • PD対応のUSB Type-Cでの充電に対応してほしかった
  • thunderbolt 3かmicroSDカードスロットが欲しかった。

DCジャックが右側についているとコードが邪魔問題

電源が右側にあるということは、コードが右側に飛び出してくるため、据え置きで使う場合右利きの人は気になると思います。

取り回しが面倒だと感じました。

とはいえ、モバイルメインで充電くらいでしか電源に接続しないといった場合はあまりデメリットにもなりえないかなと思います。

モバイルバッテリーで充電できない

2つ目のPD対応とは、USB Type-CでノートPCを充電できるようにしてほしかったということです。

昨今のモバイルノートPC市場は、『モバイルバッテリーで充電できる』という強みもあって売れている側面もあり、その点をカバーしてくれたら100点でした。ぶっちゃけ電源の問題は些末なことだと思ってます。

バッテリーの連続駆動時間がかなり長いため、日中利用した程度ではバッテリー切れの心配はありませんが、不意に作業したいとなったときにモバイルバッテリーで充電できたほうが安心です。

外付けストレージとの接続方式が弱い

3つ目、クリエイター向けのノートPCとして販売しているのに、外付けストレージとの接続手段が、USB 3.0 Type-Cというのはちょっと心もとないかなと。

というのもクリエイターは高速で読み書きできる外付けのSSDやSDカードを多用するから。

USB3.0でも実用的には十分ではあると思うのですが、この価格帯のモバイルノートPCと比較するとポート類が見劣りするかなといった感じ。

これだけパフォーマンスが出るだけにもったいない。

とはいえ、DAIV-NG4300に対しての個人的な評価はかなり高いです。

DAIV NG4300シリーズ|持ち運びできるクリエイター向けノート

公式サイトで確認

なお、価格や仕様は記事執筆時のもので変更となる恐れがあるため、必ず公式ページで確認をお願いします。

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