XPS13 2in1 コンバーチブルノートPCをメーカーよりお借りしたので検証結果と僕の感想をお伝えいたします。
デル 13 2in1コンバーチブルの特徴
thunderbolt 3 2ポート搭載でコンパクト
映像出力や既存のUSBをUSB-C(Thunderbolt 3)に対応させることで、ボディ本体を小型化しています。
アルミ筐体で非常にスタイリッシュでかっこいい・本体の厚さは最厚部は11.2mmで指先と同じくらいの厚さしかない。
2in1コンバーチブルで様々なシーンに対応
2in1コンバーチブルノートPCなのでノートブックモード、タブレットモード、テントモードなど、ビジネスシーンに役立ちそうな形態にトランスフォーム可能です。
第10世代CPU搭載でパワフルに
2019年から2020年にかけて発売されたモデルはインテルの第10世代CPUを搭載しています。
2019XPS13モデルの簡易スペック | ||
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グレード | CPU | メモリ |
スタンダード | Core i3 1005G1 | 8GB |
プレミアム | Core i5 1035G1 | 8GB |
プラチナ | Core i7 1065G7 | 16GB |
プラチナ(UHD大容量) | Core i7 1065G7 | 16GB |
XPS13 2in1(7390)は上記のようなスペックで、UHD=4K(3840×2400)となっています。
オンボードでのちのちメモリーを増設することができないため、予算に余裕がる場合は大容量モデルをお勧めしたいです。
XPS 13 2-in-1
検証機のスペック
検証機 | XPS 13 2in1 (7390) |
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モニター | 13.4型UHD(3840×2400ドット)グレア |
CPU | Core i7 1065G7 |
GPU | Intel Iris plus graphics |
メモリ | 16GB(オンボード) |
ストレージ | 512GB(NVMe) |
インターフェース | USB-C(Thunderbolt 3)×2/microSDカードリーダー/オーディオコンボジャック |
無線通信機能 | Killer AX1650 (2×2) built on インテル WiFi 6 + Bluetooth 5.0 |
サイズ/重量 | 296×207×7-13mm/1.33kg |
保証期間 | 購入時から1年間引き取り修理 |
XPS 13 2in1はThunderbolt 3を2ポートとmicroSDカードスロットという非常にシンプルなインターフェースです。
充電もUSB-Cで行います。持運びが楽で充電器が小さい点は非常に良いと思います。
拡張性を確保するためデルでは基本アクセサリーも用意しています。
性能の検証
Cinebench R20
Cinebench R20の総合スコア | |
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Legion Y540 17 Core i7 9750H | |
m-Book K700 Core i7 9750H | |
Dell G7 17 | |
Surface Pro 7 Core i7 1065G7 | |
Prestige 15 Core i7 10710U | |
Surface Laptop 3 13.5Core i5 1035G7 | |
XPS 13 2in 1 Core i7 1065G7 |
CPUのレンダリングスピードを計測するCinebench R20では、1284ptsという結果でした。XPS 13 2in1はパフォーマンスを求めるというよりは、総合力で勝負するモバイルノートPCなので、性能が低いからといってダメというわけではないのですが、ややほかのPCに劣る結果となりました。
FF14
軽量のゲームタイトルファイナルファンタジー14は普通に動かせてしまう程度のグラフィックパフォーマンスです。画像編集用としてのパフォーマンスは十分だと思います。
ファイナルファンタジー14を30分間連続駆動させた際のPC内部の温度です。
ベンチマークスコアは伸びませんがCPUの温度はコントロールされておりパフォーマンスを維持し続けられる構造になってると思われます。
その際のPCの表面温度は、44.6℃でした。比較的高めの温度です、動画編集やゲームのプレイをしている間はキーボードには触れないほうが良いでしょう。
SSD・HDD
メインストレージはhynixのNVMeSSDでした。起動ドライブとして利用するのであれば全く問題ないと思います。
東芝製のNVMeSSDを搭載していました。モバイルノートPCに搭載されているSSDとしては読込速度は比較的高速だと思います。
XPS 13 (7390)2in1の性能まとめ
Iris Plus graphicsにより、画像処理系のパフォーマンスが高まっているため、軽量クラスのゲームならプレイ可能なほどです。
CPUの温度は比較的コントロールできていると思いますが、ベンチマークのスコアに跳ね返ってこないため、過度な期待は禁物ですが、クリエイティブな作業にも耐えられると思います。
外観・デザインについて
アルミ削り出しボディの本体は高級感があります。本体カラーはホワイトで、スタイリッシュなフォルムだと思います。
キーボード面はグラスファイバー素材を重ねて作られた素材で、パームレストの肌触りがとても良いです。
ヒンジ部やサイド部はダイヤモンドカット仕上げが施されています。見栄えだけでなく、コネクタ部の傷を防止してくれる設計です。
XPS 13 2in1のヒンジ部は荷重がかかっても、パソコンの開閉角度がかわってしまうことがなく、可動域は広いけれど、グラつきもなく安定しています。
本体重量は実測値で1.3kgほどでした。
従来のノートPCと同等クラスの重量です。アルミボディであることを考えれば一般的ですが、マグネシウム合金製のものと比較するとやや重たいといった程度。
個人的にはこのクラスの重量までなら持ち運びしやすいといえる水準なので特に問題はないかな、と。
モニター
画面占有率90%オーバーのディスプレイで没入感が高いです。ゴリラガラスを採用しているため傷に強く持ち運んだ時にも安心。
色域・トーンカーブ
XPS 13 2in1の強みは液晶モニターの品質にありまして、非常にきれいなトーンカーブでした。RGBの線が一本の自然な色合いのモニターで、モニターだけでも非常に価値のあるPCです。
XPS 13 2in1(7390)の色域 | |
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sRGBカバー率 | 100% |
色域はウェブコンテンツの基準値sRGBを余裕でカバーしている色域、DCI-P3のシネマカラーの90%ということで映像視聴の際に細かい色の違いまで見分けることができるかもしれません。
キーボード
検証機はUS配列のキーボードでした。JIS配列(日本語配列)ももちろんありますが、US配列はキー自体を少なくできるという利点がありまして、エンターキーやシフトキーやスペースを横長にできるので打ちやすいです。(普段僕は英字配列で利用しています)
キーのストロークは実測値で1.2mmほど、ノートPCの中では浅めです。高性能モバイルノートPCはストロークを浅くするのが流行りなので、まぁいいと思います。実際に打ちやすいし。
XPS 13 2in1(7390) 評価とまとめ
2019年モデルなので価格が下がったらチャンス
2019年モデルなので2020年モデルが発売されたら価格は下がると思いますが、第10世代CPUを搭載しているので、2-3年は現役マシンとして使えるレベルのパフォーマンスですので、価格が安くなった際に購入検討するのはありだと思います。